デジたんに自覚を促すTSウマ娘の話   作:百々鞦韆

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デビューまで47話かかる上、ゴルシがゴルシしたりしなかったりウマ娘が間接照明になる小説が読めるのはココだけ!今すぐチェックしよう!


砂汚れひとつなく

突然ですがここでクイズ!

僕は今どこにいるでしょう?

 

「ひょわあああああーー!おおおおお!かーわーいーいー!カッーッコいーいーッ!オロールちゃぁあーァ〜ンッ!」

 

正解は〜!ででん!

東京レース場のパドックでした!

 

「ああぁついに来ちゃった、はぅんっ……。デジたんが尊い、尊い、尊いよぉ……!僕のことすっごい応援してくれてる。よぉし僕頑張っちゃうぞ!んふひっ、ひひふふふふふ……!」

 

『4枠4番、オロールフリゲートです。……少し緊張気味なのでしょうか。なんだか落ち着きがありませんね』

 

『メイクデビューですから、やはりそういった所もあるでしょう。しかし彼女たちの中から未来の英雄が生まれるかもしれません!ここにいる皆様は新たなドラマの幕開けに立ち会っているのです!』

 

緊張じゃない、興奮してるんだ。

ほら見てみろ、僕の顔を。明らかにニヤついているだろう。

 

それと、残念ながらここにいるウマ娘からヒーローは生まれない。

最高にクールなウマ娘が一人、勝利を掻っ攫っていくだけだ。

 

「おい変態!このレースに負けたらアタシにラーメン奢りだかんな!」

 

「何の因果性があってそうなるのさ!……あ、待てよ。ゴルシちゃん!逆に僕が勝ったら、君がラーメンを奢ってよ!」

 

おっと。

黄金船が何かほざいてきたものだからつい言い返してしまったが、パドックでこういうことをするのはあまりよろしくないな。とりあえず何もなかったかのようにファンサしておこう。

 

えー、どうしよう。ウィンク。

 

「ありがとうございまァーーすッ!」

 

「キタァァァ!!ゲネキの公式戦初ファンサが俺のもとにキタァァ!」

 

果たして喜ぶべきだろうか。

パドックを最前列で見学している者のほとんどは、いわゆる重度のウマ娘ヲタクである。つまるところ、日々トレセンでの出来事やら、マイナーなウマ娘を語ったりだとか、そういった情報をSNSや動画サイトで発信している界隈人である僕とデジたんのことも知っている可能性が高い。大抵はもれなくデジたんファンクラブ会員だ。

そして、そもそも重度のヲタクは、たとえ知らないウマ娘にファンサされたとしても限界化する習性がある。

 

「あ、これよかったら使います?」

 

「ありがとうございますアネキッ!」

 

オイなにやってんだよ、デジたん。

ヲタク同士でシンパシーを感じあっているんじゃあない。なぜ僕応援グッズを配布してるんだ。というかどれだけ持ってきてるんだ。

 

はぁ、これだからヲタクは。

大体、何なのだ、あのデジたんファンクラブとやらは。デジたんだけでなく僕も推してきやがる。未デビューウマ娘2人を推すなど狂気の沙汰だ。いったい誰がそんなことを始めたんだ。

あ、僕か。

 

『オロールフリゲート、本レースの1番人気です』

 

『デビューしたてとは思えないほどの仕上がりですねぇ。かなり期待できます。ただ、前述の通り、若干緊張しているような様子が伺えます。うまく自分のペースに持ち込めると良いのですが』

 

だから緊張してない。

確かに、デジたんの姿を見たあたりから体の震えは止まらないが、これは興奮しているだけだ。見ろ、僕の顔を。涎まで垂れているぞ。尻尾などもはや扇風機と化している。

 

そんなこんなで、程よく時間が過ぎた。

ちゃっかりヲタクどもに焼きそばを売り付けてガッポリ儲けている様子のゴルシちゃんを尻目に、僕はパドックを去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

地下バ道。

背筋がゾクゾクするほど冷たい空気の中を、僕はひとり歩く。姿は見えないが、足音がまばらに聞こえるので、どうやら今日の競争相手……獲物たちも、何人かここにいるらしい。

 

今日のレースを軽くおさらいしておこう。

まずは天気だが、本日も快晴ナリ。つまり良バ場。

舞台は東京レース場、ダート1600m。

スタート後しばらくは芝を走る、ちょっぴり変わったコース。外枠の方が芝の上を長く走れるので有利……らしいが、そんなことはどうだっていい。

芝でも砂でも僕が一番疾い。

 

最初に下りがあるから、全体的にペースは上がるだろう。メイクデビューならなおさらかもしれない。

が、そんなことはどうだっていい。僕が一番疾い。

 

出走人数は10人。うら若きウマ娘が勢揃いだ。

マイル戦であるため、基本的には先行有利。メイクデビュー前なのも相まって、まだまだ切れ味不足のウマ娘も多いだろうから、その傾向は強まるはず。

が、そんなことはどうだっていい。僕が一番疾い。

 

左回りのコーナーがひとつ。ただ、最終直線の距離が長いので、おそらく展開が動くのはそこだろう。

が、そんなことはどうだっていい。僕が一番疾い。

 

今日は僕の理想通りにレースを運ぶ。

 

全てのウマ娘にとって、理想の走りとは、すなわち大逃げである。要するに、ただ走るだけで勝手に他のウマ娘を置き去りにできるほどの身体能力があればよいのだ。しかし現実はそう甘くない。例えば、3000mを全速力で走ろうとすると並大抵のウマ娘はバテてしまう。だからこそ、スタミナを抑えて走る差し、追い込みウマ娘が存在するのだ。

 

皆が求めてやまないのは、圧倒的な実力。

スピード、スタミナ、パワー、どれをとってもずば抜けているせいで、否応なしに大逃げせざるを得ない。そういう意味で、理想の走りなのだ。

 

 

……おや、光が見えてきた。

 

「……そろそろか」

 

地下バ道はもうすぐ終着点だ。

同時に、僕の勝利が近づいてくる。

 

さて、受け売りではあるが、こんな言葉がある。

スタミナは努力で補える、と。

 

差しや追い込みをする目的は様々だが、スタミナ消費を抑える、という目的はどのウマ娘にも共通している。しかし、そのスタミナは鍛錬すれば誰だって身につく。そう僕は考えている。そして僕はスタミナを身につけている。

 

「……先頭は譲れない。いや、譲ってあげようにもあげられないか」

 

僕は強いから。

ふふ、デジたんが応援してくれたおかげで、自己肯定感が爆上がりだ。

 

さあ、抜錨だ。

錨の上げ方はゴルシちゃんに教わった、なんてね。

 

そう、今までに体験したこと全てが僕の味方だ。

全て覚えている。僕は見たもの全てを魂に焼き付けている。

 

もうすぐ皆の目にも焼き付けてやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

『暖かな春の日差しを受ける東京レース場。本日のバ場状態は良好。いよいよレースが始まります』

 

「……来ちゃった」

 

ついにこの時が。

 

そういえば、ひとつだけ残念なことがある。

 

「……デジたんと走りたいなぁ」

 

このレースにはデジたんがいない。

走るのは好きだが、やっぱりつまらない。

 

……じゃ、とっとと終わらせよう。

 

『各ウマ娘ゲートイン。出走の準備が整いました』

 

横を見れば、真剣な顔つきのウマ娘が幾人も。

僕はどんな顔に見えるだろう。

きっと美しい顔に違いない。僕の眼はこの世で最も美しいものしか映していないのだから。

 

…………。

 

 

『さあゲートが開きました!スタートです!』

 

僕の視線はただ一点、最愛の人にのみ向けられていた。そのおかげだろうか、気がつけば足を踏み出していて、スタートからコンマ数秒後には、僕の体は他のウマ娘より2歩先を行っていた。

 

「こりゃあ、もう僕の勝ちかもな」

 

「……ッ!!」

 

試しにひと言煽ってみると、僕の右横にいたウマ娘は歯を食いしばってペースを上げた。

……ありがたい。

 

『4番、序盤からかなりのハイスピード。続けざまに5番、その後ろ、各ウマ娘まだ横一列、ここからレースがどう動くのか!』

 

『一番人気、4番オロールフリゲート。マイルとはいえ、このペースは少々掛かっているかもしれません。とはいえまだレースは始まったばかり。見どころはこれからです』

 

僕がハイペースに見えるか?

そうか。では僕がずっと言いたかったセリフを言わせてもらおう。

 

「……これは全力疾走じゃない。ランニングだ」

 

後続との差は縮まらない。

だが、余力はまだまだ残っている。

自分の筋肉、肺機能、その他身体的機能の限界点は全て記憶している。日々更新され続けるそれらは、当然レースにおいて重要な役割を果たしてくれる。

 

今の僕のスタミナがあれば、このペースをあと2000mは確実に維持できる!

 

『あっという間に飛び出して、4番!さらに後続との差を広げていきます!速い、速い!2バ身……いや、3バ身差!』

 

集団から抜け出し、そのまま内ラチを削りとる勢いでコースを取る。最初のコーナーまではあと300mといったところか。このままインベタで走り抜けよう。どうせ誰も文句は言わない。距離が開いているので、僕の蹴り飛ばした砂は誰にもかからない。

 

『現在先頭は4番、少し離れて7番、並んで8番、その後ろ6番。さあ、かなり早い展開でレースが進んでいます』

 

全体がハイペースになれば、その時点で体力のないウマ娘は脱落する。僕自身、己の勝利を微塵も疑っていないが、より勝率が上がるに越したことはない。

 

『先頭がコーナーに入った!なおスピードが落ちない!これは……!ひょっとすると、デビュー戦で大逃げか!差がぐんぐん開く!だがスタミナは持つかッ!?』

 

大逃げ。そう呼ばれるのも悪くない。

必然的な大逃げ。それが競走ウマ娘の理想。

 

僕の脚質はというと、少しカッコつけて言わせてもらえば、自在。当然だ、デジたんが自在なのだ。僕がそれに追いつけないでどうする。

とはいえ、やはり先頭は気持ちがいい。スズカさんレベルの先頭民族になったつもりはないが、やはりウマ娘の本能だろうか。逃げるのもなかなか面白い。

 

「ふ、ふふふ……!あはははははッ!」

 

左回りのコーナーに差し掛かって吸い込んだ息が、どうしようもなく弾んだ笑い声へと変化する。

 

歩幅は広く、しかしピッチは誰よりも早く。

それでいて、常に最短距離をキープし続ける。

自分のフォームを常に最適解へとアップデートし続けるのはなかなかに疲れる。今の僕なら2000mは持つと思っていたが、どうやらかなりギリギリだ。負けはしないだろうが、もしかするとラストでバテて、少々みっともないフィナーレを飾ってしまう可能性がある。

 

『先頭、コーナーを半分通過!早い!独走状態だ!このまま逃げ切るかッ!しかしこの先にはスパイラルカーブ、後続の追い上げがどうなるか、レースの行方はまだ分かりませんッ!』

 

僕の後ろにつけているのは確か外枠の子だったか。その子がこの先で一気に仕掛ける可能性もある。

スパイラルカーブ、すなわち後半になるにつれ角度がキツくなるカーブ。今のところ内側を走っている僕が外に膨らむことを見越して、アウトからインに割り込んで直線距離を稼ぐ。それが、僕の先頭を終わらせるひとつの可能性だ。

 

……いや、違うな。

何をやっても、僕の先頭は変わらないぞ。

 

「ッらああアあァアアッ!」

 

絶対にスピードを落とすな!そのまま最短距離を通れ。無茶な曲がり方だが、成功すれば最速だ。

何より、見栄えがいい。

カッコいいことは大事だ。最近ソッチ路線を考えつつある僕にとって、ロマンというものは大変不可欠なのだ。

 

『現在各ウマ娘はコーナーに差し掛かりました!ッ先頭集団に動き!現在2番手は7番、脚がぐんぐん伸びてゆく!ゴールまではあと700mほど!その勢いを最後まで活かし切れるかッ!?』

 

コーナーの終わりが見えてきた。

後続は焦っているのかも。やはり早めに勝負を仕掛けてきた。とはいえ、このままミスなくいけば僕の勝ちだ。それだけの差は稼いでいる。

 

その瞬間、何か電流が僕の脳内に走った。

ゴール付近……。見つけた。デジたんだ。ゴルシちゃんとトレーナーさんもそこに居る。

 

デジたんが見ている。

 

「んふ、ふ、ふふふふふふ……ッ!」

 

視界が白に埋め尽くされる。

 

しかしただ一点、白よりも白く輝くものが、僕の見つめる先、その遠くに見える。あれを目指せばいいんだな。

 

もはや他はどうでもいい、このままデジたんに早く褒めてもらわねば……。

 

「ッあ゛っ!?痛つッ……!?」

 

理解が追いつかなかった。

左手に鋭い痛み。その刺激によって、視界の白が一瞬薄れる。

 

何が起こったのか。刹那の間になんとか理解を進める。その結果、痛みの原因は非常に単純なものだと分かった。

 

「はぁ、イン攻めすぎちゃった……」

 

常に内ラチスレスレを走っていたために、デジたんへと意識を集中させた際、ほんの少しだけ左に寄ってしまったのだろう。コーナーが終わる直前だったのに、周囲をよく確認しないままスパートをかけてしまった。

 

幸いにも手の甲を掠めただけだったので、大きな怪我には至っていない。速度にも影響はない。

しかしミスはミスだ。気を付けねば。

 

……心が渦巻き始める。

 

ああ。

ダメだ、我慢できない!

 

「ッフヒッ、ハハハハッ!っあああああーーッ!」

 

楽しくて楽しくて仕方がない!

デジたんを感じたおかげで、ギアがさらに一段階上がった。心なしかスタミナも回復した気がする。

 

『4番ッ!依然先頭のまま!とんでもない走力ッ!後続の追随を許さず、最短ラインを華麗に描き出しましたッ!勢いはスタートダッシュから衰えず……!いや、さらに加速ッ!』

 

絶対勝った!僕の勝ちだ!

だって、デジたんが見てくれているから!

ああ、楽しい。何が楽しいって、先ほどのミスが僕の未熟さを教えてくれたことが何より楽しい。

つまり、まだまだ伸び代があるのだ。僕には。今でさえこんなにも気持ちいいのに、さらにその先があると知れたのだ。それがどれだけ楽しいか、言葉では言い表せない!

 

『4番ッ!4番ですッ!先頭は4番、オロールフリゲート!今ッ!大差をつけて……ッ!』

 

気付けば、ゴールは目の前。

通過する瞬間に横目で見えたゴール板の鏡には、ギラギラと輝くウマ娘の笑顔が映っていた。

 

『一着は4番、オロールフリゲート!大差でゴールインッ!圧倒的な走りを見せてくれましたッ!』

 

勝った。勝ったぞ。

 

「ハァッ、ハァッ……!デジたーーん!?ねえ見た!?今の見た!?ねぇ僕すごくない!?バーって走ってギュイーンと曲がって……!勝った!」

 

たった今全力で走り抜いたばかりだが、脚がピョンピョンと弾む。デジたんを見るだけでも、ロイヤルビタージュース5杯分くらいの効果がありそうだ。

 

「よくやったなァオロール!いい走りだっ……」

 

「トレーナーさんは黙れェッ!?走り終えて最初に聞きたいのはデジたんの声なんですよ僕はァッ!!」

 

大体、ハナからデジたんに話しかけてただろうが。まったく、空気の読めない男だなぁ。

 

「イヤイヤイヤもうホンットすごい走りでッ!言いたいこと沢山あるけど!とりあえず、お疲れ、オロールちゃん!」

 

今の僕がもっとも嬉しいと感じる、労いの言葉。

それを放った彼女の眼に、様々な感情が浮かぶのが見てとれる。

祝福、歓喜、高揚、興奮……。

 

闘志。

 

「……ありがと、デジたん」

 

 

 

 

 

 

 

 

響けファンファーレ♪

 

届けゴールまで♪

 

ああ。

ウイニングライブを踊るのが、こんなにも誇らしいものだなんて。

 

輝く未来を♪

 

そして。

相変わらず最前列ではっちゃけている我らがデジたん。尊いがすぎる。意識を失わず、爽やかな笑顔を保っていられる僕を誰か褒めてくれ。

 

()()見たいから♪

 

デジたんだって分かっているはずだ。

ここまで来たら、もはや僕と君とは絶対に離れられない。未来を拝むには、2人必要なのだ。

 

今日のレースにはデジたんがいなかった。

その事実は、かえって僕を強くしてくれたと思う。

まあ、つまり。

……とりあえず早くデジたんに会いたかったので、最短距離を選んで走ったわけで。

 

「あばばばばばばばはッ!可愛ッ、ファァァぁぁぁぁッーー!可ーー愛ーーいーーッ!」

 

……くそう。

なんだって、デジたんだけ1人で勝手に限界化してるんだ。こっちは舞台上だから必死に我慢しているのに。なんで毎秒毎秒そんなに可愛い仕草をするんだ。

 

ああ!もういいや!

 

「うえええっ!?オロールちゃんが突然バク宙をッ!?ナンデ!?」

 

もはや放送できないレベルまでドロドロに溶けきってしまった僕の顔を隠すには、目まぐるしく動き回ってカメラに捉えられないようにするしかない!横で踊っている2位と3位の子の目がすっかり丸くなっているが、まあなんとか受け入れてくれ。これが僕だ。

トレーナーさんが頭を抱えている。

……一応、振り付けがハッキリ指定されている箇所は可能な限り踊っている。ただし重力の方向が異なっているが。ただ今はヘッドスピンで観客とカメラを翻弄中だ。

 

仕方ないだろう!

デジたんが可愛すぎるんだ!

ああ、宇宙一可愛い……。それは確かだ。

 

だが、しかし。

 

レース後に彼女が僕に向けた目。

宝石のような輝きの奥で、今まで眠っていたのがようやく目覚めたかのような、静かに燃える炎。

彼女の本能。

 

……たまらない。

デジたんとのレースが楽しみだ。

 

ヘッドスピンしながら、僕はしみじみと考えた。

 




おデジ不在時
「ファッ!?デジたんおらんやんけ!?ほなとっとと走って会いに行かな!」→爆走
おデジ出走時
「ファッ!?デジたんおるやんけ!?キタコレッ!さあ゛、う゛ちとや゛ろや゛ぁ!」→爆走

ゲネキはチート系に進化する予定はありません。
今のところ、この変態をもってしてもルドルフやらオペラオーなどの英傑には一歩、いや数歩届かないので。
安心してください。
もっと変態になれます。

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