内気な歌姫   作:アッシュクフォルダー

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第三十話 もふもふ・アニマルカフェ

宮益坂女子学園 高等部 1年C組にて

 

「私達の出し物は、アニマルカフェになりました」

 

と、学級委員長が言いだす。

 

題して、(もふもふ・アニマルカフェ)である。

 

内容としては、動物の獣耳のカチューシャや、

メイド服を着て、喫茶をする出し物。

 

「遥ちゃんは猫耳で、私はウサギの耳のカチューシャか…

何か、恥ずかしいな」

 

その上、メイド服である。

 

「鈴菜ちゃんなら、似合うと思うなー

だって、アタシから見て、鈴菜ちゃんは、

結構、顔が良いと思うなー」

 

「咲希ちゃん、そんなことないよ…」

 

「えーいっちゃんと同じ位、髪の毛さらさらで、

いい香りがするよ~?」

 

「咲希。鈴菜ちゃんが困っているでしょう?」

 

「ご、ごめんなさいっ!」

 

「ううん。大丈夫だよ」

 

 

その後、宮益坂女子学園の文化祭が始まり、

1年C組に、みのり達が、やって来た。

 

「遥ちゃん!」

 

「いらっしゃいませー!もふもふ・アニマルカフェへ、ようこそー!」

 

「よ、ようこそ…!」

 

「うぅ…ようこそ…!」

 

と、張り切る咲希に対して、

鈴菜と一歌は動物のコスプレしながらメイド服を着ていた。

 

咲希はイヌの耳のカチューシャ。

鈴菜はウサギの耳のカチューシャ。

一歌はヒツジの耳のカチューシャを、それぞれ付けて、

三人共、メイド服を着ていた。

 

「わぁ…教室に、動物のぬいぐるみがいっぱい!」

 

クジャク、シャチ、タコ、イルカ、サイ、ゴリラ、ゾウ、

ライオン、トラ、チーター、ワニ、ヘビ、カメなど…

色とりどりの、動物のぬいぐるみが並んでいる。

 

「あっ、こっち!こっち!」

 

すると、志歩が…

 

「店内、可愛すぎて、目が見えない…!」

 

「えへへ、でしょ?でしょ?

アタシ達はアニマルカチューシャを付けて、

メイド服を着て、接客しているの!

アタシは、イヌの耳で、いっちゃんはクマの耳だよ!」

 

「と言う事は、遥ちゃんも、動物のカチューシャにメイド服姿!?」

 

「あっ、みのり。来てくれたんだ。いらっしゃいませ」

 

「は、はっ、遥ちゃんのネコ耳ー!キラキラ光って前が見えないよー」

 

「似合うかな?」

 

「似合いすぎて、倒れそうです!」

 

「そ、そっか…それじゃあ、みんな、席に案内するから、

みんな、ゆっくりしていってね」

 

遥と鈴菜が、注文の品を、みのりと志歩、こはねに渡した。

 

「お待たせしましたっ!」

 

「ご注文の、カスタードプリン、抹茶ムース、

シュークリームになります!」

 

「お、美味しそう…!」

 

「わぁ…!食べるのがもったいないくらい可愛いね…!」

 

「ふわふわしていて、逆に食べられない」

 

「かわいい~!」

 

「喜んでもらえて良かった。作る練習があまり出来なかったから、

少し心配だったんだ」

 

「えっ!?これ、遥ちゃんが作ったの!?」

 

「あっ、全部じゃないけど、市販のものを組み合わせて、

ちょっと可愛く盛っただけ」

 

「でも、遥ちゃんの作った、スイーツなら、

私は何でも喜んで食べるよ!食べられるだけでも最高のカフェでは!?

花里みのり!全身全霊で、食レポしますっ!」

 

と、みのりは遥の作ったスイーツを、嬉しい気持ち全開で食べていた。

 

 

 

 

 

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