小動物で内気な幼馴染   作:アッシュクフォルダー

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第十八話 病んだ二人の恋の行く末

石瀬千尋と天宮悠里は、

異常に病みはじめている。

 

雅利くんに、好きな人が出来たことに対して、

横取りしたり、奪い取ろうとしていた。

 

もちろん、彼だって、

千尋と悠里を、傷つけたくないとは、

わかっていはいたが…

 

とはいえ、俺は昏睡状態になっていた。

 

千尋に右腕、悠里に左腕を掴まれている状態で、

身体が全く言う事を聞いてくれなかった。

 

「こ、これは…!」

 

思った以上に体が動いてくれない状態だった。

 

 

千尋と悠里は、瞳がハートで、

キラキラになっていて、俺に顔を近づいてきた。

 

ダ、ダメだ…!俺に近づくな…!

 

「ねぇねぇ、雅利くん?」

 

「聞いているの?雅利くん?」

 

「ひどいよね?雅利くんには、悠里か千尋ちゃんしか、

いないのに!」

 

「私の雅利くんだよね?」

 

「悠里の雅利くんだよね?」

 

「…!」

 

中学生だからか、身体的にも、精神的にも、

大人に近づこうとしている、千尋と悠里。

 

世間一般から見たら、思春期のようだ。

 

「私はね、雅利くんと結婚したいの、

それでね、幸せな家庭を築きたいの」

 

「悠里もね、雅利くんと結婚したい。

たくさんの愛情を注げるよ。もう、注げてますけど」

 

「…うぅ…!」

 

苦しい…千尋と悠里に、腕を掴まれて、

身動きが全く取れない!

 

「悠里たち、幼馴染なのに、

こんなにカワイイ幼馴染なのに、

どうして、他の女の子と付き合っているの?」

 

「ひどいよ、雅利くん。

私の愛が足りなかったのかな?」

 

「お、俺は…その、好きだから…」

 

「誰が?私だよね?私だけを見て欲しいな」

 

「悠里だけを見て欲しいな」

 

いくらカワイイ幼馴染でも…

誰よりもカワイイ美少女でも…

 

すると、千尋と悠里が脱ぎ始めた。

 

バサッと音がした。

 

雅利は、慌てて後ろを向いて、

目を手で隠して、顔を真っ赤にした!

 

「や、やめろ!こんなところで、脱ぐな…!」

 

「雅利くんは、もう、大人だから、

私のブラジャーとショーツ姿を見て、

いやらしい気持ちには、ならないよね?」

 

「悠里はね、雅利くんのこと、誘惑できるよ?

こんなに、カワイイ女の子が、

ブラジャーとショーツ姿なんだよ?」

 

千尋と悠里は、ものすごいスピードで、

雅利に近づいて、再度、腕を掴んだ。

 

「ねぇ、今日、親は帰ってこないよね?」

 

「うん…」

 

「じゃあ、朝まで一緒に寝よ!」

 

「悠里と千尋ちゃんが、いっぱい、愛情を注いであげる」

 

「あがっ…!」

 

その夜、右には悠里、左には千尋が、

雅利の腕を掴んだまま、彼女たちは、

ブラジャーとショーツ姿のまま、俺と一緒に寝るのだった…

 

当たり前だが、一切、眠れなかった。

 

おかげで、寝不足になった…

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