内気な歌姫   作:アッシュクフォルダー

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第十八話 飼育委員の仕事と放課後

内田鈴菜は飼育委員に所属していた。

花里みのりと小豆沢こはねが、

鈴菜の手助けをしていた。

 

「鈴菜ちゃん!ありがとう!手伝ってくれて…

うさぎとハムスターの飼育、いつも、いつも大変で…」

 

「でも、こはねちゃんと一緒にする、

動物のお世話はやりがいを感じる!」

 

「うん。パール伯爵のお世話をしている時とか、

動物って、癒されるって、感じるんだ」

 

「私もわかる!実は犬を飼っていて…」

 

「鈴菜ちゃんも犬を飼っているの?」

 

「去年亡くなっちゃって…11才で。

よく遊んでいたいんだ」

 

「へぇ~今度、聞きたいな!」

 

「私も!」

 

「うん。今度ね」

 

「あっ、そろそろ、放課後だ!」

 

「帰る支度しないと!」

 

正門に来ると、そこには、白石杏がいた。

 

「あっ!こはねー!」

 

と、杏はこはねにハグをした。

 

「ちょっと、杏ちゃん…スリスリしないでよ~」

 

「だって!私の恋人だもん!」

 

「こはねちゃんって、杏さんと付き合っているの?」

 

「うん!お付き合いしているの!」

 

「お付き合いって、恥ずかしいな…」

 

「そんなことないよ~だって、私はこはねが好きだから!

ケッコンしたいの!」

 

「ケ、ケッコンって、みんな見ているから!」

 

「ケッコンか…そう言えば好きな人、昔はいたな」

 

「鈴菜ちゃんも?」

 

「うん。中学の時まで高知にいてね、

同じ中学で好きな子がいたの。

でも、上京してから会っていなくて…」

 

「へぇ~なんか気になるな~」

 

「その人はね、成績が良い人で、

いつも、私に勉強を教えてくれたの」

 

「それで、恋仲に?」

 

「うん。そんな感じだよ。

でも、今は高知に帰らないと、

会えないけどね…」

 

「そうだったんだね…」

 

「おーい!鈴菜ちゃん!」

 

「あっ、みのりちゃんが呼んでいるから、

それじゃあ!」

 

「またね。鈴菜ちゃん」

 

と、こはねと杏は、これからデートに行くらしい。

 

 

一方、みのりの元に鈴菜がやって来た。

 

「大変!ウサギが一羽、脱走しちゃった!」

 

「あっ、間違えてカギを開けたままだった!

うっかりしていた…」

 

「あっ、近くにいる!」

 

「よかった。そっと確保しよう」

 

そーっと、一羽のウサギに近づいて、ウサギを確保した。

 

そして、元の場所へと戻した。

 

「飼育当番はこれで完了!」

 

「お疲れ様。みのりちゃん」

 

「あっ、宿題忘れちゃった…」

 

「もしよかったら、教えるよ?」

 

「ホント!?助かるよ~!」

 

と、鈴菜はみのりの宿題やテストの範囲を教えるのだった。

 

「鈴菜ちゃんって、成績いいから、心強いよ!」

 

「そ、そんなことないよ…」

 

と、二人は話をしながら、テスト勉強を少しだけしてから、

帰るのだった。

 

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