あれからいくつもの作戦を練り、毎度の事弔がふっ飛ばされるのを見ていた俺、イフ、ギドラ、トゥワイス、トガのところに電話がかかってきた。
「もしもし?今取り込み中なんですけど?」
『わたしは「あ、売る物はないんで電話切りますね〜」待て!お前達この電話番号は義ら―――ツーツー』
「なんの電話?」
「わからん。取り敢えず弔を回収して飯だ飯。マキアは眠らせておく」
「わかった!ギドラ、おてて洗おうね」
マキアを専用の麻酔で眠らせ、弔を回収してバーベキューをする。まぁ案の定焼いている肉で揉め事が起きた。
「それわたしが取っておいた豚肉です!」
「残念トガちゃん、これは豚バラだ」
「かーえーしーてくだーさーい!」
「あ、これ辛口じゃん。イリス、甘口ない?」
「ソフトクリームでもぶち込んどけ」
「甘々になるじゃん!」
するとまた電話がなってきた。今度はトゥワイスの携帯だ。
「ん?おぉ、これ義爛からだ!もしもし義爛!久しぶりだな!元気にやってるか?今バーベーキューやってんだけどよ!一緒に食べないか!?」
『ヴィラン名トゥワイス。個性2倍…』
「あ…?……誰だお前」
トゥワイスの電話から聞こえた音声は機械音声のような感じだった。その声に俺達は警戒する。
『わたしはデステロ…だけでわからないかな?』
「……大昔にいた伝説級のヴィランじゃねぇか。そいつが俺達になにようだ?」
『簡単なことさ。君達が邪魔なんだよ。我々の計画にね』
「邪魔?」
『あぁ、だからここで「おい待てよ!」どうかしたのかな』
トゥワイスは声を荒げて顔も見えない相手に叫ぶ。
「義爛、義爛はどうした!アイツはチャラけているが根はいい奴なんだ!口も硬いし信頼できる情報屋なんだ!」
『義爛…あぁ彼は近くにいるよ。そうだねぇトゥワイス、君は彼を良く信頼しているようだ。だが彼から話してくれたよ。ヴィラン連合のことをね』
「そんなわけねぇ!アイツはそんな簡単に情報を漏らしたりしねぇ!!」
「おいデストロとやら、お前今どこにいる」
弔がトゥワイスから携帯を取り、崩壊しないようにと中指だけ立たせて携帯を耳に当てる。
『ふぅん?教えてどうするのかな?』
「お前を壊して義爛を助ける。ただそれだけだ」
『仲間でもないのにかい?』
「仲間じゃない?ふっ、大事な情報屋を見捨ててたまるか。義爛は
『信頼されているようだな。義爛よ』
そこで通話が終わり、そのデストロとやらから場所が書かれたメッセージが送られてくる。
「ここか…」
個性を使用して地図を暗記する。
「マキアはいつ目を覚ます?」
「3時間後ぐらいだろう」
「なら急いで飯を食うぞ。義爛を、仲間を助けるために」
「だがリーダーよ、相手が何人いるかわからねぇぞ」
「わからねぇならそれだけだ。
「はぁ?!なんでさ!オッケー任せろ!」
「何を仕込まれているかわからん。もし盗聴アプリとか入れられてたら終わりだからな」
そういう渋々携帯を破壊するトゥワイス。これが終わったら新しいのを買ってやる。
「んで話の続きだがマキアは俺の匂いを追ってくる。ならコイツが目覚めたとき、俺達がデストロと戦っていたらどうなる?個性の制限を物ともしない正真正銘の化け物だ。デストロがどれだけ強い個性があろうともマキアには勝てないだろう」
「そうだな………ちなみにマキアに個性をコピーする個性はつけてないから安心しろ」
「つけてたらお前を殴ってるぞイリス」
「えっ!」
全員の目線が俺に集まる。
「あ、でもアレはつけたわ」
「アレ?」
「おう、プッシーキャッツ?って奴らの軟体だっけな」
「巫山戯るなよお前マジで」
「難易度バク上がりじゃないですか」
「積みゲー消化しにいっていい?」
うぐっ…すまない、徹夜で遊んでたから…
「おいそんなことよりも義爛だ!義爛を助けに行くぞ!!大事な仲間だろ!!」
「そうだな…よし、行くか!!」
デストロから送られた地図に書かれた場所へと向かう。ちなみに地理に不得意な俺は五回迷ってみんなを怒らせた。
「すまん、もう一回言ってくれ」
「だーかーら!イリスの個性に厄介なものがあったんだって!ほらヴィラン連合を襲撃したバー、あそこに個性に関する資料が置いてあったんだ。そしてその中に書かれていた厄介な個性、その名も《リフレクター》と《剛翼》!!」