〈怪鳥〉イャンクック討伐。それは、ハンターになる者たちはからなず、飛竜種に挑むなら通る飛行能力を持つ大型モンスター。
 そのモンスターに挑む一人の太刀使いは諦めず挑む!
 


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モンスターハンター 太刀使いの怪鳥捕獲談

 イャンクック…飛竜種を狩る者たちは、飛竜種を倒したえれば、まずはコイツを倒して通らなければならない関門と言われるモンスター。

 新米のハンター達はあまり飛行能力を持ったモンスターと相手にする事が少ない。何故なら飛行能力をモンスターは大体が中間か上位あたりのハンターしか、狩る事が多い。

 理由は単純だ。飛行能力を持つモンスターの殆どが知能が高く飛竜種と分類されるほど強力なモンスターだからである。

 イャンクックは厳密に言うと飛竜種では、無いが飛竜種を狩る時に学ぶ事が少なからずあると言われている。

 故にイャンクックを倒せば、中間ハンター達の仲間入りした様なものである。

 

 そのイャンクックを討伐する為にドンドルマから依頼を受け、密林へと討伐しに来たランポスシリーズと鉄刀【神楽】を装備したハンターの青年がそこにいた。

 新米卒業の為に出された緊急クエストのイャンクック討伐を受け、一人で狩場にきたが青年だったが討伐目標であるイャンクックは通常種よりも一回り大きい上に体力もある特殊個体に苦戦を強いられていた。

 

 「はぁはぁ…思ったよりも強い」

 

 エリアを移動した青年は回復薬を一本飲み干しながら、呟く。

 

 「一人はキツいけど…一人なからこそ、学べる事が多い」

 

 いつもならメモなどをしたいところだが、時間が差し迫っているので狩猟に集中する。

 

 「温存していた回復薬も残り二つと砥石、閃光玉は…もう無い。間違えて持って来てしまった捕獲麻酔玉か…どうすべきか」

 

 ランポスシリーズに鉄刀【神楽】を装備している青年でも回復薬の少なさには頭を悩まされいると草むらからガサガサと何か荒れた。

 

 「「「ニャ〜ン」」」

 「げっ! こんな時にメラルー達!」

 

 目を光らせて青年に向かって来るメラルー達を交わして行く。

 

 「ニャ!」

 「ホッ」

 「ニャ〜!」

 「ヨッ」

 

 メラルーは見た目は可愛く見えるがハンター達の道具を盗むという習性を持っている事を知っている青年は盗まれないように交わして蹴飛ばしてメラルー達を追い払う。

 

 「二体は逃げたけど…あと一匹は…」

 「ニャオラ!」

 「ニャオラ!?」

 

 最後の一匹に足にメラルーが持っているにゃんにゃん棒のスイングを食らってしまい倒れてる。その隙にメラルーは青年のポーチから回復薬を片手に手にする。

 

 「待ってくれ〜その回復薬だけは困るから!」

 

 青年から回復薬を盗んだメラルーは一目散に逃げられてしまった。

 

 「はぁ…どうしよう…クエストリタイヤするしか無いな〜これ…ん?」

 

 追い払った一匹のメラルーが何かを落としている事に気がついた青年は何となく拾ってみる。

 

 「これは!…回復薬は盗まれたけど…これがあるならまだやりようがあるな〜」

 

 青年はニヤリと笑いイャンクックがいる場所へと向かう。

 

 『クァアアア!』

 「お前の行動は全て理解している!…次は此方の番だ!」

 

 青年がそう呟くとイャンクックの攻撃を全て交わし、イャンクックの肉質が柔らかい部分を集中的に太刀で斬り刻んで行く。

 

 『クァアアア!!』

 

 イャンクックにも限界が近いのか残る力をすべて青年を倒す為に使おうと暴れ出す。

 

 「…そろそろか」

 

 その瞬間を見計ったように鉄刀【神楽】を納刀すると青年はイャンクックに背を向けて走り出す。

 

 『クァアアア!』

 「…そうだ…こっちに来い!」

 

 青年はポーチから捕獲麻酔玉取り出してイャンクックの頭に投げつけるが効果は無い。

 だが、視界がぼやけてそのままレントが追いかけるが急に電流が走り止まってしまう。

 

 『クァアアア!?』

 「…終わりだ!」

 

 青年は二つ目の捕獲麻酔玉を投げつけるとイャンクックは地面に倒れて寝息を立てて大人しくなる。

 

 「ハー…時間ギリギリだったけど間に合った〜」

 

 眠ったイャンクックの前で青年は疲れて座り込む。

 

 「『狩りには運も必要』か…どっかの先輩ハンターが言った言葉はその通りだな〜」

 

 青年はトラップツールを持っていたわけでは無い。では、何故、シビレ罠があるのかと、問われる。

 実は、あの時メラルーの落とし物が携帯シビレ罠だったのだ。

 今回のような特殊個体のイャンクックに青年は討伐不可能だと、決めようとしていたが誤って持って来てしまった捕獲麻酔玉を使えば、捕獲出来ると理解した青年は狩猟から捕獲へと方針を変更したのだ。

 

 何がともあれ青年は依頼を達成したことに変わりはない。

 

 

 イャンクックを捕獲した青年はドンドルマに戻り、受付嬢に依頼達成を手続きを終える宿に戻ろとした時、背後から女性から話をかけられ振り向くと腰から足までがレイヤ装備で他はすべてインナーといったスタイル抜群の女性ハンターに青年は顔を真っ赤染め上げる。

 

 「すみません…もしかして、貴方が特殊個体のイャンクックを捕まえたハンター?」

 「ん?まぁそうで…なぁ!?」

 

 青年は瞬時に普段着用のコートを目の前の女性ハンターから目を背けながら渡す。

 

 「じょ、女性がみだりに肌を見せるたら、ダメです!!これを貸すから羽織ってくれ!」

 「あは、ははは!貴方面白いね!」

 「いいから!早く、羽織ってくれ〜!」

 

 この女性ハンターと出会いが青年を王立書士隊へ入隊する理由となる。女性ハンターは実は王立書士隊の一人で特殊個体を捕獲した青年に興味を持ち、その場でスカウトしたのだ。

 青年はその後、その女性ハンターの後輩となるが数年間、何度か振り回されるがそのせいで彼が飛竜種を一人で狩るまで強くなる事になる。


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