ヒーローよりもヴィランのほうが好き   作:紅しげる

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弔と出会う

先生の後を着いていき、イリス達の部屋に案内された。

 

「ここが君達二人の部屋だよ」

「ね、ねぇ先生」

「どうしたんだい?」

 

イフはイリスの後ろに隠れながら言った。

 

「私達に個性の使い方教えてくれるよね…?」

「当たり前だよ」

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あれから数年が経った。イリス達は7歳になった。

 

「なぁ、博士。脳無に使えそうな個性のヒーローはいたか?」

 

イリスはヒーロー達の個性を調べながら言った。

 

「ふむ。ムッ?おぉ!この個性じゃ!!」

 

博士は俺にパソコンの画面を見せた。

 

「えぇっと…イレイザーヘッド?個性は……抹消?……ほぉう。個性を一時的に消す……か」

「どうじゃ?人形はできるか?」

「あぁ。これが脳無に加わればかなりの戦力にできる!」

「先生も喜ぶじゃろうな」

 

イリスは触手の先からイレイザー・ヘッドの人形を作った。博士はその人形を解体。そして、個性が発動する目の研究にあたった。

 

「それじゃぁ博士。あと頼んでいいか?」

「あぁ。後は、ワシがやるから休んどれ。黒霧、いつものバーに連れていってやれ」

「はい」

 

イリスは黒霧を通ってイフがいるバーに行った。

 

「あ、おかえり!良さそうな個性はあったの?」

「抹消って言う個性だ。それを脳無に加えるんだ」

「そっか。で、なにか飲む?」

 

イフに何を飲むか聞かれたイリスは

 

「それじゃぁ、いつもので」

「いつものって……水じゃない。黒霧、イフに水を」

「かしこまりました」

 

黒霧はイリスに水を入れて渡した。イリスはそれを少し飲んでから、脳無に着いて話した。

 

「脳無は先生と博士が作るヒーローを殺す改造人間だ」

「ですが、完成はまだなんですよね?」

「あぁ、元となる体を何にするかなんだ」

 

そんな話をしていると先生が子供を連れて来た。

 

「脳無の体に()()()()を入れようと思う」

「おかえり、先生。後ろの子供は?」

「あぁ、助けを求めていた子供だよ」

「名前はなんて言うの?」

「そうだねぇ、今までの名前は捨てよう。これからは…弔……死柄木弔と名乗るんだ」

 

子供は何も言わない。イリスはイフと先生と共に博士の下に向かい。脳無の完成を急がせた

______________________

あれから数年。イリス達は20歳、弔は19歳になった。先生はオールマイトと激しい戦いでお互いに致命傷を受けたが、博士の治療によって普通の生活ができるぐらいにまで回復した

 

「先生、博士。そろそろ本格的に動いたほうがいいんじゃないか?」

「そうだね。何か案があるのかい?」

「あの高校。オールマイトがいた高校。雄英高校の信頼を無くすんだ。」

「ふむ。雄英高校のプロヒーロー達の信頼を無くすのか」

「ちょうど今年からオールマイトが先生をやるらしいからついでにオールマイトの信頼も少しずつ無くせばいい」

 

博士と先生は少し考えた。

 

「僕はヴィランを集めてくるよ。博士は脳無を、イリスは弔達にこの事を伝えてくれ」

「わかった。あ、博士。俺達用の脳無の準備を頼んでいいか?」

「うむ。この脳無ならオールマイトに勝てるじゃろう。だが、先に脳無と予備の脳無を選ばしてくれ」

 

パソコンでどの個体の脳無にするか考え、先生は捨て駒を探し始めた。イリスはイフと弔達がいるバーに向かった。

 

「弔、雄英にマスコミが集まった時に雄英に侵入する。手伝ってくれ」

「いいぜ」

USJで出る脳無は

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