それでも、慎重に、アロマオイルを、
穂波以外の4人が、それぞれ、自分のボウルに入れていった。
「アロマを入れた鍋を、もう一回だけ、
ちょっと、温めて、ロウをかき混ぜて…
そうだ、みんな、形の準備は出来た?」
「うん、出来ているよ。
えっと…この形の真ん中に、ロウソクの芯を入れるんだよね」
「そうそう、芯は、そんな感じで、
わりばしで挟んで、固定すれば大丈夫だよ。
後は、その形に、ボウルのロウを流し入れてあげて」
「わかった…!やってみる!」
「それじゃあ、これ、はい一歌ちゃんのボウル。
こぼさないように、気を付けてね」
「わかった」
慎重にボウルのロウに流し込んだ。
そして、いい香りがした。
花の香りがした。とても、いい香りである。
色もいい感じに、明るい色になっている。
咲希にプレゼントしようと、一歌は思った。
こぼさないように、ゆっくりと流し込む、
そして、成功するのだった!
「うふふ、お疲れ様、一歌ちゃん」
「ありがとう。それで、次は何をすればいいの?」
「次はね…特にないよ」
「えっ?」
「後は、ロウが固まるまで、待つだけだから、
形に流し込んだら、それで、完成なの。
ね、簡単だったでしょう?」
「う、うん、もっと色々なことをやって、
難しそうだったけど、もう、終わりなんだ…」
「こんなに、簡単にできるとは思わなかった」
「私も…ある意味、ビックリ…」
「ふふ、慣れてきたら、もっと、簡単に作れると思うよ。
じゃあ、次は湯煎から、自分達でやってみようか。
もちろん、分からないところは、教えるから、
何かあったら、聞いてね」
咲希にあげる、アロマキャンドルは、
完成したな…これで、大好きな咲希に、
プレゼント出来る…!
と、一歌は思った。
私は、えむの為に作ったけど…
このピンクやパステルカラーは、
大好きな、えむに似合っている。
喜んでくれそう。
と、寧々は思った。
鈴菜はというと、今は亡き母に、
プレゼントするようだ。
「あっ、お花でアレンジが出来るから、
やってみませんか?」
「そう言えば、ドライフラワー、買っていたね」
「はい。ポタニカルキャンドルって言うんですけど、
これも、そんなに、難しくないので、
安心してくださいね。
まず、さっきみたいに、アロマキャンドルを
完成させたら、それを一回り大きな型に入れるんです。
そうしたら、キャンドルの形の間に、
隙間が出来るから、そこに、好きなお花を、
少しずつ入れて、また上からロウを流し込んで…
それで、完成です。
後は、固まるのを待つだけです」
こうして、ポタニカルキャンドルを、
実践して、作るのであった。