雄英高校の林間学校を襲うために集めた敵達の分の色々を買いにショッピングモールにやってきた。
「すごーい!」
「ショッピングですね!」
「チッ…なぜ俺が此処に来ないと…」
弔は引きこもろうとしていたので、俺が無理矢理引っ張ってきた。
「んじゃ、さっさと買うものだけ買って帰るぞ」
「「はーい!」」
「…幼稚園かな?尊い」
弔の頭を叩き、俺達は普通にショッピングを始めた。イフとトガが各々の服を試着し、それぞれ感想を言い合っていた。
「……あ?」
「ん?」
弔が突然下の階を見下ろしていた。弔の視線を追って、その先を見ると、雄英高校のA組が買い物をしに来ていた。弔はそのうちの一人を見ていた。
「……問題は起こすなよ?」
「さぁ、どうだろうな」
「やったらお前の部屋にGホイホイを置く」
「は?」
「安心しろ、めちゃくちゃ強力な奴だ」
「お前マジでやめろ」
「冗談だ」
そう言うと弔が1階へと降りていった。そこへちょうど買い物を済ませたトガとイフがこっちへとやってきた。
「あれ?弔くんは?」
「ん?あぁ、アイツなら下に行った」
「そっか、何かのお店があるのかもね」
そう言い、イフが俺に買った服などが入っている袋全てを俺に渡してきた。
「あ、見てください。ステ様のグッズです!弔くん、あれを買いに行ったのかも!」
トガがそう言った。俺も少し身を乗り出して、下を見た。確かにステインのグッズが売ってあり、それを見て色々言っている客が数人、その近くのベンチで右手を緑谷の肩に回し、首に指の4本をつけている弔と緑谷が座っていた。
「トガはあのグッズが欲しいか?」
「欲しいです!」
「じゃぁ買いに行こう!」
そう言い、イフが俺とトガの手を引っ張って下の階へと降りていった。エスカレーターでゆっくりと降りていき、俺は弔の行動を見ていた。
「………って、ステインのマスクだけじゃなくてナイフも売ってるのかよ…」
俺は少し呆れた声で言った。理由は数多のヒーローを復帰不可能にしてきた敵のグッズを売っているのだから、ヒーローの家族などからは不評だろう。
「見てください!ステ様が首に巻いてるのと一緒です!」
「私も同じ物〜」
そう言い、商品を首に巻くイフ。あまりの可愛さに即購入した俺であった。普通に売ってそうな物なので、誰も何も言わない。そして二人が近くのお店でアイスを買いに行った。俺はフードを被り、弔のところに向かった。
「よ、何やってんだ?」
見れば弔が首を掴んでいるためか、少し生きが荒くなっていた。
「…アイツらは?」
「アイス買いに行った…っと、緑谷……だったっけ?わかるか?ステインの時も出会ったよな?」
「え?!……USJの時も、ヒーロー殺しの時も、姿が違う…」
「で、なんの話をしているんだ?」
弔曰く、ステインについてだった。ステインと俺達、何が違うかという話だったらしい。その話に少し興味が湧いたため、緑谷の右側に腰を降ろした。
「そりゃ俺も気になるな……俺はイリス、よろしくな緑谷。さ、お前は何が違うと思う?」
「……
緑谷の目が俺と弔を交互に見た。
「僕も、ヒーロー殺しも……始まりはオールマイト…ってこと……やり方違っても、理想に生きようとしていたこと……だと思う」
そう言うと、弔が低い声で言った。
「そうか…なんでヒーロー殺しがムカつくか……なんでお前が鬱陶しいか……わかった気がする…」
「え…?」
俺も少しわかった。コイツもステインも全てオールマイトだと言うことだ。
「「全部……オールマイトなんだ」」
アイス屋を見ていると、イフ達が俺達の分のアイスを買って出てこようとしていた。俺はそれに近づき、自分の分のアイスを受け取った。
「あ、お前らフード被ってろ」
「え?はーい!」
「了解です!」
そして弔のところに戻ると、弔が緑谷の首を締める強さを少しずつ上げていた。
「救えなかった人間などいなかッ?!」
俺は触手で弔に手刀して気絶させた。解放された緑谷は咳き込んだ。そこへクラスメイトらしき人物がやってきた。
「デクくんに…なにしたんですか…」
クラスメイトを見て緑谷は少し焦っていた。
「な、なんでも「おっと、もうこんな時間だ」?!」
俺は弔を担いでその場を去ろうとした。すると、緑谷が俺を睨みつけてきた。
「ま、待て…!…イリス!」
「ん?どうした?」
「敵連合は……
「え、敵連合って…!!」
俺は何も返さずに弔に肩を貸して、イフとトガと一緒に帰った。その後、ショッピングモールが警察に捜査された。俺達は人気のない場所へ行き、黒霧でバーへと還ったため、目撃情報は一切なしと言うことになったそうだ。
この物語の…終が近づいている…なら、主人公達が行く世界を決めよう
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