櫛灘美雲の幼なじみになった転生者   作:色々残念

26 / 40
第26話、ロキ

元ラグナレク第四拳豪ロキ、本名鷹目京一はラグナレク解散後に探偵を始めたが全く客が来ずに閑古鳥が鳴く状態であったようだ。

 

しかし新島の依頼を受けるようになってからは危険だが高額の仕事にありつけるようになっていたらしい。

 

谷本夏付きのスパイとしてYOMIに関する情報を集めていたりもしたロキとその部下20号こと本名天田橙子。

 

武器組のYOMIが日本国外に移動しているという情報も掴んだロキは新島に入手した情報を伝えることにしたが、情報を伝える為に連絡している最中に運悪く達人級と鉢合わせしてしまう。

 

20号を背に庇いながら逃げる隙を伺うロキだったが闇の達人にはロキと20号を逃がすつもりはなく、確実に仕留める為に間合いを詰めようとした闇の無手組の達人。

 

闇の拠点の場所を把握している坂田金時が、無手組の達人の殺気に気付いて偶然近くに来ており、襲われそうになっているロキと20号を発見して瞬くよりも速く移動すると、ロキと20号を殺害する為に振るわれた無手組の達人の拳を容易く掴んで止める。

 

そのまま技ではなく力だけで強引に投げて地面に無手組の達人の頭をめり込ませた坂田金時。

 

完全に気を失っている無手組の達人を放置してロキと20号を連れて移動した坂田金時という男は、間に合って良かった、危ないところだったねとロキと20号を安心させるように優しい声をかけた。

 

助かったぜ、部下の分も含めて礼を言うよ、妖拳怪皇、坂田金時さんと言ったロキに、きみは私のことを知っているのかと坂田金時がロキに聞く。

 

闇の情報を探ってる間に知った情報だが、あんたは闇じゃ有名人だからな、日本に存在した闇の武器組の拠点は全部あんたが潰したらしいが、それで武器組のYOMIが日本から国外に避難させられたんだろうと答えたロキ。

 

きみ達は闇の情報を探る仕事をしているのか、随分と危険な仕事だと思うが続けるつもりなのかなと問いかけた坂田金時はロキと20号を心配していたようだ。

 

確かに今回はヤバかったが、それでも情報収集は続けるぜ、まだ日本に残っている武器組は僅かだがいないわけじゃない、その情報も一応探りたいところだが危険過ぎるかとロキは冷静な判断もできるが、それでも闇の情報をこれからも集めるつもりのようである。

 

それだけ新島から提示された報酬の金額が、とても高額で魅力的であったらしい。

 

ちょうど私は暇をしているところだから、きみ達に付き合おう、闇の達人が出てきても問題なく相手ができる戦闘要員がいれば集められる情報は多くなるんじゃないかと言い出した坂田金時に、確かにそれは非常に助かるが、良いのかい、あんたに得が全くないようだがと言ったロキ。

 

そうだな、報酬が支払われたら飯でも奢ってくれないか、それで良いさと言って坂田金時は笑った。

 

ロキと20号に坂田金時の3人で闇の情報を集めることになり、隠密行動でも坂田金時の実力は発揮されて侵入した闇の拠点から闇に関する詳細な情報が凄まじい速度で集まっていく。

 

完全に隠密行動した坂田金時に気付ける実力がある者は闇でも限られていて、ほんの僅かな一握りしかおらず、坂田金時が侵入した闇の拠点に居たのは全く気付けない者達ばかりであったようである。

 

手際よく情報を集めてきた坂田金時を見て、俺の探偵事務所に正式に所属しないかと思わず勧誘していたロキ。

 

いや、それは遠慮しておこうと断った坂田金時は、次の拠点に行くとしようと言ってロキと20号を連れて連続で闇の拠点から情報を入手しに向かう。

 

続いて向かった先の拠点は厳重に警備されていて、重要な情報が保管されていることは間違いない。

 

かなり厳重な警備を容易く潜り抜けた坂田金時が闇の重要な拠点から非常に貴重な情報を入手して帰ってきた。

 

久遠の落日に関する貴重な情報を確かに掴んだ坂田金時は、北緯31度28分西経159度47分にある闇の基地に、久遠の落日実現の為に日本に向けて発射される手筈となっているミサイルがあることを知ることになったようだ。

 

入手したこの情報は梁山泊にも伝えるべき情報だと確信している坂田金時はロキと20号を連れて退避することにして、素早く闇の拠点を離れていく。

 

日本に残っている僅かな武器組が僧兵であり、頭目が政治家でありながら達人でもある石田せいじであることも掴んだロキと20号に坂田金時は情報を新島に報告していくが久遠の落日に関する情報は、まだ新島には伝えなかった坂田金時。

 

伝えるべき時には伝える必要があるだろうが、今はその時ではないと判断した坂田金時は、それ以外の情報を新島に伝えていた。

 

情報を伝え終わってから腹を空かせていたロキと20号と一緒にレストランに入って食事をすることにした坂田金時はスパゲッティの種類の多さにどれを注文しようか迷っていたが、ロキがここのペペロンチーノは当たりだなと言っていたのを聞いてそれにしたらしい。

 

好物であるペペロンチーノだからこそ採点が厳しいロキが当たりだと言っただけはあって、ここのレストランのペペロンチーノはとても美味しかったようだ。

 

20号は出来立てのオムライスを食べていたが、これもとっても美味しいですよロキ様と笑顔を見せる。

 

このレストランは料理にとても力を入れているようで、少し高めの料金であるが納得のいく味であった。

 

結局ペペロンチーノをおかわりでもう1皿頼んだロキと坂田金時は2皿食べて満足ができたようであり、それからロキが全員の食事代を支払うとレストランを出ていく3人。

 

食事を終えてから夜遅くになって辺りが暗くなっていたところで、俺と20号は闇に紛れて更に情報を集めるつもりだが、あんたはどうするんだ、坂田金時さんと聞いてきたロキ。

 

まだ闇の拠点に行くなら勿論手伝おうか、ここから近い闇の拠点はきみ達2人だけではどう考えても危険だからね、闇の拠点に存在する達人級の気配が間違いなく複数感じ取れると言った坂田金時。

 

きみ達だけが見つかれば確実に命はないだろう、せっかく助けた命を散らせるつもりは私にはないよと答えた坂田金時にロキと20号を死なせるつもりはない。

 

あんたが居てくれるなら安心できるな、助かるぜと言って笑うロキは、闇の達人と遭遇した時は今日の俺はついてないと思ったが、坂田金時と出会えた俺は最高に運が良かったのかもしれないなと内心で思っていた。

 

闇の拠点に侵入した3人は坂田金時を先頭に進んでいき、坂田金時が達人という脅威を目にも止まらぬ速度で排除して安全を確保してから先に進む。

 

闇の拠点内にあるパソコンから素早く情報を入手していったロキと20号の手際を見て、随分と手慣れているなと感心していた坂田金時。

 

ロキと20号が拠点内で必要になりそうな情報を入手している最中に近付いてきた闇の無手組の達人を音もなく静かに一撃で倒していった坂田金時は、倒した闇の無手組の達人を手早くロッカーにしまっておく。

 

情報を入手できるだけ入手したロキと20号を連れて闇の拠点を出ることにした坂田金時は気付かれることなく脱出に成功。

 

無手組の達人が気絶させられてロッカーに詰め込まれていたことに気付いて侵入者がいたことにもようやく気付いた闇の拠点の人員だったが、既にロキと20号に坂田金時は闇の拠点から遥か彼方に逃げ去っていた後である。

 

手にいれた情報を更に新島に伝え終わったロキと20号は流石に疲れているようで、探偵事務所に戻って一眠りするつもりらしい。

 

あんたも泊まっていくかい、坂田金時さんと聞いてきたロキに、確かに助かるがいいのかなと答えた坂田金時。

 

あんたには世話になったからな、事務所に泊めるくらい別にいいさと言ったロキとそうですねと頷いた20号。

 

じゃあ泊まらせてもらおうかなと言って笑った坂田金時はロキと20号に着いていき、探偵事務所まで到着する。

 

事務所のソファーで寝て構わないとロキが言うと背負っていた荷物を床に置いてソファーに横になった坂田金時。

 

ロキと20号もそれぞれ寝始めていて、少し時間が過ぎると全員眠りについていたようであり、朝まで起きることはない。

 

朝1番に起きた坂田金時がお茶の用意をしていると起きてきたロキと20号が、茶の香りを嗅いで良い匂いだと思っていた。

 

全員分のお茶をちゃんと用意していた坂田金時がロキと20号に、良い茶葉を使ったお茶を手渡す。一口飲んでみて美味いと思ったロキと20号は、朝は眠気覚ましにコーヒーをよく飲んでいたがたまにはお茶も悪くはないと考えたようだ。

 

温かいお茶を飲み終えた3人は落ち着いた気持ちになり、慌ただしかった昨日とは違う穏やかな時間を過ごしていた。

 

昨日充分働いたと判断したロキと20号は今日は完全に休むつもりのようで、今日1日ゆっくりと身体を休ませて次の仕事に備えるらしい。

 

坂田金時が朝食も作り始めるとトーストとベーコンエッグが2人分用意されてロキと20号の前に置かれる。

 

朝食を食べ始めたロキと20号の2人に、それじゃあ私はそろそろお暇させてもらうよと言った坂田金時は荷物を背負って探偵事務所を出ようとしたが、そんな坂田金時を呼び止めて素早く自分の連絡先を書いた紙と予備の携帯と充電器を手渡したロキ。

 

あんたに力を借りたい時には、その携帯に連絡するかもしれないから持っていてくれとロキは言う。

 

携帯の使い方はわかるだろうが充電を切らさないようにしてくれよと忠告したロキに、たまにはホテルに泊まって充電するようにしようと坂田金時は頷いた。

 

探偵事務所を出ていった坂田金時が凄まじい速度で走り去っていく姿を見送ったロキと20号は、坂田金時が用意した朝食を食べ終えると椅子に座って腹がこなれるまで会話をすることにしたようだ。

 

良い人でしたね坂田金時さんと言った20号に、ああ、命も助けてもらったしな、悪い人ではなかったと言って同意したロキは、実際に坂田金時に会ってみて、味方であるなら物凄い安心感を与えてくれる人だったなと内心で思っていたらしい。

 

今日はしっかり休んで明日からはまたスパイ活動を開始するぞ20号と言いながら笑ったロキに、はい、ロキ様と頷いた20号。

 

妖拳怪皇、坂田金時と繋がりを持てたのは大いにプラスだな、予定が空いていれば、また手伝ってくれる確率は高そうだと判断するロキ。

 

闇にあれだけ狙われて生き延びてきている坂田金時の実力は確かで人柄も問題はないから、得難い人材だなと考えていたロキに、ロキ様知恵の輪買ってきましょうかと買い出しに行く準備をした20号が言ってくる。

 

そうだな、難しいのを買ってこいよ20号と言ったロキは椅子に身体を預けると探偵事務所の天井を見上げながら、依頼を受けるようになってから生活もだいぶ安定した、危険とは隣り合わせだが、かなりやりがいはあるなとこれまでの日々を思い出していた。

 

買い出しに行った20号は知恵の輪が売っている場所にまで向かった為にしばらくは帰ってこない。

 

探偵事務所に1人だけ残り、色々と思い出している内に今までの疲れが出たのか、いつの間にか椅子に座ったままの状態で眠ってしまっていたロキ。

 

少なくなってた日用品と食料に難しそうな知恵の輪を沢山買ってきましたよロキ様と言いながら探偵事務所に帰ってきた20号が見たのは、探偵事務所の椅子に座って熟睡中のロキの姿だった。

 

最近ロキ様動いてばっかりでしたから疲れが出たんですね、自然に起きるまで寝かしておいた方がいいかもだから、とりあえず買ってきた物はしまっちゃいますねロキ様と小さな声で言った20号。

 

買ってきた日用品と食料をしまいこんでから探偵事務所の机に知恵の輪を沢山置いておき、今の内にと20号は、ロキの私物を勝手に改造してパワーアップさせておく。

 

ロキが起きてきた頃には既にパワーアップは完了していたようで、勝手に性能が向上させられていたり、新たな機能が追加されていたりもしたらしい。

 

また俺の私物を勝手に改造しただろ20号と言うロキは部下のことをとてもよく理解しているようだ。

 

ため息をつきながらも勝手に私物を改造した20号を強く叱ることはないロキは部下には甘いようである。

 

20号が買ってきた大量の知恵の輪を次々と簡単に外していったロキは、あんまり難しいものはないなと思いながら滑らかに知恵の輪を外していく。

 

大量にあった全ての知恵の輪が外れていくまでの時間は、とても短い時間であったようで、今まで淀みなく動いていたロキの手がようやく止まると残されていたのは、完全に外されている知恵の輪だけだった。

 

まあ、ちょっとした暇潰しにはなったか、次はもっと難しいのを買ってこいよ20号と言ったロキ。

 

けっこう難しいのを買ってきたつもりなんですけどロキ様と言って知恵の輪を見た20号は、自分には簡単に外せない知恵の輪があんなに簡単に外れるなんてと驚いていたみたいだ。

 

ロキと20号のつかの間の休日は、こうして終わりを迎えることになる。

 

向かった先の梁山泊にて高校に行っている風林寺美羽と岬越寺接骨院で療養中の白浜兼一を除いた梁山泊の面々に、入手した久遠の落日に関する情報を伝えた坂田金時は、梁山泊の面々にこの情報が必要になる時までは今日聞いたことは誰にも言わず黙っていてほしいと言う。

 

重要な情報だからこそ漏れるようなことがあれば問題があると言って梁山泊の面々を納得させた坂田金時。

 

どこでこの情報をと聞いてきた風林寺隼人に、闇の拠点に潜り込んでちょっとなと言ってパソコンを操作するように両手の指を動かした坂田金時は、パソコンに関しても詳しい知識を持っていた。

 

沖縄から帰ってきたばかりの梁山泊の面々に情報を伝えることができた坂田金時は、身体を貫通するような大怪我を負っていないアパチャイ・ホパチャイを見て、アーガードには勝ったようですねと頷く。

 

前に金時と戦って強くなってたアパチャイの攻撃が先にアーガードに当たって倒せたよ、ありがとよ金時と言ってきたアパチャイ・ホパチャイ。

 

私との戦いが役に立ったようでなによりですよアパチャイ・ホパチャイ殿、闇の九拳を相手にして特に大きな怪我もしていないようで良かったですねと言った坂田金時は穏やかな笑みを浮かべていた。

 

梁山泊の面々は翌日から沖縄の一件で警察に追われることになるが白浜兼一と風林寺美羽以外は全員逃げ切って身を隠すことに成功する。

 

警察に追われて梁山泊が動けない今こそ新白連合が活躍する時と言い出した新島が入手している情報を元に動く新白連合と白浜兼一に風林寺美羽。

 

向かった先で本巻警部を襲う僧兵を倒した新白連合と白浜兼一に風林寺美羽は本巻警部の自宅に移動した。

 

沖縄で梁山泊が手にいれた情報が奪われたと語る本巻警部にバックアップをとっていた新島が、これ見よがしにディスクを周囲に見せつけて印象付ける。

 

偽物のディスクを本物のように見せた新島は、この情報が確実に闇に伝わると考えており、用心の為に味方にも本物のバックアップが何処にあるかは確実に安全が確保されるまで教えることはない。

 

執拗に追跡してくる僧兵と戦いながら目的地の山荘に新白連合と白浜兼一に風林寺美羽は急いで進んでいく。

 

現れた僧兵以外の新手であるアタランテが新島から偽物のディスクを奪って逃げ去っていくのを追う風林寺美羽。

 

ティーラウィット・コーキンとの激しい戦いで傷が癒えていない白浜兼一が僧兵との戦いで隙をみせてしまったが凄まじい速度で飛んできた松ぼっくり2つが僧兵に直撃する。

 

思わぬ出来事に完全に動きが止まってしまった僧兵に白浜兼一の最強コンボ1号が叩き込まれていった。

 

僧兵を倒して先に進む白浜兼一を影から隠れて見守っている逆鬼至緒と坂田金時。

 

さきほど白浜兼一の窮地を救った松ぼっくり2つはそれぞれ逆鬼至緒と坂田金時が別々に投げたものだ。

 

坂田金時が投げたものが先に直撃して時間差で逆鬼至緒が投げたものが当たっていたようである。

 

本調子ではない白浜兼一を背負って山中を走って移動する宇喜田孝造に着いていく櫛灘千影。

 

宇喜田孝造にバレないように手を貸したりもしていた櫛灘千影は、荒涼高校で過ごして新白連合と関わりを持ったことで心に変化があったらしい。

 

山荘で待つ要人に梁山泊が沖縄で入手した情報のバックアップを渡す為に移動していく新白連合だったが、唯一新島だけは完全に違う思惑で動いていた。

 

到着した山荘で僧兵に捕まっていた闇排斥を主導しているとされる石田せいじが、闇の武器組の達人だとロキからの情報で既に知っている新島は、達人級になって更に腕を上げているジークフリートがいれば勝てると判断して石田せいじを確実に罠にはめることにしたようだ。

 

何も知らないふりをして僧兵達を倒させた新島が取り出したUSBメモリーが本物のバックアップだと思った石田せいじ。

 

新島が考えた作戦は見事に成功して、USBメモリーを切り刻んで武器組の本性を露にした石田せいじの前に立ち塞がったジークフリート。

 

達人級の戦いが始まると弟子クラスでは割って入れないほどに激しい戦いが新白連合と白浜兼一の前で繰り広げられていく。

 

この場にいない風林寺美羽はアタランテと偽物のディスクを奪い合っている最中であった。

 

2本の剣の柄尻を繋ぎ会わせた特異な剣を用いて戦う石田せいじに対して無手で立ち向かうジークフリートは1歩も退くことはない。

 

剣を相手にしてもカウンターを決めるつもりであるジークフリートは斬撃を繰り出された箇所と同じところに、寸分違わず手刀で素早く攻撃を加えていく因果応報のマルチストレインヌというカウンター技を放つ。

 

ならばこれはどうだと剣による突き技を繰り出してきた石田せいじだったが、完全なる円運動によって回避された突き技に合わせたジークフリートのカウンターの拳が石田せいじへと叩き込まれていった。

 

テンペストーソと言いながら接近したジークフリートは繰り出された攻撃に合わせて嵐のように激しいカウンター技を石田せいじに向かって連続で放っていく。

 

石田せいじが繰り出す剣による斬撃を完璧なタイミングで見切り、大ダメージを与える強烈なカウンターを用いた後の先で余裕をもって石田せいじを倒したジークフリート。

 

気配を消して隠れて影から子ども達を見守っていた逆鬼至緒と坂田金時が戦う必要はなかったようだが、よく頑張ったと褒める必要はありそうだと考えた逆鬼至緒と坂田金時は子ども達の前に姿を現す。

 

子ども達を褒める逆鬼至緒と坂田金時に、情報は既に失われたと勝ち誇ったまだ意識があった石田せいじだが、データはネット上にバラバラにアップしてあるから問題ねぇよと言った新島。

 

あれだけの重要情報をネットに流出しただとと驚愕する石田せいじに、ちなみにあんたが武器組だってのは知ってた、俺達を罠にはめたつもりだったみたいだが罠にはまったのはあんたの方だぜと新島は言う。

 

あんたが本性を出すのを待ってたのさ俺はな、これであんたもビッグロック行きだと言いながらケケケと笑った新島は、とても邪悪な顔をしていた。

 

まんまと罠にはまったというのか、無念と言って意識を失った石田せいじ。

 

こうして日本国内の闇勢力は更に力を失ったようで、政治家でありながら武器組の達人であった石田せいじと部下の僧兵達が捕らえられて国内に存在している武器組は1人を残して消えた。

 

日本国内から紀伊陽炎以外の武器組の姿が完全に消えたようじゃなと思った櫛灘美雲は、金時は闇の勢力図を簡単に変える力を持っておるからのうと考えてため息をつく。

 

これで闇の武器組との交流を日本で行うことは、確実に不可能になったようじゃなと判断した櫛灘美雲は千影に対武器の経験を積ませるのが難しくなったのうと残念に思ったようだ。

 

武器組のYOMIも日本国外に避難したようじゃが、間違いなく金時の行動の影響じゃな、金時が弟子クラスに手を出すことはないとしても日本に置いておくのは問題があると判断したようだのうと思考する櫛灘美雲。

 

まあ、過ぎたことは仕方あるまい、わしは千影の育成をするとしよう、手間のかかる弟子じゃからなと櫛灘美雲は考えていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。