聖杯戦争と薪の王   作:楽しく遊びたい一般不死人

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第四話 師と弟子

朝食の後、薪の王が準備の為に二階に上がってから一時間程だろうか。薪の王から「準備が終わったから桜嬢を連れて二階に来て欲しい」と、連絡が来て二階にある元々臓硯が使っていた部屋に行くとそこには白シャツに黒のズボンを着た薪の王が待っていた。

 

「準備に時間が掛かってしまってすまないな。必要な物を用意していたら遅くなってしまった。」

 

「そうなのか?特に何かあるようには見えないんだが。」

 

「まあ、それについては後で話すとしよう。まずは私の使っている魔術に関して話そうと思う。」

 

薪の王が説明するソウルの魔術というのはとても複雑だがそれ故に対応が取りずらい魔術と思えた。特に興味深いのは竜のニ相の理論だった。どんな状況でも岩のように佇む古竜の如く、攻める時は吠える古竜のように大きく強い攻撃を、という理論に俺はとても共感した。

 

どんな状況でも魔術は使えるようにしなければならない。だが、使えても肝心な効果や威力が発揮出来なくては意味が無い。薪の王が説明を終えると質問があれば聞いて欲しいと言ったので俺は質問を投げかけた。

 

「まず、ソウルについてなんだが、どうやって感じればいいんだ?バーサーカーの言うようなソウルを俺は今まで一度も感じたことも見たことない。」

 

俺がそう言うと桜ちゃんも頷いていた。薪の王は俺と桜ちゃんの前に手を出した。不思議に思っていると手の中に真っ白な浮遊した何かが出て来た。

 

「これがソウルだ。そもそもソウルというのは雁夜や桜嬢が思っている魂とは違うものだ。ソウルと魂の明確な違いは存在するか否かだ。ソウルは今の様にそこに在り、見ることも感じることが出来るが魂は違うのだ、魂というのは感じることも見ることも出来ないが確かにあるモノだ。」

 

「う〜ん、分かるような分からないような微妙な所だな。」

 

「そういう事もあるだろうと思ってな、一応策は用意してある。今から出すソウルを握り潰してほしい。」

 

そう言って薪の王は俺と桜ちゃんの前に出していた手から少し形の違うソウルを出して渡して来た。俺はどういう事かイマイチ掴めなかったが、言われた通りにソウルに触れてみた。てっきり何か感触があるのかと思っていたが特にそんな事もなく、自分の手の上に浮遊しているソウルを不思議に思っていると桜ちゃんは楽しそうに眺めていた。俺はソウルを握り潰してみようと手に力を込める。すると不思議な音とともにソウルが体に入っていくのを感じる。桜ちゃんもソウルを握って体に入ったようだ。俺と桜ちゃんの様子を見ていた薪の王が安心した様子で語り掛けてきた。

 

「上手くいったようだな。私も初めての試みだった故、少し不安だったが結果は上々だ。」

 

「どういう事だ?なあバーサーカー、何で不死人じゃない俺と桜ちゃんがソウルを取り込んだり握ったり出来るんだ?」

 

「元々ソウルは誰でも取り込む事は出来るのだが明確に感じる事が出来るのは限られている。」

 

「そうなのか?じゃあ何で、」

 

「だが、何事にも例外はある。昨日話したが雁夜と桜嬢には私の火を渡したと言っただろう?それは私のソウルを渡した事に他ならない。つまりだ、私のソウルを持った事によって雁夜と桜嬢はソウルをより感じやすくなっている。正直な話を言うとだな、恐らく聖杯戦争が始まるまであまり時間がない。その短期間でソウルの魔術を覚え、実戦に通用するレベルまで教えるには時間が足りない。故に私のソウルを利用し二人には早めに魔術を習得してもらおうと思っている。少し厳しくなると思うが許してくれ。」

 

その時俺はただただ薪の王の力に驚いていた。この短い時間でここまで考えて行動していたとは思わなかったからだ。俺は何度目か分からないがまた薪の王の評価を改めた。

 

「さて雁夜、桜嬢、今日からソウルの魔術を教えていくつもりだが私も誰かに教えるのは経験が少ないからお互いよろしく頼む。」

 

「俺もよろしく頼む。・・・師匠って言った方が良いか?」

 

「いや、今まで通りクラスで呼んでくれ。その呼び方はあまり、何だ、私には良い思い出がなくてな。」

 

「じゃあ私も今まで通りバーサーカーって呼ぶね。・・・それで何をするの?」

 

「まずは基礎のソウルの矢から始めるとしよう。」

 

それから桜ちゃんと俺は薪の王の指導でソウルの魔術を学び始めた。




グダッてしまい申し訳ありせん。上手く説明できないなぁ。

聖杯問答について セイバーへの薪の王の反応

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