ヒーローよりもヴィランのほうが好き   作:SGMY

26 / 35
脳無だって喋ります

アジトを失って以来、俺達はある一軒家の中で過ごしていた。ここは《市民脳無計画》で脳無となった家族の家だ。

 

「まさかこんなところで役立つなんて…」

「思わなかったね。それで、これからどうするの?先生、捕まっちゃったし」

「ドクターは手伝う準備があるだとかで、今は忙しいらしい。それまでは俺が先生の代わりに指揮する」

「それは別にいい。それよりもこのガキなんだ?」

「娘ですが」

「むすっ?!お前ら子供いたのかよ?!」

「いるぞ。ちゃんと血も繋がっているし」

「「「全然似てねぇ…」」」

 

酷いなこいつら、見ろトガなんて目をキラキラさせて見てるぞ。

 

「おう、トゥワイスはどうした?」

「確かに今日は一度も見てない」

「どうでもいい」

「「おい!」」

 

確かに今日はトゥワイスを一度も見ていない。というかそもそも起きているのかすら知らない。

 

「パパ、パパ!ニュース、ニュース見て!」

 

ギドラに言われてテレビを点ける。するとちょうど良いタイミングでニュース番組が始まる。見出しにはNo.1ヒーローが引退したことについてだった。

 

「先生…」

「死して尚、生徒の脅威であるオールマイトを消してくれるなんて…」

「死んでないからやめろ。その言い方は」

「それにしても、次のNo.1ヒーローはエンデヴァーか」

「………」

 

今、明らかにエンデヴァーの名前に荼毘が反応した。そう言えば二人共個性が炎だ。エンデヴァー達と違って青い炎だが。

 

「なぁ、なぁイリス。すっげー脳無とか貰ってないのかよ!」

「あぁ〜…いるぞ。()()()()()って種類の脳無らしいぞ。マスキュラーの《筋肉増強》、みんな大好き《超再生》、《ジェット機》、《変容腕》、《格納》の個性を持っているらしい」

「ハイエンド…?というか脳無に種類とかあるんだな」

「あぁ、量産、対オールマイト、ハイエンドの3つのはずだ」

「なぁ、ソイツ俺にくれないか?No.1にプレゼントしたいんだよ」

「別にいいけど…良い物見せてくれよ?」

「わかってる」

「そうかよ。ほら、このビー玉だ」

 

ミスターの個性でハイエンドを閉じ込めたビー玉を渡す。荼毘はそれを持って出ていった。

 

「ねぇ、このキッチン便利!火がないのにフライパンで目玉焼き出来るよ!」

「ガスだったらイフが爆発させそうで心配だったけど安心ね」

 

この二人はいったい何をしているんだ。大事な話をしていたはずなのだが、まぁ楽しいから良しとしよう。

 

「ねぇねぇ、それよりもあのハイエンドってヤツ?に何か秘密があるんでしょ?教えて?」

「秘密って言うか…なんというか…………あの脳無、実は物を考えて喋るんだよ

「「「は?」」」

「イリスちゃん、疲れているんじゃないの?」

「そうだぜ。脳無は命令を聞いて動く兵器のはずだろう?」

「いやいやいや!そんな、喋るわけないって!」

 

事実を言うと、全員が否定し始める。

 

「わかるよ?俺も最初聞いたときはこの人何歳だっけ?って思ってしまったほどに。でもな、喋るんだよ。コピーしたのがいるから見るか?」

「ドクターの血と汗の結晶が簡単にコピーされてる…」

 

俺はコピーしたハイエンドをリビングに出す。荼毘に渡した脳無と全く同じ物だ。

 

『ココハ』

「喋った?!」

「そんな馬鹿な!」

「喋ったように聞こえてるだけだろ!よく動物のそういう動画見るぞ!」

「あぁ、俺疲れているんだな…きっと…」

「わぁ!喋った、喋りましたよ可愛い!」

「「「コレ可愛いの?!」」」

「可愛い…」

「「「可愛いんだ…」」」

「うるせぇ!イフが言ったら可愛いんだよ!!」

「「「めんどくせぇ…」」」

 

イフが可愛いって言ったら可愛いんだよ。でも、これは可愛いのだろうか。俺的にはイフのほうが何億倍可愛いのだが…

 

その後、複製ハイエンドはミスターのビー玉の中へと圧縮されたのでした。

この物語の…終が近づいている…なら、主人公達が行く世界を決めよう

  • IFルート(ヒーロー)
  • アカメが斬る!
  • ありふれた職業で世界最
  • 暗殺教室
  • ウルトラマン
  • 鬼滅の刃
  • 進撃の巨人
  • シンフォギア(作者無知)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。