小動物で内気な幼馴染   作:アッシュクフォルダー

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第十七話 狂気の沙汰のデート

今日は、俺と石瀬千尋ちゃんと、

天宮悠里ちゃんの三人で、

ショッピングモールで、お買い物だったが…

 

千尋と悠里の様子が、明らかにおかしい。

 

何かあったのか…?

 

「雅利くん、もっと、私のことを、

見て欲しいな」

 

「悠里のことも、見て欲しいな」

 

「う、うん…」

 

頷く事しか、出来なかった。

 

やって来たのは、中学生と高校生の女の子、

御用達のアパレルショップ。

 

今どきから、大人っぽい服装まで、

取り揃えている、お店だ。

 

「雅利くんに、決めてもらうね、

どんな、服が似合うか」

 

「悠里の大人っぽさ、

雅利くんに見て欲しいな」

 

「うん…」

 

彼は相当浮かない顔をしている。

 

色々なコーディネートを見た、

千尋ちゃんと悠里ちゃん、

どの服も、似合っているとは思い、

特段とコレと、思うのが見当たらない。

 

「どのコーディネートが、よかった?」

 

「ねぇねぇ、教えてよ」

 

「えっと…これと、これかな…?」

 

「雅利くん、センスいいね。

私は、カワイイ服が似合うんだね」

 

「悠里は、ちょっと背伸びした方が、

似合うみたいだね」

 

二人とも、納得している様だ。

 

「ねぇ、雅利くんの家、誰もいない?」

 

「あっ、今日は、俺以外、誰もいないけど?

親は共働きだし」

 

「じゃあ、寄ってもいい?」

 

「悠里からも、お願いっ!」

 

キラキラと純粋無垢な瞳で、

俺に面と向かって言っても、困るのだが…

千尋と悠里のお願いなら、出来るだけ、聞きたい。

 

「わ、わかったよ…」

 

雅利の家、もとい、マンションの203号室にて…

 

「ねぇ、雅利くん、私と悠里ちゃんが、

一緒に料理を作るね!」

 

「冷蔵庫の中、あったかな…?」

 

「何が食べたい?」

 

「私、肉じゃがと、オムライスが作れるよ?」

 

「悠里は、料理をするの苦手で…」

 

「大丈夫!私と一緒に、作ろうよ!

悠里ちゃん!」

 

「うんっ!雅利くんを喜ばせよう!」

 

「じ、じゃあ…期待しておくね…?」

 

その後、俺は千尋と悠里が作った、

オムライスと肉じゃがを食べようとしていた。

 

「いただきます」

 

と、俺が、ある程度、食事をしていたら、

だんだんと、眠気が襲い掛かり、

次第に、意識が遠のき、意識を失った。

 

目が覚めると、自分の部屋にいた。

 

どういう訳か、身動きが、全く取れなかった。

 

なんだろうか…?体が妙に重たく感じる。

 

「ねぇ、雅利くんは、好きな人いる?

私のこと好き?大好きだよね?」

 

「悠里のこと好き?大好きだよね?」

 

「愛しているよね?」

 

「どうして、悠里のことを愛してくれないの?」

 

「好きな人がいるのは、わかっているんだから…」

 

「うぅ…」

 

わかってはいた。ダメだとは、思っていた。

 

もはや、どうしたいいのか、

自分のやった過ちを、後悔しても遅かった。

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