内田鈴菜には、星乃一歌という、友達がいる。
二人はボーカロイドや、バーチャルシンガーが、
好きな所から、意気投合した友達である。
「ねぇ、鈴菜、この後、どこかに行かない?」
「ボーカロイドのCDを見に行きたいな」
「私も観に行きたいと、思っていたの!
新しい曲、出たって、聞いていて…」
「じゃあ、見に行こうよ!」
「いいの…?行きたい!」
こうして、一歌と鈴菜は、
一緒に、CDショップに向かうことになった。
CDショップにて。
「これかな?」
「うん!それ!すごい、ミクのイラスト、キレイだね」
「私、初音ミクちゃんに憧れて、歌を歌っているの」
「そうなの?知らなかった!今度、歌、聴いてみたいな!」
「昔、ネットで歌っているんだ、
歌姫って、言われているけど、ちょっと、恥ずかしいな…」
「あの有名な歌姫だったよね?
鈴菜だったの?すごい!近くにいたなんて!」
「すごいって、言われると、照れるよ…」
「だって、本当にすごいじゃん!
あの、数万人のも、人々を虜にした、
あの、歌姫だよ!隣にいて、ちょっと、緊張するかも…」
「そ、そんなことないよ?
一歌ちゃんの歌っている姿、カッコイイと思うよ!」
「ありがとう、嬉しいな」
「いつか、一歌ちゃんと歌えたらいいな」
「うん、いつか、歌えたらいいね、
楽しみにしている…って、言ったら、
ちょっと、緊張するけど…」
「私も緊張しているよ?私は歌う事しか、取り柄が無いから…」
「そんなことないよ、鈴菜ちゃんは、
いいところが、いっぱいあるじゃん!」
「そ、そうかな…?」
「そうだよ、私は好きよ?」
「ボーカロイドにハマっているんだよ?
私はボーカロイドや、バーチャルシンガー達が、
きっかけで、歌い始めたんだ」
「私も!初音ミクちゃん、好きなんだ」
「ミクちゃんは、いいよね、
何にでもなれるし、自由に歌えるし、
そこが…いいんだよね…」
「うん、どんな風にもなれる、ミクが、
ちょっと、羨ましいかも?」
「私も、そう思うよ」
「私も、そんな風に歌いたい!」
「うん、ミクちゃんみたいに、自由に歌いたい!」
「そうだね、あっ、どのCD買う?」
「私は普段、音楽聴く時、CD派なんだよね」
「私も!CDじゃないと、落ち着かないもんね」
「う~ん、どのCDも、捨てがたいし…」
「迷っちゃうよね…」
「とりあえず、これにしよう!」
「それじゃあ、私は、これにするね」
こうして、二人で、初音ミクのCDを一枚ずつ、
購入するのだった。
「普段は、CDか、カセットで、
ボーカロイドの音楽を聴いているんだ」
「そうなんだね」
「それで、時々、ネットで、
歌っていたりしている」
「それが、上手くは表現できないけど、
いいなぁ~って、思うんだ」
「褒めすぎだよ…一歌ちゃん」
「ごめん!ごめん!つい、羨ましくて…」
「私も、一人で歌って来たから、
みんなと歌いたいな…って、思っていたりするんだね」
「そうなんだね」
「いつか、みんなと歌えたらいいのにな」
「私も、そう思うよ」
二人と何気ない、会話が続くのだった。