デジたんに自覚を促すTSウマ娘の話   作:百々鞦韆

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某企業のウマ娘コラボ担当者のように、洗練された愛に満ちた文章を。

書きたい。(願望)
書けニャイ……(現実)
書きたい。(鋼の意志)


排熱機構故障中!

「しゅきぃ……」

 

「へぇ、最近の日本語って主語いらねぇんだな。いやマジだぜコレ。だってアタシの脳内で主語が完璧に補完されたからな」

 

「あ、分かる?可愛いよねぇデジたん。誕生日パーティーの後、部屋に戻ったら、なんとタキオンさんも誕プレ用意してくれててさ!思ったよりもいろんな人に祝われるもんだから、デジたんったらすっかり尊死しちゃったんだよ」

 

昨日は最高の1日だった。デジたんの誕生日に直接祝えることがどれだけ嬉しいか。しかし、できることなら僕もデジたんと同日に生まれたかったなぁ。誕生日が一緒とか、それもう結婚してるだろ。

 

「なるほどなぁ。その結果、練習中にも関わらず、唐突にその時の記憶を思い出してぶっ倒れるウマ娘が完成したわけか」

 

ゴルシちゃんの視線の先には、それはもう幸せと鼻血に満ち溢れた顔で倒れている美少女の姿が。

 

「いや、アレはタキオンさんの誕プレのせいだよ。『推し事をより楽しめるようになるおクスリ』を飲んでからずっとあの調子なんだよね」

 

飲んでから約1日の間、『好き』の感情が高まりやすくなるクスリらしい。そんなものをデジたんに飲ませないわけにはいかない。僕はそう思った。結果、1分に1回尊死する生物が完成した。

 

その旨をゴルシちゃんに話してみたところ、彼女は相当に顔を引き攣らせた。

 

「お前……。えげつねぇな。つーか!アグネスはどっちも変態かよ!?今んところ登場人物が全員イカれてるぞオイ!?終わってんな、アグネス部屋も、スピカも」

 

「それはどうかな?僕がどんな奇行をかまそうとも、『スピカ所属のウマ娘なんですぅ』と言えば、トレセンの生徒なら全員が何か察する。要するにスピカってのはそーゆーチームなわけだよ!その中で唯一まともなゴルシちゃんは、逆に異常なんじゃないかな?」

 

「なっ……!だっ、でもよぉ!スピカの悪名を広めたのは、他でもねぇこのアタシだぜっ!?とりあえず誰彼構わずイタズラしたし、シャカールにだってケンカ売った!面白くなけりゃあ意味なし!それがゴルシ様の生き様にしてポリシーっつーもんだ!アタシがいなきゃあ今のスピカはっ……!いや待て、なんの話してんだコレ」

 

「要はゴルシちゃんがおかしいってこと」

 

「息するように嘘吐きやがって。もっと相対的な話をしようぜ。アタシとお前、2人だけの話だ」

 

「まあまあ、デジたんでも眺めて落ち着いて……」

 

「アレ見て落ち着けるかよフツー……」

 

僕は落ち着ける。うーん、というより、肉体的には心臓が激しく脈打ったり呼吸が荒くなったりするので、落ち着いているとは言えないかもしれない。しかしこれはもっと深い部分の話だ。デジたんを見ていると、なんというか、洗われる。魂が。

 

はぁ、好き。もう全てが可愛い。どうして世界にはデジたんがたくさんいないんだ。デジたんがいれば平和になるのに。

 

「あっあっあっあっあっ……!」

 

「オイお前。やったなぁ?オイ?飲んだろ?タキオンのクスリ飲んだろ?」

 

「当然じゃないか!そもそもデジたんが摂取したクスリ自体、もともと僕が咥えてたものなんだから!ははっ、思い出したら脳汁が止まらなくなってきた……!ふーっ、ふーっ……!」

 

「あー、うん。お前、ここで倒れんのはよしてくれよな。運ぶのだりぃから」

 

 

 

 

 

 

 

 

石化から回復したタキオンさんが媚薬に限りなく近い何かを誕生日プレゼントとしてデジたんにあげた。こんな摩訶不思議な文章が成り立ってしまうのだから、まったくトレセン学園は恐ろしい。

 

ちなみに、あくまでも僕が使用したところ媚薬のような効果が得られただけであって、断じてそれそのものではない。『好き』の気持ちを増幅させる、という効果である以上、その対象がなんであれ効果が発揮される。スズカさんに使えば、彼女は多分1日中走り続けるし、ウオッカにでも使えば、多分スカーレットに甘え始める。

 

「ウマ娘として……ッ!脚が震えて立てない、なんてこと、あっちゃいけないはずなんだっ!なのに、ねぇ、どうして僕は立てないんだろう……」

 

「ふ、ふふふ……。戦友よ、我が同志よ。それはきっと、あたしたちがウマ娘であるのと同様に、決して消えない咎を背負っているからだよ……!」

 

それが運命なら、それに従うぜ。

 

「茶番やってねーで早く立てよ。そんなんじゃ自然界で生きてけねーぞ?」

 

「無茶言わないでくれゴルシちゃん。コレ、真面目にやってるんだよ。それでいて立てないんだァッ……。アッ、アッ!!」

 

脳がオーバーヒート寸前だ。僕の頭はどうにか理性を保つために、身体の操作を放棄してまで情報を処理しようと頑張っているらしい。おかげで脚が震えて止まらない。

それにしてもゴルシちゃん、いつもと変わらぬキレキレのツッコミだなぁ。好き。好きすぎる。

 

「はああああゴルシさんが美しすぎるぅぉぉっ!身長170cm、そんでもって超絶美麗グッドルッキンスタイルッ……!性格もお茶目で優しいとか冗談抜きに女神様!こんな方と同じチームに所属できる幸せぇぇ……!」

 

「ねぇ、ゴルシちゃあん……!君ってさぁ、カワイイ〜って言われたことあんまりないでしょ?うん、どちらかというとビューティな魅力を多く含んでるよねェ君は。ズルいなあぁ!ゴルシちゃんってばこんなにも可愛いのに、それを上回るほどのカッコよさも持ち合わせてるなんて!」

 

「お、おう……。なぁ、聞けよ。他人に褒められるってのは気分がいいが、お前らの場合そこはかとなく不安を感じるから、できればよしてほしい。そうだな、それこそいつもみてぇに2人で延々とよろしくやってりゃいいじゃねえか!」

 

「ああ、僕らもそうしたいんだけどね。生憎とできない事情がある」

 

デジたんも、理由ははっきり分かっているはずだ。

 

「ふふふ……!ゴルシさん、貴女はどう思いますか?理性のタガを自ら外すことで、大変な快楽を得られる……。そうは思いませんか?しかし、決してそんなことをしてはいけないのです。なぜならば、さすがに犯罪史に名前を刻むことは勘弁願いたいですからねッ!」

 

「ハァ、ハァッ……!今の話で重要なのはね!僕もデジたんも、お互いへの好意を意識した瞬間に否応なく理性がぶっ飛ぶから抑えてるってことだよ!

……あああッ!口に出したら体がムズムズしてきた!うぅっ、好きすぎて辛いッ!」

 

唐突に、自分の時間がどんどん巻き戻されていく。デジたんと出会ったあの日まで。

ああ、僕もあの時は限界化がひどかったなぁ。なんだか当時の感覚を再体験しているような気分になってきたぞ。

 

……まだまだ時間は戻り続ける。

別に前世の記憶を辿り始めたわけじゃない。あんな伏線もクソもないような人生を辿ったところで意味はないし。

僕が見ているものは。細胞に刻まれでもしていた記憶なのだろうか。なんだかよく分からないが、僕の脳裏に映る光景は、なぜか恐竜の闊歩する時代の光景であった。

 

「はぁぁぁ……!もう、世界が、バラ色にぃぃぃ!しゅきしゅきしゅきぃぃいぃッ!ウマ娘ちゃん、LOVE、フォーエバーッ!」

 

「……ねぇデジたん。僕って魚類だっけ?あ、違うか。でも、なんだろう。だんどんと自分が原始的な生物になっていくような気分というか。だんだんと『好き』という感情の余計な部分が削ぎ落とされて、原始的な欲求に回帰していく気分というか」

 

「お前らは何を言っているんだ」

 

うわー、すごい。地球ってそうやってできたのか。

 

「……お、オイ。お前はまだ比較的まともだから言うぜ、デジタル。なんかオロールのヤツやばくねぇか?だんだん目がイッちゃってるぜ?」

 

「ほえっ?あ、ホントだ、オロールちゃん……?」

 

「ああっ……!あ〜っ!」

 

幾千もの時を越え、この尊い星は形作られたのだなぁ。僕がこうして息をするたび、この星と繋がっていることが分かる。星が生まれる前の宇宙の記憶が蘇る。光と闇、いくつもの神秘。急激に僕の魂に刻まれていく!

 

「川西能勢口、絹延橋、滝山、鶯の森……」

 

「なぁヤバいって!?なんか唱え出したぞ!?アタシ怖ぇよ!突然暴れ出したりしねぇだろーなぁ!?オイ誰かばんえいウマ娘呼んで……、あっダメだ、多分発狂してるコイツの方が力強ぇから普通に大事故になる」

 

ときわ台、妙見口。

見える見える見える見えるぞ。今や世界の真理は僕の間近に迫っている!さあ、始まりの光よ、僕を迎え入れてくれ!

 

……そうか、そういうことだったのか。

 

「……デジたん」

 

「ファッ!?なんでございましょうッ!?あっッ、というかその顔良すぎる……。悲壮感があるわけでもないのにどことなく仄暗くて、メリーバッドエンドを迎えたときのヒロインみたいな表情で、こう、見ているとゾクゾク感がぁぁぁ……ッ!」

 

「……デジたんだったんだ。世界の始まりはッ!」

 

「ひょええええっ!ウマ娘ちゃん好きぃぃ!もっ、もうムリ、爆発しゅりゅっ……!」

 

「ダメだコイツら、早くなんとかしないと」

 

デジたんは可愛い。可愛いは尊いだからビッグバンが起こる。世界の誕生って案外単純だな。

 

「落ち着けお前ら!?スピカから逮捕者が出るハメにはしたくねぇぞアタシ!」

 

「……ハッ!ごめんゴルシちゃん。頭が冷静になってきたよ。危うく放送規制がかかるところだった」

 

「……ッムホァ!?ふぅ、危ないところでした。体中の穴という穴から漏れてはいけないものが漏れ出るところでした」

 

僕とデジたんの血液やら何やらが漏れ出して、学園の芝が重バ場になってしまうところだった。

 

「これはまずい。普段は自分で嵌め直せる理性の枷がガバガバになって、一度トリップしたら戻れなくなる。……でも、気持ちいいなぁコレ、ホントに。っそうだ!ゴルシちゃんも試してみない?」

 

「ぜッ………………ッてーヤダ!!」

 

「おお、溜めたねぇ。けどごめんねゴルシちゃん。君がこのクスリを飲むのは決定事項だ。僕が今そう決めた。なぜかって、タキオンさんから頼まれてるんだよ、使用感のレポートを。被験体が多ければ多いほど彼女も嬉しいだろうから。ごめんねぇゴルシちゃん!」

 

「バッカ野郎お前アタシは逃げるぞお前」

 

「ちょっ!待つんだゴルシちゃん!」

 

「チッ、放せコラ!どう考えてもロクな目に合わねぇんだ、逃げるに決まってんだろ!」

 

走り去ろうとする彼女の尻尾をなんとか掴む。しかし相手はあのゴルシちゃんだ、いつ文字通りトカゲの尻尾切りをしでかすかも分からないトリックスターが相手なのだ。

 

「デジたんっ!この芦毛を引っ捕えるんだッ!」

 

「えっあっえっ!?し、しかし……」

 

「ここでゴルシちゃんを押さえれば、タキオンさんは喜ぶだろうねぇ。ゴルシちゃんは察しがいいからいつも実験体にされずに済んでるんだ、クスリを飲ませればさぞかし喜ばれる。それに、見たいだろ?感情がコントロールできなくなった珍しいゴルシちゃんの姿を!」

 

「……くっ!ご、ごめんなさぁい!ゴルシさん!」

 

デジたん、堕ちたな。

さてと。いくら2人に体格差があるとはいえ、後ろから抱きつかれては簡単に動けまい。あとはじっくり料理するだけだ。

 

「さ、あーん……。あーん!あーんしろよぉ!」

 

「ふんぎぎぎぎぎッ……!ガッ、ゴ、テメッ、やめやめやめんんんんんッ!ンンア゛ッ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「フ、フフ、ルービックキューブってよ、ただ揃えるだけじゃねぇんだ。こうしてこうしてこうすれば……。ほら、市松模様になるんだ。面白いよな」

 

「ゴ、ゴルシちゃん……」

 

「他にも、ここをこうすれば……。よっと、完成。見ろよ、キューブの中にキューブがあるみてぇで面白いだろ?シンプルゆえに奥が深い、遊びがいがあって最高だな」

 

くそ、ゴルシちゃんがただのルービックキューブ廃人になった。そして、パズルに勤しむ彼女の手指が美しく見えてしょうがない僕もそうとう重症だ。

 

「ちなみにルービックキューブってのは、どんな形でも20手以内で解けることが知られてるんだぜ。数学者様による研究の賜物だな。ところで古代ギリシアじゃあ、数学の問題を解くと魂が洗われる、なんて言われてたらしいな。アタシも少しその気持ちが分かってきたぜ……」

 

「ゴルシちゃんはもうダメだ。さっきからずっと澄んだ目でパズルを解いてる。世俗から離れて自分の世界に没頭することが好きなんだ、きっと。それにしても美しい瞳だなぁ」

 

「神秘性が増してカッコよさに磨きがかかってるぅ!しゅきぃっ!」

 

風に揺らぐ芝の上、慈母の如き優しい瞳を湛える、白銀色のウマ娘。実に神秘的だ。ゴルシちゃんを知らない人が見たら、きっと女神が地上に舞い降りたのだと錯覚するだろう。

 

「ゴルシちゃんがこうなるんなら……。他のスピカメンバーで試したら面白いのでは?」

 

「はっ!?そっ、それは、しかし己の欲望のためにウマ娘ちゃんに狼藉を働くようなことは断じてッ……!いやっ、タ、タキオンさんのためですし、何より、禁欲は時として体に毒ですしおすし……!」

 

いつもは礼節を弁えたヲタクであるデジたんが、少々危ない思考をしている。そのまま理性をかなぐり捨てて僕のことを襲ってくれでもしたら最高なのだが、それとこれとはまた別の話のようだ。

 

と、丁度よく誰かがこちらにやってきた。

 

「あら、皆様お揃いで……って、何をやっておりますの?ゴールドシップの様子が何やらおかしいようですが」

 

「あぁ、マックイーン。ちょっとした事情があって。まあそれはともかく。このクスリ飲んでみてよ。タキオンさん謹製『ニビョウデヤセール』!これひとつで何でもカロリー0になる最高の代物さ!」

 

「ゆ、夢のようなクスリですわね。しかしそんなオイシイ話がそうそうあるわけ……」

 

「あれ、飲まないの?なんだ、こないだデジたんの誕生日に作ったケーキの残りを食べてもらおうかと思ってたんだけど……」

 

「モノは試しですわッ!!ゴクリッ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「フシューッ、フシューッ……!」

 

「とりあえずスピカのエンゲル係数が1000%を越えないようにマックイーンは拘束したけど、どうしようコレ」

 

ロープくらいじゃ、いつ千切られるか。

 

「完全に野生を解放したウマ娘ちゃんっ……!まったくの未知ジャンル……!けど愛おしいっ!しゅきっ!」

 

マックイーンに試したのは失敗だった。結果は見えていたのに。都合よくウオスカあたりが来てくれたりしないだろうか。

 

「よぉお前ら、さっきそこでゴルシを見かけたんだけど、なんか様子が変でよー、いったいどうした……ってオイ、こっちもやべぇじゃねぇか!?」

 

「またアンタたちが何かやらかし……っ!ちょっと、どうして1人縛られてるのよ!?」

 

都合よくウオスカだ。

 

「丁度いいから喰らえェッ!」

 

「むぐっ……!?ちょっ、いきなり口の中にぅっ」

 

「おまっ!?……っ、急に何してんぐぅっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ス、スカーレット……。そ、その、俺、今度ちょっと料理の練習しようかと思ってて。ちょいと味見役をやってほしいんだよ。いや、別にお前じゃなきゃいけねーとかじゃねえけど!一番手頃に頼めるから頼んでるだけだからな!?」

 

「アンタ今一番って言った!?そうよ!よく分かってるじゃない!いつだってアタシが一番!」

 

あはは、尊いなぁ。

尊いかコレ?うーん、ウマ娘だから尊い。以上!

 

「それにしても皆、ピュアすぎないか……?ウオッカなんか完全に古典的ツンデレ乙女と化してるじゃないか。ツンデレはスカーレットだろ、普通……。いや違う、そういう話じゃない。あぁ、頭が混乱してきた」

 

僕は何を言おうとしていたんだっけ。

ああ、そうだ、スピカのメンバーが揃いも揃ってピュアだってことを言いたかったんだ。

ウオッカはツンデレ、スカーレットはアホの子、マックイーンは野生化したし、ゴルシちゃんは悟りを開きかけてる。デジたんはウマ娘への愛がもともとカンストしていたために、クスリのせいで何かのタガが外れてしまった結果、グイグイ攻めるタイプのヲタクになった。

 

そんな中、僕1人だけ色欲の大罪を背負ってる。

しかし中学生といえば、普通はそういう話に興味が湧いてくるお年頃だろう。僕がおかしいんじゃなくて皆がおかしいのだ。

 

「むふんほぉーっ!ウマ娘ちゃん同士の絡みは最高ですなぁ!ンン〜、愛するウマ娘ちゃんの展開する尊み空間の空気を吸えちゃうの、トレセン学園に入ってよかったぁ!」

 

「君だってウマ娘じゃんか。そして僕もウマ娘だ。ならばそこに尊みが生まれるのは自明の理だと思うんだけど」

 

ああ、まずい。デジたんのことを少しでも考えただけで理性が吹っ飛んで、思わず誘いの言葉が口から出てしまった。

 

「その通りっ!それでは早速失礼して……」

 

ん?ん?

ちょっと待て、気がついたらデジたんが僕に抱きついていた。いつもは僕から仕掛けるのに。

……タキオンさん、とんでもないものを作ったな。まさかこんなスムーズに事が運ぶとは。

 

「はぁぁぁ、ウマ娘ちゃん、それもオロールちゃんの匂いがこんなにも間近にッ」

 

「随分積極的だね。たまにはこういうデジたんも悪くないかも。あっ、ヤバい、コレ。クセになりそ……」

 

タキオンさんに毎日処方してもらいたい。

 

……いや、ドーピング検査で引っかかるな。

くそう、うまい話ってなかなかないなぁ。

 

……週1くらいなら大丈夫かな?




トレセン学園でdanger zoneを流せば毎日レコードタイムが更新されるのでは(名案)

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