高木雅利には、女の子の、友達がいた。
石瀬千尋と天宮悠里という、女の子の存在だった。
千尋と悠里にとって、雅利は、想い人のようで、
王子様のような存在。
千尋と悠里は、雅利に対し、恋心を抱いていた。
そんな、ある日の朝、石瀬千尋は起床するのだった。
「ふぁっ…眠いなぁ~」
千尋は、歯を磨き、朝ご飯を食べて、
外出するための服に着替えて、出かけるのだった。
「行ってきまーす!」
しばらく、歩いていた。
「今日は悠里ちゃんとのデートの日…
だけれど、雅利君がいないな…」
「千尋ちゃん?」
「あっ、悠里ちゃん!」
と、悠里は千尋にハグをした。
「えへへー気持ちいいでしょう?」
「うんっ!悠里ちゃんって、肌がスベスベで気持ちいいね!」
「ふふっ、ありがとう!千尋ちゃん!
あっ、ねぇねぇ、早く行こうよ!」
「うん!」
しばらくして、千尋と悠里は、手を繋いで歩いた。
「ねぇ、千尋ちゃんって、雅利くんのこと、
どう思っている?」
「うーん…大切な人かな?」
「悠里もだよ!雅利くんのこと、大切に思っているよ!」
「お互い様だね」
「そうだね」
「でも、雅利くん、私と悠里ちゃんの事、
あんまり、見てくれない気がする…」
「悠里もそう思う、ひょっとして…」
「まさか…ね」
しばらくして、歩いていると、ショッピングモールへと、
辿り着くのだった。
千尋は、以前から、悠里に対して、
恋心を持っていた、女の子同士のはずなのに、
どうして、彼女が好きになるのか、
正直言って、意味が分からなかった。
千尋と悠里は、別々の学校に通っている。
千尋は、公立の共学校
悠里は、私立の女子校
中学に上がった今でも、時より、遊んでいるのだった。
嬉しくて、悲しい気持ちが、
千尋の心に渦巻いていくのであった。
そして、しばらくして、服が売っている、
お店へと、辿り着いた。
「可愛い服…着てみる?」
「私が…?」
「雅利くんを振り向かすには、
まず、オシャレしないと!」
「そうだね、悠里ちゃんは?」
「悠里はね…この服かな?」
「すっごく、似合う!」
「ありがとう、千尋ちゃん!」
私は悠里ちゃんのことが好きだ、
恋の感情や、懸想に、当てはまるべき言葉であった。
「試着してみようよ!」
「うん!」
二人は試着するのだった。
「似合う!買おうよ!この服!」
「悠里ちゃんは、白が似合うね」
「千尋ちゃんも、白が似合うよ?」
「そうかな?」
「そうだよ!」
こうして、二人で服を買うのだった。
服を選んでいたら、中学生が帰る時間帯になった。
近くにある、アイス屋で、
二人はバニラとイチゴの、アイスカップを食べるのだった。
アイスを食べた後、また、手を繋いで、帰路に着くのだった。
「今日も楽しかった!また、遊ぼうね!
ありがとう!悠里ちゃん!」
「悠里も楽しかった!また、遊ぼうね!千尋ちゃん!」
「ねぇ、千尋ちゃん」
「?」
近づいてくる、すると…
チュッ
「大好きな人には、キスをするじゃない?
だから…これは、一番大好きな友達の、千尋ちゃんへのキスだよ!」
「は、反則だよ…悠里ちゃん…」
先ほどまで、触れていた、柔らくて甘い唇は、
思いを巡らせるのだった。
こうして、二人のデートは、終わりを迎えるのだった。