真剣でクリスの兄に恋しなさい! 作:トラックオジサン
仕事の休み時間に書く程度になりますのでご了承くださいませ。
家ではマジ恋の再プレイとapexが俺を呼んでるんだ…
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ありがとうございます!
日本から帰国した父さんに俺は説教をした。
外交問題に発展すると警告したにも関わらず妹の為に行動した事は見逃せない。
母さんにも報告し別口で説教してもらったので暫くは大丈夫だと思いたい。
報告の中で驚いたのはマルギッテがクリスの友人2名に襲いかかったという報告だ。
これには俺も頭を抱えるしかない。
「その問題に関してはクリスお嬢様の友人たちと手打になりましたので問題ありません」
「そういうことじゃねぇよ?理由を言ってみろ」
「武人としての血が騒ぎました」
「お前なぁ…仮にも偵察で行ったんだよな?偵察で行ったのになんで戦闘するんだよ!これが戦争中だったらお前の行動一つで全滅するかもしれないんだぞ?わかってんのか?」
「いえ…それは…」
「まぁ今回は戦争でもないし、向こうも許してくれてるなら良しとするが…はぁ…何か詫びの品でも送っとくか…それで…」
「はい。この度中将のご命令により川神学園に一年ほど留学することになりました」
なんだよその命令…
いや、一人だけならまだマシか?
そういうことじゃねぇよな…
「まぁ…いいか…これ以上考えても俺にはわかんねぇよ…行くからにはクリスの事頼んだぞ」
「勿論です!」
「折角だからお前も楽しんでこい」
「いえ!私は任務で「任務の追加だ。お前もせっかくの日本への留学を楽しんでこい」…そういうことでしたら…ノア様、ご命令しかと受け止めました」
どうせ今から抗議したところでもう遅い。
止められないところまで来てるなら流れに任せてしまえばいい。
「その間に猟犬部隊は鍛えておくからな。何も気にすんな」
「一応任務がある時は戻ってくる予定です」
「そこは戻らずに日本を楽しんどけよ…」
どうしてこうなるんだか…
マルギッテが旅立って数日が経過した。
「マルギッテは向こうでの生活を楽しんでいるようだ」
「それは何よりで…せっかくなら楽しんでもらいたいしね」
「部隊の方はどうかね?」
「概ね問題なし」
猟犬部隊の訓練は隊長がいない時の行動を重視した訓練をさせている。
こういった状況訓練も後々役に立つというものだ。
「そうか。それは何よりだ」
「それで今日はどういった内容で?」
「なんのことだ?」
「惚けようとしても無駄だよ?普段より声が少し緊張してるよ?」
「ふむ…我が息子に隠し事は不可能か…」
「浮気でもしたの?」
「何を馬鹿な!私は妻一筋だ!」
「知ってるよ。軽いジョークだよ」
息子の俺が嫌になるほど両親は仲がいい。
ラブラブってやつだ。
歳をとってもそういう両親を見るのは色々きつくもあるが尊敬もするし羨ましくもなる。
クリスに至っては「父様と母様は仲がいいなー」だけで済ませるしな。
「もうクリスに会いに行くとか言わないよね?そうなると父さんの部隊と本気で戦わなくちゃいけなくなるからね?」
「それは勘弁だな。軍神の異名を持つ息子とは戦いたくないな」
「そうならないように行動してくれよ…」
「はっはっは!勿論そのつもりだ!それで本題なのだが…今回は我が息子ノアに関してだ」
「俺に関して…?」
嫌な予感しかしないな。
「もうノアは22になるのか…早いものだな」
「はぁ…?」
「幼い頃に私の訓練姿を見てからか、目を輝かせながらお父さんの様になる!と言って見事にそれを実現した。私はノアを誇らしく思っている」
「そりゃ…まぁ…軍を指揮する父さんはかっこいいですし、憧れでもありますからね。まだまだ足元にも及ばないけどね」
「謙遜することはない。良くやっているよ。近い将来には私は隠居させてもらおうと思えるほどにね」
「言いすぎじゃない?」
「事実さ。だが、ノア!君にはまだ足りないものがある!」
「足りないもの?」
なんだろうか…
凄くその先を聞きたくない…
「君にはまだ…妻がいない!」
「……妻?つまり嫁がいないと?」
「そうだ!ノアが結婚すれば守る物があると更なる高みへと続くだろう!」
「既にドイツという国を守る…更に言えば家族を守るという気概は持っているつもりだけど?」
「軍に所属する以上、国を守るのは当然だ。そして家族は私も守っている」
「新しく守るものを増やせと?」
「それもあるが…そろそろノアには結婚してほしいと心から思っている。これは妻も同じ気持ちだ」
「早くない?俺まだ22だよ!?」
「そうかな?幼い頃より鍛錬に勉強とそれしかしてこなかったんだ。むしろ結婚は早いほうがいい。私としては猟犬部隊の誰か…マルギッテと結婚してくれると嬉しいのだが」
「マルギッテですか?」
「ああ、彼女もクリス同様、娘のような存在であり大切な部下だ。それが私の息子と結婚してくれるとありがたいのだがね」
マルギッテと結婚ねぇ…
「いきなりどうだ?と言われても彼女は俺の部下でもあるからね?」
「急ぎすぎたか…まぁ、それはいいとして今回彼女の任務は聞いているな?」
「川神学園に行かせるんだよね?クリスの護衛というのもあるけど、学生生活をさせて少しは楽しませようって事でしょ?」
「そこまで分かっているなら話が早いな!ノアよ!君も川神学園に通うんだ!」
ん?今何て言った?
「父さん?俺の耳がおかしくなったのかな?もう一度言ってくれる?」
「ノアも川神学園に行くのだよ!そこで嫁を探してくるんだ!」
何か追加されてるんですけど?
「却下です!マルギッテがいなくなる以上、猟犬部隊の指揮と訓練を誰がするんですか!?」
「それぐらい、私がやってみせる!」
「無理でしょ!?中将としての仕事もあるんですよ!?」
「フィーネを補佐につける。マルギッテの副官は彼女だろう?それにマルギッテがいない場合の訓練もしているのだろう?」
「それとこれとは話が別です!」
「別ではない!それに…私はノアにも幸せになって欲しいのだよ」
そこでそれを言う!?
「妻を持ち、子供が生まれる…それは良い事だぞ?それにノアもマルギッテ同様、軍の事ばかりだ。一年ほど学生生活を送ってみるのもいいんじゃないかね?」
「けど!」
「たまには私の我儘に付き合ってくれないか?妻も良しと言ってくれている」
母さんもか…
いや、我儘って言っても俺の為の我儘だろ?
こんなのってないよなぁ…
クリスの事になると沸点が低くて手に負えない父さんだけど…
俺の事もちゃんと考えてくれてたんだなぁ。
はぁ…
「判ったよ…父さんと母さんの気持ち受け取らせてもらうよ」
「おお!そうか!では早速…」
「ただし!約束してほしい事がある!」
この話を受けるに当たっての条件
勝手に軍を動かして日本に来ないこと
これが最低条件だ。
「判った。何かあった場合はノアに報告を入れよう」
「絶対だよ?まぁでも…ありがとう。俺の事も考えててくれて」
「ふっ。これぐらい大したことではないさ。しっかりと学園生活を満喫してきなさい」
俺は父さんの正面に立ち姿勢を正し敬礼のポーズをした。
「ノア・フリードリヒ大尉!謹んで学園生活を楽しんできます!」
こうして、俺はマルギッテと共に川神学園に通うこととなった。
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