内気な歌姫   作:アッシュクフォルダー

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第二十九話 お土産屋さんでお買い物

行事内容が一通り終わり、

一歌、こはね、えむ、まふゆ、鈴菜の5人は余裕をもって、帰ろうとしていた。

 

閉館時間まで、残り1時間の為。

 

「閉館になりそうだし、そろそろ帰ろうか」

 

「あたしは、もっと遊びたかったなー」

 

「まだまだ、いたかったね…」

 

「行けなかったブースもあるしね。

今日、来られなかった子も誘って、また来たいな」

 

「そうだね」

 

「うん…!」

 

「じゃあ、そろそろ出口に…あっ」

 

まふゆの何かに、こはねが反応した。

 

「朝比奈先輩?どうかしたんですか?」

 

「ううん、ちょっと、気になる物を見つけちゃって」

 

「あっ!さっき、遊んだゲームグッズのコーナーだ!」

 

「キーホルダーやステッカー、ストラップまで、

ありますね」

 

「いろいろなグッズがあるね」

 

「…せっかくですし、観に行きませんか?

まだ少し時間がありますし」

 

「…そうだね。さっきのゲーム、面白かったし、

何か買っていきたいな」

 

「はい!」

 

お土産コーナーへ…

 

「私も、何か買っていこうかな?」

 

「どうしようかな…迷う…!」

 

「鈴菜ちゃん、すっごく迷っているね…」

 

「クリアファイルにしようと思っていて、

実用性があると思うんだ」

 

「良いと思う」

 

「見て見て!ウサギさんが宇宙服を着ているキーホルダーや、

ストラップがあるよ!」

 

「本当だ!カワイイ…!」

 

「確かにカワイイね…!」

 

「こっちのネコさんが宇宙服を着ているのも可愛いですね」

 

「ぬいぐるみもあるけど、ちょっと値段が…

また、今度にしようかな?」

 

「それが良いと思うな…」

 

「うん…どれにしようか、迷っちゃうな…」

 

と、キーホルダーやストラップ、ステッカーと、

それぞれのグッズを買った。

 

 

その時の夜。内田家にて。

 

「鈴菜。お帰り」

 

「お父さん、ただいま」

 

「今日はお父さん、たまたま、早く帰れたから、

鈴菜の代わりに料理を作ろうと思っているんだ」

 

「お父さん。私も手伝うよ?」

 

「わかった。私じゃ、上手く美味しく作れる事が出来ないから、

鈴菜がいるなら、心強いよ」

 

と、父と娘で料理を作った。

普段は鈴菜が作る料理だが、父と作る時もある。

 

「母さんも、きっと鈴菜が楽しんでいるのを見たら、

きっと、喜ぶだろうな」

 

「そうなの?」

 

「あぁ。きっとそう思うよ」

 

鈴菜の母は既に亡くなっている。

その後、父親が鈴菜を育てる事になっている。

 

鈴菜と父は亡き母の遺影を見ていた。

 

「鈴菜は上京して、友達は出来たか?」

 

「沢山出来たよ!」

 

「それは良かった。高知から上京して、

どうなるかと、父さんも心配していたよ。

急に東京に転勤になった時は、父さんも大変だったよ…」

 

鈴菜の父は転勤を繰り返している。

 

 

 

 

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