真剣でクリスの兄に恋しなさい! 作:トラックオジサン
毎日投稿は出来ません。
トラック乗ってると休憩時間が短いのよね…
同じ業界の人いないかな?
評価と感想ありがとうございます!
いつでもどちらも募集していますよ!
学園から距離はあるが街の散策がてらにはもってこいの場所にそびえ立つのは九鬼本社ビル。
遠くからでも目立つほどの巨大なビルだ。
九鬼は世界に名を轟かし続けている企業である。
九鬼の主たちは世界中を飛び回り仕事をしている。
そんな主を支えるのが従者部隊と呼ばれる者達だ。
この従者部隊は猟犬部隊でも勝てない存在の者たちがいる。
「うちの家よりデカいよな」
「さすがは九鬼と言ったところではないでしょうか?」
「勝手に入っちゃまずいよな?」
九鬼ビルに来たのはいいが、アポも何もない状況だ。
少し待ってれば誰かしら来るかな?
「おい!お前ら!ここは関係者以外立ち入り禁止だぞ」
目の前に降り立ったのはメイド服に身を包んだ…
「女王蜂か…お前もメイドになったのかよ…」
「あぁん?ってなんだよ。猟犬に飼い主の軍神様かよ」
「ノア様に対しての無礼は許しませんよ?女王蜂!」
「部外者のお前らが悪いんだろうが!何しにきたんだよ?」
「これから暫くは川神で世話になる予定なんでね。知ってる所への挨拶って感じだな」
「あー、そうか…確かお前が臨時で帝様のボディーガードやってたことあったな」
「女王蜂!訂正しなさい!お前ではありません!ノア様です!」
「うるせぇな犬っころが!飼い主のご機嫌でも取ってろよ!」
あれ?
この二人ってこんなに仲悪かったっけ?
「誰かと思えばさっきぶりじゃねぇか!」
「先ほどぶりでございます」
今度はステイシーに李静初か…
「おいおい!あずみ!どうしたんだよ!中々ロックな事になってるじゃねぇかよ!」
「そうではありませんよステイシー…大方あずみとそちらの猟犬が言い争っただけでしょう」
「あー、もしかしてもしかしなくてもかなり迷惑だったかな?」
「おーう!アタイらは忙しいんだよ!帰った帰った!」
「女王蜂…先程からノア様に対する無礼…許しませんよ!」
「だったらどうするってんだ?やる気かゴラァ!」
一触即発だな。
さすがに向こうのホームで事を荒立てるのは宜しくないな。
これからの生活の為には穏便にしてもらわなくちゃな。
二人の仲裁に入ろうと動き始めた瞬間…後ろから殺気を感じた。
「赤子ども、ここで何をしている?ジェノサイド!」
後ろを振り向こうともせずにマルギッテを突き飛ばし蹴りの斬撃を2発食らってしまった。
「ノ、ノア様!!」
「ふんっ!あれしきも避けられんとは…腕が落ちたな…赤子よ」
マルギッテは吹き飛ばされた俺を見て少し動揺してしまったが直ぐに戦闘態勢に入った。
「貴様!ノア様に!」
「止めろ!マルギッテ!」
今にも蹴りを放った男に襲いかかろうとするマルギッテを静止させる。
「ノア様!?ご無事ですか!?」
すぐさま俺に駆け寄りケガの具合などを確かめてくれるマルギッテ。
「大したことないよ。手加減されてたし俺もしっかりガードしたからね」
とは言ってもガードした腕が物凄く痛い。
これで手加減してるっておかしい威力だよ…
「も、申し訳ありません!私が気づかずにノア様をこんなお姿に…」
いくら出来る軍人のマルギッテとはいえ、いきなりの奇襲じみた事に対応しろというのは酷だろ。
それも相手が…
「服が汚れた程度だ。何も気にすんなよ?ね?世界最強の執事…ヒューム・ヘルシング卿」
「ふんっ!その通りだ赤子よ!やはり無傷か…手加減したとはいえやるようになったな」
「相変わらずの上から目線をどーも!それと無傷じゃありませんからね?凄い腕が痛いですからね?」
「手加減したとはいえ俺のジェノサイドチェーンソーをガードしたとはいえ、そこまで動けるのは赤子と鉄心ぐらいだろうな」
「褒めてるのか、貶してるのか…」
「帝様がお呼びだ!行くぞ!」
「はいはいって言いたいけど少し待ってくれ」
「なんだ?帝様は忙しいのだぞ?」
すぐ済むから待てっての…
「マルギッテ。このままじゃ収まりつかなそうだな?」
「当然です!ノア様を馬鹿にされたのですから!」
「って訳だ…女王蜂!相手してやってくれないか?」
「あん?何でアタイがそんなことしなけりゃなんねぇんだよ!頭沸いてんのか?」
「まぁそう言うなって。いいだろ?」
「いいだろう!許可する!あずみ相手してやれ」
「何でアタイが…めんどくせぇな!感謝しろよ猟犬?相手になってやるよ!」
「いいでしょう!ノア様をバカにした態度、改めさせてあげましょう!」
「おいあずみ!分かってるだろうな?負けたりしたらジェノサイドだぞ?序列1位!」
「ヘイヘイ…行くぞ猟犬!付いて来い!」
「オイオイ!何だかロックな事になってるじゃねぇか!面白そうだし行こうぜ李!」
「冷静に監視する必要もあるでしょうし…行きましょう」
メイド3人と軍服1人
絵になる…いやならねぇな?
「こちらも移動するぞ!帝様がお待ちだ!」
ヒューム卿に連れられ九鬼ビルの中へ。
エレベーターに乗り上の方まで進むと今度は長い廊下を突き進む。
左右の壁際には高そうな置物が並べられている。
どうにもこの高そうな物を並べる感覚がいまいち理解できない。
ただの見栄なのか本当に誰かの趣味なのか…
「帝様。赤子をお連れしました」
「おーう!入ってくれや」
部屋の中に入ると九鬼帝が椅子に座りこちらを見据えていた。
「よお!久しぶりじゃねーか!」
「お久しぶりですね。帝様」
「あー、そんなかたっ苦しくしなくていいからよ。楽にしてくれ」
「判りました」
眼の前のソファーに帝さんが座ったのを確認すると俺も対面のソファーへと座る。
柔らかすぎないか?尻が埋まるんですが?
「それで?なんで川神?うちに就職する気になったか?」
「そんな時が来たらそれは国が滅んだ時ぐらいですよ」
「なんだよー!ま、学園に入るってのは聞いてるが目的はそれだけか?」
「父さんからは一年だけになるが学園生活を楽しんでこいと言われましたよ。他にも目的はありますけど九鬼と敵対する訳じゃないのでご安心ください」
「何々?もう一つって何よ?」
「そんな大層な事じゃないですよ?」
「あれか?嫁探しか?」
何この人?
相変わらず出鱈目な勘してるよね?
いきなりその意見にたどり着きますかね?
「まぁ、そんなとこですよ。俺は探す気はありませんけどね」
「なんで?結婚はいいぞ?俺と局も…」
結局どの話からでも自分の奥さんの自慢に持っていくのはさすがだと思う。
うちの両親と同じぐらいかな。
「ま、そんな訳で結婚はいいぞ?何ならうちの娘貰ってくか?」
「九鬼揚羽さん…でしたね?」
「おう!なんなら下の妹でもいいぜ?」
「魅力的な提案ですが今は学園生活に慣れる方を優先しますので、縁があったら是非。という事でどうでしょう?」
「駄目か?親バカになるけど、いい女だと思うぜ?」
「いやいや、会って話すらしてないのに結婚しますとか財産目当ての奴でしょ」
そろそろこの話を終わりたい…
誰か…!具体的にそこの髭執事!助けろよ!
「帝様。そろそろお時間になります」
「おお!もうそんな時間か!すっかり話し込んじまったな!すまねぇな!」
「いえいえ、こちらも楽しかったですから」
「また今度依頼頼むと思うからよ。よろしく頼むぜ?」
「ええ、またお願いします」
在り来たりな当たり障りのない挨拶をして俺は部屋を後にした。
よくやった髭執事。
「ドイツの猟犬に軍神か…武士道プランに影響出るかね?」
「私には判りませんが…少々荒れるのではないかと」
帝の問に答えたのは従者部隊序列3位のクラウディオ。
「いいねー!面白くなってきたな!精々川神での生活を楽しんでくれよ?軍神様よ」
所変わって九鬼ビルのとある訓練室
中に入ると女王蜂とマルギッテが激しい戦闘を行っていた。
マルギッテのトンファーが女王蜂を捉えそうになると、小さなナイフ?のような物でそれを塞ぎ反撃に転じている。
互いに無傷ではないが決着がつくほどのダメージは与えていないようだ。
「いい加減しつけーんだよ!さっさと倒れろや!」
「貴方こそ!さっさとひれ伏しなさい!」
うーん…まだやってたのか…
それなりに時間は経ったはずなんだがな…
マルギッテと女王蜂の実力は拮抗してるってことか…
まだまだ鍛えられるな。
「マルギッテ!そろそろ帰るぞ?次の一撃で決めてこいよ」
「ノア様!畏まりました!女王蜂。次の一撃で決めるぞ!」
「上等じゃねぇか!」
両者距離を取り互いに武器を構える…そしてほぼ同時に互いに向かい走り出した。
「Hasen! jagd!!」
「忍足流!剣舞五連!」
互いの必殺技が繰り出され体が交差する。
「この勝負…」
「引き分けだな…」
お互いの技が当たり地面へ膝を付く。
「良くやったマルギッテ!」
「はぁ…はぁ…はい!ありがとうございます!」
「序列1位がこの調子じゃ不味いな?」
「しょがねーだろうが…!」
よくやったと褒める俺に対してあの髭執事は厳しい言葉だ。
ま、九鬼と猟犬とじゃ考え方が違うからな。
「そんじゃ今日はここまでってことで…」
「赤子よ、お前はやっていかないのか?」
「ヒューム卿とですよね?やりませんよ?」
「ほお?軍神とまで言われているのにか?」
「んー…まぁ、本音を言えばやってもいいんですけどね?ちょっと今は時期が悪いんですよ」
「時期だと?」
「俺とヒューム卿がぶつかれば気配がばらまかれちゃいますよね?そうするとクリスに感づかれるかもしれないのでね。クリスには俺が来てる事を知らせたくないんですよ」
「まあいいだろう」
「それじゃ、今日の所は帰りますね」
「ステイシー!李!客人がお帰りだ!」
メイド2人に見送られ俺とマルギッテは九鬼ビルから出ることとなった。
「どうだった?久々の女王蜂との戦いは?」
「腕は衰えてませんでした。少し上がったようにも感じましたが…申し訳ございません。勝利をノア様にお届けすることが出来ませんでした」
「気にするな。眼帯は外してないんだろ?なら勝っていたかもしれないしな?それに次に負けなければいい」
「はっ!次こそはノア様に勝利をお届けいたします!」
「楽しみにしてるよ」
しかし川神か…
普通に楽しむだけ楽しんで帰ろうかと思ってたけど…
これは予想以上になりそうかな?
誤字脱字報告、感想、評価
などお待ちしております。
ヒロイン候補は誰がいい?
-
武蔵坊弁慶 一番候補ベン・ケー
-
最上旭 強気に責めたい
-
武松 赤髪ポニテが好き
-
松永燕 キャラ的に好き
-
ステイシー 九鬼メイドの中で一番好き
-
史文恭 この子メインの話ってないよね?