「いいことだらけ」と言うけれど   作:ゲガント

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かなり独自解釈が含まれますのでお気をつけを。






それでは、どうぞ。


認識

「いやぁ~、お疲れ様!中々良い仕事っぷりだったね!こちらとしても有難い限りさ!」

 

三人が戻ると、丁度道具の片付けを終えたヤエが迎える。後ろには各々の武器の整備をしている従業員達と、倒れた黒雲会の構成員がいた。

 

「あの中指の男は?」

「もう依頼の品を渡したし、試しにうちの従業員と戦ってた黒雲会の連中を潰してすぐに帰ったよ。多分、これから抗争に参加するんじゃないかな。ま、何にせよ私たちの仕事はこれで終わりだ。」

 

そう言うとヤエは従業員達に呼び掛け、帰り支度をし始めた。それを何となく見ていたカーリーに、エノクは尋ねる。

 

「死体はあのままでいいんですか。」

「どうせ翌日になったら綺麗さっぱり無くなってるだろ、掃除は私たちの役割じゃない。」

「………あぁ、彼らが居ましたね。」

「そう言うことだ。」

カチッ カチッ   シュボッ

 

納得したように声を上げるエノクをよそにコートの内側からライターを取り出し煙草に火を付けて煙を吸い始めるカーリー。暫く無言で一服し、終わったあと地面に落とした煙草を踏み潰して消火しながらずっとエノクに抱き付いたままのリサを見て尋ねる。

 

「で、そいつは何をやってる。」

「ただの甘えたがりですよ。」

「エノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノクエノク………………………。」スーハースーハー

「どこが"ただの"だ。絶対何かキメてるだろ。」

「薬なんて下らない物吸うよりエノク吸ってた方が何百倍も良いわよ。」キリッ

 

コートの袖に腕を通さず羽織るだけのエノクを背中から抱き締め、首筋辺りに顔を置き、ただひたすら名前を繰り返し呟きながら匂いを嗅ぐその姿はなんとも禁忌的な香りがする。そんな様子のリサとされるがままどころか頭を撫でて甘やかしているエノクの二人をカーリーは変な物を見る目で見ていた。

 

「それで、この後はどうされますか?」

「どうもなにも、もう依頼は終わった。次の仕事は明日だから家に帰って寝る。」

「ふむ、でしたら僕らもお暇させて頂きましょうか。」

 

そんな話をしていると、木の葉工房の従業員達の後始末が終わり、ヤエが元気良く声を上げた。

 

「よーし、それじゃさっさと帰るよ!まだ修理の依頼が舞い込んで来てるみたいだし!」

「社長~、さすがに何でもかんでも受けすぎじゃないっすか?ここ最近ずっとそればっかじゃないですか。」

「文句言うんじゃないわよ、無駄口叩いてないでさっさと立ちなさい。」

「へいへいっと。」

「ちょっと何よその態度、嘗めてるの?」

 

仕方がないと言わんばかりの様子の男性従業員に腹正しげに突っかかっていく女性従業員を他所に、ヤエはこちらを傍観していたエノクと

 

「あぁ、そうだ、今日はどうもありがとう!報酬は協会を通して振り込んどくよ!」

「帰りの護衛は必要ないのか?」

「まぁね、と言うわけで現地解散ってことでこの依頼は終了さ!それじゃあね~。」

 

そう言うと、ヤエは口論している二人を連れてさっさと帰って行った。残されたカーリーはその背中を見送ると、未だに隣でイチャついているエノクとリサの方に視線を送り、溜め息混じりに問いかけた。

 

「それで、お前らはどうするんだ?」

「そうですね……どうするリサ?」

「…………………別に、金銭的に余裕あるし、どこか適当なホテルでも行きましょ。貴女良い場所知ってる?」

「ここらにはまともな宿泊施設なんて無いぞ。あってもどこかキナ臭い奴の息がかかった所だ。」

「うぇ、めんどくさいわね……。」

「ふーむどうしましょうか。」

「私に聞くな。」

 

エノクに抱き付いたまま話に混ざって来たリサとされるがままのエノクからの問いにぶっきらぼうに答えたカーリーはそのまま踵を返し歩き出す。

 

「…………。」スタスタ

「「……………。」」テクテク

「………何故付いてくる?」

「暇だから。」

「色々と情報が欲しいんですよ。僕らはこの街を知ってる訳でもないので、もしよろしければお話をお聞かせ頂きたいんです。貴女が疑問に思ってたことも話せる範囲であればお話ししますよ。」

 

リサはあっけらかんと言い放ち、エノクは薄く笑みを浮かべながら首をかしげる。呆れたように溜め息をつくカーリーはゆっくりとリサを指差すと口を開いた。

 

「取り敢えず、お前はもう少し取り繕うことを覚えろ。」

「そういうのはエノクの担当よ。」

「そんなこと言ってたら親指と遭遇した時厄介な事になるぞ。あの規律厨共は子供だろうが容赦はしない。」

「さっきも思ってたけど、規律厨ってなによ。」

 

リサの言葉に一瞬訝しげになるがすぐさま納得したように声を漏らす。

 

「あぁそうだった、まだそこら辺の事は知らなかったなお前ら。」

「えぇ、ですのでご教授頂けたら嬉しいです。」

「……お前もぐいぐい来るな。」

 

笑みを浮かべたままのエノクと睨み合うカーリーだったが、やがて諦めたかのような息を吐くと再び歩き出した。

 

「……………取り敢えず飯食いながらで良いだろ、さっさと着いてこい。特にお前は血を落としてからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、手や服にこびりついた血も一切付いていない状態にしたエノクとリサを連れたカーリーは一軒の店の前へと足を運んだ。先程の場所から少し離れており、辺りには一般人らしき通行人がちらほらと見える。

 

「お、あんたかカーリー。何にするんだ?」

「いつもの。それとこいつらに適当なものを。」

「あいよ……で?どうしたんだ、そこのガキ。」

「知り合いに押し付けられた、詳しくは聞くな。」

「はいはい、ちょいと待っときな。」

 

話しかけてきた店員が奥へと引っ込むと同時に、リサは口を開く。

 

「ここは?」

「私がよく使ってる店だ。軽食で済ませる事が出来るならそれで十分だからな。」

「ジャンクフード……というやつですか?」

「不満なら食うな。」

「いえいえ、食べた事が無かったので気になってたんですよ。」

「待て、お前ら普段なに食ってる。」

「えーと………なにかしら、お菓子?」

「それは多くて三日に一回位だよ、僕ら基本的に食事とか必要なかったからあまり気にして無かったけど、本来人間は食事は毎日必要だから。」

「まるで自分が人間じゃないみたいな言い方だな?」

「はい、狩人です。」

「それは役職だろうが。」

「私達にとっては別物よ。人間の部分を捨てたつもりは無いけど、少なくとも生命維持に関しては貴方達みたいな人間とはとっくの昔にかけ離れた物になってるし。」

「空腹を感じる事はありますけどそれも感情から来るものですし」

「………お前ら本当に何なんだ。」

「「さぁ?何でしょう?」」ニコ

 

同時に微笑んだ二人の言葉に乗せられた重圧に一瞬だけ身構えそうになるカーリー。それと同時に紙袋を持って戻って来た店員に話し掛けられたことで反応が遅れ、動けないまま固まった。

 

「はいよお待たせ………なにやってるんだ?」

「ッ!………いいや何でもない。代金はこれでいいか?」

「1、2、3………あぁ、問題無いな。」

「そうか、邪魔したな。」

 

そう言うとカーリーはカウンターに乗せられた3つの紙袋を掴み、そのうちの二つをエノクへと押し付けて踵を返した。リサはそのあとに続き、少し大きめの紙袋を抱えるように持ち直すとペコリと店員に向けて軽く礼をすると少しだけ駆け足で二人の元へと向かった。

 

「はい、リサの分………それで、話は戻るのですが親指の詳しい説明をお願いできますか?」

「はいはい……ま、簡単に言えば人差し指とか中指みたく裏路地を牛耳る組織の一つだ。」

「先程「規律厨」とおっしゃってましたがそれは?」

「親指の連中は兎に角上下関係に厳しい。身分が下の奴が上の奴の許可無く口を開こうとしたら即座に顎を消し飛ばされるか殺される。実際、下部組織の連中が騒ぎ立てて呆気なく殺られる姿は時々見られるからな。」

「でもそれだったら、私達には関係のない話じゃないの?」

「その規律、無関係の奴らにも押し付けて適用するんだよ。あいつら独自の階級に乗っ取ってな。」

 

歩きながら話すカーリーに対し紙袋の一つをリサに渡したエノクはそのまま問いかける。

 

「忠告も無しにですか?」

「問答無用だ。」

「何よそれ、見方を変えればただの我が儘じゃない。」

「見せしめの意味合いもある。組織力と保持する力の顕示で相手を従わせるのが一番楽だろうからな。」

「もう少しやり方があるでしょうに……いや、恐怖による支配が効いている分まだまともですかね。」

「恐怖心を持たない奴はまともじゃないと?」

「理性があるかは別の話ですが、狂人と呼ばれる部類の方々はそこに本能的にかける枷がありません。でなければ、神になるために悪夢を作り出したりしないでしょう?」

「……さっきから言い回しが独特だな。」

 

何度目かわからない訝しげな顔をするカーリーに対し、リサは早速袋を開けて中身……ハンバーガーを取り出しながら聞き返した。

 

「ま、取り敢えず絡んだら面倒な連中だってことは分かったわ。それで、あんたは何か聞きたいことあるの?…………あ、これ美味しいわね。」

「食いながら話すな……まず、お前らは人間じゃないんだな?」

「そうね、元々は只の子供だったけど今はもう立派な一狩人よ。」

「そのお前らの言う"狩人"ってのは何だ。話を聞く限り、改造された人間か何かだと思っているんだか。」

「私達が特殊なのよ。人外のものが混じった血を輸血されてそこから踏み外したんだろうし……あぁ、でもこの世界に限定しなかったら似たような奴は沢山居たわね。」

「輸血?」

「血液と魂は密接な関係にありますから。まぁ、直後は普通の人間と何ら変わりはありませんでしたし、ましてや子供だったので出来ることなんて限られてた訳ですが。」

 

そう語ったエノクは紙袋の中に入っていた瓶に入ったジュースを一口飲むと締め括るように口を開いた。

 

「その後色々あってそんなこんなで人間の子供は人ならざる何かへと至りました。」

「大分省略したな?」

「内容が濃すぎて全部説明しようとすると半日以上かかるので。取り敢えず分かって欲しいのは、先程の戦闘で見せた力はその経緯で得たものだということと少なくとも敵対していない貴女に危害を加える事は無いってことですね。」

 

紙袋とジュース瓶をそれぞれ持った両手を掲げ、降参の意を示すようなポーズを取るエノク。その隣では無言で自分のハンバーガーを食べ終えたリサが指についたソースを軽く舐めとっていた。

 

「まぁ何があったかは別に良い、聞いたとしても特に意味は無いだろうからな……だが、さっきの見えない何かについては説明してもらおうか?」

「あぁ、そういえば貴女には見えてなかったわね。イオリは普通に認識してたから気にしてなかったわ。」

「その名前が出てきてる時点でろくでもない代物だってのは理解できた。」

 

何やら良くない予感がしたのかそう言って話を切り上げようとするカーリーだったが、それよりも早くリサが動き出す。

 

「実際に見せた方が早いかしら。それじゃカーリー、こっち見て。」

「待て、何する気だ。」

「別に?ちょっと授けるだけよ。一時的な物だし、精神の保護もするから発狂の心配も必要無いわ。」ガシッ

「お前の口から出てくる単語が安心とは程遠いんだが?というか強制的に押さえ込もうとするな!その細い体で何故こんな力を出せる!?」

「見た目で判断してはいけないっていう良い教訓になったじゃない、良かったわね。」

「このッ……離せ、腕掴むな!」

「大丈夫大丈夫、ちょっとだけちょっとだけ。」

「おいお前の片割れだろ!さっさと止めろ!」

 

咄嗟に避けようとするも、熟練の狩人からは逃げられる訳もなく捕まったカーリーは力を込めて抵抗しようとするが想像以上の怪力に押さえ込まれそうになる。先程の戦闘よりも焦った様子のカーリーは近場でこちらを見ている筈のエノクへ止めるように呼び掛ける。

 

ふぉれふぉいひぃふぇふふぇ(これ美味しいですね)。」モグモグ

「何呑気に食ってやがる!」

「はーいよそ見しない………『Know the truth with knowledge, but you are not a God, and there are no facts there.』。」

 

しかし、当の本人が自分のハンバーガーを頬張っていたためその試みも無駄となった。その隙を突いたリサは今度こそ顔を掴み真正面から向き合って言葉を発し始めた。カーリーにとっては聞き馴染みが無く、またその意味の推察も出来ないぐらいにボカされたような音に顔をしかめるが、その次の瞬間

 

キィーーン

「うぐっ!?」ズキンッ

 

カーリーの頭の中に金属音が鳴り響くような感覚に陥り、痛みが走る。突然の出来事に目を見開き声を漏らすが、その痛みの中、行き崩れ落ちそうになる体を留まらせる事が出来た。拘束されていた手が離され、ふらつきながら痛みが通りすぎる頭を押さえるカーリーは目の前に立って首を傾げてこちらを見るリサを睨み付ける。

 

「………何をした。」

「瞳を授けたの、仮初めのね。これで見えない物も見えるようになった筈よ。ほら、これとか。」

 

そう言ったリサは手の平を上に向けを前に差し出すとそこから淀みを生み出し、自らが操る触手のほんの一部を出現させる。青白くヌメヌメとしたそれはゆったりと動き出すとそのままカーリーが取り落としていた紙袋を器用に掴み、目の前まで持ち上げた。眼前に着き出された本人は目を見開いて絶句している。

 

「…………………。」

「大丈夫、ヌメヌメしてそうなのは見た目だけだから紙袋は普通に無事よ。」

「そこじゃない………これか、さっき黒雲会の構成員の腹を突き破ったのは。」

 

カーリーが紙袋を受け取ると触手は淀みの中へと引っ込んで行く。

 

「…………どういう仕組みだ?」

「世間様の言う神みたいなのの一部を召還する物よ。それに耐えてるどころか自分の一部にしてる時点で私達人間辞めてるわね。」

「まるでお伽噺かありきたりな小説で出てきそうな設定だな、その中身がそんな夢のあるものであるかは別として。」

「あら、夢ならあるわよ?夢は夢でも悪夢に分類されるだろうけど。」

「だろうな………あぁ、ようやく慣れてきた。まだ頭の中がミキサーでかき混ぜられたように喧しいが………な?」

 

溜め息を吐き、頭を押さえていた右手で長い赤髪をかき混ぜるカーリーだったが、不意にその言葉は途切れる。そして、ゆっくりと右手を顔の前まで移動させるとそのままじっと観察し始めた。

 

「どうかされました?」

「いや………おいリサ、お前が与えた……『瞳』、だったか?それは見えないものを見えるようにするだけの代物か?」

「その質問をするって事は何か見えたのかしら?」

「自分の手に何かが流れるような筋が何本か。血管にしては数が少なすぎるが………ダメだ、わからない事が多すぎる。」

「それで良いのですよ。理解するところまで行ってしまえば後戻りは出来ませんから。」

「はぁ?」

 

訳がわからないと言わんばかりに眉をひそめるカーリーに対し、エノクは真面目な表情で語りかける。

 

「恐らく貴女が見ているのは眠っている力の片鱗です。リサから一時的に瞳を授けられた影響で少しだけ表面に出てしまったのかと。」

「眠っている力?表面?何を言ってるんだお前は。」

「そのまま受け止めなさいよ。まだ1にも満たないけど貴女の中には既に啓蒙がある筈だから。まぁ私が流したんだけど。

「啓蒙………?………??」

 

聞き慣れない言葉を聞いたカーリーはそのまま深く思考し始める。それと同時に紙袋の中身を全て食べ終えたエノクが側まで下がって来たリサへと質問するために口を開く。

 

「ねぇリサ、本当に啓蒙流したの?」

「ほんの断片程度よ。一気に過剰供給すると頭爆発してるだろうし、狂ってないから大丈夫でしょ。」

「あぁ、逆流できる脳喰らいの変異種………あれ、でも……。」

「何かあった?」

「啓蒙が0と1でも見える景色の認識が大分変わる筈だけど、カーリーさんエーブリエタースの触手が見えるようになって自分の内側の力を感じ取っただけでそんな素振りなかったよ。」

「…………そういえば妙「なぁ。」っと、どうしたのよ。」

 

会話の中、違和感が膨らんでいく二人であったがその途中でカーリーから声を掛けられて中断する。目の辺りを押さえていたカーリーは

 

「どっちでも良い、何か要らない物をこっちに投げて寄越せ。」

「「?」」コテン

「……そうだな、丁度良い。エノク、その手に持ってる瓶で良いから私に向かって投げろ。試したいことがある。」

「えぇ、別に構いませんが………。」

 

突拍子も無い頼みに少々困惑した様子のエノクは言われた通りにジュースの入っていた瓶を投げる。エノクの手から離れた瓶は放物線を描いてカーリーへと迫った。

 

「しッ!」シャキンッ!

 

そしてその瓶があと数秒でカーリーに届きそうになった瞬間、短く息を吐く音と共に空中に一筋の線が走る。数瞬遅れてカーリーは紙袋を持った手でそれを受け止めた。

 

「………何がしたいの貴女?」

「言っただろ、この感覚を試してみたかったんだ。」

 

いつの間にか解き放って手に持っていたナイフを腰のホルダーに戻し、瓶を掴む。

 

 

瓶は音を立てず真っ二つに分かれたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「凄いな、こんな綺麗な断面に出来るとは。」

「……?」

「何を驚いてるんだ、お前が与えた力だろ。」

「いや、確かに瞳は授けたけども……普通そんな芸当が出来るわけじゃないわよ。何したの。」

「お前の言う啓蒙に従って見えた線をなぞっただけだが………そう言うもんじゃないのか?」

「少なくとも、そのような啓蒙の使い方してる方は初めて見ましたよ。殺意高いですね。」

「お前に言われたくない。」




はい、原作でも最強格の一人であるカーリーさんを強化します。最終的には普通に神殺しとか出来るようになるんやろなぁ。原作でも出来そうですけど。

啓蒙をどういった風に解釈すれば良いのか迷いましたが、この作品では『そこにある筈無い物が見える、理解出来るようになる』といった物になりました。次元を隔てた向こう側にいる存在も分かりますし、極限まで啓蒙が上がれば擬似アンサートーカーみたいな使い方も出来ます。上がりすぎると幻術でさえも現実として認識してしまいますし理解しちゃいけないことまで理解して発狂しやすくなりますが。
ただカーリーネキの場合は、『相手の弱点や力の流れを視覚的に理解する』事に特化しています。啓蒙が1の場合、無機物等にしか効果はありませんがその対象の弱点を線や点と言う形で理解し、そこをなぞるように攻撃することで相手に大ダメージを与えることかできます。なお啓蒙が上がると対象に出来る物が増えますが代わりに四六時中その線や点が見えますし脳が情報処理に追い付かなくなります。簡単に言えば「直死の魔眼(偽)」ですかね。
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