櫛灘美雲の幼なじみになった転生者   作:色々残念

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第18話、武田一基

地下格闘場で日々戦いを続けて連勝している武田一基は、1度も敗北することなく勝ち続けている。

 

武田一基が勝てる相手としか試合を組まないジェームズ志場は徹底していて、相手の実力を完璧に見抜いてから武田一基が勝てると判断した時しか試合をさせない。

 

大金を賭けてカードを組むジェームズ志場が弟子の武田一基に冒険させることはなかった。

 

ある地下格闘場のオーナーに呼ばれた男が向かった地下格闘場では武田一基が試合をしている真っ最中。

 

木刀を持った相手と戦っている武田一基は攻撃を完全に見切っていて、素早く間合いを詰めて相手に裏ボクシングの技を叩き込む。

 

相手を気絶させて勝利した武田一基を見た男は、前に見た時よりも腕を上げているようだなと思ったらしい。

 

地下格闘場のオーナーが男を呼んだ理由も武田一基であったようであり、毎回毎回かなりの大金を賭けて勝利していく武田一基をこの地下格闘場に出入り禁止にするか迷っているとのことだ。

 

どうやらジェームズ志場は弟子を使って荒稼ぎし過ぎたようである。

 

地下格闘場のオーナーに少し待っていてくれと言って移動した男は、ジェームズ志場に話しかけた。

 

大金を賭けて勝負し過ぎたみたいだぞ、このままだと武田くんはここの地下格闘場を出入り禁止になるかもしれないと言った男に、ならば違う場所に向かうだけであーると言い切ったジェームズ志場。

 

実戦で経験を積ませたいのはわかるが、大金を賭けて試合をし過ぎれば、いずれはどこの地下格闘場だろうと出入り禁止になってしまうんじゃないかと忠告する男。

 

弟子に経験を積ませて大金までゲットできる今の状態がベストであるが、いつまでも続けられる訳ではないことぐらいわかっているのであると答えたジェームズ志場。

 

いずれ我が弟子には表のボクシングで有名になってもらう予定であるが、それは貴殿には関係あるまい、我が輩の弟子育成方針は我が輩が決めるのであるとジェームズ志場は語る。

 

なるほど地下格闘場は武田くんに経験を積ませることと資金稼ぎを兼ねた場所で、長居するつもりはないのかと男は頷いた。

 

じゃあこの地下格闘場を出入り禁止になっても問題はないな、他の地下格闘場も出入り禁止になると思うがと言って男が地下格闘場のオーナーの元に向かおうとすると、待つのである坂田金時と言いながら男を呼び止めてきたジェームズ志場。

 

他の地下格闘場も出入り禁止になるとはどういうことであるかと聞いてきたジェームズ志場に、ここの地下格闘場のオーナーは、手広く他の地下格闘場でもオーナーをやっているから、まとめて出入り禁止になることは間違いないということだよと男が答える。

 

それは流石に計算違いであるぞと頭を悩ませたジェームズ志場は唸った。

 

ちなみにどこが出入り禁止になるのであるかと聞くジェームズ志場へ、こことこっちにあそこと払いが良いここもそうかなと地下格闘場がある場所が描かれた地図を指さしていく男。

 

全部ここの地下格闘場を出入り禁止にされたら行こうと思っていた場所であると落ち込んだジェームズ志場に、出入り禁止を待ってもらうには大金を賭けるのを止める必要がありそうだがと男が言う。

 

一基に経験を積ませる為には仕方あるまい、此方が折れるとするのであると言ったジェームズ志場は大金を賭けるのを諦めたようだ。

 

それを地下格闘場のオーナーに伝えに行った男から話を聞いて、破壊神シバの弟子であることはわかってたけど、毎回ジェームズ志場さんが彼の勝ちに凄い大金を賭けるから払うのが大変だったんだよと地下格闘場のオーナーは安心したように言った。

 

これで武田一基が複数の地下格闘場を出入り禁止となることは避けられたらしい。

 

何も知らない武田一基は師匠であるジェームズ志場が組んだカードで試合を続けていく。

 

今度は両手にトンファーを持った相手と試合をしていった武田一基。

 

トンファーを巧みに扱って振るう相手の攻撃を避けていく武田一基は、今回の相手は強そうじゃなーいと嬉しそうに笑う。

 

拳の突きと同じ軌道でトンファーによる突きが放たれ、瞬時に橫回転したトンファーが武田一基の頬をかする。

 

流石に直撃は避けられたけどちょっとかするとは、間合いが完全に見切れていなかったかと反省した武田一基は、相手の動きをよく見るようにした。

 

腕を振ってトンファーを左右に回転させながら攻撃してくる相手は、だいぶトンファーの扱いに慣れているようだ。

 

それでもトンファーを身体の一部にできるまでは扱えていないので武器使いとしては、まだまだであるが今の武田一基には手強い敵だと言える相手だろう。

 

トンファーを振るう相手の動きを冷静に見ていた武田一基は、相手が攻撃する瞬間にこそ隙があると判断したらしい。

 

武器を持つ者のおごりを突くことにした武田一基が、タイミングを見計らっていく。

 

トンファーで突きを出してきた相手に紙一重のクロスカウンターをとって顔面に渾身の拳を叩き込んだ武田一基。

 

一撃で相手を倒した武田一基は、なんとか勝てたけど地下格闘場の中だとけっこう強い相手だったじゃなーいと思っていた。

 

ジェームズ志場先生にしては手堅い試合じゃなかったようなと武田一基は疑問に思う。

 

そんな武田一基に次の試合が組まれていき、疑問を考えている暇はなくなっていく。

 

武器使いを相手に経験を積んでいった武田一基は確実に進歩していたようだ。

 

稼ぐ為に間違いなく勝てる相手と戦わせるのではなく、武田一基の実力を上げる為の相手と戦わせるようになったジェームズ志場。

 

そんな師弟を見ていた男は、弟子のことを考えているいい師匠になったなとジェームズ志場を見て頷いた。

 

後日白浜兼一と武田一基が再び戦うことになり、岬越寺秋雨とジェームズ志場がヒートアップして何故か互いの師匠の髭をかけた髭剃りマッチとなったらしい。

 

進歩している武田一基との戦いは白浜兼一にとっても厳しいものとなったようだ。

 

ボクシングの数を当てて削っていくパンチは、スピードの突き詰め方が違って質が違うことに戸惑う白浜兼一。

 

右腕で一流プロボクサー以上のジャブを見せる武田一基に感心している岬越寺秋雨は、治った左腕での実力が楽しみだと思いながら武田一基の仕上がりに師匠であるジェームズ志場をやるな志場っちと褒める。

 

拳の垂直にあたる面であるナックルパートを使って白浜兼一の攻撃を捌く武田一基は、白浜兼一の無拍子を参考に習得したオートゥリズムを放つ。

 

拳の突きに精通した格闘技であるボクシングの中でも柔軟な技術体系がある裏ボクシングを以てすれば、ノーモーションから最大パワーパンチを放つ無拍子に似た技を習得することは可能であった。

 

白浜兼一の無拍子は空手、中国拳法、ムエタイ、柔術の全ての身体の動き、その要訣の上に成り立った技。

 

腰、足、目の運び、気の運用まで含まれている無拍子と違って、オートゥリズムは主に上半身、特に背筋を上手く使った技で無拍子とは質が違うことを見抜いた岬越寺秋雨と男は、白浜兼一と武田一基の戦いを見ていく。

 

武田一基のオートゥリズムの一撃を喰らってもダウンしなかった白浜兼一は、梁山泊の修行で鍛え上げられていたらしい。

 

白浜兼一の身体が、まるで鉄でできているかのように頑丈だと思った武田一基は、白浜兼一に数打つパンチを繰り出していった。

 

流水制空圏を発動した白浜兼一に対して武田一基も浅いが流水制空圏を発動する。

 

無敵超人の108の技の1つである流水制空圏を、数多き口伝をもとに推測し、仮説し、ついには再現したジェームズ志場によって武田一基は流水制空圏を身に付けていたようだ。

 

流水制空圏の第一段階である相手の流れにあわせるを始めた白浜兼一と武田一基の両者。

 

互いの流れにあわせ合うと技撃軌道戦が始まっていく。

 

読めていても避けられない攻撃であるオートゥリズムを繰り出す武田一基の一撃が直撃した白浜兼一。

 

連射が可能であるオートゥリズムを連続で放ち続ける武田一基。

 

流水制空圏を発動したままの白浜兼一が流水制空圏第二段階にまで到達して武田一基の懐に入り込んで無拍子を叩き込んだ。

 

吹き飛んだ武田一基が立ち上がり、まだまだじゃなーいと言いながらパンチを放つ。

 

ボクサーの執念で戦い続ける武田一基は確実に白浜兼一の無拍子によってダメージを受けていたが、戦いを止めない。

 

武田一基が再び繰り出すオートゥリズムを喰らって倒れそうになった白浜兼一もまだまだと言って立ち続ける。

 

執念と信念の戦いとなった戦いは再び無拍子を武田一基に叩き込んだ白浜兼一の勝利となった。

 

2発目の無拍子を喰らって意識が飛んでいた武田一基を見て迷わずタオルを投げ込んだジェームズ志場を見直した岬越寺秋雨。

 

勝ち負けを忘れ、弟子の身を案ずるなど昔のきみなら考えられないことだと言った岬越寺秋雨に、照れているジェームズ志場が、こんな一銭にもならぬ試合で、我が財源、金を叩き出すニワトリを壊されてはバカバカしかったからであーると言う。

 

そんなジェームズ志場に髭剃りマッチの約束を忘れていたわけではあるまいと言い出す岬越寺秋雨。

 

しかし情けをかけて髭は剃らなくてもいいと言った岬越寺秋雨に、秋雨っちの情けなど受けんであーると言って香坂しぐれから渡された短刀でほんの僅かだけ剃って、はい剃ったと言い出したジェームズ志場。

 

そのまま逃げ出そうとしたジェームズ志場に男がとてつもない速度で近付いて素早く暗経穴を突く。

 

身動きができなくなったジェームズ志場に香坂しぐれをけしかける岬越寺秋雨。

 

香坂しぐれによって生え揃った髭を全て綺麗に剃られてしまったジェームズ志場は、後日鏡を見て物凄く落ち込んだようである。

 

その姿を見て武田一基も師匠であるジェームズ志場に対してとても申し訳ない気持ちになったらしい。

 

一基よ、負ければ全てを失うのがこの世界だと言ったジェームズ志場に、すいませんでしたと謝った武田一基。

 

生きているなら武術家には次がある、次は勝つのだぞ一基と言って頷いたジェームズ志場。

 

はい、ジェームズ志場先生といい返事をした武田一基に、修行を積ませていくジェームズ志場は良い師匠だった。

 

裏ボクシング界で王者であったジェームズ志場の的確な修行で武田一基は更に成長していき、以前よりも確実に強くなっていく。

 

裏ボクシングをしている地下格闘場から、またリングに立ってみないかと誘われた男は、私はもう裏ボクシングはしないと決めていると断りをいれる。

 

裏ボクシング界の新たな王者の素行が悪すぎるので倒してほしいとも言われたが、私以外に頼みなさいと言って断った男。

 

一応ジェームズ志場にも伝えておこうと思った男は、ジェームズ志場が土地ごと購入した広い家に向かう。

 

弟子を鍛えている最中だったジェームズ志場は、何の用であるかと男に言ってきた。

 

今の裏ボクシング界の王者を倒してほしいという依頼があったら受けるつもりはあるかなと聞いた男に、依頼料によるのであると答えたジェームズ志場。

 

この位かなと金額を教えた男に、引き受けようと言ったジェームズ志場と弟子の武田一基を連れて裏ボクシングをやっている場所まで向かう男。

 

依頼を引き受けたジェームズ志場が久しぶりに裏ボクシングのリングに上がっていく。

 

リングに上がる前にジェームズ志場は、我が輩の戦いを目に焼きつけておくのだぞ一基よと弟子である武田一基に言っていたようだ。

 

今現在の裏ボクシング界の王者と以前男に敗北するまで裏ボクシング界で長く王者として君臨していたジェームズ志場が激突する。

 

師匠であるジェームズ志場の戦いを集中して見ていた武田一基は流水制空圏を発動して動きを読もうとしていたが、ジェームズ志場とその相手の動きが速すぎて全く動きを追いきれていない。

 

困っている武田一基を見かねた男が、ジェームズ志場と相手の激しい戦いの解説をしていった。

 

見えてはいないだろうが今のジェームズ志場が放った右フックは囮で本命は左ボディブローだと語る男。

 

相手から連続で放たれた左ジャブを全て避けたジェームズ志場が繰り出した左ストレートが顔面に直撃したところだな、だから相手の動きが一瞬止まったんだと説明する男に、そうなんですねと説明を真剣に聞いていく武田一基。

 

そしてどうやら相手がやっているのは裏ボクシングだけではないらしいと言った男の言葉通りに、ジェームズ志場の対戦相手の構えが変わる。

 

ジークンドーの構えになった対戦相手は完全に本気になっており、パンチであるならどんなパンチであろうと受け入れる裏ボクシングルールでは、たとえボクシングとは違う種類のパンチを放とうと試合を止められることはない。

 

ジークンドーの最速、最短の連打を可能とする縦拳が最短距離を突く。

 

驚異的なハンドスピードで連打を続ける対戦相手の攻撃を回避するジェームズ志場。

 

ボクサーではなかったようであるなと思ったジェームズ志場は、異種格闘戦の経験を活かしてジャブを繰り出す。

 

ジェームズ志場の攻撃を捌きつつ、即座に攻撃に転じる受即攻の無駄なき動作を続ける対戦相手。

 

裏ボクシングよりもジークンドーの技術の方が洗練されていた対戦相手の攻撃を被弾することなく全て避けたジェームズ志場。

 

試合が全く見えていない武田一基に師匠であるジェームズ志場の戦いを教えていく男。

 

ジークンドーを使いだしてから相手の動きが良くなっていることも伝えた男に、ジェームズ志場先生の相手は強いんでしょうかと聞く武田一基。

 

まあ、弱くはないのは間違いないと答えた男は、互いに攻撃が当たることがなくなった戦いを見続けていく。

 

まともに攻撃が当たらない状態になった戦いを終わらせる為に、弟子を一瞬見たジェームズ志場は技を借りるぞ一基と思いながらオートゥリズムを放つ。

 

ノーモーションからの最大パワーパンチが対戦相手に直撃して意識が飛びかけた対戦相手にだめ押しのオートゥリズムが打ち込まれ、完全に意識を失ったジェームズ志場の対戦相手がリングに崩れ落ちた。

 

再び裏ボクシング界の王者となったジェームズ志場だが、王座に君臨することなくあっさりとリングを下りる。

 

あくまでも依頼料だけが目当てであり、弟子の育成で忙しいジェームズ志場には裏ボクシング界で王者であり続ける義務はない。

 

今回のジェームズ志場との戦いをきっかけに王者であった対戦相手も色々と思うところがあったらしく素行を改めたようだ。

 

勝利した師匠に尊敬を深めた武田一基は、試合は最後まで見届けましたけどスピードが速すぎて見ることができませんでしたが、坂田金時さんに解説をしてもらったのでどんな試合だったかはわかっています、凄い試合でしたジェームズ志場先生と言った。

 

弟子からの純粋な尊敬が込められた言葉が嬉しかったのか、では食事に行くぞ一基、我が輩が奢ってやろうと言い出すジェームズ志場。

 

解説ありがとうございました坂田金時さんと言って男に頭を下げた武田一基。

 

そんな弟子を連れて去っていくジェームズ志場を見送った男は、私も弟子に会いに行こうかなと思ったようだ。

 

迷わずジークフリートの元へ向かった男はジークフリートが住む豪邸に到着して、男を出迎えた執事と少し会話をしていると現れたジークフリート。

 

まずは1曲演奏しましょうと言い出したジークフリートに頷いた男がバイオリンをケースから取り出した。

 

ジークフリートと共に演奏を始めた男は、バイオリンで素晴らしい音を奏でていく。

 

演奏を終えてから、我が師よ今日は何のご用でしょうかと聞いたジークフリートに、新たな修行を響くんにはしてもらおうかと思ってねと言った男。

 

では修行ができる場所まで移動しましょうと言って豪邸の入口から移動していくジークフリートに着いていった男は、辿り着いた場所でジークフリートの修行を始めていった。

 

ジークフリートの技量を高めていった男はジークフリートと新たな技を作り出すことに成功する。

 

対斬撃に対するカウンターである因果応報のマルチストレインヌともう1つ。

 

弓矢による攻撃を喰らった場合に回転して矢を投げ返す技の輪廻のバッハ弓である。

 

手加減した男の手刀による攻撃と投擲による攻撃に対するカウンターとして編み出された技であった2つの技は、対武器の技として使えるものとなっていたようだ。

 

輪廻のバッハ弓は回転を使う技である為に比較的早く修得できたらしい。

 

しかし斬撃の間合いを完全に見切る技量が必要になる因果応報のマルチストレインヌを修得することができたのは、ジークフリートが男がいない時も努力を続けていたからである。

 

弟子であるジークフリートの努力をしっかりと感じ取れていた男は物凄く嬉しかったようで、そんな弟子を持てたことをとても喜んでいた。

 

新技を2つ身に付けたところで修行は更に激しさを増していき、疲れきったジークフリートが倒れ込んだ。

 

それでも音楽に対する強い執念で立ち上がったジークフリートは、思いついたメロディーを素早く紙に書いていくと、できましたと満足気に全てのメロディーが書かれた紙を掲げる。

 

完全に体力を使いきったようで膝から崩れ落ちていったジークフリートを担いで部屋まで運んでいく男。

 

運ばれていく最中にジークフリートが男に言った言葉は、後で思いついたメロディーを一緒に演奏しましょうというものだった。

 

音楽が好きでたまらないジークフリートは、いつも音楽のことを考えているらしい。

 

その後復活したジークフリートと一緒に新たなメロディーをバイオリンで演奏していった男が、また良い曲ができたね響くんと喜ぶ。

 

演奏を終えてからバイオリンをケースにしまった男は、護衛の依頼が近いからそろそろ私は行かないといけないなと言ってジークフリートの豪邸を出ていく。

 

また会いましょう我が師よと言ったジークフリートが豪邸の入口から笑顔で男を見送りながら演奏する。

 

ジークフリートの奏でる曲を聴きながら去っていった男は、やっぱり良い曲だなと思いながら歩き出す。

 

その頃櫛灘美雲は弟子の櫛灘千影が果物を食べ過ぎないように見張っているところだった。

 

坂田金時に改良された櫛灘流の延年益寿の秘法を伝授されてから、櫛灘千影は果物なら食べられるようになっている。

 

基本的に甘いものが食べれない櫛灘流で甘い果物が普通に食べられるようになったことは櫛灘千影にとってとても嬉しいことだったらしい。

 

タガが外れたかのように果物を食べる櫛灘千影を見て、流石にまずいと思った櫛灘美雲は弟子を見張れる時は見張るようにしているようだ。

 

今日はそこまでではないようじゃのうと思った櫛灘美雲は、櫛灘千影にほどほどにしておくのじゃぞとだけ言って弟子がいる部屋を後にする。

 

自分の部屋に戻った櫛灘美雲は以前男と一緒に撮った写真が飾られた場所を見て嬉しそうに笑う。

 

金時と一緒に観光した時の写真じゃなと言って写真を見る櫛灘美雲は、とても穏やかな顔をしていて殺人拳の頂点の闇の九拳とは思えない顔だったようである。

 

坂田金時という男が関わると色々な顔を見せる櫛灘美雲。

 

いつも坂田金時のことを考えている櫛灘美雲は、坂田金時という男をとても大切に思っていた。

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