身内用
TRPGのキャラ「グルカ」についてのアレやコレや

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【強さを探す者】

ーーーなぁ族長、族長のように強くなるには、どうすればいいんだ?

 

『……■■■、お前の考える強さとはなんだ?』

 

ーーー強さは…強さだ。相手を倒す。相手に勝つ。それが強いということじゃないのか?

 

「それもそうだが…それだけではない。■■■、それだけでは強くはなれない。」

 

ーーーなんでだ?強い奴を倒し続ければ、一番強くなるんじゃないのか?

 

『その通りだ。強者を倒す、それは自分がその強者よりも更に強い力を持つからこそできる事だ。』

 

『私にも戦い続ける事で自分の強さを周りに誇示していた頃があった。自分こそが最強だとな。』

 

『だが違った。強さは1つだけではなかった。』

 

ーーー1つだけではない?

 

『そうだ。以前、異国の青年が我々の領土に迷い込み、我らが他の民族から保護した話をしただろう。』

 

ーーーあの、変わった絵に描かれたひょろひょろの弱そうな奴か?

 

『ハハハハ…お前から見てもそう見えるか。当時の私と全く同じ反応だな。』

 

『彼は確かに弱かった。恐らく、ここらに住んでいる者の中で1番弱い者でも、彼相手ならば容易く組み伏せる事ができるだろう。』

 

『それほどまでに、彼は弱かった。』

 

『だが彼は、当時の私にない強さを持っていた。あの出来事がなかったら、私はこうやって族長になっている事はなかっただろうな。』

 

ーーー族長になかった強さ……もしかして、口から火を吹いたりしたのか!?

 

『いやいや、そんな特別な力ではないさ。彼は弱すぎる事以外は至って普通の青年だった。』

 

ーーーじゃあなんで…

 

『…今ここで言おうとも思ったが、お前がいつか自分で気づくというのもまた面白いな。』

 

ーーーな、なんでだよ族長!勿体ぶらずに教えてくれよ!

 

『なに、お前にもわかる時がくるさ。それまで演舞の練習でもしてるといい。』

 

ーーー族長!

 

……………………………

 

 

最近、よく昔の夢を見るようになった。

 

あれからいろんなことがあったが、族長のいう"強さ"を見ることはなかった。

だが他の"強さ"には出会ったことがある。

良い思い出ではないが、ここに来る前に私に命令を出していた、あの気味の悪い笑みを浮かべるあの男。アイツの指示に従って行動したら今まで見たこともないような強さをもつ鉄の化け物を何匹も従える大軍が相手でも勝つことができた。

まぁ、ボスには及ばないが。

 

この大地は、私が思っていたものよりも途方もなく広い。

これだけ広いのならば、族長が見た"強さ"を持つ者にも出会う事ができるかもしれない。

 

グゥゥー…

 

……とりあえず

 

「ワン、いい匂い、なんだ?」

「ハン■■■■を買ってきました。食べますか?グルカ。」

「はんぶぁがぁ?食う!」

 

メシ、食おう。


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