みんながソファーやら何やらに座ってスマホを触っていると、イフとトガがドアを開けて入ってきた。
「みんな!今日はバレンタインデーだよ!チョコだよぉ!」
「「……その両手の袋は全部チョコか?」」
「そうです!イフさんと一緒に選びました!」
「はぁ…イフが作ったチョコはないんだな?」
「ないよ?だって、去年作ったチョコは何故か周りの物を吸い込み始めたもん」
((あぁ……あれか))
((((ブラックホール?!))))
何故かイフはダークマターを作れる。トガは復路から真っ赤になっている箱から、真っ赤に血で染まっているチョコを取り出した。
「「「「待て待て、それ誰の血?」」」」
「スズメさんの血です!」
「スズメの血を飲むな!」
トガがスズメの血のチョコを食べている間、イフがみんなにチョコを配っていた。
「ん?このチョコ星型だ」
「俺のチョコは手だ…」
「「手?!」」
弔へのチョコが手形だった。ホントどこで買ったのだろうか。
「イテッ!」
チョコを食べたミスターが口を抑えていた。
「「どうした?!」」
「これが入っていたんだ」
ミスターが口の中から何かを出した。
「「「これは……ビー玉?」」」
ビー玉が入っていた。しかも中に何かが入っていた。
「あ、これ俺が隠していた本じゃねぇか!ベッドの下に置いてた本が入ったヤツ!」
「「「お前、バカじゃねぇの?!ベッドの下はイフが毎晩確認するからって!」」」
「へぇ……イリス…その話、後で詳しく聞かせて?」
「「「あ…」」」
俺達はやってしまった。
「はぁ………あ、これ弔と茶毘とイリスのね!」
「「「え?」」」
イフが袋とは違う場所から真っ黒いハート型の何かを取り出した。
「ほら、これ
俺らの目の前にイフの触手があり、ダークマターを持っていた。
「ほら、三人共……口開けて?あ~ん♡」
「「「うぐっ……」」」
「うふふ……口を閉じて……もしかしてあ~んだけじゃなくて、口も開けてほしいの?も〜!しょうがないなぁ〜♡」
(((あ、俺ら死んだ…)))
イフの触手に無理矢理口を開けさせられ、真黒い物体を食わされた。
パサパサしているような、ネチョネチョしているような、甘いような辛いような、苦いような、渋いような色々な味がした。
「あ、そう言えば俺は食っても大丈夫なんだった」
「そうだね!だったら、もっともーっと食べて?いーっぱい余ってるからね♡」
「あ………ハイ」
「スピナー達は何も隠してないよね!」
「あぁ!ナイフがちょっと散らかってたかもしれないけど……」
その後、スピナーのベッドの下から薄い本が発見され、スピナーも同じチョコを食わされていた