ゲラート・グリンデルバルド成り代わり主がDC世界でスーサイドスクワッドに入る話   作:抹茶アイス大好き

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取り敢えず、スーサイド・スクワッド(デヴィッド・エアー監督)を書いてみました。
この作品を見てえっ、ジョーカーが出てくるの!?ってなりました。


誤字の報告、感想、お気に入り登録ありがとうございます。


スーサイド・スクワッド
プロローグ的な奴 


side アマンダ・ウォラー

 

ウォラーは怒り狂っていた。

というのも、つい先ほどまでは間違いなく上機嫌だったであろう。

 

自分が進めていたメタヒューマンに対抗する部隊、特殊部隊(タスクフォース)Xのプレゼンが上手くいったからだ。

無論、犯罪者を使うことに上層部は難色を示した。

だが切り札の一つ、魔女エンチャントレスの力を示せばすぐに首を縦に振った。

 

問題はそのエンチャントレスがこちらの指揮下を離れたことだ。

元々、地下鉄で起こった謎の生命体によるテロを解決するつもりで送ったというのに、逃げ出すだけに飽き足らず敵に回るとは思ってもみなかった。

もはや、こちらが持つ心臓はエンチャントレスの脅しの材料になりえない。

 

挙句の果てには一緒に送った軍隊も壊滅。

軍人は殺されるか敵の傀儡にされてしまった。

敵があふれかえっているこの状況では都市を脱出するどころかこの指令室を出ることすらままならない。

 

これらの責任が自分にあると知られればこれまで積み上げてきたものがすべて崩れる。

あの男に頼るのは業腹だが背に腹は代えられない。

相手はあの魔女、魔法使いと呼ばれた男に相応しい相手だ。せいぜい相打ちになることを期待しよう。

 

携帯を取り出すと、一人の男に電話をかけた。

 

 

 

 

 

ヨーロッパのとある廃墟、そこはとある国際手配されているテロリスト達の牙城だった。

 

しかし、今やそのテロリスト達は虫の息だった。たった一人の男の手によって。

 

白髪をオールバックにし、上品にローブを着こなした老人だった。

 

その老人は、廊下に積み重なる死体を踏み越えながら廃墟の最後の部屋に向かう。

老人の手には木でできた杖が一本あるだけで、あとは腰に銃を下げているだけだった。

 

老人がその杖を振るうと固定されていたはずのドアが吹き飛び、部屋の中には怯えた表情の男が一人いた。

男は銃を向けるが杖から飛び出した閃光が銃を吹き飛ばす。

男が怯えながら怒鳴る。

 

「なんなんだ、お前は!なんでここが分かった!ここは──」

 

「ここは、衛星にも見つからないよう隠されている場所なのに──か?」

 

老人は鼻で笑いながら杖を男の心臓に向ける。

 

「ま、待て。待ってくれ、降参だ。降参する。大人しく捕ま──」

 

「その程度の覚悟で随分とふざけたことをしたな」

 

緑の閃光が光り、男はもの言わぬ骸へと変わる。その表情は恐怖でひどく歪んでいた。

 

老人はゆっくり杖を下ろし一息つく。

すると静まり返った室内に、電話の着信音が鳴り響き老人はポケットから古い型の携帯を取り出す。

 

「もしもし、何か用か?」

 

『えぇ、そうよ。特殊部隊(タスクフォース)Xとしてのね』

 

「ほう、何かあったか?」

 

『都市の地下鉄で武装集団によるテロが発生したわ。今すぐミッドウェイ・シティ空港で部隊と合流し、任務に就きなさい』

 

「任務についての詳細は今、聞けるか?」

 

『いいえ、リッグ・フラッグ大佐から聞きなさい。あと、くれぐれも正体がばれないようにしなさい』

 

「了解した。では、これから向かう」

 

老人は通話を切るとバシュッと音と共に死体だらけの廃墟から姿を消した。

 

 

 

ミッドウェイ・シティ空港

 

避難民で溢れるそこではリッグ・フラッグ大佐の指揮のもと、極悪の犯罪者たちが装備を整えていた。

 

百発百中の殺し屋、デッドショット

ジョーカーのいかれた恋人、ハーレイ・クイン

ぬいぐるみフェチの強盗犯、キャプテン・ブーメラン

炎の悪魔を身に宿す男、エル・ディアブロ

真逆に進化した男、キラー・クロック

縄を操る暗殺者、スリップ・ノット

 

彼らは、減刑を条件に集められた特殊部隊(タスクフォース)Xのメンバーである。

彼らは部隊の設立者であるアマンダ・ウォラーの命令のあと、リック・フラッグ大佐に率いられヘリへと乗り込んでいた。

 

そこにスーツを着た男が近づいてくる。場違いな格好だがその手に持つ銃が彼も関係者であることを示していた。

確認のため、メンバーを先にヘリに乗らせフラッグが話しかける。

 

「なんだ?あんたもこの任務の関係者か?」

 

「あぁ、監査官として派遣されたバーテミウス・クラウチだ。よろしく頼む」

 

差し出された右手を無視しフラッグは訝し気に問う。

 

「そんな話は聞いていない。そもそもお前、戦えるのか?」

 

「この形でも人並みには戦える。話についてはお前の上司に話せば分かるはずだが」

 

上司に話せば分かると言われフラッグはウォラーに通信を繋げ、連絡を取る。

 

「おい、ウォラー。バーテミウス・クラウチとかいう男が監査官としてこの任務に参加すると言っている。間違いないか?」

 

『クラウチ?フラッグ、その男の顔を見せなさい』

 

カメラを向けるとクラウチは、先ほどのにこやかな笑顔とはまるで違う不敵な笑みを浮かべ手を振る。

 

「ウォラー、部隊の出発には間に合ったぞ。キチンとお前からの依頼も守ってな」

 

『……えぇ、間違いないわ。その男も連れて行きなさい』

 

「了解した」

 

通信を切ると、今度はフラッグが手を差し出す。

 

「さっきはすまなかったな」

 

「いや、連絡がキチンと伝わってなかったんだろう。それで、今回の任務は?」

 

「知らないのか?」

 

フラッグが驚いた様子で聞くがクラウチは仕方なしというように肩をすくめる。

 

「彼女のことだ。無茶ぶりなんていつものことだろう」

 

「……今回の任務は重要人物の救出及び護衛だ。早く乗るぞ」

 

フラッグはざっと任務内容を教えるとクラウチと共にヘリへと乗り込む。

 

「誰よそれ」

 

「バーテミウス・クラウチだ、監査官という名目で参加する羽目になった」

 

傍若無人なハーレイの問いににクラウチは座りながら答えていると一人の女が飛び立とうとするヘリに乗り込んでくる。

 

「遅いぞ」

 

「用があった」

 

遅刻を咎めるフラッグだが特に気にした様子を見せない女にすぐに諦めをつけ、声を張り上げ女の紹介を始める。

 

「彼女はカタナ、俺の護衛だ。一太刀でお前ら全員、真っ二つだ。斬られると魂が日本刀に吸い取られるぞ」

 

微妙な顔をする面々を代表してクラウチが声を上げる。

 

「あー、フラッグ大佐。君、もしかしてそういうのは苦手か?」

 

「どういうことだ?クラウチ」

 

「いや、気にしてないならいいんだ」

 

「あんた、監査官にしちゃあ面白いな」

 

笑いながら言うキャプテン・ブーメランにつられ機内は笑い声に満ちる。

フラッグがクラウチを睨むが、クラウチはどこ吹く風とその目線を無視する。

それを見たカタナが刀に手を当てる。

 

「斬るか?」

 

「おいよせ、そいつは監査官なんだ。問題を起こすと面倒だ」

 

カタナがクラウチを睨みながらフラッグに問いかける。

 

「……そいつは特殊部隊(タスクフォース)Xの人間じゃないのか?」

 

「……?そいつは監査官として派遣されたと言っていたぞ」

 

「そいつからは多くの者を屠ってきた人間の匂いがする」

 

カタナが疑うように言うと、クラウチが笑いながら嘘を認める。

 

「監査官というのは嘘だな。まぁ、少し考えれば分かる話だ。ウォラーの奴が直接、見張っているのに監査官なんて送るわけがないだろう」

 

ケラケラ笑うクラウチに、今度はフラッグへの嘲笑に包まれる。

 

「あんた、メタヒューマンか?」

 

デッドショットがクラウチに問いかける。

 

「おや、どうしてそう思う。私だって銃を持っているだろう?」

 

ひらひらと拳銃を見せるクラウチをデッドショットは鼻で笑う。

 

「銃を武器にする奴にしちゃあ、銃の扱いが雑過ぎる。何か別の能力があるだろ」

 

浮かべていた笑みを消したクラウチは対面に座るデッドショットにスッと顔を近づける。

 

「君は………賢いな、少なくともそこの軍人よりは」

 

「まあな、あんたも人を見る目があるな」

 

二人はニヤリと笑うと互いに握手を交わす。

クラウチが犯罪者たちと慣れ合う中、部隊を乗せたヘリは都市へと入っていった。

 

 

 

side ゲラート

 

テロリスト(クズ)共をぶっ殺しまくって、久しぶりのゲラート無双ムーブが出来た私は超上機嫌だった。

 

テロリスト共の銃弾を盾の呪文で弾きながらゆっくりと、そう()()()()と歩いて近づいていくときの敵の表情が最高すぎる。

あの「なんで銃が効いてないんだ!?」て感じに表情が歪んでいくのを見ていると心が満たされるんじゃあ~。

 

ちなみに最近は銃を使うのにもハマってます。

シャバに出たからには新しいことも始めなきゃね。

まぁ、全然当たんないからとっとと魔法使うんだけど。

 

そうやってまた一つテロ集団を壊滅させていた私に初めての特殊部隊(タスクフォース)Xの任務が来た。

というより、特殊部隊(タスクフォース)Xの最初の任務だ。

任務内容はあとで教えてもらうとして、正体は隠せと言われたのでサクッと変装してミッドウェイ・シティ空港へと向かう。

 

ということではい、空港に到着しました。

最初は姿現しで行こうと思ったんだけどね、やっぱ遠すぎて無理でした。

やっぱ時代は移動(ポート)キーだね。慣れれば着地もお手の物。

 

あとは、リック・フラッグ大佐を探すだけなのだが……どこにおるんじゃ?

リック・フラッグくーん、手を挙げてくださーい。

空港が避難民やらなんやらで溢れかえっていて中々見つけられない。

 

正直、リック・フラッグ大佐については顔と前評判しか知らない。

なんでも、最強の軍人だとか。

そんな奴を探すにしても、人を探す魔法なんて知らないしなぁ。

あー面倒くさ、取り敢えず軍人が集まってるとこ行ってみよ。

 

はい見っけ。

簡単に見つけれて逆にびっくり。

まあ、普通に考えたら凶悪犯が集まってんだから皆警戒するよね。

 

てか、もう部隊がヘリに乗り込もうとしてる。

慌てて小走りで近づくとフラッグ大佐が気づいたのかこちらに近づいてくる。

 

いやー、間に合ってよかったよ。え?お前は誰かって?

まぁ、適当に監査官として派遣されたって言っとこ。

名前は……役人だしクラウチでいいや。

 

そういえばクラウチって原作だと普通に死んじゃうけど結構縁起が悪かったりする?

……まっ、いいか。

 

てか、リック・フラッグ大佐めっちゃ疑ってくるんだけど。

ねぇ、ウォラーさん。ちゃんと話通した?

 

取り敢えずフラッグ君はウォラーに確認を取るらしい。

おう、早くしてねー。

 

『クラウチ?フラッグ、その男の顔を見せなさい』

 

やっべ、そういえばウォラーにどんな変装するか言ってなかった。

さっきは文句言ってすみませんでした。

取り敢えずちゃんと来ましたアピールしとこ。

 

誤魔化すように笑って手を振ったが無事向こうも私が誰か分かったらしい。

他の面々も準備が出来てるらしいし顔合わせ、行ってきまーす。

 

とワクワクしていた私だがこいつら個性が強すぎる。

 

ハーレイちゃんはルックスはすごくいいのに頭のネジが全部外れてる。

しかもこの子、開心術で覗いたらジョーカーとかいう男への愛で溢れてる。

その愛は純愛というより狂愛という言葉の方がお似合いだ。

ちょーっと近づきがたいかなぁ。めっちゃいい子っぽいけど。

 

チラリと視線を横に向けるとキャプテンブーメランが女の子が好きそうなユニコーンの人形といちゃついている。

おいマジでやめろ。うぇ、吐きそう。

ああいうのは可憐な女の子がやるから絵になるのであって、髭面の強盗がやったら完全に事案だ。

この光景に年齢制限をかけるべきだろう。R15+くらいで。

 

最後に、ネタ枠のデッドショット君。

いや、別に彼自身がネタ枠ってわけじゃない。

私に銃の扱いを指摘してきたことからもかなりの腕なのは分かる。

それに、頭のネジがちゃんと締まってる常識的な人間だ。だってちゃんと会話が出来てる。

たださぁ………デッドショットって何よ(笑)

死の弾丸?中学2年生が考えたのかな?

まあ、分かりやすくはあるけど自分で名乗るのは恥ずかしいからやめときな。

 

その他にも個性的な面々に加え、護衛のカタナとかいう不思議ちゃん。

日本人のようだけど勘がすごくいい。

匂いがするってどういうことなんだろう?死臭ってやつなのかな?めっちゃ気になる。

 

ともかく彼女の発言もあって、フラッグ大佐からは結構、警戒されてるっぽい。

確かに嘘を言って近づいたのは悪かったけど、ウォラーが許可してる時点で一応は味方でしょ。

 

というか、フラッグ大佐は犯罪者が大嫌いみたいでめちゃくちゃ感じが悪い。

お陰で機内の空気は最悪。君さぁ、嫌いな相手でも手を組むときは組もうよ。

本当にコイツ何なの?最強の軍人って聞いてたけど、世渡りとか下手なの?

 

全く、なんで私こんな連中との任務、受けちゃったかなぁ。

 

取り敢えず、暇だし駄弁ろ。

へーい、キャプテン・ブーメラン。気持ち悪いから、ぬいぐるみといちゃつくのやめて。

 

 

 




今後も月一くらいのペースで更新するつもりなのでよろしくお願いします。
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