櫛灘美雲の幼なじみになった転生者   作:色々残念

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第25話、ティダート王国

インドネシアに隣接する大小100を超える島々からなる国であるティダート王国へ到着した男と櫛灘美雲。

 

首都ティダートがあるプラウ・ベーサーに来ていた男と櫛灘美雲を普段見ない顔だと気付いたチンピラは観光客だと判断したようで、バイクでひったくりをしようとしたティダート王国のチンピラに櫛灘美雲の気当たりが叩きつけられる。

 

横転したバイクから落ちたチンピラを助けて地面に寝かせておいた男。

 

狙った相手が悪かったチンピラのひったくりは行う前から失敗に終わった。

 

チンピラの状態を見て、気当たりが少し強すぎたんじゃないかな、完全に気を失っているみたいだよ美雲と言った男に、わしと金時の楽しい旅行を邪魔するものには容赦はせんと言い切る櫛灘美雲。

 

いきなりひったくりをしようとしてきたチンピラと遭遇したからか美雲は少し気が立っているなと思いながら、とりあえず友人の今の居場所を知る為に聞き込みをしようと考えた男は聞き込みをしていく。

 

ラデン・ティダート・ジェイハンはティダート王国を完全に1つにまとめる為に活動をしているようで、師であるシルクァッド・ジュナザードと共にティダート王国を回っている最中らしい。

 

シルクァッド・ジュナザードはプンチャック・シラットを教える為だけに行動を共にしているだけであり、ティダート王国をまとめているのはラデン・ティダート・ジェイハンだけの力によるものであるようだ。

 

カリスマ性と優れた統治能力を持っているラデン・ティダート・ジェイハンは、ティダート王国の皇太子として国の為に働いていた。

 

ラデン・ティダート・ジェイハンが向かった島に行って気を探り、シルクァッド・ジュナザードとラデン・ティダート・ジェイハンの居場所を掴んだ男は櫛灘美雲を連れて素早く移動していく。

 

高速で移動している最中に、金時の友とは、YOMIに所属しているラデン・ティダート・ジェイハンであったのか、ティダート王国の皇太子が友とは流石は金時じゃのうと言って笑った櫛灘美雲。

 

男と櫛灘美雲が会話をしながら到着した場所はティダート王国の王の側近であったヌチャルドの砦であり、ヌチャルドと会話しているラデン・ティダート・ジェイハンを発見した男。

 

今は忙しいようだから話しかけるのは後にしようと思っていた男に、近付いてきたシルクァッド・ジュナザードが、久しいのう坂田金時、われの弟子に用かのと話しかけてきた。

 

ジェイハンに会いに来たんだが、今は忙しいようだから待っているところだよジュナザードと言った男の前でリンゴをかじるシルクァッド・ジュナザード。

 

ティダート王国がもう少しでまとまるところだわいのう、平行してプンチャック・シラットの修行も進んで妙手には至っておるが、お主に預けてから伸びが良いわいのうと言うとシルクァッド・ジュナザードは、カカカと笑う。

 

穏やかに会話をしている男とシルクァッド・ジュナザードに割り込むように、わしには挨拶もなしかえ、拳魔邪神と言ってきた櫛灘美雲へ、まさか女宿までティダート王国に来ておるとは驚いたわいのう、と驚くシルクァッド・ジュナザード。

 

どうやら坂田金時に着いてきたようじゃな、闇の九拳と活人拳が2人で旅行などしてもよいのか気になるところじゃわいのうとシルクァッド・ジュナザードは疑問を口にした。

 

わしと金時が一緒に旅行しようが何も問題はないと言い切った櫛灘美雲に、だそうだよジュナザードと言った男。

 

まあ、たとえ活人拳であろうと気に入った相手と交流したいと思う気持ちはわからなくもないわいのうと言って頷いたシルクァッド・ジュナザードは食べ終えたリンゴを地面に放り捨てると今度はサクランボを取り出して食べ始める。

 

話は終わりましたグルと言いながら近付いてきたラデン・ティダート・ジェイハンが坂田金時に気付くと、そこに居るのは金時かと笑顔になった。

 

久しぶりだねジェイハンと言って笑いかけた男に、久しぶりだのう金時、約束通りティダート王国に来てくれたか、どうやら連れがおるようだが、金時の隣に居る女性は妻かと頷いたラデン・ティダート・ジェイハン。

 

ふっ、鋭いのう、その通りじゃと胸を張って言った櫛灘美雲に、いやまあ、別に良いけどねと文句は言わない男。

 

結婚なぞしておらんじゃろうお主らとシルクァッド・ジュナザードがツッコミ役にまわるという珍しい事態になり、それを見たラデン・ティダート・ジェイハンは困惑しながらも、坂田金時とその隣の女性が親しい関係ではあるようだと判断したらしい。

 

友である金時が我が国を訪れたのだから歓迎しよう、我が居城にまで案内するぞ金時、そこで盛大にもてなさせてもらう、連れの女性も一緒になと言い出したラデン・ティダート・ジェイハンに連れられてヘリで移動していく男と櫛灘美雲。

 

当然それにはラデン・ティダート・ジェイハンの武術の師であるシルクァッド・ジュナザードも一緒に着いていく。

 

ラデン・ティダート・ジェイハンの居城に到着してから、皇太子の客人として盛大にもてなされた男と櫛灘美雲の2人。

 

目の前に並んでいる多種多様な果物をかじりながら、客人としてもてなされる2人を見ていたシルクァッド・ジュナザードは、活人拳と殺人拳で道は違えど今の坂田金時と女宿が、まるで本当に夫婦のように見えるわいのうと思っていたようだ。

 

もてなしが終わった後に人払いがされて、坂田金時という男と櫛灘美雲にラデン・ティダート・ジェイハンとシルクァッド・ジュナザードだけになった室内。

 

和やかに会話をしていった男とラデン・ティダート・ジェイハンが、互いの近況を仲良く語り合っていると男が話す内容が気になるのか、たまに会話に割り込んでくる櫛灘美雲とシルクァッド・ジュナザード。

 

男の弟子が達人級に到達したという話題に特に食いついていた櫛灘美雲とシルクァッド・ジュナザードは、坂田金時という男の育成能力が非常に高いことを感じ取っていた。

 

男の弟子を見たことがある櫛灘美雲はある程度想像ができていたが、弟子を見たことがないシルクァッド・ジュナザードは全く想像ができていないようで、坂田金時の弟子か、興味深いわいのうと思っていたらしい。

 

男の話を聞き、そうか、金時の弟子は達人に至っておったか、余も負けてはおられぬな、ティダート王国は余を中心にまとまってきておる、とラデン・ティダート・ジェイハンは言う。

 

日々修行を欠かしてはおらぬが、グルが望むプンチャック・シラットの至高を極めるためには更に修行を積まねばならぬな、余は妙手には辿り着いておるが、妙手の期間が1番長いとグルは確かに言っておったのうと言ったラデン・ティダート・ジェイハン。

 

妙手が1番危険な時期でもあるから師匠がしっかりとしないといけないんだけどねと言いながらシルクァッド・ジュナザードを見た男に、われには手抜かりはないわいのうと言って自信満々なシルクァッド・ジュナザード。

 

金時と交流して拳魔邪神が穏やかになっておらねば、今の弟子も殺されておったじゃろうなと思った櫛灘美雲だが何も言うことはない。

 

それからも会話を楽しんでいた男とラデン・ティダート・ジェイハンは、互いのことを語りあって仲を深めたようで友人として更に親しくなっていた。

 

敏感にそれを察知している櫛灘美雲は、男の友人なら親しくなっても我慢はできるが、女で金時と親しくなる相手を見ておると感情を抑えきれずに殺意が湧いてしまうのうと考えていたようだ。

 

どうやら女宿は随分と嫉妬深いようじゃわいのうと櫛灘美雲を見て判断したシルクァッド・ジュナザードが、坂田金時が関わると感情がわかりやすくなる櫛灘美雲の内心を少しだけ見抜く。

 

果実を皮ごとかじりながら食べていくシルクァッド・ジュナザードに女宿と長い付き合いのようだから苦労してそうじゃわいのうという目で見られていることに気付いている男。

 

決して言葉に出すことはないが目だけで、もう慣れたよ私はとシルクァッド・ジュナザードに語った男に、無言で果物を差し出したシルクァッド・ジュナザード。

 

果物を受け取って食べ始めた男を見たラデン・ティダート・ジェイハンが、グルが自分の果物を渡すほど金時が親しい相手ではあるのは知っておるが何度見ても驚くのうと言う。

 

長く会話をしていた4人は会話に集中していたようで、すっかり夜になっていることに気付くと時が過ぎるのは早いと全員が思ったらしい。

 

金時と連れの女性に部屋は2つほど用意してあるが、1つの方がよかったかと言ってきたラデン・ティダート・ジェイハンに、拳魔邪神の弟子はわかっておるのう、金時とわしは当然同じ部屋じゃと言い切った櫛灘美雲。

 

そんな櫛灘美雲を見て更に無言で果物を男に差し出していくシルクァッド・ジュナザードは、自分が特に美味いと思った果物を渡していたようである。

 

受け取った果物を食べている男と櫛灘美雲を用意してある部屋まで案内するようにラデン・ティダート・ジェイハンに言われた侍女のシャームが居城にある豪華な部屋まで先導して案内していく。

 

何で果物食べてるんですかと聞いてきたシャームに、ジュナザードに渡されたから食べておいた方がいいかと思ってねと答えた男。

 

拳魔邪神に渡された果物だったんですかと驚愕していたシャームは、確かにそれは食べないと問題がありそうですね失礼しましたと言って頭を下げた。

 

礼儀がなっていないのは私だからきみが頭を下げる必要はないさと言った男は笑う。

 

穏やかな男の笑顔を見て安心したような顔になったシャームは、お2人はどんな関係なんですかとも歩きながら聞く。

 

深く絡み合った関係じゃのうといきなり言い出した櫛灘美雲に、子どもに何を言ってるんだ美雲、そういうことを言うのはやめなさいと注意する男だったが、どうやらシャームは興味津々のようで目を輝かせながら詳しく知りたがっていた。

 

自慢気に語り始めようとした櫛灘美雲の口を手で押さえて、とりあえず部屋まで案内してくれないかなと言ってきた男に、残念そうな顔をしたシャーム。

 

坂田金時に触れられているだけで嬉しかった櫛灘美雲は口を手で塞がれたことは怒ってはいなかったが、口を塞いだのが手じゃなければもっと良かったんじゃがのうと考えていたらしい。

 

部屋まで案内されて部屋に入ったところで男に素早く抱きついてきた櫛灘美雲は、男の前で瞼を閉じて顔を寄せて完全に口付けを待つ体勢になっていたようだ。

 

ここではキス以上はしないよと言いながら櫛灘美雲に顔を近付けて優しく口付けをした男に、積極的に深い口付けをしていった櫛灘美雲が満足するまで口付けが終わることはなかった。

 

今日は特に深い口付けが長かったなと思った男が、もしかしたら美雲はジェイハンに嫉妬していたのかもしれないなと考えていく。

 

その考えは確かに当たっていて櫛灘美雲は男の友人であるラデン・ティダート・ジェイハンと男が楽しそうに会話をして親しくなっていく姿に強く嫉妬をしていて、溢れ出てきた感情が櫛灘美雲の行動に現れていたようである。

 

用意された部屋には豪華なベッドが幾つか置かれていたが使うのは1つだけになるであろう男と櫛灘美雲。

 

当然のように同じベッドに横になると男の腕枕に頭を乗せた櫛灘美雲は男の胸板に身を寄せて幸せそうな顔で笑う。

 

そんな櫛灘美雲に男も穏やかな笑顔を見せていき、腕枕をしていない片方の手を使って櫛灘美雲の頭を優しく撫でていった。

 

静かに眠りについた男と櫛灘美雲は特に危険を感じることはなく、朝まで部屋のベッドで起きることはなかったようで、旅先でもしっかりと眠れていたらしい。

 

男と櫛灘美雲が起きてきて朝から再びラデン・ティダート・ジェイハンの客人としてもてなされることになったようだ。

 

しばらく我が居城に滞在していってくれぬか金時とラデン・ティダート・ジェイハンに言われた男。

 

ティダート王国の各地の島々を訪れてティダート王国を1つにまとめる為に動くことはヌチャルドで最後であったようで後は国を統治し、シルクァッド・ジュナザードの弟子としてプンチャック・シラットを極めていくだけであるラデン・ティダート・ジェイハン。

 

今日は仕事と鍛練の後に暇な時間が少しできるらしく、その時間を坂田金時という友の為に使いたいとラデン・ティダート・ジェイハンは考えていた。

 

ティダート王国の為に働いてからシルクァッド・ジュナザードの指示に従ってプンチャック・シラットの修行に励んでいくラデン・ティダート・ジェイハン。

 

とても激しい修行をしているラデン・ティダート・ジェイハンを見ていた男と櫛灘美雲は、良い動きをするラデン・ティダート・ジェイハンが妙手でも達人寄りになっていることを確信する。

 

ラデン・ティダート・ジェイハンを見て、金時と同じく決して折れることのない芯を感じるのうと言い出した櫛灘美雲は、確かに金時の手が加えられておるようじゃなと言って頷く。

 

本当に良い弟子となったわいのうと言ったシルクァッド・ジュナザードが果物をかじりながら弟子であるラデン・ティダート・ジェイハンにプンチャック・シラットを教えていった。

 

シルクァッド・ジュナザードの修行が一段落したところでラデン・ティダート・ジェイハンに近付いていった男と櫛灘美雲。

 

どれ、少し拳魔邪神の弟子を試してみるとするかのうと言うと櫛灘美雲はラデン・ティダート・ジェイハンに向けて本気の気当たりを放つ。

 

殺人拳でも上位である闇の九拳の気当たりを受けたラデン・ティダート・ジェイハンは見事に耐えてみせたようだ。

 

ほう、修行で疲れた身体で耐えおったか、金時の友であるだけはあるのうと言い出した櫛灘美雲の頭にかなり手加減した手刀を振り下ろした男。

 

やり過ぎだ美雲、加減というものを考えなさいと言って櫛灘美雲を少し叱った男に近付いて、まさか女宿がこのような行動に出るとはわれにも読めなかったわいのうと言ったシルクァッド・ジュナザード。

 

坂田金時に預けて弟子の心が鍛えられておらねば、弟子が壊れていたかもしれぬ気当たりだったわいのうと言うとお主には感謝しておくとするかのうと言ってシルクァッド・ジュナザードは笑う。

 

私の連れが勝手にしたことだからジュナザードに感謝を受けるよりも謝罪をする側のような気がするんだがと言った男は申し訳なさそうな顔をしていたようだ。

 

どうしても申し訳ないと言うのならば、われと戦ってもらおうかのうと言い出したシルクァッド・ジュナザードは男の前でプンチャック・シラットの構えをとる。

 

それでジュナザードが満足してくれるなら喜んで引き受けようと言って男は、闇の九拳の1人である人越拳神、本郷晶から見て学んだ闇真流の流派である真地念源流空手の構えをとった。

 

ほう、空手かと言ったシルクァッド・ジュナザードが、では試してみるとするかのうと言いながら猛獣跳撃を放つ。

 

超人級すらも超えた速度で放たれたシルクァッド・ジュナザードのプンチャック・シラットの技を全身を回転させる総廻し受けで受け流した男は渦廻斬輪蹴という渦を巻く蹴りを繰り出してシルクァッド・ジュナザードに直撃させる。

 

流石は坂田金時じゃわいのう、われでなければ死んでおる蹴りなのは間違いないわいのうと言ったシルクァッド・ジュナザード。

 

台風鈎という技を放つシルクァッド・ジュナザードの攻撃を回避していった男は素早く間合いを詰めると諸手鉄槌打ちという両拳で挟み込むように脇腹に打ち付ける鉄槌打ちを繰り出していく技を使ってシルクァッド・ジュナザードにダメージを与えていく。

 

なかなか実戦的な空手のようだわいのう、元々の使い手も闇の達人であることは確実じゃわいのうと言うとカカカッと楽しげに笑いながら男に襲いかかっていったシルクァッド・ジュナザードは、男との戦いを確実に楽しんでいた。

 

シルクァッド・ジュナザードの背後を取った男に向けて後背総攻を全力でシルクァッド・ジュナザードは放つ。

 

それすらも避けた男に前よりも更に強くなっているような気がするわいのうとシルクァッド・ジュナザードは言うと続けて必殺のジュルスを繰り出していく。

 

シルクァッド・ジュナザードの攻撃が妖拳怪皇の異名を持つ坂田金時という男に全く当たることはない。

 

超人級すらも軽く超えた次元が違う戦いを目で追えないラデン・ティダート・ジェイハンと櫛灘美雲。

 

男とシルクァッド・ジュナザードの声は聞こえているので坂田金時が優勢であることは理解できているが、戦いがどうなっているのかがとても気になっているラデン・ティダート・ジェイハン。

 

落ち着いている櫛灘美雲は坂田金時が勝利することを疑ってはおらず、金時が拳魔邪神に負けることは間違いなくないじゃろうなと思っていたようである。

 

妖拳怪皇、坂田金時という男と拳魔邪神、シルクァッド・ジュナザードの戦いは男が繰り出した真地念源流跳梁観空蹂躙という技によって決着となり、男の勝利で終わった戦い。

 

気絶から目が覚めて、空手だけしか引き出せぬとは、坂田金時は間違いなく強くなっておるようじゃわいのうと言い出したシルクァッド・ジュナザードは、じゃが楽しかったのうと戦いに満足していた。

 

シルクァッド・ジュナザードとの凄まじい戦いを終えてから男はラデン・ティダート・ジェイハンに先程は美雲がすまなかったジェイハンと謝って頭を下げる。

 

気にするな金時、いきなり気当たりを放たれて確かに驚きはしたが余はこうして無事であるからのう、何も問題はない、余は王だからのうと言って男に笑いかけたラデン・ティダート・ジェイハン。

 

ジェイハン、私と美雲は明後日には日本に帰る飛行機に乗るつもりだと言う男に、本音を言えば金時にはもう少し滞在していってほしいところだったラデン・ティダート・ジェイハンは残念そうな顔をしていた。

 

余がティダート王国をしばらく離れられぬように金時にも日本で行わなければならぬことがあるのだろうなと言ったラデン・ティダート・ジェイハンは納得しているようで男を引き止めることはない。

 

ラデン・ティダート・ジェイハンの居城で1日過ごした男と櫛灘美雲は、最後だからと物凄くもてなされて山になるほど大量なティダート王国の名物や特産品といった持ち帰れる土産まで渡された。

 

それからラデン・ティダート・ジェイハンに、いつかまた会いに来るよジェイハン、それまでさよならだと言って男が別れを告げて世話になったラデン・ティダート・ジェイハンの居城を後にする。

 

ティダート王国の空港に向かって帰りの飛行機に乗った男と櫛灘美雲は会話をしながら日本に帰っていったようだ。

 

到着した日本でティダート王国で渡された大量にある土産をそれぞれ欲しいものを丁寧に分配していった男と櫛灘美雲は、ティダート王国での日々を思い出してたまには海外旅行をするのも悪くはなかったと考えていたらしい。

 

ティダート王国で今日も修行を行っているラデン・ティダート・ジェイハンはシルクァッド・ジュナザードの元でプンチャック・シラットの至高を極める為に、基礎から徹底的に鍛え上げていく。

 

少し前まで居城に滞在していた唯一の友人である坂田金時とその連れを思い出したラデン・ティダート・ジェイハンは、金時も日本で1人ぼっちではおらぬようで安心したと考えて穏やかに笑った。

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