「注意事項です。この小説では、二人の視点を交代して話を進む事が頻繁に起こります」
「タグにもあるけど、片方はオリキャラで別作品と強く関わるよ」
「原作のマギアレコードと設定や物語を変えたり、キャラ崩壊も有り得るので注意してくださいね? それでは、マギアレコード始まります!!」
ズズズ...
人目の付かない裏道に、ポツンと浮かぶ結界。そこから出てくるのは、やちよに肩を貸す拓未。そして"最後の客がようやく帰った"と言わんばかりに、結界は渦を小さくして最終的に消滅した。
『ふぅ...ようやく陸地だ。何も考えずに船旅するのは、しばらくやりたくないね。七海、色々と戻ってきた感想あるかい?』
「....一人で動けるから、離してちょうだい。仮にも、さっきまであなたを殺そうと襲ったのよ? 本来なら、信用して肩を貸す相手ではないわ」
S
「ねえ、聞いてるの!?」
『はいはい、素直じゃないんだから。子供は大人に甘えて良いんだよ、面倒事の八割は大人がやるからさ』
「子供扱いしないで!」
――――ノルマ未達成かな?
やちよは思ってた以上に、元気いっぱいに噛み付いてくる。定期的にドッペルに意識を取られていたからか、他の魔法少女と比べて立ち直りが早い...気がする。
それはそれとして、いろはちゃんはどこで休ませたかな? 最後の最後で結界の出口がブレたし、多少は離れた場所に出てしまっても不思議じゃない。
カン! カン! カン!
『こんな夜中に工事でもしているのか? 治安ゴッサムシティの神浜市なら、クレームに包丁一突きされかねないと思うんだけど...』
「ゴッサムシティが何かは知らないけど...そうね、この町の住民ならならやりかねないわ」
『((そこは否定して欲しい))』
町中で銃を使ってもあまり驚かず、逆にその人間を止めようと行動したらドン引きされる。私がこの町で一番最初に驚いたのは、日本なのにここまで治安が悪過ぎることだ。
ドリャー!
『ん..? この声って』
「――――ごめんなさい、用事を思い出してたわ」スッ
ドゴォ!
どこか聞いたことのある声がしたと思うと、やちよが片腕を大きく振りかぶって魔力を一点集中、私のお腹にクリティカル判定で腹パンしてきた。
『や..ちよ...お...まえ..!?』
「ごめんなさい、今は会うわけにはいかないの」
ダッ!
ギリッ...タン!
やちよは一応謝罪したが、すぐさまその場から離れる。壁蹴りをこなして去っていく様は、どこぞの青いロボットと彷彿させる。この件が終わったら、アイツの家に凸って来ようかな?(激怒)
色々と損な役回りになったが、そこは割り切って大声のする方に歩く。あまり考えたくはないが、流石にあの娘も脳筋な訳が....
「いろはちゃん、待ってて! 直ぐに助けるから...!!」
グググッ
【固有魔法:激励】
『
「ていやー!!」ブンッ
声の主は"十咎ももこ"で、やちよの件で心配していろはちゃんを追いかけて来たんだろう。一応本来の世界線でもあったイベントで、偶然にも"魂と記憶の盾"で守られている所に接触したのは分かった。
|But aside from that,What is she doing?《それはそれとして、あのチャージゴリラは何をしようとしている?》
防御無視に弱い(ぐらいしか欠点のない)結界に、角度的にもいろはちゃんごとKILLしかねない大剣を振りかざしてる...
『少しは考えろぉぉおおおおっっ!!』
「いったぁ!?」
十咎の手に加減無しで蹴りを入れたことで、大剣を持つだけの力を保てなくなり手から離れる。明らかに人の事言えないだろうが、私怨もあったし反省もしてない。
アイツは右手を痛そうに振るが、すぐに私を睨み付ける。
「誰だよアンタ? 人が助けようって時に横から邪魔するなんて...まさかいろはちゃんを襲ったのはやちよさんじゃなくて、アンタか!?」
『結界を張ったのは私だけd「覚悟しろ!」あっぶねぇ!?』
人が説明してる時に、大剣をすぐに拾って一振り。私は右半身を後ろへ引いて避けたけど、固有魔法のバフがかかった状態で変身してない相手を切りにかかるとか正気か?
『みたまに聞か...いや、聞く耳を持たないんだったか?
【−変身−(シフト・チェンジ)】
ピカッ!
「うわっ、眩しっ!?」
今日だけで何度発したか分からない、黄緑色の閃光が走る。腕で目を守る十咎、彼女がそうしている間に"Over-Type(上書き)"が完了する。
丈の長い青いスカート、白いエプロン。月夜を照らす銀色の髪に、透き通った青色の瞳がももこに向けられた。
「あの格好、まだ魔法少女になってなかったのか!? っていうか、見た目が全然違う...」
『――――"十六夜咲夜"。さて...人の話を聞かない娘がどうなるか、丁寧に教えてあげるわ』
「(あの服装で、まだ魔法少女に変身してなかったのか...?)やれるもんなら、やってみろよ!」
『遠慮なく』
シュンッ!
「はっ..消えt『こっちよ』
ドガッ!
「うわっ!?」
一瞬にして消えた拓未に、ももこは背後から回し蹴りを受ける。だがももこは受け身を取っており、直ぐに体勢を整え相手に向かって飛び込む。横へと振り払う大剣には、先程とは違った魔力の質を帯びていた。
「一発くらえ! 最近覚えたばかりの技だ!!」
【ソニックフォース="ホーミング"】
バシュッ!
『(青...あれは一度切り方向転換可能な、斬撃波だったわね)』
青色の斬撃波を飛ばすももこ、あの技は燃費が悪いものの高威力かつ初見殺し。魔女相手にも通用するもので、過去に自分を助けてくれた青い魔法少女の技からヒントを得て獲得した必殺技(マギア)。(固有魔法と組み合わせることで、防御に特化した相手でも威力軽減されないオマケ付き)
私が
『スペルカード発動、時符!』
【時符「咲夜特製ストップウォッチ」】
カチッ カチッカチッ
カチッカチッ
カチッカチッ カチッカチッカチッ
カチッ
ジジジジ..
「なっ、アタシの攻撃が止まった!?」
『違うわね、遅くしただけよ』
"時符「咲夜特製ストップウォッチ」"、6方向に時計を模した時間停止(遅延状態を付与するに調整)の魔法陣を展開。そのうちの1つに斬撃波が触れたことで停止に近い遅延状態になった。その状態で拓未を追尾するはずが、許容限界以上の角度まで移動したことで魔法構築情報がバグってゆっくりと消滅した。
魔法少女達が日常的使ってる魔法は、意図していないだろうが高度に構築されたプログラムと同等のもの。自分達が使ってる魔法と特徴が違い、比較的に科学に近い性質を持つ。この話は今後いろはちゃんにも説明するので、ここで話を切り上げておこう。
「アンタの魔法は、"速度を遅くする"魔法なのか...?」
『違うわ、今は"時間を操る程度の能力"よ。それで続けるの?』
スチャッ!
『続けるのなら、死なない程度に容赦しないわ』
「(時間ね...)分かったよ、降参だ」
自分の周囲にナイフが宙に浮きながら待機していて、相手の機嫌次第で串刺しになるのなら、いくら猪突猛進なももこでも青ざめる。
悔しいけど、今のアタシじゃあいろはちゃんを助けられそうにない...あとはレナとかえでが来るまで待つしかない。
――――ももこぉ〜!!
『あら?』
「今の声...来るな、調整屋ぁっ!!」
「どうしたのももこ、大声なんてあげてぇ...あらぁ、拓未さん」
『みたま、遅かったわね。もう躾が終わったところよ』
「....」ジー
かなり遅れてやって来た、燕尾服の少女"八雲 みたま"。変身した拓未を間違うことなく看破し、更には親しそうに話す二人に困惑を隠せないももこ。傍から見たら窮地に陥ってるももこを相手に、ニコニコとじっくり観察する。余りの気まずさから、ももこは堪らず口を開いた。
「な、なんだよ...?知り合いだったのかよ?」
「ふふふ、そうねぇ。何ならももこも、さっき会ってたじゃない♪」
「さっき...まさか、さっきの金髪の姉さん!?」
『ついでに言えば、初めてじゃないわよ』
【−再変身−(クイック・シフト)】
カッ!
「うわっ!?」
「きゃっ♡」
再び黄緑色の閃光を発し、先程とは大きく違うシルエットが浮かび上がる。トリコロールカラーの装甲、金と白それぞれ2本ずつ角を生やした髪飾り(ティアラ)。自身と同じ大きさの大剣"GNソードⅡロング"、緑色の瞳を持つ白短髪の女性へと姿が変わっていた。
「あ、あ〜〜〜っっ!? あの時の...!!」
『俺の能力は"変身"...ただし、能力も再現できる変身だ』
「とっても便利よね、お陰で私も儲かってるけどぉ」
『ならもう少し報酬を上げてくれ、明らかに労働に対して報酬が釣り合わない』
「うーん...ダ〜メ♡」
ももこを置いて、じゃれ合う二人。再変身の時点でナイフの束は消えたが、今日一日は早とちりで踏んだり蹴ったりな日となった十咎ももこ。
それ以上に嫌な役回りで疲れた、顔を手で覆う一時拓未。
日々退屈の無い日常を満喫する、笑う八雲みたま。
思いがけない出来事と記録を知った、眠り姫のように目覚めない環いろは。少女達は夜明けを迎え、照らされる街道を歩む。
−−−−−−−−−−−−−−−−−ー−−−−−−−
これにて序章は終わり。
次章は、"二人の主人公が災厄に振り回され、絆を育む序盤の物語"。
はてはて、彼女達はどのように魅せてくれるかな?
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〔んぅふふふ♪〕
「楽しそうだね、ςΓψ§ζσ。僕の手伝いをしてくれるんじゃなかったのかな?」
〔ああ、そうだった!! 面白そうなのが歩いてたから、つい没頭しちまったぜ。あんないい感じに"不平等さ"を見たら..〕
「おや、キミが興味を示すのは珍しい。どんな物語(じんぶつ)だったか聞かせて欲しい」
眼鏡をかけた少女が、チグハグな彼女に聞く。白髪で青色のメッシュが特徴の長髪の少女、とてもじゃないが近付きたくない雰囲気を漂わせ、支離滅裂な言葉で相手を困惑させる。
それは当然だ、
彼女の存在は"混ぜられた"者なのだから...
−−−−−−−−−−−−−−
『次回、マギアレコードは?』
「え"っ...お母さん、海外に行くの!?」
「あららぁ..?」
『取り敢えずは、あの結界で探してみようか』
「今回は仕方なくだから..!!」
「何だよあの魔女、インチキにも程があるだろ!?」
「((お願い...力を貸して))」
『「CONNECT!」』
「これが私の...新しい力!!」
Episode04
【Charmed,I'm Sure/私ではない私へ】
――――It's HERO time!!