櫛灘美雲の幼なじみになった転生者   作:色々残念

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第13話、アレクサンドル・ガイダル

闇排斥の為に活動している議員が日本にやってきていたようで、日本国内で闇に狙われている議員を護ってはくれないだろうかと依頼された男は依頼を引き受ける。

 

議員を狙っている相手は闇の九拳の1人である殲滅の拳士、アレクサンドル・ガイダルだと依頼主から言われた男は、闇の九拳に狙われる相手を護るのは2度目になるなと言う。

 

1度目はどうなったんだと聞いてきた依頼主に、もちろん護りきったさと答えて安心させた男。

 

護衛対象の議員の元へ向かう最中に、それにしても私は闇の九拳と出会うことが多いような気がするなと男は思ったようだ。

 

議員の元に到着した男は近付いてくる気配を察知して議員を背に庇っておく。

 

壁を破り現れたアレクサンドル・ガイダルが男を見て構えた。

 

妖拳怪皇坂田金時だなと確信を持って言ったアレクサンドル・ガイダルに、そう言うきみは殲滅の拳士、アレクサンドル・ガイダルかなと言って男は冷静に観察する。

 

コマンドサンボの使い手であるアレクサンドル・ガイダルから攻めに入っていき、瞬時に間合いを詰めたアレクサンドル・ガイダルが放った猛烈な突きを片手で軽々と掴んで止めた男。

 

アレクサンドル・ガイダルが動のタイプの武術家であると見抜いていた男が、腕を掴んだまま1回転して力付くで投げ飛ばす。

 

壁を破ってかなりの距離を飛ばされたアレクサンドル・ガイダルは、坂田金時は馬鹿げた身体能力を持っているなと判断したようだ。

 

男の元に戻ってきたアレクサンドル・ガイダルは全力を出して男に挑んでいく。

 

アレクサンドル・ガイダルが繰り出すコマンドサンボの技の数々を間近で見た男はコマンドサンボの技を覚えていった。

 

こうして闇の九拳が用いる技すらも、己のものとする男。

 

また1つ新たな武術を覚えた男は更に強くなっていき、武術家として停滞することなく進歩を続ける。

 

セルプルンブルノートという連続で激しい突きを放つ技を使ってきたアレクサンドル・ガイダルに対して、素早く動かした左手だけで全ての突きを受けた男は握り締めた右拳をアレクサンドル・ガイダルに叩き込む。

 

男の尋常ではない拳の一撃を喰らったアレクサンドル・ガイダルは意識が完全に飛んでいたらしい。

 

その隙に護衛対象の議員を連れて移動した男は、凄まじい健脚で遠くへと逃げ去っていく。

 

数十秒後に意識を取り戻したアレクサンドル・ガイダルが見たものは破壊され尽くした部屋だけであり、坂田金時と議員の姿は何処にもなかった。

 

どうやら今回の仕事は失敗のようだと思ったアレクサンドル・ガイダル。

 

数十秒も意識を失っていては武人として敗けを認めざるを得まいと考えたアレクサンドル・ガイダルは、これ以上坂田金時と議員を追うつもりはないようだ。

 

それから議員を無傷で安全な国に避難させることができた男は依頼主からとても感謝されていた。

 

今回男が引き受けた議員の護衛の依頼は達成となり、報酬もそれなりに支払われたようである。

 

後日、知人の美術館の館長から渡されたチケットを使って美術館で美術品を観賞していた男は、同じく美術品を見ていたアレクサンドル・ガイダルと遭遇することになったらしい。

 

今日は私もきみも美術品を見にきただけの客だということで構わないねと聞いた男に、ああ、それで構わない、わたしは芸術を見にきただけだと答えたアレクサンドル・ガイダル。

 

芸術はいい、唯一、芸術だけがわたしを狂気の淵から舞い戻らせてくれると美術品を見ながらアレクサンドル・ガイダルが言い出す。

 

こうしてたまに美術館には来るのかなと男が聞くと、芸術的な素晴らしい作品がある美術館には満足するまで観賞する為に何度か通うこともあるとアレクサンドル・ガイダルは答えた。

 

それから何度か美術館で出会うことになった男とアレクサンドル・ガイダルは美術品に対して意見を交わすこともあったようだ。

 

美術館では決して争うようなことはなかった男とアレクサンドル・ガイダルは美術館の美術品を大切に思っていたらしい。

 

貴重な芸術が争いで失われるようなことがあってはならないと考えた男とアレクサンドルは意見が合っていた。

 

それから何日か経過した後に男が路上でバイオリンを演奏している姿を見て興味を持ったアレクサンドル・ガイダルが近付くと、聴こえたのは素晴らしい演奏だったようで思わず聴き入っていたアレクサンドル・ガイダル。

 

聴いたことのない曲であるが素晴らしい音楽であると思ったアレクサンドル・ガイダルは夢中で聴き続けていたようだ。

 

目を閉じて曲に集中している姿は真剣であり、そんなアレクサンドル・ガイダルを邪魔する者は誰もいない。

 

男によるバイオリンの演奏が終了したところで目を開けたアレクサンドル・ガイダルは盛大に拍手をしていく。

 

バイオリンの演奏までできるとは思わなかったが、とても素晴らしい演奏だったと笑顔で言ったアレクサンドル・ガイダルは男の演奏に満足していたようである。

 

曲は聴いたことのない曲だったがオリジナルかなと聞いてきたアレクサンドル・ガイダルに、弟子が考えた曲だと答えた男。

 

その弟子は素晴らしい音楽の才能を持っているなとアレクサンドル・ガイダルは頷く。

 

久しぶりに音楽で満足させてもらったと言ったアレクサンドル・ガイダルは自らが作成した作品をこれは礼だと言って男に手渡して去っていった。

 

それは全てがプラチナで作成された空を舞う美しい天使の姿が形作られたものであり、素材だけでかなりの価値がある代物であったようだ。

 

高度な技術が使われていて更に価値は上がるだろうと判断した男は、また高い物をもらってしまったと少し困る。

 

気持ちとしてもらった物を売るのは気が引けるから、大事に持っているしかないかと男は諦めた。

 

闇排斥の為に活動している議員は他にもいたようで、ロシアの女性議員であるその議員も闇に狙われているらしい。

 

梁山泊が護衛を引き受けたみたいだが、闇の九拳が相手になる場合は梁山泊の達人でも手こずるだろう。

 

依頼は受けてはいないが人命がかかっているので、もし女性議員が危ない場面があれば手を出そうと考えた男。

 

アレクサンドル・ガイダルによって連れ去られた女性議員を気配を完全に消して追う男は建築途中のビルに到着した。

 

エレベーターで上がっていくアレクサンドル・ガイダルを追い越して上階に辿り着いた男は静かに身を潜めておく。

 

そして梁山泊の哲学する柔術家、岬越寺秋雨と闇の九拳の1人、殲滅の拳士、アレクサンドル・ガイダルの戦いが始まる。

 

互いを投げ返し続ける岬越寺秋雨とアレクサンドル・ガイダルだったが、その戦いを見ていた白浜兼一に向かってサインのようなものを見せた岬越寺秋雨が一撃喰らってしまう。

 

白浜兼一が基礎練習をこっそり抜け出して逆鬼至緒にラーメンを奢ってもらう時の秘密のサインであったそれを、こっそり議員を救えという指示だと判断した白浜兼一は動き出す。

 

ヘリのライトに照らされて白浜兼一が女性議員を助けようとしているところがアレクサンドル・ガイダルにバレてしまい、アレクサンドル・ガイダルの弟子であるボリス・イワノフが白浜兼一の元に向かってくる。

 

岬越寺秋雨とアレクサンドル・ガイダルの戦いは、岬越寺柳葉揺らしという技を使った岬越寺秋雨が押し始めていた。

 

古流柔術は元来対刀用に作られた為、相手の懐に潜り込む技術にずば抜けており、敵に動きや重心を錯覚させる独特の膝の使い方があって、それを隠す為に袴を穿く。

 

アレクサンドル・ガイダルの目の動きより早くそれをやって完全に消え去った岬越寺秋雨は並みの達人ではない。

 

岬越寺秋雨の投げを利用して自分から飛び、女性議員の元に着地したアレクサンドル・ガイダル。

 

白浜兼一から女性議員を奪い取ると放り投げたアレクサンドル・ガイダルだったが、迷わず飛んだ白浜兼一が女性議員を抱えて落ちていく。

 

流石に助けた方が良さそうだと判断した男が白浜兼一と女性議員を助けて無事に建築途中のビルに着地した。

 

男に向かって弟子を助けられちまったな、助かったぜと言った逆鬼至緒。

 

白浜兼一の頭を軽く殴った逆鬼至緒は、無鉄砲なことをした弟子を叱る。

 

女性議員を送り届けてからラーメン屋に行った梁山泊の面々と男は、白浜兼一に色々なことを言っていく。

 

ラーメンを食べ始めたところで、今度から修行中抜け出してラーメンを食べる時は、わたしも呼ぶようにと言った岬越寺秋雨。

 

それじゃ、サボったことバレちゃうじゃんと白浜兼一は思ったらしい。

 

ここのラーメンは美味いなと思いながら麺をすすっていた男の隣に座っていた逆鬼至緒がビールを飲みながら、弟子を助けられちまったし、ここは奢るぜと言って笑う。

 

それはありがたいねと言った男も笑った。

 

流れるように日本を旅する男は旅先で入った居酒屋で林崎夢想流の使い手である白石国郷と出会ったようだ。

 

居酒屋の店内で男は白石国郷と相席となり、白石国郷から兄ちゃん武術やってるのかいと話しかけてくる。

 

実年齢は貴方よりもだいぶ上だから兄ちゃんって歳ではないんだがと思いながらもそれを言うことはない男。

 

武術ですか、それなりにやっていますよとだけ言って多くを語ることはなかった男に、俺も刀はそれなりに使えるが前に敗けて刀折られちまったんだよ、関の孫六兼元が折られるなんて思ってもいなかったんで嘘だろって思わず言っちまったぜと言ってきた白石国郷。

 

折った相手はと聞いた男へ、香坂流の香坂しぐれだよと白石国郷は答えて酒を飲む。

 

もう1度手合わせしてみたいんでな、香坂しぐれが来そうな場所を探してるところだと言った白石国郷に、そうですか、見つかるといいですねと言いながら男は注文した料理を食べていく。

 

酒を飲み終えて酔った状態で居酒屋を出ていった白石国郷を追っていく複数人に気付いた男は会計を済ませると白石国郷を追った。

 

林崎夢想流の白石国郷だなと言った複数人の武器を持った者達が白石国郷を囲み、それぞれの武器を向ける。

 

刀を取り出した白石国郷が来やがれと勇ましく言って居合いの構えをとると相手を待つ。

 

槍を突き出してきた相手の槍を回避して間合いを詰めた白石国郷は、槍を持つ片腕を斬って槍を落とさせた。

 

刀で斬りかかってきた相手の腕を斬って刀を握れないようにした白石国郷。

 

鎖鎌を使ってきた相手の鎖を鞘で絡めた白石国郷は接近して鞘から刀を抜き柄頭で腹部を打って気絶させる。

 

最後に残った小太刀の相手は格が違ったようで、こいつは強いなと思った白石国郷が鞘に納めていた刀を引き抜こうとした瞬間に、小太刀が白石国郷の首へと振るわれていた。

 

ああ、こりゃ死んだかもなと思いながら首へと迫りくる小太刀の刃を見ていた白石国郷だったが、いつの間にか割り込んでいた男が小太刀の刃を止めていて、小太刀の使い手を一瞬で倒す。

 

その姿を見た白石国郷は、さっきの兄ちゃんじゃねえか、どうやら俺より強かったみてえだな兄ちゃんはと死にかけたにしては冷静に言葉を話していく。

 

さっき知り合ったばかりの人でも死なせるのは気分が良くないんでな、とりあえず助けさせてもらったよと言った男に、兄ちゃんと相席になってて助かったぜと言って胸を撫で下ろす白石国郷。

 

狙われた理由はと聞いた男へ、死合い場をそれなりに利用してりゃ、こういうことはたまにあるのさと白石国郷は答える。

 

すっかり酔いが醒めちまったぜ、飲みなおすとすっかな、兄ちゃんも一緒にどうだい、奢るぜと言ってきた白石国郷に、じゃあ奢ってもらおうかなと言った男は着いていく。

 

朝まで飲み明かした白石国郷と男は居酒屋で別れて別の道を進む。

 

歩いていく男は大量の酒が身体に入っていても全く酔ってはいない。

 

宿泊施設に向かった男が宿にある温泉に入っていると近付いてくる気配を察知する。

 

知らない気配だが殺気が漏れているなと思った男は、私を狙う闇からの刺客だろうなと判断した。

 

湯に浸かる男の眉間を狙って放たれた矢を容易く掴んだ男。

 

どうやら武器組のようだと理解した男が周囲を囲む気配を感じ取り、湯から上がっていく。

 

弓術の達人とその弟子による包囲網であることに気付いた男は放たれる矢の雨を回避すると平然と着替えにいって服を着て、闇の武器組達の元へ向かう。

 

闇の弓術の達人とその弟子が女性であることを知った男は、彼女達が私の裸を見たことを美雲に知られたら、殺されてしまうだろうから短期間の記憶を失わせておこうと思った男が全員に忘心波衝撃を打ち込んだ。

 

翌日、櫛灘美雲が闇の武器組の弓術の達人と弟子達に、坂田金時という男の裸を見ていないか確認しにいったところで、見事に全員その間の記憶を失っていたので殺害することはなかったようである。

 

男が櫛灘美雲が行動することを読んで、殺されないように襲撃の記憶だけを失わせていたことに気付いた櫛灘美雲。

 

金時は優しいのうと言った櫛灘美雲は、とても穏やかな顔をしていたらしい。

 

男が手を打たなければ確実に弓術の達人と弟子達を櫛灘美雲は殺していただろう。

 

それだけ坂田金時という男に執着している櫛灘美雲の思いは長い年月を経て更に強いものになっていた。

 

独占欲が強い櫛灘美雲は誰にも坂田金時を渡したくないようだ。

 

男がジークフリートに呼び出されてジークフリートが住む豪邸まで向かうと執事らしき人物が男を出迎える。

 

響様がお待ちです、此方へどうぞ坂田金時様と言って男の案内をする執事。

 

広い豪邸の中を静かに進んでいく執事に着いていった男。

 

到着した一室の前で坂田金時様をお連れしましたと言った執事に、貴方は下がっていいですよとジークフリートは言う。

 

丁寧に男に一礼してそれでは失礼します坂田金時様と言った執事が去っていく。

 

室内にいるジークフリートに会う為に扉を開けた男が目撃したのは、部屋の中央にある立派なピアノの前に置かれた椅子に座ったジークフリートの姿だった。

 

我が師よ、まずは1曲演奏しませんかと言ってきたジークフリート。

 

バイオリンをケースから取り出した男が何を演奏するのかなとジークフリートに聞くと、もちろん我が師と初めて出会った時に思いついたあの曲ですとジークフリートは答える。

 

あの曲か、じゃあ演奏しようか響くんと言ってバイオリンをいつでも奏でられるように用意した男。

 

ではいきますよと言ったジークフリートはピアノを弾き始めていく。

 

ジークフリートのピアノに合わせてバイオリンで演奏する男は、響くんはピアノの腕も凄いなと思っていたようだ。

 

しばらく演奏は続いていき、思う存分メロディーを奏でられたジークフリートは満足したらしい。

 

やはり我が師のバイオリンは素晴らしいと言ってきたジークフリートに、響くんのピアノも良かったよと男は言う。

 

それで、私を呼び出した理由は演奏だけが目的ではないねと言った男へ、我が師との演奏も目的の1つではありますが、わたしの修行もお願いしたいと思いましてと言いながらジークフリートは窓を開けると外に飛び出す。

 

敷かれたレンガを壊さずに余裕で着地したジークフリートを追って男も窓から飛び出して何も壊さず着地する。

 

さあ、我が師よ敷地内で自由に動ける場所まで向かいましょう、わたしが案内しますと言って歩き出したジークフリート。

 

そんなジークフリートに着いていった男は広大な敷地内を歩いていく。

 

到着した場所で構えをとったジークフリートに攻撃をする男は、ジークフリートが全力を出さなければカウンターできない一撃を放つ。

 

なんとかそれをカウンターで返したジークフリートに、徐々に攻撃の威力を高めていく男。

 

ジークフリートに限界を超えさせる為に攻撃を続ける男は、響くんならこの試練を乗り越えられる筈だと弟子を信じていた。

 

男の期待に応えるように威力が上がった攻撃をカウンターで返せるようになってきたジークフリート。

 

じゃあちょっと私と戦ってみようかと言った男に、挑ませていただきます我が師よと言って再び構えたジークフリートはカウンターのスタイルを崩さない。

 

後の先の極みに近付いているジークフリートに、振るわれた男の拳による鋭い突き。

 

完全なる円運動で回転してそれを受け流したジークフリートは男の突きの威力に自分の力を加えて腕を振るう。

 

涅槃の追走曲を繰り出したジークフリートの腕が迫ったところで腕を受けた男はジークフリートと同じく回転して攻撃を受け流す。

 

弟子の戦闘スタイルを更に昇華した動きを見せた男にジークフリートは、わたしの技術にはまだまだ先があるようですね、我が師はそれを教えてくれると師である男の動きを見逃さないように集中して見ていく。

 

男は次にジークフリートの完全なる円運動による回避行動を絡めるように打ち出す打撃をもってとらえる。

 

打撃によってダメージを受けたジークフリートに、こういう技もあるから内功を更に鍛えておこうかと言った男。

 

実際に攻撃を受けて納得したジークフリートは素直に内功を更に練って鍛える修行を行う。

 

こうして練り上げられたジークフリートの内功は弟子クラスの攻撃であるなら大抵の攻撃を弾くことが可能となったようだ。

 

男によって鍛えられたジークフリートは、達人の速度からの攻撃も避けることならできるようになっていたらしい。

 

まだまだ1人で達人の相手はできないが、新白連合の面々と一緒ならフォルトナより強い達人が相手でもジークフリートは勝てるようになっていた。

 

響くんが気の掌握を会得して達人になるには、まだ時間がかかりそうだなと思った男はジークフリートの修行を一旦切り上げる。

 

食事はしっかり食べないと駄目だよ響くんと注意した男に、修行を続けたかったのですが、我が師がそう言うなら食事にしましょうと言って豪邸に戻るジークフリート。

 

我が師も一緒にどうぞと用意された食事を食べた男は、美味いなと思ったようだ。

 

食事を終えて腹もこなれた頃に再び修行を再開した男とジークフリートは、とてつもなく激しい修行を続けていく。

 

積み重ねた修行によって確実に進歩しているジークフリートは達人への道を進む。

 

男の元で強くなっていったジークフリートは新白連合の中で最も先に進んでいるようである。

 

日々男と行っていた修行によって妙手の中でも達人寄りになったジークフリート。

 

並みの弟子では相手にならない今のジークフリートとまともに戦えるのは、暗鶚最強であった穿彗の弟子である鍛冶摩里巳くらいだろう。

 

ジークフリートにとって効果的な修行を行っていった男はジークフリートの実力を上げていく。

 

ジークフリートが以前よりも確実に強くなったことを確認した男が旅に出る準備を始めていると、近付いてきたジークフリートが最後に一緒に演奏をしませんかと聞いてくる。

 

そうだね、演奏しようかと了承した男がケースからバイオリンを取り出すとジークフリートと一緒に演奏を始めた。

 

ジークフリートと共に演奏した男は、響くんと一緒に演奏するのはとても楽しいなと思って微笑む。

 

演奏を終えてバイオリンをケースにしまった男が全ての荷物を背負ってジークフリートが住まう豪邸から立ち去っていく。

 

歩いていく師の背に向けて手を振ったジークフリートに、振り返って手を振る男。

 

また会いましょう我が師よと言ったジークフリートは、見えなくなるまで坂田金時という男に向かって手を振り続けていた。

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