【悲報】転生したらしいんだけど秒でオークと鬼ごっこしてる【どこここ?】   作:火壁

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何という事だ……いつの間にか1年も経っていたのか……!?

舞華のドラマCDが届きました。初めてのドラマCDです。


机上の空論と定義

 独立遊撃隊が結成してからはや2週間。アサギから呼び出された賢斗、舞華、ふうま、蛇子、鹿之助は校長室、ではなく、作戦会議の為2階会議室へと集まっていた。

 

 会議室には独立遊撃隊の面々以外にも、2年生や3年生の学生対魔忍、その中でも名の売れた人物が2名、最後に入ってきた賢斗らを一瞥し、ため息交じりに

 

「遅いわ」

 

 文句を垂れた。

 

「……ふうま、今何分前?」

 

「10分前だ。資料チェックしても間に合う時間だな」

 

「じゃあ問題無いのでは?」

 

 賢斗は訝しんだ。しかし、それを許す村社会ではない。

 

「何を言ってるの?新人は最低でも1時間前に来て環境整備と資料配布。会議の中で予想される質疑応答への回答を用意して、後から来た先輩や隊長にそれを渡す。常識でしょ」

 

「ブラック企業か?」

 

「対魔忍そういうとこあるからなあ」

 

 元老衆から袋叩きにあった賢斗と、骸佐の暴走によってあわや死刑一歩手前だったふうま。お互いに上層部への不満を抱えている二人は、目の前の女性への信頼度を落とした。

 

「もういいんじゃないかな?それよりさっさとブリーフィング始めようよ」

 

 もう一人の名の売れた対魔忍が制止に入る。最初の彼女もふんっと鼻を鳴らしてそっぽを向いた。5人も足早に席に着き、簡単に資料を確認する。

 

「全員揃ったので始めさせてもらいます。今回の作戦指揮を執る『弓走颯』です。事前に資料には目を通していると思うので、先ずは概要だけ。

 

 今回の任務は救出任務。以前潜入任務に出ていた対魔忍3名が、4日後に東京キングダムへ移送されるとの情報が入りました。私たちの役割は、護送中のトラックを襲撃。対象者を救出後、退避するのが大まかな流れです。襲撃場所は埼玉県伊豆ヶ岳の山伏峠。開始時刻は26時です。何か質問がある人がいれば挙手を」

 

 弓走が資料の情報をかいつまみながら話していく。賢斗も資料に目を通す。そして気づいた事は

 

「……なあふうま」

 

「ああ、俺も気になっていた」

 

 スレ民や核原から戦術や様々な定石を教わっている賢斗と、幼少期からふうま家の蔵書で知識を蓄え続けているふうま。お互いに考えている事は同じだった。

 

「はい」

 

「はい、遅刻してきた貴方」

 

「遅刻してないっつの……この情報。移送の構成とかまで精細に書かれてるんですけど、情報ソースを聞いても?」

 

「調査任務に当たっていた子よ。それがどうしたの?」

 

「……調査期間を聞いても?」

 

「何?仲間を疑っている訳?」

 

 会議室に不穏な空気が流れる。ある程度予想していたふうまと険悪な空気にオロオロしだす蛇子と鹿之助。賢斗へヘイトを向ける颯へ敵愾心を向ける舞華という、凡そブリーフィングとは言い難い雰囲気となっていた。

 

「何も不思議な事じゃないんですよ。救出対象は当たり前だし、移送計画もまあ……それが無けりゃこんな任務も無い。経路も割れているのは閉じ込めてる場所が割れれば行ける。移送の構成はそこにいた面々からか?だけど、武器の種類や構成員、果てには交代時間で人が減るタイミングまで把握ってのは流石に情報多く無いかねって話ですわ。これには結構な時間がかかってるはず。」

 

「それがどうしたと言うの?」

 

「いやだから、調査期間はどうなのって聞いてるんですけど」

 

 頑なに回答をしない颯に少しずつ苛立ち始める賢斗。そこに横槍を入れたのは。

 

「後者の調査期間は2週間だよ。因みに連絡が途絶えたのは潜入開始から5日後だった。恐らくそこで捕まったんだろうね。そして最初の子は今日で潜入開始から1月半……君はどう思う?」

 

 先程颯を諫めた対魔忍であった。

 

「えっと……あなた名前は?」

 

「おっと、そういえば名乗っていなかったね。僕は『穂稀なお』。三年だよ。君の事は知ってるから、タメ口でいいよ」

 

「そ、そうか……で、その情報だけど、微妙としか言いようが無いな。実際堕ちて裏切られたケースを見ちゃってるし」

 

 そう言って賢斗の視線が舞華に向く。初対面が檻の外と中だった二人の為か、考えている事は同じなようで、舞華も賢斗の方を向いていた。

 

「まだ捕まっていなかったし、もしかしたらそいつが俺らの情報流している可能性もある。そいつにせよ情報取ってきた奴にせよ、最悪を想定しない理由も意味も無い。問題無かったら無いでラッキー程度が良いだろう」

 

「成程ね。経験故の疑心暗鬼か……それも分かるけど、君の様子を見るに、確証には至っていない。だから信じるべきか迷っている。という事だね」

 

「まあ……そういう事だ」

 

 まだ戦術について、賢斗は詰められていない。何を拾うか、何を切り捨てるか、未だ発展途上の彼には選択が難しい問題だったのだ。




中途半端だけど一回ここで切り上げ。すまん!なんも思いついてない!!もう錆び付いてますわ。
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