ここは何処かの地下。この場所は俺達《敵連合》のアジトでもある。そして今日はハロウィンだ。
「それぞれ仮装………って、お前らそれ全部ヴィランスーツじゃねぇか…」
ヴィランスーツ、それはヒーロースーツがあるようにヴィランにもスーツがある。いわゆる戦闘服というやつだ。
弔達全員が戦闘服に着替えていた。
「ハロウィンっておばけとかの服を着るのが普通だぞ?」
「いやいや、俺達は一般人じゃなくて、ヴィランだからな」
ここには男子メンツしかいない。なぜなら女子メンツの着替えを男と一緒にしてしまったら大変だからだ。
「で、なにするんだ?」
「っと、そうだった。お前ら、お菓子は準備してあるよな?」
「勿論だ!ねぇよ?!」
そこへおばけや魔女の仮装をしたイフとトガがやってきた。
「みんなトリック・オア・トリート!だよ!!」
「お菓子くれなきゃ血を見せてです!!」
おい待てトガの持ってるそれはマジもんのチェーンソーじゃねぇか!!
「待てトガ!それは置け!!じゃないとお菓子はやらんぞ!!お菓子と血、どっちが大切なんだ!!」
そう言うスピナーにトガは満面の笑みでこう答えた。
「血です!!」
「まぁまぁ、トガよ。そのチェーンソーは置いていけ。これだと血も綺麗にならん」
「そうなんですか?!始めて知りました!!」
そして俺はトガとイフにそれぞれお菓子をあげた。
「それで?今日は街で暴れたりしないのか?」
「ふっふっふ……今日はなぁ、俺達《敵連合》は休みだ!!その代わり、地上では下級脳無が暴れ回ってるぞ」
「どこで?」
「んなもん遊園地に決まって「ないよ!!」いった?!」
すると、後ろからイフにスパァンと叩かれた。それを見て、全員に笑われた。
「あ、私達二人でお菓子を作りました!」
「マグ姉は?」
「マグ姉は博士のところで武器の強化だって!だから、私達二人で作ったの!!」
「参考までに聞こう。どんなの?」
俺が聞くと、二人はそれぞれ違う感じのクッキーを作っていた。
イフが作ったのは黒く輝くクッキーで、トガが作ったのは真紅に輝くクッキーだ。
「さ、みんなは私とトガちゃん、どっちのクッキーがいい?」
「………」
「す、スピナー?」
「お前…まさか…!!」
すると、スピナーがスッと立ち上がり、地上へと扉へもうダッシュした。
「駄目だよ!まだクッキー選んでないじゃん!!」
個性が俺と共通しているイフにはマグ姉の個性が使えるため、スピナーは男、イフとトガは女。なので、スピナーは磁力で引っ張られ、トガの前まで連れてこられ、真赤なクッキーを食わされた。
「さ、他のみんなは?」
そこでトゥワイスが突然手を上げた。
「イフのクッキーを食べたら、イリスが嫉妬すると思うぞ!!イリス、お前が身代わりだ!!」
「「確かに!」」
「……イリス、後のことは頼んだ」
「お、おう。とりあえずイフ、ここじゃなんだし…部屋行こうぜ」
「はーい!!」
今回、イフのクッキーは当たりで、チョコクッキーというやつだった。逆にトガのがアウトで、戻ると弔達が真白になって倒れていた。
この物語の…終が近づいている…なら、主人公達が行く世界を決めよう
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