襲撃から数週間、イフが謎の紙を持ってきた。
「これ行かない?」
「「………雄英高校体育祭?」」
そう雄英高校体育祭のチラシを持ってきた。
「俺達が行けるものなのか?」
「無理だろ」
「行けるよ!それに先生から『弔とイリスを連れて行ってみるのはどうだい?』って言われたし」
どうやら、先生に頼まれたことらしい。
「そもそも、体育祭できる状態なのか?」
「そこは気にしない。ほら、変装して、行こうよ!明日だし!」
「はぁ………どうする弔」
「俺が拒否しても、イフをほっとけないからお前は行くんだろ?」
「愚問だな。お前も来いよ」
「……仕方ない、行くか」
そう言うとイフは子供のようにはしゃいだ。
(子供かよ)
「子供じゃないもん!!」
「なんで心の中の言葉がわかるんだよ」
「私達はもう繋がってるの。忘れたの?」
そうだった。
「おいおい、変装つったか?」
「大丈夫!私がいい服を選んであげる!」
「今までにイフが選んだ服って……」
「全部、女物じゃなかったか…?」
「じゃぁ二人が選びなよ!ほら、今から買いに行くよ!!」
これから、大量の荷物を待たされる地獄が始まるとはこのときの俺達はまだ知らなかった。
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今はデパートにイフと弔と服選びをしに来ていた。だが
「ねぇねぇ!あれ買って!」
イフのあれ買ってこれ買ってがずーっと続いていた。
「駄目だ。今日は服選びだろ?」
「むー!ケチ!いいじゃん買っても!」
「駄目だ。上目遣いされても………引かないぞ」
「はいはい、甘々夫婦。店についたぞ」
俺らを横目に弔が店に入っていった。
「ほら、今度買ってやるから、な?今は店に行こうぜ?」
「むー!……イリスが服選んでくれるなら許してあげる」
「わかった。俺が選んでやるよ。あ、ただ中では別の呼び方で頼む」
「は〜い♪」
そう言って、店に入った。入る前にイフが腕に抱き着いてきた。
「やっと来た…か…………お前ら、流石にイチャイチャしすぎだろ」
そう弔に言われた。弔を見ればチャラチャラした恰好になっていた。
「……なんだお前の服装」
「店の人に頼んだ結果」
「ねぇねぇ!早く服を選んでよ!」
いつもよりもデレデレになったイフの服装を選ぶことになった。
「これとかいいんじゃねぇか?可愛いお前にぴったりだろ」
「えぇ、貴方が言うなら……買おうかなぁ〜」
俺が選んだのはフードがついた服だ。
「可愛いしこれで決定だな。いくらだ?」
商品のタグを見ると、13500円と書いていた。
「高いな、だがこの服可愛いし買うか」
「じゃぁ次は貴方の番だね!」
そう言われ、試着室に入って待っているとイフが何枚かの服を持ってきた。ただ、
「…………これ全部女物じゃないか」
「………てへ☆」
「はぁ……」
イフが持ってきた服が全て女物だった。多かったのは水着だ。
「オイコラ、これ水着じゃねぇか」
「あっ!ごめん!貴方のことだから、女の子になれると思って……」
「いいから男物を持ってきてくれ」
「はーい!」
その後も女物を大量に持ってきた。イフが勝手に買っており、バーに帰ってから着せられた。意外と似合うらしい