櫛灘美雲の幼なじみになった転生者   作:色々残念

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第15話、闇の武器組

闇の武器組の1人の蛮刀使いが男に町中で戦いを挑んできた。

 

周囲の人々を巻き込むような軌道で蛮刀を振るう蛮刀使いの蛮刀を止めた男は、一般人を巻き込むんじゃないと怒りを込めて蛮刀をへし折って蛮刀使いを1発で倒す。

 

そして近くの床屋からバリカンを借りてきた男がバリカンで蛮刀使いのドレッドヘアーを刈っていく。

 

丸刈りでさっぱりした頭髪になった蛮刀使いを担いで人がいない山まで連れていった男は、蛮刀使いを叩き起こすと手鏡を渡して自分がどういう状態になっているか確認させたようだ。

 

俺のドレッドヘアーがと怒った蛮刀使いが素手で襲いかかってきたので再び倒した男は、闇の拠点にまで蛮刀使いを運ぶと投げ捨てて放置する。

 

それからしばらくは蛮刀使いは坂田金時という男を全力で追って何度も戦いを挑んだようだが毎回叩きのめされて、闇の拠点にまで荷物のような状態で送り返されてくる蛮刀使い。

 

自分の髪型であるドレッドヘアーにこだわりを持っていた蛮刀使いの怒りは全くおさまらないようで部下に当たり散らすことも増えていた。

 

坂田金時に弟子がいるという情報を入手した蛮刀使いは、男に勝てないなら弟子で憂さ晴らししてやろうと思ったらしく弟子を捜し始める。

 

見つけ出したジークフリートを殺そうとした蛮刀使いが蛮刀を振り上げたところで、腕を掴まれた蛮刀使いが顔を後ろに向けると男が無表情で立っていて恐怖を感じた蛮刀使いは念入りに関節を外されていく。

 

関節を外されて連れ去られた蛮刀使いは山で死なない程度に様々な恐怖を何日間も続けて叩き込まれていき、男によって克服できないようなトラウマを心に深く植え付けられた蛮刀使いは坂田金時という男に関わるようなことは2度としないと誓ったらしい。

 

こうして蛮刀使いが男を狙うことはなくなり、男を怒らせようとする闇の武器組も減ったようだ。

 

それでも闇は男を狙っていて、闇の武器組でも名の通った人斬りである女、狂剣のイザヨイが、山中で1人だけでのんびりと過ごしていた男の元に姿を現す。

 

刀を引き抜いて鞘を捨てると男に斬りかかったイザヨイに、今日はゆっくりとしていたいところなんだがなと男が言った。

 

わたしに斬られたらあの世でゆっくりできるんじゃないと言って笑いながら刀を振るうイザヨイ。

 

それは遠慮しておこうと言うと男は、イザヨイが振るった刀を見切って懐に入り込むと拳の一撃で特製の鎧を着たイザヨイを倒していた。

 

闇の拠点までイザヨイを運ばずに直ぐに立ち去ろうとした男だったが餓えた熊達がイザヨイを狙っていることに気付いて熊を何度も追い返したりしている内に、気を失っていたイザヨイが目を覚ましていたようだ。

 

男が熊を追い返している姿を見たイザヨイは自分が男に助けられていたことに気付く。

 

何故、わたしを助けた坂田金時と聞いたイザヨイに、倒した相手に死なれたら意味がないだろうと断言した男。

 

相手を死なせる為に戦っているわけじゃないんだよ、私は活人拳だからね、きみに死なれたら困るんだと笑った男の顔を見て思わず穏やかな気持ちで笑っていたイザヨイは、そんな自分に戸惑う。

 

相手は敵であるはずなのにどうしてこんなに穏やかな気持ちになるんだろうと思ったイザヨイは困惑していた。

 

人を斬るような気分ではなくなっていたイザヨイは敗けたのにこんなに気持ちが穏やかになるのは初めてだと思いながら男と会話していく。

 

話上手な男の話はとても面白く何回も笑ったイザヨイは、とても楽しそうな顔をしていた。

 

そろそろ私は山を出るから、きみも山を出たらどうかなと言ってきた男に、坂田金時、わたしはイザヨイだと名乗ったイザヨイ。

 

闇では私と話したことはあまり話さない方がいいと男はイザヨイに忠告をする。

 

もちろん誰にも話したりはしないさと言ったイザヨイは、落ちていた刀を鞘に納めると男に背を向けて山から出ていったようだ。

 

坂田金時か、面白い男だったなと思いながら笑ったイザヨイの足取りはとても軽かった。

 

闇に戻ったイザヨイは現れた櫛灘美雲に、金時の元に向かったようじゃが戦った以外は特に何もしておらんじゃろうなと圧をかけられながら聞かれることになって坂田金時の忠告を思い出す。

 

戦っただけだと答えたイザヨイは、圧から解放されたところで坂田金時の忠告を聞いていて良かったと思ったらしい。

 

坂田金時に櫛灘美雲が執着しているという噂は本当だったのかと考えたイザヨイは、櫛灘美雲の圧力で大量にかいていた冷や汗を拭っていく。

 

流石は闇の九拳、凄い圧力だったが、もしも坂田金時と楽しく話していたと正直に答えていたらどうなったことかと思ったイザヨイは、想像してみると櫛灘美雲に殺されているイメージが思い浮かんだようだ。

 

闇の武器組の中でも有名な黒近衛三本槍が、男の前に現れて戦いを挑んでくる。

 

我ら黒近衛三本槍にかかれば無手の武術など裸の兵に同じと言って騎馬に跨がった騎士が槍を片手に突撃してきた。

 

鎧を着込んだ騎士のような西の槍が跨がる騎馬を狙うことはせずに、騎馬の勢いが込められた槍の突きを片手で掴んで容易く止めた男に驚愕する西の槍。

 

騎馬の勢いも止められて動けなくなった西の槍が持つ槍を、まるで飴細工のように簡単にへし折った男が跳躍して騎馬に跨がる西の槍の頭部に打撃を叩き込んで気絶させておく。

 

騎馬を誘導して下がらせた男は、黒近衛三本槍の残りに次はどっちだと問いかける。

 

少しはやるようだなと戦意の衰えていない黒近衛三本槍は怯まない。

 

黒近衛三本槍が1人、東の槍、参ると言った鎧武者のような姿をした大男が槍を構えて男へ向かってきた。

 

腕力だけなら西の槍よりも優れている東の槍は豪腕で槍を小枝のように軽々と振るう。

 

螺旋薙掃き車という高速で螺旋回転を加えて回した槍を突き出す激しい技を繰り出す東の槍が、この激しき槍さばきの前に無手では為す術もなかろうと言い出す。

 

真正面から避けずに螺旋薙掃き車を片手で掴んで簡単に止めた男が力には自信がある東の槍と力比べをしていった。

 

男の片手に掴まれているだけで全く動かない槍を両手に渾身の力を込めて必死に動かそうとする東の槍。

 

全く本気を出していない男の片手に、全力で力を出している東の槍の両手は敵わない。

 

力比べは私の勝ちだなと言って男は、槍を掴んでいないもう片方の手を手刀の形にして振るう。

 

男によって容易く切断された槍に驚く東の槍に男の拳が叩き込まれていった。

 

東の槍が着込んでいる頑丈な鎧の腹部に拳の跡が1つ残り、気を失った東の槍が倒れ込んだ。

 

西と東がやられたかと言った黒近衛三本槍の最後の1人。

 

なかなかやるようだが、オレは2人のようにはいかないぜ、と言い出した中央の槍が槍を構える。

 

黒近衛三本槍の中で1番強い中央の槍は槍を身体の一部にしており、手の延長と言える程度にまで槍を使いこなしているようだ。

 

槍先から伝わる僅かな空気の乱れも感じ取れる中央の槍は、槍使いとして西の槍や東の槍よりも上をいっているらしい。

 

兵器の王の真の力を見るがいいと言って、槍を振るう中央の槍が繰り出す極纏直刺は大理石の柱であろうと綺麗に風穴をあけることができる突き技であり、かすっただけでもかなりの威力がある技だが男には当たらなかった。

 

続けて風拳斬雲という槍を振り回して広範囲を切り裂く技を放つ中央の槍。

 

風圧でも斬ることができる風拳斬雲を風圧すらも回避した男。

 

連壁波という槍で円を描くような突きを連続で繰り出す技を披露する中央の槍の槍を掴んだ男は、鉛筆を折るかのように容易く槍をへし折って間合いを詰めると拳を打ち込んだ。

 

男の拳による一撃を喰らった中央の槍は完全に意識が飛んでいたようである。

 

黒近衛三本槍を相手に余裕で圧勝した坂田金時という男の名が、また裏の世界では上がっていたらしい。

 

2泊3日の臨海学校にきている荒涼高校2年の生徒達。

 

海に近い山でカレーを作っている生徒達を囲むようにアレクサンドル・ガイダルによって日本に派遣されたロシアの軍人達が身を潜めていた。

 

旅をしている途中で偶然同じ山にきていた男が、明らかに荒涼高校の者達を狙っているロシアの軍人を密かに素早く倒していく。

 

ロシアの軍人を倒してから山に潜んでいたジークフリートを見つけた男は、とりあえず簡単に食べられる食料をジークフリートに提供して食べさせる。

 

我が師よ感謝しますと言ったジークフリートが再び山に潜んでいく姿を見送った男はロシアの軍人達が隊を分けていることにも気付いていて、荒涼高校の者達が別れた数だけ散らばっていると判断したようだ。

 

梁山泊の馬剣星とアパチャイ・ホパチャイの気配も察知している男は、とりあえずロシアの軍人の部隊を1つは梁山泊に任せても良さそうだと思っていた。

 

男と遭遇したロシアの軍人であるマクシームが、リストにはないが目撃者は消しておこうと両手にナイフを構えて男に襲いかかる。

 

タフさだけは達人級並みにあって頑丈なマクシームの顔面にデコピンを叩き込んで一撃で気絶させた男。

 

アレクサンドル・ガイダルの命令で派遣されてきた他の軍人も闇夜の中で倒していく男に向かって、バネ式で刀身を打ち出すスペツナズナイフを飛ばしてきたロシアの軍人を無力化した男は指で挟んで止めたスペツナズナイフの刀身を放り捨てていく。

 

両手にナイフを持ったゲルギンスが男の前に立ち塞がり、ロシアの赤きナイフの腕を見せてやろうと言い出した。

 

ゲルギンスが持つ右腕のナイフは攻撃、左腕のナイフは防御、といったところだが達人級ではないゲルギンスの攻撃は男にとっては遅すぎる速度であり、容易くゲルギンスの懐に入り込んだ男は一瞬でゲルギンスを倒す。

 

ゲルギンスが持っていたナイフもへし折っておいた男が動き、残りのロシアの軍人達を臨海学校が終わるまで気絶させておく。

 

ボリス・イワノフ以外は全て梁山泊と男に倒されたロシアの軍人達は完全に無力化されていたようである。

 

臨海学校で山にきていた荒涼高校の者達を全員抹殺するというロシアの軍人達に下されたアレクサンドル・ガイダルによる命令は失敗に終わった。

 

それでもボリス・イワノフは単身で白浜兼一に決死で戦いを挑む。

 

ボリス・イワノフと白浜兼一の戦いを見守っていた男は、決死で戦うボリス・イワノフに対して決死で活人する白浜兼一を見届けていく。

 

殺人拳と活人拳の弟子による白熱した戦いは白浜兼一の勝利に終わったようだ。

 

戦闘服から着替えて体操着に戻ったボリス・イワノフが普通に臨海学校に戻っていく姿を見た白浜兼一。

 

梁山泊の馬剣星とYOMIのボルックスが竹2本を動かして、その間を水着姿のカストルがステップを踏んでいく。

 

目立つことが大好きなカストルを目立たせていく馬剣星は、通りすがりのおじさんとして色々なアイディアを出す。

 

馬剣星が竹で作ったリンボーダンスを仰け反って進んでいくカストルに合わせてジークフリートが楽器で音楽を鳴らしていった。

 

それは少し流行ったようでカストルだけではなく他の生徒達までもが水着でリンボーダンスをしていく姿が遠目で荒涼高校の生徒達を見守る男には見えていたようだ。

 

荒涼高校の教師である小野先生に言われた臨海学校中は普通の学生さんでいなさいに従っていたボリス・イワノフは珍しく遊ぶ姿を見せる。

 

教師を気遣っているボリス・イワノフは自分がいなくなってからのことも考えて自分に歯向かってきたガッツがある生徒に教師である小野先生の面倒を頼んでいた。

 

最後の最後まで面倒見がいいボリス・イワノフは頼みをしている最中に背後で盛大に転んだ小野先生を優しく立たせて転んだら自分で起きましょうと言う。

 

地下格闘場で試合をしていた男は別のリングで戦っている武田一基を発見。

 

危うげなく戦っていた武田一基は確実に進歩しているようで対戦相手の攻撃を全てナックルパートで捌いていく。

 

武田一基の試合を見ながら自分の試合をしていった男が相手に合わせて身体能力を抑えて見ごたえのある試合にしていく姿を見たジェームズ志場。

 

男を見て相変わらずのようであるなと思ったジェームズ志場は目線を動かし、弟子である武田一基の試合を見ながら一基も進歩しているようであると頷いて笑う。

 

鮮やかに試合を終わらせた男は観客達からの歓声を浴びながらリングを降りていった。

 

武田一基は試合を連続で続けるようで、次の対戦相手がリングに現れると裏ボクシングの構えをとった武田一基。

 

弟子が勝てる試合しか組まないジェームズ志場は慎重に試合をさせているらしく、武田一基は地下格闘場で毎回勝利を重ねている。

 

武田一基が地下格闘場で勝利して今まで稼いできた金額はかなりのものとなっているが、ジェームズ志場が以前王者であった裏ボクシングで稼いでいた金額に比べればまだまだのようだ。

 

弟子を育てたことがなかったジェームズ志場の初めての弟子である武田一基を、ジェームズ志場は師匠として大事にしていて武田一基の実力的に危険な相手とは試合を組ませることはない。

 

それでも一瞬の油断が命取りになる武術の世界を知っているジェームズ志場は弟子に、たとえどんな相手であろうとも戦う時は決して油断をするなと教え込んでいた。

 

ジェームズ志場の教えを守っている武田一基は今日も無傷で勝利して試合を終わらせることができたようだ。

 

武田一基が前よりも強くなっていることは見ただけでわかっていた男。

 

ちゃんと師匠をやっているみたいだなとジェームズ志場を見た男は、ジェームズ志場と目が合ったので軽く手を振っておく。

 

男に手を振られたジェームズ志場は苦い顔をして顔を逸らす。

 

武田一基の試合が全て終わると素早く地下格闘場から出ていくジェームズ志場と武田一基。

 

外に出ると弟子の背に乗ったジェームズ志場が、武田一基を全力で走らせていった。

 

ジェームズ志場と武田一基を見送った男は、今日の宿を探していくようである。

 

見つけた宿泊施設に泊まった男がベッドに横になって眠りにつくと危険を察知しなければ朝まで目が覚めることはない。

 

男の寝込みを襲いにきた闇の武器組が部屋に入った時には起きていた男が、闇の武器組達を一瞬で倒していく。

 

部屋の外に出した闇の武器組達を通路の端に寄せておいた男は、部屋に戻るとベッドに横になり再び寝始めた。

 

男によって倒された闇の武器組達は宿泊施設の通路で丸一日は気絶していたらしい。

 

朝になって宿泊施設を出ることにした男は通路の端で気絶している闇の武器を見て、端に置いておいたから踏まれることはないだろうと思いながら素早く宿泊施設を後にする。

 

それにしても最近闇の武器組とよく会うなと思った男が、歩いているとまた別の闇の武器組達が立ち塞がった。

 

騎士のような姿をした闇の武器組達は現役の傭兵団であるようだ。

 

坂田金時という男に懸けられた莫大な賞金を目当てに男を狙う闇の武器組達。

 

鎧を着込んだ傭兵団の鎧を容易くへこませながら一撃で倒していく男に、怯まず向かっていく闇の武器の傭兵団。

 

鳥の頭部を模したヘルムを被る傭兵団の団長が、トリスタンと呼んだ他の団員とはレベルが違う1人と連係して男に襲いかかっていく。

 

最近戦った黒近衛三本槍の方が強かったかなと思った男の手で、剣をへし折られた闇の武器組の傭兵団の2人に、いつものように男の手加減した一撃が叩き込まれて気絶した傭兵団の団長とトリスタンは倒れて動くことはない。

 

これで今日はもう闇の武器組が私を襲いにくることはないだろうと思った男は走り出す。

 

本気で走る男に追いつけるものは闇ではシルクァッド・ジュナザードだけであるが、闇の武器組にシルクァッド・ジュナザードが協力することはなく完全に男を見失った闇の武器組。

 

これで男の元に闇の武器組に所属する者達を送り込むことが難しくなったようだ。

 

久し振りに本気で移動した男は闇の武器組を振り切って自由に過ごしていく。

 

闇の武器組が男の元に刺客を送り込めていたのは、のんびりと過ごしたいと思っていた男が移動速度と移動距離を抑えていたからであった。

 

かなりの距離を凄まじい速度で駆け抜けた男に追いつけるものは闇の武器組には誰もいない。

 

こうして闇の武器組に襲われることのない穏やかな日々を過ごしている男が、1人で山の中に入っていくとまだ残っている自然が男を出迎える。

 

ここは空気が濃いな、良い場所だと思った男はしばらくこの山で過ごすことに決めたようだ。

 

山で過ごしていく男は自然の中で穏やかに生活をしていった。

 

充分に自然を満喫した男は山を出ると宿泊施設に泊まっていく。

 

宿泊施設の近くの銭湯に入った男は、さっぱりしてから湯上がりにコーヒー牛乳を飲む。

 

久し振りに飲むと美味しいなと思った男がもう1本コーヒー牛乳を買って飲み干す。

 

銭湯を後にして宿泊施設に戻った男は、ジークフリートに渡されたバイオリンをケースから取り出して手入れを丁寧にする。

 

それから闇の九拳であるアレクサンドル・ガイダルに渡された全てがプラチナ製の天使を見て、素晴らしい作品だと思いながら頷く男。

 

高度な技術が使われている天使は作品として完成度が高い代物であり、価値をつけるとしたらかなりのものとなることは間違いないだろう。

 

大切にしておこうと考えた男は天使をしまうと荷物の整理を始めていく。

 

大量の荷物を持っているわけではない男の荷物整理は直ぐに終わってやることがなくなったようである。

 

宿泊施設を出て近くのラーメン屋に入った男はチャーシューメンを頼んで食べ始めた。

 

一口食べ始めて直ぐにここのラーメン屋は当たりだなと思った男。

 

分厚いチャーシューが載せられたチャーシューメンをゆっくり食べ終えて、もう1杯ラーメンを頼む程度にはこの店のラーメンは美味しかったらしい。

 

満足できる食事を終えて会計を済ませた男がラーメン屋を出ると見上げた空は夕焼け空になっていたようだ。

 

宿泊施設に戻った男が眠りに入ると特に襲われることもなく朝を迎えられた。

 

宿泊施設を出た男に近付いてくる見知った気配に、今日は何の用かなと思う男が気配の主が現れるのを待つ。

 

現れた櫛灘美雲は袴を穿いていて数珠も首にかけている。

 

戦闘体勢が整っている櫛灘美雲を見て、どうやら今日は闇への勧誘にきたようだなと思った男。

 

予想通りに闇への勧誘をしてきた櫛灘美雲へ断りを入れた男に襲いかかってきた櫛灘美雲は本気であったが、坂田金時という男とは実力差があって勝負は瞬くよりも速く終わる。

 

気を失った櫛灘美雲を支えていた男の腕の中で、目覚めた櫛灘美雲が手を伸ばして男の頬に触れていく。

 

優しい手つきで頬を撫でる櫛灘美雲は、金時と男の名を呼ぶ。

 

どうした美雲と聞いた男に、このまましばらく抱き締めていてくれぬかと答えた櫛灘美雲。

 

ああ、いいよと言った男はとても優しい顔をしていて、男の腕の中にいる櫛灘美雲も戦っていた時とは違う、とても穏やかな顔をしていたようだ。

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