ゲラート・グリンデルバルド成り代わり主がDC世界でスーサイドスクワッドに入る話 作:抹茶アイス大好き
新生活とかで忙しくて遅れました。前回更新が半年前ってマジか。
それと唐突なのですがこの作品の3話以降のタイトルはその話の中の単語を適当にとってます。皆も探してみてね。
今回はあとがきがちょっと長めです。
ビルへと突入した救出部隊。閑散としたロビーにフラッグの鋭い指示が飛ぶ。
「エレベーターは使うな、階段で行く」
敵が待ち伏せている可能性が十分にあるこの状況、エレベーターという人数が限られ閉ざされた空間を避け階段で上を目指すのは当然の選択だった。
ぞろぞろと周囲を警戒しながら階段へ進む面々。
チーン
((((…………ん??))))
しかし響き渡った軽い電子音に全員の思考が一瞬止まる。
銃撃音や爆発音、バケモノの声ならまだ分かる。しかしそのような場違いな音は意識外だった。
咄嗟に全員が音の出所に目を向ける。そこにはエレベータに乗り満面の笑みでこちらに手を振るハーレイの姿があった。
「バイバーイ」
「追いかけろ!!」
激昂したフラッグ。そして、特殊部隊Xも含めて救出部隊の隊員の意見が初めて満場一致した瞬間だった。
各々が思い思いに罵倒しながらハーレイを捕らえるべく追いかける。
そんな集団の先頭を走るフラッグはハーレイの逃亡を防ぐべく必死だった。
無論、ハーレイの首の爆弾を起爆させればハーレイの逃亡は防げる。任務が始まってすぐのフラッグならこの状況、間違いなく起爆スイッチを押していただろう。
しかし特殊部隊Xは、先ほどの戦闘で自分たちが戦力として信頼に値すると証明した。何よりフラッグは命を助けられている。
いかに犯罪者を毛嫌いしていようとも、善悪二元論に当てはめるのなら善人であるフラッグは命を助けられておいて恩を感じぬほどの
そうして階段を駆け上がること数分後、救出部隊はどうにかハーレイよりも先にエレベータで昇れる最上階にたどり着いていた。
そして特殊部隊Xの面々やカタナ、フラッグが各々の武器をエレベータに向けていた。当然、全員が憤怒の表情を浮かべている。
そんな中、妙に耳に残っている機械音とともにハーレイが姿を現す。
「ヤッホー、元気?」
予想以上の熱烈な歓迎に、表情を引きつらせるハーレイに正面にいたデッドショットが問い詰める。
「そういうお前はどういうつもりだ?」
「別に?エレベータの方が早いんだし皆も乗ればよかったのに」
「快適な乗り心地とは言えないみたいだけどな」
ハーレイの降りてきたエレベータに視線を向ければ、バケモノの死体が転がりガラス張りの壁は砕け散っている。誰の目にも一目瞭然な戦闘痕だった。
「そゆこと」
独断専行の報いは受けたと暗に告げると、武器を構える面々の隣をすり抜けるハーレイ。
エレベータ前に残された面々も顔を見合わせるとそれに続く。
このフロアの渡り廊下から別棟に移動し、救出対象の部屋を目指す。
その手筈で進もうとする面々だったが、その歩みはすぐに止まった。
「………いるな」
ぽつりとクラウチの放った呟きが静かなフロアに響き渡る。
フロア自体は、極ありふれたオフィスだ。しかし、明らかに空気が違う。
仮に野生動物がいればそれを感じ取り警戒を露わにし、カラスたちは凶兆を告げるが如く鳴くであろう。
それは人類といえど変わらない。文明の庇護下で失われかけた、なけなしの危機察知能力が告げる。
ここは危険だ、と。
しかし、自分たちはここを通らなければならない。
任務に縛られた救出部隊の軍人たちは、本能を理性で抑え込み覚悟を決める。
それは、犯罪者の集まりである特殊部隊Xの面々も同じだった。
デッドショットが先ほど以上の戦いを覚悟し仕事用の白いマスクを被る。
そのマスクは云わば殺しの前のルーティーンのようなものだったが、その意図が伝わることは無かった。
「何それ?」
「仕事用のマスクだ」
「キッモ」
「あ゛!?イケてるデザインだろ、なぁ?」
デザインを嗤うハーレイがおかしいのだと、同意を得ようとするデッドショットだったが誰一人として同意する者はいない。
学のないブーメランでさえ失笑し、クラウチに至っては痛々しいものを見たかのように哀愁の漂う視線を向けていた。
部隊の間で張りつめていた空気が緩んだ、その瞬間だった。
突然、救出部隊の背後の天井板が落ちる。
「キシャアァァァァァ」
「上だ!!」
バケモノが天井を破りながら次々と救出部隊に飛び掛かる。
それと同時に救出部隊の目指す渡り廊下から猛然とバケモノたちが迫りくる。
「マジかよ!?」
明らかな連携攻撃。
ブーメランが驚きの声を上げるが、背後の敵はデッドショットとフラッグが対処していく。
渡り廊下からの敵も軍人たちが銃弾を浴びせ撃破する。
しかし、ここでオフィス特有の入り組んだ構造がバケモノの奇襲を援護する。
光源の限られた暗いフロア。置かれた机や衝立といった障害物によって視界は狭められ近接戦を強いられる。そんな状況での頭上からの奇襲。
視線が下に向かないのはある意味、必然だった。
「ぐぉ」
机の下をわざわざ匍匐したのだろうバケモノに足を引っ張られ体勢を崩されるフラッグ。
そのあとに待っていたのは先ほどと同じ光景だった。
「この、離せ!」
「またフラッグだ!」
「またフラッグなのか!?」
またまた、バケモノ数体に引きずれるフラッグ。
さすがに2度目となると誰しも思うところがあるのだろう。ハーレイやキラークロックはあからさまに嫌な顔をし、護衛のカタナですら舌打ちをしながらフラッグを囲うバケモノを倒しにかかる。
不意打ちを狙うバケモノもクラウチが机ごと外へ弾き飛ばし一掃する。
そうしてまたフラッグを助け出した特殊部隊X。
さすがにこれ以上フラッグを助けるのは御免だった。
「フラッグを囲め!」
デッドショットの指示に特殊部隊Xは初めて全員従う。
クラウチ、ブーメラン、キラークロックがフラッグの後ろを、カタナ、ハーレイ、デッドショットが前を固める。
まるで、厳重に護衛された要人でもいるかのような光景。しかし実態は、護衛しているのが犯罪者、要人は軍人という何ともチグハグな光景だ。
「突っ切るぞ!」
次々と襲い掛かるバケモノたちをいちいち倒していてはキリがない。ならば、このままフラッグを守りながらの強行突破が最良。
銃弾が飛び交う中、立ちはだかるバケモノを薙ぎ倒しながら走る。
途中、何人かがバケモノに倒されていくがそれを助けることはできない。軍人たちは仲間の死を悔し気に、犯罪者たちは平然と受け止め走る。
そうして渡り廊下に出て、広がった視界に写ったものはこちらに向けて並べられた銃口だった。
今までとは乱雑な攻め方などではない、規律された軍隊のように並んだバケモノたちがこちらに向けてしっかりと銃を構えていた。
それを視界に入れた隊員たちの表情が凍り付く。
「え?」
と間抜けな声をあげた兵士の体には次の瞬間、穴が開くことになった。
次々と火を噴くバケモノの銃口。誰もが他人を気にする余裕などなく、自分の身を守るべく物陰へと飛び込む。唯一の例外は、フラッグを庇うように伏せたカタナだけだった。
バケモノたちの張る弾幕に動くことすらままならない救出部隊。
しかしバケモノたちにとっては絶好のチャンス。
最初に標的になったのは、隋一の膂力でバケモノを屠ってきたキラークロックだった。
そもそも、キラークロックの強みは水中戦にある。
水中になれば動きが鈍る動物が多い中、機敏な動きとその膂力を生かした戦い方はとてつもない脅威だった。
しかし真逆に進化した男の動きは地上では凡庸なものへと成り下がる。
そしてそれは彼の人より大きめの図体が的へとなり下がっていることと同義であった。
物陰に隠れるのが遅れ銃弾を受けた体は、大きく体勢を崩す。そこをハイエナのように襲い掛かるバケモノたち。
バケモノたちに死への恐怖などない。あるのはフラッグを連れ去るということと敵を倒せという命令だけ。
そして、敵を倒すためならば何でもする。例え自分自身を道連れにしようとも。
「グルアァァァァァァァ!!」
向かってくるバケモノをキラークロックは叫び声と共に大振りの拳で殴り飛ばす。
一体や二体程度なら自慢の膂力でどうとでもなっただろう。しかし、被弾によるダメージと崩された体勢へのバケモノたちの渾身の体当たりは彼を限界まで追いつめていた。
バケモノたちが次々と引きずり倒すように絡みつき、グラリとフード付きコートを身にまとった体が致命的なまでに傾く。
吹き抜けの渡り廊下。外界とそれを阻むガラス壁はすでに流れ弾で砕け散っていた。
それでもと必死に振り回した腕が体を支えるものをつかむことはなかった。
そうしてキラークロックの姿は夜の闇へと叫び声とともに消えていった。
side デッドショット
キラークロックが落ちた。それを皮切りに次々と生き残っていた救出部隊へ襲い掛かる銃弾がより力を増したように感じる。
たとえ、その銃弾を避けるべく隠れてもバケモノの接近を許しナイフで刺され、道連れにされ落とされていく。
また一人、軍人が断末魔を上げながらバケモノたちとキラークロックの後を追っていく。
ブーメランは、ナイフを胸に突き立てられ声を上げることなく倒れ伏した。
クラウチには何体ものバケモノが覆いかぶさるように乗りかかり、ハーレイには余裕のない悲鳴を上げながらバットを振るう。
続々と数を減らしていく味方。圧倒的なまでの多勢に無勢。
ここまでかと諦めが心を包み、クラウチに死ぬなと煽った自分を嗤う。
死に対する恐怖はない。
思い返せば奇妙な人生だった。
自分の鍛え上げた射撃スキルは真っ当な使い方をすれば名誉を手にすることだってできただろう。
だが現実では裏社会に殺し屋として名を轟かせている。そのことに後悔はない。だが、娘に誇れる職ではないのは確かだ。
そこで、ふと娘の顔が思い浮かぶ。
最後に会ったのはこの前のクリスマスだった。
よりにもよって
優しい子だ。自分の娘というのが信じられないほどに。
だが、自分が死ねばどうなる?
あの子に残るのはあのどうしようもないくそったれな母親だけだ。
ふざけるな
諦めかけていた心に再び火が灯る。
まだ死ねない。確かに自分はフラッグが言った通り金さえ積まれれれば何でもやるクズだ。
だがそんなクズにも譲れないものがある。
まだ、まだ娘を一人にするわけにはいかない。
生き残らなければ。生きてあの子のもとに帰らなければ。
一縷の望みをかけてこの場で唯一、戦っていない男に掴みかかる。
「今すぐ能力を使え!ディアブロ!!」
どう見ても人にものを頼む態度ではない、明らかな恐喝。
しかし、なりふり構う余裕はすでになかった。
ディアブロを見る視線を動かすことなく、自分に向かってくるバケモノを腕に付けた銃でなぎ倒す。
しかし、ディアブロは死が迫ってきているこの状況でも頷かない。
「断る!」
「この腰抜けが!!」
頑なに能力を使おうとしないディアブロ。そんな彼に対しデッドショットの脳内では、できればやりたくないある考えの実行が現実味を帯びてきていた。
それは怒らせるということ。
ディアブロについて広く知られていることは、彼を怒らせるなということ。
刑務所で囚人たちがディアブロを怒らせた結果、20余名が皆殺しにされた話はあまりに有名だった。
いや、やるしかない。
その結論に至ったデッドショットの次にした行動はあまりにも稚拙だった。
嵌めていたグローブを外すとディアブロの毛根のない頭をペチペチと音を立てて叩く。
「は?」
ポカンと間の抜けた顔を晒すディアブロ。
自分も何をやっているのか分からない。もっといい方法があったかもしれないがそんなことを考える余裕はもうない。
断末魔をあげて消えていく軍人を尻目にディアブロの頭を叩き続ける。
「どうだ?少しはやる気がでたか?」
ディアブロは状況を理解し、徐々に顔を赤く染める。
「叩くのをやめろ!」
デッドショットの手を振り払おうとするディアブロ。だが、叩く手は止まらなかった。
「なら戦え!!」
「そんなに俺の力が見たいのか?」
「あぁ、見せてほしいね!俺じゃなくてあいつらにだけどな!!」
黙り込むディアブロ。
ここまでやった。もう何もできることはない。
ただ、顔を俯かせ身動き一つしない男を見守る。
果たしてどうなるか
妙に長く感じる時間。
そんな中、ディアブロがゆっくりと動き出す。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
赤い炎が叫び声と共にディアブロの体の各所から噴出する。
目の前の男から燃え上がった炎に思わず後ずさる。
だが、その炎はバケモノたちへと向かった。
ディアブロの手から放たれた猛炎がバケモノたちへと襲い掛かり、火炎が次々と焼き尽くす。
先ほどとは打って変わって断末魔を上げるバケモノたちは、炎に包まれ崩れるように燃え、落ちていく。
思わず歓声を上げたくなる光景だったがゆっくりとこちらを睨むディアブロに一気に空気が冷え込む。
しかしその空気を切り裂くように悲鳴が上がる。
今度はなんだと視線を向けると、ハーレイが後ろから近づく人影にバットを振るっていた。
side 主人公
ハァイ、ジョージ。
どうも、ギリギリで生き延びたと思ったらハーレイちゃんに悲鳴上げられながらバットで殴られかけたクラウチだよ。
後ろから近づいたからってそんなにビックリすることある?
それにしても───
ディアブロ鬼つえぇぇぇぇぇ、このまま襲ってくるバケモノ全員ぶっ殺していこうぜ!
「生きてたのか、クラウチ」
あっはい、何とか。そっちも無事そうでよかったよ。
「フラッグ、そっちはどうだ?」
「残りはこの3人だけだ」
フラッグの部下で生き乗れたのは副官と雑兵その1とその2のたったの2人だけらしい。
そう考えると特殊部隊Xの生存率は目を見張るものだ。
今のところ死んだのは敵前逃亡のスナップショットとついさっき落ちてったキラークロックだけ。
え?ブーメラン?そいつは私の後ろに立ってるよ。
「あんた何で生きてんの」
ドン引きした表情のハーレイに対しニヤニヤ笑いながらブーメランが取り出すはナイフの刺さったドル札束。
これには全員、呆れてしまう。
そして話題はMVPのディアブロに移る。
「すごいパワーだな」
「別に……そんないいもんじゃない」
「行くぞ」
歯切れの悪いディアブロに話を切るフラッグ。
生き残った全員の顔を見渡しながら言うところに、この死線を潜り抜けたことで若干の仲間意識でも芽生えているのだろう。
それにしても……今、目が合ったね(二チャァ)
即座に開心術でフラッグの心を覗いていく。
無論、無理やりやればいかに何の能力を持たない人間でも自分が何かされていることを察する。
だからこそ慌てず急いで正確に。熟練の技で一気に心の奥へと進んでいく。目指すは敵の情報(この間わずか0.02秒)
そして、辿り着いたフラッグの心の中で目に映ったものは────
『キスしたい?』
『あぁ、愛してるよジューン』
『私もよ、フラッグ』
濃厚なキスをしながらベットに倒れこむ2人の男女。
ウォッと危ねぇ、あともう少しでR18だったぜ。にしてもフラッグって恋人いたんだね。
えーでは気を取り直して、次の記憶はーっと
『エンチャントレス……』
フラッグの恋人がウォラーの命令で呪文を唱えるとその姿を不気味な女へと姿を変える。薄黒く汚れた肌に露出過多としか言いようのない恰好。それ邪魔だろと言いたくなるような身に着け方の装飾品の数々。
いや、容姿は問題じゃない。問題はその力だ。
ウォラーの命令で見せた力はほんの一握りだろうけどあれは相当やばい。ヒントも何もない探し物を瞬間移動で持ってくる、しかも探し物が何かも知らない状態で。これを30秒足らずでやってる時点でメタヒューマンの中でも上位の存在なのは確定だ。んで、次は───
『おい、何をやっている。エンチャントレス』
『ジューン、あぁ目を開けてくれ。ジューン……』
『地下鉄で起こったテロ事件の解決にエンチャントレスを連れて行きなさい、彼女ならすぐに制圧できるでしょう』
『ウォラー、エンチャントレスが逃げた!』
『魔女の狙いは私でしょう。特殊部隊Xを組み込んだ救出部隊を指揮して救出しなさい』
はー、なるほど。恋人が死ぬ幻覚を見せられて動揺している間にエンチャントレスが何かしたと。そんで、その後に地下鉄で謎の生命体によるテロ。解決に連れて行ったら逃げられたと。
……エンチャントレス、めっちゃ怪しくね?てか、これもう犯人やろ。
特殊部隊Xの幻の6人目。
従順なはずの手駒に裏切られて激昂したに違いない。弱点の心臓を持ってるウォラーなら自分の指揮下から勝手に離れた奴を即座に殺すはず。
なのに、まだ今回の騒動は終わっていない。
つまり、謎の生命体とエンチャントレスは何らかの協力関係にあると考えるのが妥当だろう。
それにしても……エンチャントレスだけじゃなく軍隊を返り討ちにした変な奴もいるのか。
どうしよ、最悪の場合は戦うけど勝てるかなーこれ。
そんなことを考えているうちに救出対象が待つという部屋の前に到着。
デジタル式の電子ロック付きの扉の前に着くとフラッグが口を開く。
「お前等はここで待っててくれ、救出対象が心臓発作を起こすと困る」
あいつ、そんなタマじゃないだろ。
救出対象を知ってしまった私からすればフラッグの冗談にニヤニヤ出来てる連中が羨ましい。
んで、フラッグが部屋に入って数分、暇ですね。
そしてデッドショットが動く。
「俺たちが助けに来た奴の顔、拝みたくないか」
「その電子ロック、解除できねぇだろ」
ブーメランのツッコミに止まるデッドショット。
いや、考えてなかったんかい。
しゃーない、ここは私がやってあげるよ。
「下がっていろ」
「おい、いくらお前でもこの扉を壊すことは──」
止めようとするデッドショットを無視して扉の前に立つ。
この立ち位置では見れるのは私の背中だけ。
ここまで来ればあとは簡単。ばれないように袖から杖を出し取っ手にそっと囁く。
「(
スーッと開く扉。
その先には階段が続いており、明かりが見えるものの部屋の概要を知ることはできない。
それにしても、さすがハリー・ポッターシリーズ現実にあったらヤバい呪文。
「すっご、今のどうやったの!?」
フフフ、そう褒めるでないハーレイ。
「なぁ、俺と一緒に銀行強盗しねぇか?」
お前は黙ってろ、ブーメラン。
「どうする?入るか?」
と聞くとみんな揃って頷く。てか護衛のカタナは頷いてもいいの?
私を先頭に部屋へと踏み出す。が、部屋の中から何発もの銃声が響き渡った。私たちは顔を見合わせると、慌てて部屋の様子を見るべく階段を駆け下りる。
そこで、初めて特殊部隊Xは自分たちの救出対象の顔を見る。まぁ、私は知ってるけど。
「何でこの部屋に入ってきているのかしら」
「なんでお前がここにいる、ウォラー」
そう、驚くべきことに救出対象は任務を私たちに命じたウォラー本人だったのだ。私は知ってたけど。
問い詰めるデッドショット。それを横目に部屋に横たわる死体を見て回る。
何人かの死体の表情が驚愕で目を見開いていたので、そっと閉じてやる。
どの死体も胸や眉間に弾痕が残っている。そして、ウォラーの手には拳銃。これは名探偵がいなくても犯人が誰かは分かる。
「俺たちがお前の言うことを聞くと思っているのか?」
「えぇ、あなたたちは私に従わなければならない。なぜなら、私の手にはこれがある」
「なぜ彼らを撃った?」
ウォラーが首の爆弾で彼らを脅してキャッキャッしてるのを無視して問いかける。
「なぜ?」
「自分の部下だろう」
「はぁ、耄碌したわね、彼らはこの国の機密情報を持っている。万が一のことを考えて殺すのは当然よ。あなただって同じようなことをしたでしょう」
やってねぇよ。どっからきたその情報。あれか、プロパガンダか?
せいぜいやったことは、開心術で悩み事を聞いてあげたり
まぁいざってときは
さすがに味方を殺すのはないわ。
「話はそれで終わり?」
「あぁ、もういい」
あぁ、もういい。ぶっちゃけこいつと組む旨味ももう殆どない。
縁を切るには丁度いい頃合いだ。でも、今すぐではない。せめてこの騒動の行く末は見よう。
そう思ったのが数分前。
今、屋上でピエロの仮装した集団にバカスカ撃たれてます。
いや、なんで?
トロフィー獲得 原作キャラを殺しました。
はい、ちょっと無理やりですが難易度を上げるためにキラークロックは退場していただきました。ファンの人、ごめんなさい。コミックの方もチラチラ読んだのですが活躍してたのでビックリしました。
あと、ここからゲラート・グリンデルバルドのDC世界での設定になります。順番とか気にせず雑に書きます。
ゲラートのDC世界の強さとしては、ざっと分かりやすくワンダーウーマン(映画準拠)より強くスーパーマンより弱いです。あと、全体的に魔法が弱体化していてヒーローがアバダケダブラを食らっても即死しません。ダメージは受けます。
主人公が片手で銃を撃つときにクソエイムになるのは杖を振るう癖が抜けないからです。
あと、開心術の設定もハリポタ原作よりか映画『不死鳥の騎士団』でスネイプがハリーの記憶を見ていたのに近いです。
だから今話でフラッグに開心術をかけたとき最初にみた記憶がR18だったのはフラッグの心に強く残っているからです。決してフラッグが変態なわけではないです。
ゲラートが全世界に革命を起こしたのは大体、1960年代半ばくらいです。
このころの容姿はジョニデです。演説最高。
そしてこのオリ設定でいくとワンダーウーマン1984がワンダーウーマン1974になってワンダーウーマンVSゲラートになります。
ストーリーとしては、考古学者のダイアナのところに送られた鑑定依頼品の中に一個の青い宝石が混ざりこんでいた。それは蘇りの石だった。手に取ったところ死んだはずの恋人スティーブと再会する。そして、その宝石を狙って一人の杖を持った男が近づいてくる──といった感じになります。設定ガバガバで申し訳ない。
今作は非常に更新が遅いですが、エタる気はありません。次回からようやくゲラートムーブが書けるので更新ペースはマシになると思います。