真剣でクリスの兄に恋しなさい!   作:トラックオジサン

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正直原作の会話とか覚えてないです。
なのでそこは原作改変になりますです!
ゲームやり直しちゃうと時間かかってしまうのでこの読み物は原作改変で勧めます。つまり作者の好き放題ってことです!


7話

教室に戻るとクラスメイト達の視線が突き刺さる。

決闘は川神学園では普通ではなかったのか?

 

「凄まじい物を見せてもらったよ」

 

そんな中でも普通に話しかけてきたのは彦一だ。

 

「そうかい?まだお互いに本気ではなかったんだけどね。それに俺は攻撃を受けてしまったしね」

「それでも武神とあそこまで対等に戦えるのはこの学園の生徒にはいないだろう」

「そうなのかい?」

 

だからこの視線なのか。

妬みなどの視線は感じないけど恐怖や未知の物を見るような視線を感じるな。

 

そのまま授業へと突入したので決闘の話は終わった。

 

休み時間になりクリスの元へ向かおうと思っていたけど…

 

「凄い人だな」

「ここまでクラスが注目されるのは初めてだろうな」

「やっぱ俺を見に来てるのかな?」

「それ以外ないだろう」

 

教室の外には人人人と人で埋め尽くされている。

休み時間になってもSクラスの人達は勉強する事を止めていない。

外に出ようとすると人が多すぎて中々外に出られず再び中に入るのも一苦労している。

 

次の授業が終わっても再び同じ光景が繰り返されるだけであった。

 

「んー…何というかクラスの子達に迷惑かけてしまったかな…」

「ノア。君が気にすることは無い」

「そうかい?さすがに申し訳なく思えるんだが…」

「この程度で集中力が切れるのであればそれまでという事だ」

 

優しいかと思えば彦一って意外にSっ気満載なんだな…

 

「しかしこれじゃあクリスに会いに行けないな」

「君の妹だったか。彼女もまた興味深い対象だ」

 

あれ?クリスはいつの間にか人気者だったのか?

 

「登校初日に馬に乗って現れたからな」

「馬?」

「ああ、川神学園にいると色々な人間を見ることが出来たが馬に乗って登校する人はいなかったからな」

 

クリスがドイツを出発する前に馬に乗って学園に行くと宣言していたので一応それはしないようにと注意していたのだが…

多分父さんが与えたんだろうな…

 

「うちの妹が迷惑かけたみたいだね。申し訳ないよ」

「気にすることはない。皆も驚いていたようだがここは川神だからな」

「それなら俺も気にするような存在じゃないと思うんだが?」

「それとこれとは話が別だ」

 

普通に決闘を挑まれたから相手しただけなのにおかしな話だな。

 

結局クリスの元へ向かうのは昼休みになってからとなってしまった。

マルギッテに連絡しクリスへと会いにいく。

彦一と昼ご飯を食べるのも捨てがたいがクリスにはバッチリと決闘姿を見られている。

もうサプライズとか言えなくなってしまったな…

 

「ノア様!お待ちしておりました!こちらです」

 

マルギッテと合流すると直ぐにクリスが所属しているクラスへと案内される。

一つ学年が下の廊下だからだろうか、先程と同じ様に視線を感じるな。

 

「あれ?マルさん?」

「マルさんは止めなさい!直江大和!」

 

彼がクリスから話を聞いていた直江大和君か…

 

「その人は…」

「クリスお嬢様を呼んできなさい!話はそれからです!」

「判ったよ」

 

ふむ…素直に言う事を聞いてしまっているな。

 

「マルギッテ?まさか普段からそのような口調なのか?」

「そんなことはありません!当然の事を言ったまでです」

 

うん。話通じてないな。

後で説教だな。

 

しかし…直江大和君はクリスに大分嫌われている印象だったが俺は話を聞く限りでは嫌いではないな。

自分が戦えない分頭を使い出来る限りの事をし勝利を目指す。

戦略は何においても勝つ事が重要なのだ。

クリスのように正々堂々というのも通じる所ではいいだろうがまったく通じない場所では意味がない。

それすらも打ち破る力があればいいのだが…

今のクリスではまだその領域に達していない。

前線で指揮しながら戦いをする俺は部下を失わないように作戦を立てなければならない。

正面から突撃しているだけでは負けは見に見えている。

少しでも勝利に近付けるように最善の策を常に考えなければならない。

さすがに非人道的な策など使わないけどな…

 

物思いにふけっていると教室から見慣れた妹の姿が飛び込んで来た。

 

「ノア兄様っ!!」

 

俺に向かって軽く飛び上がりこちらへダイブしてくるクリスを優しく抱きとめる。

 

「少ししか離れていなかったけど久しぶりだね」

「はい!」

「うん…いい環境にいるようだね。安心したよ」

「はい!というか何でノア兄様も川神学園に?」

「父さんの計らいでね。クリスと同じ時期まで留学してきなさいと言われてね」

「何故教えてくれなかったのですか?」

「驚かせたくてね。ま、それは一人の人にあっけなく潰されてしまったんだけどね。武神さん?」

「私が悪いみたいじゃないか!」

 

後ろには武神川神百代が立っていた。

 

「実際決闘を申し込まれなければサプライズは成功だったんですよ?」

「無視すれば良かっただろう?」

「駄々をこねたのは誰ですか?」

「姉さん…」

「なんだよ〜!しょがないだろ〜!」

 

大和の背中に張り付きダルっとした体制になる百代。

 

「おや?ファミリーネームは違うようだが二人は姉弟だったのかな?」

「そういう訳ではなくて…舎弟ですね」

「舎弟?すまない、私の日本語は完璧ではなくてね。どういう意味だい?」

「お前とマルみたいな関係だよ。血の繋がりはなくても兄弟のように仲が良いって事だ!」

「なるほど。納得したよ百代」

「姉さん?百代って呼ばせてるの!?」

「なんだ〜?嫉妬か?可愛い弟だなぁ!」

 

拳を大和の頭の上でグリグリと撚る。

 

「まぁこいつは私と対等に戦ってくれたからな。ある意味ではお気に入りだな!」

「君に気に入られても色々と面倒な事になりそうだから遠慮させてもらうよ」

「おいおい!こんな美少女に気に入られてるのに断るなんてホモか?」

「残念ながら私は女性が好みだよ」

「川神百代!ノア様に無礼だと知りなさい!」

「気にすんなよマル〜、何なら私の相手してくれるか?」

「いいでしょう!相手になりましょう!」

「止めろマルギッテ」

「貴女の相手はまた今度という事を知りなさい!」

「なんだよー!もっとノッてこいよー!」

「ノア様のご命令が第一だと知りなさい!」

 

ノアはこの会話の中でこれが学校での生活というものかと一人納得していた。

友人達と話し、競い合い、時には遊ぶ。

軍学校と似ているように思えるが次元がまったく違う。

自分も普通の学校に通っていればこうなっていたのかもしれない。

 

「そういえばノア兄様!お昼は食べましたか?」

 

思案しているとクリスから声が掛かる。

 

「いや、まずはクリスに会いに来たのが最優先だったからね。食べていないよ」

「なら!自分と一緒に食べましょう!」

「そうだね。せっかくだし一緒に食べようか」

「もちろんマルさんもだぞ!」

「はい!お供させて頂きます。お嬢様」

「という訳で今日はノア兄様とお昼を食べてくるぞ!」

 

クリスが大和他、ギャラリーとなっていたファミリーの面々に言うと3人は食堂へと向かっていった。

 

 

「何というか…凄い人だったね」

「そうだな…くぅー!俺様もモモ先輩を呼び捨てにしてみたいぜ!」

「呼んでもいいぞ?その瞬間に九州までぶっ飛ばすがな!」

「ガクトは無謀過ぎるよ!」

「それにしてもクリのお兄ちゃんは凄かったわね」

「そうだな。見た目に関しては優男にしか見えないんだけどよ。モモ先輩とやりあえるってすげぇよな!」

「すげぇけどイケメンだからな!俺様の敵だ!」

「既にファンクラブみたいなのが出来てるみたいだね。ほら!掲示板に“ノア・フリードリヒ様を見守る会”ってスレが出来てるよ」

「どれ?ほぉー…エレガントクアットロにするべきだ…か…」

「確かにカッコいいからね。その意見にも納得は出来る」

「でも大和の方がカッコイイよ?だから結婚して?」

「ありがとう京。お友達で」




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