朝になり、朝食を済ませようと食堂へ足を運んだ。
そこには、もう他のウマ娘が談笑しながら朝食を取っていた。あとからタイキ、ウララ、シービーが一緒に入ってきた。
タイキ「グッモーニン!トレーナーさん!」
ウララ「おはよー!トレーナー!」
シービー「いい朝だね、トレーナー♪」
佐竹「みんな、おはよう!すいませんシービー二人を起こしに行ってもらって」
シービー「いいよ、アタシとトレーナーの仲でしょ♪」
朝食を食べ終え、二人の練習はシービーに任せて、スカーレットを探した。
もしかしたら、担当が決まっていると思うが他のトレーナーに聞いてみた。
佐竹「すいません。ダイワスカーレットって、もう担当は決まったんですかね?」
中堅トレーナー「いや、止めておいた方がいいぞ」
佐竹「何でですか?」
中堅トレーナー「一着への、拘りが強すぎる。それにウオッカの入れ込み方も異常だ」
佐竹「じゃあ、決まってないんですね。失礼します!」
中堅トレーナー「おい、お前!……変わった奴だな」
スカーレットが何処にいるか隈なく探した。そして坂路コースで練習しているスカーレットがいた。
ダスカ「一番じゃッ、一番じゃなきゃ意味無いのよッ!!」
スカーレットはひたすらに、坂路コースを往復していた。疲労が溜まっていても、がむしゃらに練習を続けていた。そして……
ダスカ「はぁ、はぁ……うっ」ドサッ
スカーレットは、オーバーワークにより倒れてしまった。直様保健室に運び休ませた。スカーレットが目を覚ますまで、看病し夕方にようやく、目を覚ました。
ダスカ「はっ!あれ?何であたし……保健室で?」
佐竹「単純なオーバーワークだよ。朝から夕方まで、ぐっすり寝てたぞ。大丈夫か?」
ダスカ「アンタは?トレーナー?」
佐竹「練習場に来たら直ぐに、倒れたから保健室まで運んだ」
ダスカ「ありがとう...迷惑かけたわね。それじゃ」
佐竹「なぁ、スカーレット何でティアラ路線で走らないんだ?」
ティアラという、言葉が気に障りスカーレットは急に……。
ダスカ「アンタも、それなの!?いい加減にして!!」
ダスカ(ウオッカに、勝たなきゃ意味ないのよ!)
中堅トレーナーがそういえば一着の拘り、ウオッカへの執念、これが原因なのか?
佐竹「もしかして、ウオッカか?」
ダスカ「何で……」
佐竹「他のトレーナーが噂してた……」
ダスカ「あいつに、勝たなきゃ意味なんて……」
佐竹「見返してやればいいだろ、ウオッカに。他のレースでウオッカより、勝利数を上げれば悔しがると思うぞ。ウオッカの悔しい顔、見たいだろ?」
ダスカ「見たい……」
佐竹「だろ?別にウオッカに勝つだけが、全てじゃない。いい勝負をする事に意味がある」
ダスカ「そう、ね。冷静に考えれば、わかることだわ。気づけて良かったわ、ありがとうトレーナー」
佐竹「でも、それに気づけて反省も出来てる。偉いな、スカーレット……」
ダスカ「ッ!?///」
ダスカ(ただ、褒められただけなのに何で……///)
佐竹(よかった、少しは気持ち軽くなったかな)
佐竹「それで何だけど、スカーレットはまだトレーナー付いてないよな?」
ダスカ「そうだけど……」
佐竹「よかったら、俺の担当ウマ娘になってくれないか?」
ダスカ「ッ!?し、しょうがないわね、なってあげてもいいわよ///」
ダスカ(何で嬉しがってんのよ、アタシ///)
佐竹(言ってる事と、心の中、違過ぎない!?)
佐竹「あ、ありがとう。うちのメンバースカーレットで、三人目なんだけど今後の出走目標を決めたいんだ」
ダスカ「いいわよ。今なら何でもできそうだから」
スカーレットの出走目標を二人で考え。
・チューリップ賞 GⅡ
・桜花賞 GⅠ
・オークス GⅠ
・トレーニング期間(休息)
・ローズステークス GⅡ
・秋華賞 GⅠ
・エリザベス女王杯 GⅠ
佐竹「やっぱり、ティアラは要らない?」
ダスカ「何言ってんのよ。一番を取ってウオッカに、吠え面かかせてやるんだから!」
佐竹「じゃあ、これでいいね。明日から、本格的に始めるからこれからよろしく、スカーレット」
ダスカ「えぇ、よろしくトレーナー!」
明日から、シービーも入れて四人でトレーニングしていくことをスカーレットに伝え、しっかり休むように言い別れたのだが……
佐竹「あの、ルドルフさん……何してるんですか?」
ルドルフ「ルナって言って……」
佐竹「う~ん……ルナ、さん何してるんですか?」
ルドルフ「やあトレーナー君、奇遇だね。まさに、合縁奇縁、不思議な巡り逢わせだな!」
佐竹「突然ですね...話が終わるまで、陰で待ってたじゃないですか!?」
ルドルフ「それはそうと、トレーナー君頭を撫でてはくれないか?」
ルドルフ(キスしたい……)
佐竹(大丈夫かなぁ、この会長……キスは出来ないから撫でるだけならいいかな……)
佐竹「な、撫でるくらいなら、大丈夫ですよ」
ルドルフ「では、存分に撫で回してくれ!」
そして、頭に手を置き撫でた。
ルドルフ(あぁ~///満たされる///)
佐竹「あの、ルナさんもういいですか?」
ルドルフ「まだだ、まだ駄目だ私が良いというまで、続けてくれ!」
かれこれ、一時間は撫で続け会長の顔はどんどん蕩けていった。色々ヤバかった。
ルドルフファンの皆様許してください。