帝国最強のかませ犬になった僕ですが   作:zelga

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アニメにはまって検索掛けたら1件も出なかったので衝動に任せた結果がこれである。

基本アニメ知識しかないうえに勢い任せなので、見通しが甘いことこの上ないですが、それでもよろしければ是非どうぞ。


第1話 「始動」

――あっちこっちで爆音が響いている。

 

 

「…………」

 

 

それは鎮まる様子もなく、さっきからひっきりなしだ。

 

何かが撃ち出される音。

何かが壊される音。

何かが叫んでいる音。

 

 

――そして、ナニカ(・・・)の命が消え去っていく音。

 

 

「ふぁ~ぁ……って、うん?」

 

 

そんな中、その中央付近を歩いていると、懐の通信機が震える。

どうやら意識していない間に、誰かが僕に通信を繋げようとしていたみたいだ。

 

 

「はいはい、なんですかー?」

『――ええい、やっと繋がったか! おい、お前今どこにいる!?』

「うっわ、うるさ……」

 

 

通信機を起動し声をかけると、向こう側から大声が響いてきた。思わず顔をそむけ、気を取り直して口を開く。

 

 

「どこも何も、戦場真っ只中でありますよー? あ、強いて言うならもうちょいで敵陣が射程に入りそうかな、かな?」

『いつの間にそんな場所……どうせぼ~っと歩いてたんだろう?』

 

 

 

――隊長、何者かがこちらに接近しています!――

――あいつは……! 全車両、標的を奴に変更!!――

 

 

 

「あらあら、流石はピサラ大将殿。僕の性格もよくお分かりのようで、ようで~☆」

『もう何年の付き合いだと思っている?……まぁいい、それよりも面白い報告が入った』

「ほほう?何かな、何かな?」

 

 

 

――準備完了しました!……しかし、これらすべてをあの少年に?――

――見た目に惑わされるな! 間違いない、奴は帝国最強の兵士だ!!――

 

 

 

『博士からの緊急帰還命令だ。私たち二人にな』

「――――へぇ」

 

 

その言葉を聞いた僕は立ち止まり、空を見上げる。

 

う~ん、今日も快晴とは言えない濁り切った青空だこと。

 

 

「了解。すぐそっち行ったほうがいい?」

『構わん、どのみちこの戦争は勝敗が決まった状態で始まったようなものだ。我々が抜けたところで、その大勢は変わらんよ』

「はいはい。あ、でも……」

 

 

 

 

 

≪撃てぇ!!≫

 

 

 

 

 

「――ちょうど入ったし(・・・・・・・・)、あいつら殺ってからでもいいよね?」

『あぁ、10秒以内に戻ってこい』

 

 

あらら、なかなか面白いオーダーをする大将殿だこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全弾着弾しました!」

「フン、いくらやつとはいえこの範囲の絨毯爆撃ならば……ッ!?」

 

「ハロハロ諸君、ご機嫌いかが?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっほ~ピサラ大将殿~。遅くなってごめんね、ごめんね~」

「……十分早いと思うが」

「何言ってんの、6秒もかかっているじゃないか。僕は目標の半分目指してたんだから、これじゃまだまだなんだよ」

 

 

いやはや、やっぱ声をかけるもんじゃないね。それだけで4秒もかかっちゃった。

 

 

「まぁいい、足は用意してある。さっさと行くぞ」

「了解、了解~」

 

 

彼女はそう言って、用意された高速戦闘機に向かって歩き出す。それを追いかけつつ、僕は再び空を見上げた。

 

 

(ようやくだ。ここまで、本当に長かった)

 

 

なんでこうなったのかは、わからない。

前になにをしていたのかは、ほとんど覚えていない。

あちらこちらで起きていることに関しては、どうでもいい。

 

……ただ、これからどうなるかはわかっている。

 

 

 

 

 

「さ~てと、これって原作が始まったってことだよな。んじゃま、ド派手に逝ければいいんだけど」

「――おいニッケル、早く来い!」

「あぁ、ごめんごめん! すぐ行くよ~!」

 

 

彼女に返事をして、僕――ニッケルは、急いで戦闘機の下まで走っていった。

 

 

あ、もちろん手加減してるよ? さっきと同じ速度だと、戦闘機どころか彼女たちも吹っ飛んじゃうし。

 

 

 




あ~、誰か韋駄天達の小説書いてくれ~
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