トガ達が侵入してから数十日後、トゥワイスからオーバーホールがヒーロー学生に負けたと連絡を受けた。
「護送車はここを通るはずだ」
「荼毘の個性で目眩まし、ミスターはもしヒーローがいたらソイツを消せ。弔が車を襲って中に保管されているであろう個性を破壊する薬の強奪…」
「そこにオーバーホールがいたら?」
「殺すな」
そう言うと弔は荼毘とミスターと共にスピナーが運転するトラックに乗って出発する。
「俺達はどうすんだぁ?」
「トガ達の回収だ。それと〇〇地区に脳無を放つ寄生型のな」
「そんな新型脳無がいるわけ?」
「良くない?…その顔は駄目か。ならこれはまた別の機会に…」
みんなの反応を見て俺は寄生型脳無を解き放つのをやめ、素直のトガ達の回収に向かう。
「イリスくん遅いでーす」
「なに食べてんの?」
「あ、これはそこのアイスやさんで売ってました!」
「呑気だな…ほら帰るぞ。トゥワイスも」
「おう!待って俺もアイス食いたい!ちょっと分けて!」
「はい!ジンくん分!」
「マジ女神!高校生だけど!」
ワープゲートを開いて二人を連れ帰る。ついでにと弔達の様子も見に行く。
「うひゃ〜…熱いですね」
「なんでイカれ女達がここにいるイリス」
「ミスったわ。それで薬の回収は?」
「これだ。さっさと行くぞ」
そう言いワープゲートを開いてこの場にいるヴィラン連合全員を回収する。
「オーバーホール、お前は上に立つにはまだ早かったみたいだな。俺と一緒だ…」
次にゲートを開くと仮拠点の民家で早速トガが買ってきたアイスをイフ達が食べていた。
「やっぱヴィラン連合って結構自由だな」
「それよりも…イリス、例の脳無は何処だ?」
「あぁ、地下3階の13番だ。いつでも出せるぞ」
「なら良い。確か…もうすぐ雄英が文化祭だっけな」
「「文化祭?!」」
文化祭という言葉にトガとイフがガバッと立ち上がる。
「文化祭行きたいです!」
「私も私も!文化祭を見てみたい!!」
「不良は入れないだろうよ」
「弔くんは黙ってください!」
「そうだよ!イリス、なんとかして入れない?!」
と期待の眼差しで俺を見つめてくる二人。だがヒーロー校の文化祭に入れるとは思えない。
「ざ、残念ながら…」
「うそっ?!」
「文化祭行きたかったですぅ〜…!」
そう悲しむ二人を横目に自分の無力さを恨んだ。
「だが変装して…行けば!」
「いや顔確認とかあるから無理だろ」
「現実を押し付けないでくれスピナー!!」
そして雄英高校の文化祭はテレビで見るしか無く、指を咥えて文化祭の様子をテレビで傍観する二人になんと声をかけていいかわからなかった俺達は誰も声をかけて挙げれなかった。
「お前イフの旦那だろ。なんとかしてあげれなかったのかよ」
「無理無理。文化祭は流石に無理だって…」
そのまま二人は数日間テレビの前を離れなかった。
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