内田鈴菜は飼育委員に所属していた。
花里みのりと小豆沢こはねが、
鈴菜の手助けをしていた。
「鈴菜ちゃん!ありがとう!手伝ってくれて…
うさぎとハムスターの飼育、いつも、いつも大変で…」
「でも、こはねちゃんと一緒にする、
動物のお世話はやりがいを感じる!」
「うん。パール伯爵のお世話をしている時とか、
動物って、癒されるって、感じるんだ」
「私もわかる!実は犬を飼っていて…」
「鈴菜ちゃんも犬を飼っているの?」
「去年亡くなっちゃって…11才で。
よく遊んでいたいんだ」
「へぇ~今度、聞きたいな!」
「私も!」
「うん。今度ね」
「あっ、そろそろ、放課後だ!」
「帰る支度しないと!」
正門に来ると、そこには、白石杏がいた。
「あっ!こはねー!」
と、杏はこはねにハグをした。
「ちょっと、杏ちゃん…スリスリしないでよ~」
「だって!私の恋人だもん!」
「こはねちゃんって、杏さんと付き合っているの?」
「うん!お付き合いしているの!」
「お付き合いって、恥ずかしいな…」
「そんなことないよ~だって、私はこはねが好きだから!
ケッコンしたいの!」
「ケ、ケッコンって、みんな見ているから!」
「ケッコンか…そう言えば好きな人、昔はいたな」
「鈴菜ちゃんも?」
「うん。中学の時まで高知にいてね、
同じ中学で好きな子がいたの。
でも、上京してから会っていなくて…」
「へぇ~なんか気になるな~」
「その人はね、成績が良い人で、
いつも、私に勉強を教えてくれたの」
「それで、恋仲に?」
「うん。そんな感じだよ。
でも、今は高知に帰らないと、
会えないけどね…」
「そうだったんだね…」
「おーい!鈴菜ちゃん!」
「あっ、みのりちゃんが呼んでいるから、
それじゃあ!」
「またね。鈴菜ちゃん」
と、こはねと杏は、これからデートに行くらしい。
一方、みのりの元に鈴菜がやって来た。
「大変!ウサギが一羽、脱走しちゃった!」
「あっ、間違えてカギを開けたままだった!
うっかりしていた…」
「あっ、近くにいる!」
「よかった。そっと確保しよう」
そーっと、一羽のウサギに近づいて、ウサギを確保した。
そして、元の場所へと戻した。
「飼育当番はこれで完了!」
「お疲れ様。みのりちゃん」
「あっ、宿題忘れちゃった…」
「もしよかったら、教えるよ?」
「ホント!?助かるよ~!」
と、鈴菜はみのりの宿題やテストの範囲を教えるのだった。
「鈴菜ちゃんって、成績いいから、心強いよ!」
「そ、そんなことないよ…」
と、二人は話をしながら、テスト勉強を少しだけしてから、
帰るのだった。