こうして、後日、星乃一歌と草薙寧々と内田鈴菜は、
望月穂波の所へと、やって来るのだった。
「待ち合わせ場所は、
ここのはずだけど…まだ、穂波が来ないね…」
「早く過ぎちゃったからね…」
「うん、そうだね」
(そう言えば、望月さんの他に、
もう一人来るらしいけど…
宵崎奏さんって、言っていたけど…)
「お待たせ!内田さん!草薙さん!
一歌ちゃん!」
と、穂波と奏が、やって来た。
「穂波。それに、奏さんも、
二人で来たんですね」
「この人は?」
「あっ、宵崎奏さん。
内田さんは会ったことが無かったね」
「あっ、初めまして!内田鈴菜です!」
「よ、宵崎奏です…こんにちは」
と、互いに挨拶をした。
「立て続けに、知らない人と会話をするなんて…
思ってなかったよ」
寧々は、鈴菜と奏と出会い、緊張している様だった。
「奏さんはね、曲作りをしていてね、
音楽サークルをしているの」
「曲作り…すごいな…」
「うん」
「草薙寧々さんと、内田鈴菜さんは、
二人とも、歌が上手で、
私も、時々、教わってもらっているんです」
「そうなんだ。星乃さんが教わる位だから、
本当に上手なんだね」
「あ、い、いえ…そんなこと…」
穂波が笑った。
「穂波?どうかしたの?」
「あ、ごめんね。宵崎さんも、内田さんも、
草薙さんも、三人は、一歌ちゃんの先生だなって」
「そうだね。草薙さんと内田さんは、歌の先生で、
奏さんは、曲作りの先生だし。
それに、今日は、穂波も先生だね。
アロマキャンドルを教えてくれるし」
「ふふ、本当だね」
「あ、そうだ。望月さんも、
今日は、よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします。
あの、草薙さん、もしよかったら、
同い年なんだし、タメ口でも、いいですよ?」
「え、あ、うん。その方が、喋りやすいかも…?
それじゃあ、よろしくね。望月さん」
「うん!」
「えっと、今日は、みんなで、アロマキャンドルを
作るんだよね、その…それには、疎くて…」
「あ、わたしも…」
「実は私も…」
「それなら、アロマキャンドルを説明しますね。
といっても、いい香りのする、ロウソクですけど…
大まかに、言っちゃえば…ですけど」
「細かく言えば…」
と、寧々が疑問に思った。
「アロマキャンドルというのは、
ロウの中に、アロマオイルを入れて混ぜてある、
ロウソクのことです。
火を付けると、ロウが溶けるのと一緒に、
アロマオイルの、いい香りが、周りに広がっていくんですよ」
「アロマオイルって、ラベンダーとか、ヒノキとかの?」
「うん、今回は、エッセンシャルオイルを、
使う予定だけどね。
植物から摘出した、天然のオイルを使うけど…
香りによって、リラックス効果があって、
集中力を高めるのも、あるみたい」
と、穂波が説明するのだった。