高木雅利は、石瀬千尋と天宮悠里と一緒に、
ショッピングモールに来ていた。
「はぁ…疲れた…」
「雅利くん!何言っているの!デートはこれからだよ?」
「そんなこと言われても…」
俺と千尋と悠里は、同じ、幼稚園と小学校出身、
俺と千尋が、公立の中学に出て、
悠里が付属の女子校の中等部に通ってからは、
三人で、遊ぶ機会は、めっきり減ったのだったが、
今日は日曜日だったのか、三人で遊びに行くことになった。
「ねぇ、雅利くん、聞いている?」
「えっ、あっ、ごめん!ボーッとしちゃった…」
「もう!雅利くん!悠里たちのこと、ちゃんと、見ていてね!」
「私のことも、見てよね!」
「わ、わかった!ちゃんと見るから!」
「じゃあ、今日のお昼のおごりは、雅利くんね!」
「うん、わかったから」
三人でカフェへと、向かった。
「俺、ブラックコーヒーかな?」
「ブラック飲めるの?」
「一応、飲めるよ?」
「雅利くんは、オトナだな…他の男子とは違って!」
「だよね?なんか、理想の王子様!って感じ!」
「おいおい、それは、言い過ぎだよ…」
俺はブラックを頼み、千尋はカプチーノ、悠里はココアを、
それぞれ頼み、その後、レタスのサンドイッチを頼むのだった。
カフェから出た後、三人で俺の家に向い、
今は、俺と千尋と悠里が、俺の部屋にいた。
「雅利くんって、勉強が得意で、
いつも、私に五教科を教えているんだよ?」
「えー!悠里も、雅利くんに、五教科教わりたいよー!」
「でも、悠里は付属女子中学校だから、
七百中学とは、勉強のカリキュラムが違うからな…
まぁ、五教科は見れるだけ、見れるからな、
今度、俺に見せてよ」
「やったー!ありがとう!雅利くん!」
と、悠里は雅利に抱き着いた!
「あっ!悠里ちゃん、雅利くんに、抱き着いて、ずるーい!私も!」
千尋も、雅利に抱き着いた!
「千尋!悠里!いきなり、抱き着くなよ…」
「だって、カッコいいんだもん!」
「うん!カッコいいよ!」
二人のカワイイ美少女たちに抱き着かれて…
助けてくれ~!
「雅利くん、どうかしたの?」
「雅利くん、顔が真っ赤だよ?」
「そりゃ…そうだよ…」
「じゃあ、一緒に寝よ!」
「こっち、こっち!」
「ちょ、ちょっと!」
俺は千尋と悠里の間に挟まれながら、
ベッドで、寝ていた。
「ねぇねぇ、悠里と千尋ちゃん、どっちが好き?」
「…」
「悠里だよね?」
「私だよね?」
「選べないよ…だって…俺…」
「こはねさんが、好きなんでしょう?」
「う、うん…」
「でもね、私も悠里ちゃんも、雅利くんのこと、好きだから!」
「う…うん…」
「忘れないでね?まだ、雅利くんのこと、諦めたわけじゃないから」
「そんなこと言われても…」
俺は悩むのだった。