小動物で内気な幼馴染   作:アッシュクフォルダー

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第十九話 七百中学の文化祭

11月に入り、その月のある日の出来事だった。

七百中学校で文化祭が始まっていた。

 

第46回。七百中学校。文化祭。

各三学年、各クラスは、遊戯系の催しを必ずやり、

合唱コンクールも行われる。

高木雅利と石瀬千尋などが所属する2年2組は…

 

「俺らのクラスは、輪投げコーナーをするみたいだな」

 

「わなげやボール救い、的当て、ダーツ、ビリヤード、

オセロやチェスとかあったね」

 

「後、スーパーボールすくいも」

 

「色々な遊戯系の模擬店をするんだね」

 

「あぁ。俺は店番をしておくよ」

 

「あっ!高木君!私も手伝うよ?」

 

「ありがと」

 

と、俺は石瀬と一緒に店番をすることになった。

輪投げコーナー。1回100円。

どのクラスも全て遊戯系の店で一回につき100円と定められている。

 

「雅利くーん」

 

「どーした?千尋?」

 

「私、雅利君が好き」

 

「いきなり、何言いだすの?」

 

「だって、事実じゃん」

 

「…」

 

「雅利君は、こはねちゃんがいるでしょう?」

 

「…」

 

「私や悠里ちゃんより、こはねちゃんが好きなの?」

 

「う、うん…」

 

「私は諦めないよ」

 

「…」

 

俺は複雑な思いでいっぱいだった。

 

「あっ!雅利くん!千尋ちゃん!」

 

「悠里ちゃん!」

 

「悠里」

 

「ねぇねぇ、今の話、聞いていたよ?

悠里も雅利くんが好き。でも、どうして、

雅利くんは、こはねちゃんなの?」

 

「…理由なんて…」

 

「年上が魅力に感じたの?同い年より」

 

「うぅ…」

 

「悠里も諦めないから」

 

「おい、雅利」

 

「土門」

 

「お前はモテモテだなー

異性ばっかり寄って来て、いいなー」

 

「…嫌味かよ…」

 

高木雅利は、異性ばかり寄って来て、

男子と絡んだことは、ほぼ無しだった。

 

「雅利くんは、カワイイ女の子にモテモテだね~」

 

「顔も良いし、頭も良いし、運動もある程度、出来るし!」

 

「向かうところ、欠点が無いね!」

 

「がり勉でもスポーツマンでもあるまいし…」

 

「文系と理系、どっちが出来る?」

 

「どっちも、優れているからね~雅利くんは!」

 

「将来が保証されているからな~将来の夢は?」

 

「親父からは、医者になれって、一応言われているけど…」

 

「雅利くんとしては?」

 

「そりゃ…手に職を付けたり、可能性を広げる意味としてなら、

医者を目指すのも、悪い事では無いけど…」

 

「東都大学の医学部に行くの?」

 

「話が飛びすぎ。俺はそこまで頭良くねぇし、

いくら、学年で2位の成績の俺でも、難しいよ…」

 

「期待しているんだから!もちろん!私を選ぶよね?」

 

「千尋ちゃんより、悠里を選んで欲しいなー」

 

「お熱いですな~モテモテですなー!」

 

「土門、邪魔だ」

 

「はーい」

 

雅利の気持ちは、さらに複雑になっていった。

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