男が向かった元暗鶚の隠れ里にDオブDへの招待状が届いていて、色々な武術が見られそうだと叶翔が完全に行く気になっていた。
流石に1人で行かせるのはまずいと誰が保護者として一緒に向かうか決めている真っ最中だった元暗鶚の者達。
そんな元暗鶚の者達に私が翔くんの保護者として一緒に向かおうかと言う男。
誰が叶翔と一緒にデスパー島まで向かうかで困っていた元暗鶚の者達は男の言葉を聞くと、お任せします金時さんと言って叶翔の保護者の役目を男に任せて安心して去っていく。
坂田金時という男のことを元暗鶚の者達は、とても信頼しているらしい。
元暗鶚の者達から感じた信頼を裏切らないようにしようと男は思ったようである。
DオブD開催場所であるデスパー島への招待状は4人分も入っていて、男と叶翔だけでは人数が2人余ることになった。
後2人連れていけるとわかった男は連絡先を交換していた穿彗に連絡して、穿彗に弟子の鍛冶摩くんをDオブDに参加させてみないかと提案してみると、里巳にもいい経験になりそうですねと了承した穿彗が元暗鶚の隠れ里まで弟子を連れてやってきたようだ。
鍛冶摩くんと翔くんで1つのチームとしてDオブDに参加するとして、私達は保護者として見守ることになるなと言った男。
デスパー島まできみ達3人程度なら背負って海面を走っていけそうだなと言う男に、船は用意してありますからそちらを使いましょう、船舶免許も一応持っていますのでと答えた穿彗。
それなら船を使おうかと言った男に、船に乗るのなんて初めてですよ俺と言ってきた叶翔。
俺は何度か船に乗ったことあるぜと言う鍛冶摩里巳に話しかけていく叶翔は興味津々だ。
DオブDに参加する2人が交流を深めている姿を見ていた男と穿彗は、叶翔と鍛冶摩里巳の相性はそれほど悪くはないようだと思ったらしい。
仲が悪いよりは良い方がいいのでDオブDに参加する前に互いを少し知る時間を用意した男と穿彗が交流する2人を見ていく。
短時間で打ち解けた2人に特に問題は無さそうだと判断した男と穿彗が、互いの近況を語っていくと色々な出来事があったことがわかったようである。
DオブDに参加する為に船がある場所まで向かう4人は止まることなく突き進む。
到着した場所にある穿彗の船は立派なクルーザーであり、いい船だなと男と叶翔が喜ぶ。
さっそくクルーザーに乗り込んだ4人は背負っていた荷物をクルーザーの中で降ろす。穿彗が運転を始めると動き出した船が結構な速度で進んでいき、叶翔が楽しそうにはしゃいでいた。
しばらくは船旅が続いていき、デスパー島にまで到着するにはそれなりに時間がかかったらしい。
クルーザーで辿り着いたデスパー島の入り口で不気味な門が4人を出迎える。門が開いた先では、広大なプールがあって女性達が遊んでいたり、椅子に横たわって上半身裸で身体を日光で焼いていたりもしていて、それを見てしまった鍛冶摩里巳が顔を真っ赤にして急いで手で目を隠す。
相変わらず女人には耐性がないなと呆れたように言った穿彗がため息を吐く。
槍を持った警備の者に招待状を見せると担当者が来て部屋にまで案内される4人。
DオブD参加の時まで部屋で過ごしていた4人は、豪華な部屋でリラックスして寛いでいたようである。
前夜祭が開催されている頃にも部屋にいた4人の中で、今頃響くんは新白連合の皆と一緒に前夜祭に乱入している頃だろうかと思った男。
翌日の午前10時までにデスパー島内部にあるエントリーホールに4人は向かった。
エントリーホールで叶翔と鍛冶摩里巳の2人をDオブDに出場するチームとしてエントリーさせる。
チーム名は2人で話して考えて忍と決めていた叶翔と鍛冶摩里巳。
共に忍の系統である暗鶚の技を修得している2人には相応しいチーム名だと言えるだろう。
DオブD出場選手達がコロシアム内で整列している中に忍チームが入った後、梁山泊チームと新白連合チームが現れてそれぞれ一列に並んだ。
席に移動していた男と穿彗の元に入場を終えた叶翔と鍛冶摩里巳がやってきて席に座ると自分達の出番を待つ。
最初の戦いは特殊部隊ブラックフォースチーム対新白連合となる。
まずはジークで様子を見ようと言った新島が先鋒にジークフリートを出場させた。
ブラックフォースチームのJ隊員を相手にジークフリートは圧倒的な実力を見せつけてカウンターの一撃でJ隊員を倒す。
あいつは強いなと言った鍛冶摩里巳と見たことない技を使ってたけど、あれは彼のオリジナルなのかな、カウンター特化とは面白い武術だなあと楽しそうな叶翔。
それからはブラックフォースチームと新白連合のトールによる場外乱闘があった後に、ワイヤー使いのK隊長と久賀舘流杖術の使い手であるフレイヤが戦いを始める。
結果はフレイヤの勝利となり、初戦を勝ち抜いた新白連合は確かな実力を証明したようだ。
武器使い同士の戦いも面白かったかなと言う叶翔は、DオブDを間違いなく楽しんでいた。
次の試合はキックボクシングハリケーンズ対我流Xとなり、我流Xと名乗って面を被って顔だけ隠したバレバレの格好をしている風林寺隼人とカイエン大杉選手の戦いが始まっていく。
超高速足払いでカイエン大杉をひれ伏せさせ続けた我流Xに、何かをされていることに気付いたカイエン大杉は我流Xに怯えて逃げ出して場外に自ら落ちる。
キックボクシングハリケーンズには1人達人が混じっているなと言った男に、ええ、いますね1人と頷く穿彗。
あっ、俺わかりましたよ、リーダーみたいな人の後ろに隠れてるスキンヘッドの人ですよねと言った叶翔に続いて鍛冶摩里巳も俺も間違いなくそうだと思いますと言う。
正解だ、2人ともいい目をしているね、観察力が高いことはいいことだと男は頷く。
本性を現したキックボクシングハリケーンズに混じっていた達人、キックの魔獣の異名を持つ呂塞五郎兵衛がチームメイトを叩きのめしてからリングに一瞬で上がると風林寺隼人に挑む。
呂塞五郎兵衛が繰り出した必殺技が当たることはなく、風林寺隼人に顔面にデコピンをされて一撃で気を失いながら吹き飛んだ呂塞五郎兵衛がディエゴ・カーロの元まで飛ばされていった。
並みの達人じゃ無敵超人には歯が立たないのがよくわかりますねと冷静に言った鍛冶摩里巳とデコピンで人があんなに吹き飛ぶのを初めてみましたよ俺と言って驚いていた叶翔。
あれでも隼人は、だいぶ手加減しているほうだよと言う男に、死んでいませんから手加減していることは間違いないですねと言いながら用意された軽食を食べる穿彗。
続いての試合で中国三大武術チーム黒虎白龍門会対梁山泊チームの戦いが始まる。
三頭竜六合陣という中国三大武術チームの技を見た叶翔が、やっぱりDオブDは面白いなと楽しそうに笑う。
円、線、螺旋かと言った鍛冶摩里巳に、八卦掌の円運動、形意拳の直線の軌道、太極拳の複雑な螺旋、あまりに異質な3つの動きによる連係攻撃が三頭竜六合陣って技みたいだねと叶翔は言って笑みを深めた。
前に金時さんが見せてくれた技を組み合わせるとあんなこともできるんですね、武術ってやっぱり面白いですよと男に言う叶翔と金時さんに色々と技を見せてもらってるのかと羨ましそうな顔で叶翔を見る鍛冶摩里巳。
そんな鍛冶摩里巳に、今度鍛冶摩くんにも技を見せるから、そんな顔をするのは止めなさいと男が優しく言い聞かせていく。
会話をしている内に状況は動いて中国三大武術チームが1人、風林寺美羽の必殺技で倒された。続けて風林寺美羽によって倒された八卦掌の使い手。
最後に残った太極拳の相手をする白浜兼一がボロボロになりながらも戦いを続ける。
交わした会話で逆鱗に触れた白浜兼一に最強の一撃を繰り出す太極拳の使い手である郭誠天。
あれって金時さんが前に見せてくれた太極拳の秘法の雷声ですよねと言った叶翔に、中国三大武術チームの彼が使ったのは間違いなく雷声だねと言って頷く男。
でも勝っちゃいましたね、あの梁山泊の弟子と言う叶翔。兼一くんは退歩を使って勝っていたねと言った男は、詳しい説明が必要かなと叶翔と鍛冶摩里巳に聞く。
ぜひ説明をお願いしますと言った2人に、退歩とは己の力を一切使わず、相手の力が強ければ強いほど効果が増大していく実に高度な攻撃技の1つであると説明していった男。
下がって突いたのではなく、手をその場に置いて後ろの足でつっかい棒をした兼一くんに突っ込んでいった郭誠天は、地面に固定された鉄骨に自ら突撃していったことに等しいと男は言う。
全パワーを乗せた雷声の勢いでそんなものに突撃していったら、ただでは済みませんねと言った叶翔は、ボロボロな白浜兼一と同じ状態で自分があの技を出せたか想像してみて、同じことはきっとできなかったと思って白浜兼一に興味を持ったようだ。
流石は梁山泊の弟子ということですかねと鍛冶摩里巳は言って興味深そうに白浜兼一を見る。
叶翔と鍛冶摩里巳両方に興味を持たれている白浜兼一は試合が終わって直ぐに意識を失ったらしい。
それからもDオブDの試合は続いていき、ニューヨーク・ストリートファイターズ対カポエイラチームは5対1でカポエイラチームの圧勝。
金時さんが前にカポエイラも見せてくれましたから、あの動きは覚えてますよ俺と叶翔は男に言ってきた。
自分の知っている武術が活躍している姿を見てはしゃいでいる叶翔は、今のところは見る側でDオブDを楽しんでいる。
次がモンゴルブフ対空手となり、モンゴルブフの圧倒的な勝利で試合は終わっていく。
ブフか見たことのない武術だなあと言った叶翔に、ブフとはモンゴル相撲のことだよ翔くんと言う男。
試合を見ればわかっただろうがモンゴル相撲は日本の相撲とはまた違う武術だと覚えておけ里巳と言って弟子を見た穿彗。
わかりました、覚えておきます師匠と言いながら鍛冶摩里巳は身体をほぐす。
そろそろ出番だと思った叶翔も軽く身体を動かしていく。
対戦相手は武術家じゃあないみたいだね、つまんないなあと残念そうに言った叶翔。
叶にやる気がないなら俺が先にいって全部終わらせてくるが、どうするんだと叶翔に聞いた鍛冶摩里巳。
これまでの試合見てたら俺も戦いたくなったから、もちろん戦うよ俺はと答えた叶翔は、だから今回鍛冶摩の番はないよと言い切る。
リングに向かっていく叶翔の背に、行ってきなさいと声をかけた男に振り返って行ってきますと笑顔で言った叶翔。
ビルダーファイブ対忍チームの戦いが始まり、重機のような身体を持つ鍛えられた大男を相手に叶翔が構えた。
拳を振るった大男の懐に入り込んだ叶翔の一撃が大男へと叩き込まれると大男が倒れて決着となり、次の人どうぞと残ったビルダーファイブのメンバーに向かって言った叶翔は、リングに残ったまま戦いを続けていく。
ビルダーファイブ全員を1人で倒した叶翔は、戦えたのは良かったけど武術家が相手だったらもっと楽しかっただろうなと思いながら席に戻る。
おかえり、翔くんと言う男に、ただいま、金時さんと返事を返して席に座った叶翔。
俺の出番は無かったなと残念そうな顔で言ってきた鍛冶摩里巳へ、明日は鍛冶摩に出番があるのは間違いないだろうねと叶翔は断言した。
ジェミニが上がってくるかと言いながらカストルとボルックスを見た鍛冶摩里巳。
YOMIの弟子であるあの2人が相手になるなら油断はしない方がいいと言う男。
あの2人がYOMIの弟子ってことは、殺人拳の使い手ってことですね金時さんと言った叶翔に、そういうことだね翔くん、一撃必殺の技を持っているかもしれない相手だから気をつけなさいと男は忠告しておく。
翌日のDオブD2日目最初の試合は、南拳チーム対チーム・ジェミニとなる。
戦っていた女性の服が破けたりするハプニングがあったりして、試合を見ていた鍛冶摩里巳が顔を真っ赤にして思わず目を手で隠す。
どう考えても鍛冶摩は女性に耐性無さすぎだねと呆れたように言った叶翔。
ルチャ・リブレの使い手であるカストルが実力で相手に勝っていましたけど、最後にカストルの服が破けたハプニングは、相手のバンドの鋲に服を引っかけていたのが見えたからわざとですね、カストルが目立ちたがり屋なのはわかりましたと叶翔は冷静に言った。
弟のボルックスは姉と違って素早く試合を終わらせていましたねとようやく試合を見た鍛冶摩里巳。
古代パンクラチオンチーム対ブラジリアン柔術の戦いを見ていた叶翔と鍛冶摩里巳は、相手の実力が発揮できないように常に優位な状態で試合を進めた古代パンクラチオンチームに感心する。
戦略的にバトルロイヤルをこなした古代パンクラチオンが勝利した戦い。
古代パンクラチオンがこれからも勝ち上がって新白連合と当たることになるだろうなと思った叶翔と鍛冶摩里巳の2人。
梁山泊チーム対我流Xの試合が始まったところで、我流Xの気当たりが席まで届いて思わず臨戦体勢になった叶翔と鍛冶摩里巳。
男と穿彗は気当たりにも動じずに落ち着いて試合を見ていく。
我流Xに立ち向かっていく白浜兼一を見ていた叶翔は、だいぶ打たれ強いな梁山泊の弟子と思ったらしい。
戦いが続いていくと明らかに動きが良くなっていた梁山泊チームを見ていた鍛冶摩里巳が、あれも梁山泊の修行なんですねと穿彗に言う。
そうだな、あれも無敵超人なりの修行なのだろうと言って穿彗は頷いた。
梁山泊の修行って激しいんですね金時さんと言った叶翔に、まあ隼人は実力を零点零零零二%しか出していないから物凄く手加減しているよと教えた男。
それだけ手加減されていたとしても無敵超人の被っていた面に攻撃を当てたのは凄いことですねと男に言いながら梁山泊チームを見る鍛冶摩里巳。
梁山泊チームと早く戦ってみたいなと言う叶翔は、次の対戦相手であるジェミニに負けるつもりはないようだ。
気が早いな翔くん、ジェミニに油断はしないようになと言った男。
YOMI相手に油断なんてしませんが、あの程度なら問題ないですよ金時さんと言って自信満々な叶翔。
どっちがどっちを相手にすると叶翔に聞いた鍛冶摩里巳に、カストルは俺が相手をするから鍛冶摩はボルックスを頼んだと叶翔は答えた。
カストルがまたハプニング起こしたら鍛冶摩は動揺しそうだしと言った叶翔は鍛冶摩里巳のことを考えていたらしい。
忍チーム対チーム・ジェミニの戦いとなり、プロレスのリングがコロシアム内に姿を現す。
最初に戦うことになったカストルと叶翔がリングの上で戦いを始めていく。
激しい戦いを続けていく両者だったが、幼い頃から叶翔が積み重ねてきた暗鶚の武術に押されていくカストル。
ルチャ・リブレの技を繰り出すカストルを圧倒する叶翔は油断することなく冷静に戦う。
中国拳法の聴勁のように肌から伝わる微細な震動で動きを先読みしようとするカストルだが、実力差があって叶翔の動きを追いきれていない。
レイチェル分身と技を繰り出すカストルを捉えて叶翔は拳を叩き込んだ。
打たれ強いカストルでも動きを止められる一撃だったそれに、更に追撃が加えられて気絶したカストルが倒れる。
カストルを倒した叶翔が鍛冶摩里巳にバトンタッチして、ボルックスと鍛冶摩里巳の戦いが始まっていく。
印相、蹴合の印で脚力を高めた鍛冶摩里巳の蹴りとボルックスのマハーシヴァキックがぶつかりあって、ボルックスのカラリパヤットの蹴りが弾かれた。
実力で圧倒的にボルックスに勝っている鍛冶摩里巳に怯むことなく挑んでいくボルックス。
足印相を組んで威力が向上した鍛冶摩里巳の突きを喰らって倒れることになったボルックスが、それでも立ち上がる姿を見た鍛冶摩里巳は武人として手を抜くことはない。
突貫二連砲と回転を加えた両拳をボルックスに打ち込んだ鍛冶摩里巳。
それで戦いは決着となって完全に沈んだボルックスが、もう起き上がることはなかった。
チーム・ジェミニに忍チームが勝利して梁山泊チームと当たることが決定となる。
更に試合は続いていき、カポエイラチームと新白連合チームの戦いが始まっていく。
5対5のバトルロイヤルとなった戦いは、ジークフリートと武田一基の活躍によって新白連合チームの圧勝となったようだ。
カウンター使いとボクサーの実力が突出しているなと判断した鍛冶摩里巳。
面白そうな相手もいるし、戦えるなら新白連合チームとも戦ってみたいなと思った叶翔。
続けてモンゴルブフチーム対古代パンクラチオンチームの戦いが始まって、古代パンクラチオンチームが勝利して勝ち上がる。
それから新白連合チームと古代パンクラチオンチームの戦いが始まって、戦いが続いていた最中にデスパー島への襲撃が始まったようだ。
この混乱に乗じて逃げ出すことにした古代パンクラチオンチームは船を奪ってデスパー島から逃げていく。
残された新白連合チームと梁山泊チームに忍チームは、巻き込まれない内に避難を開始した。
無差別に人を狙ってアサルトライフルを乱射するフォルトナの兵を倒していった男と穿彗に着いていく叶翔と鍛冶摩里巳。
隠密に長けた達人が現れたところで、一撃で倒した男は止まらずに走り抜ける。
到着した船に乗り込んだ穿彗と叶翔に鍛冶摩里巳を置いて、新白連合を確認しに向かった男はフォルトナに兇叉を打ち込むハーミットを目撃して、その技を見て覚えたようだ。
フォルトナを倒した新白連合を見届けた男は響くんも無事みたいだなと弟子の様子を確認して立ち去っていく。
DオブDは途中で強制的に終了となり、不完全燃焼な叶翔と鍛冶摩里巳は梁山泊や新白連合と戦いたかったようである。
梁山泊や新白連合はどちらも知り合いなので、今度戦えるかどうか聞いてみようかと言った男に、ぜひともお願いしますと素早く頼んでいた叶翔と鍛冶摩里巳はよほど戦いたかったらしい。
デスパー島から脱出した後日、戦いをセッティングした男の前で叶翔と梁山泊、鍛冶摩里巳と新白連合の戦いが始まった。
この戦いは全員にとっていい経験になったようである。
流水制空圏を修得した白浜兼一を倒した叶翔と静の気を開放したジークフリートと相討ちになった動の気を開放した鍛冶摩里巳。
それぞれ戦いの結果は違うが、武術家として先へ進むことができた全員。
全力でぶつかりあったことで友情も芽生えたようで、少し仲良くなっていた全員を見て、悪い結果にはなっていないなと安心した男。
それから男は再び旅に出て、向かった先で櫛灘美雲と出会う。
綺麗な紅葉を櫛灘美雲と一緒に見ていた男は、一緒に行こうか美雲と手を差し出す。
男と手を繋いだ櫛灘美雲は、とても機嫌が良さそうだった。
歩き出した男と櫛灘美雲の進む道に落ちてくる鮮やかな紅葉を見ながら進んでいった2人。
和食の気分になっていた男が櫛灘美雲を連れて店に入っていく。美味しい和食を食べ終えてから再び歩き出した男と櫛灘美雲。
たまにはこうして一緒に歩くのも悪くないなと言った男に、そうじゃのう金時と言って櫛灘美雲は微笑んだ。