こはねは、恋心に揺れていた。
高木雅利とは、長い付き合いだし、
何よりも、こはねの心の支えとなっている。
だから、彼に対して、
必然的にも、恋心を抱くようになったのだった。
こはねは、杏に、恋の事を相談するのだった。
「なるほどね…」
「どうしたら、私と雅利くんが、結ばれるだろう…」
「まぁ、雅利くんも、本当は、こはねのこと
一番に考えていると、思っているけど、
でも、まさか、恋するなんてね」
「雅利くんが、他の女の子と、
付き合っていたら、どうしよう…」
「うーん、それは、考えられないかな?」
「どうして?」
「だって、本人も言っていたし、女友達だって!」
「そっか、じゃあ、雅利くんには、彼女が…」
「いないよ、絶対」
「そ、そうだよね…聞かないと…ダメかな?」
「うーん、まぁ、聞いてみたら?
聞かないことには、何も始まらないし!」
「えっ、そ、そんなこと言われても…」
「こはねの内気さは、この数日でよくわかった
その中で、イベントに出られるくらいの、
勇気があるから、大丈夫!」
「そっか…そうだよね!聞いてみないとね!」
こはねは、決意を固めた、
雅利くんと、恋人になるんだと、決めるのだった。
自分に嘘はつかない、頑張って、事の真相を聞くんだ!
そう、こはねは、覚悟を持つのだった。
後日、日曜日になり、公園に向かった。
「こはねちゃん…話って何?」
「他の女の子と話しているみたいだけど…
どんな関係なの?」
「この二人はな…俺の大切な友達なんだ」
雅利の口から出た、言葉は、予想通りの内容だった。
しかし、ここからが、本題だった。
「キスとか、してるの?」
「ちょっとだけ…」
と、雅利は、顔を真っ赤にして、そう言った。
「キスもしたんだ…好きだったからかな?」
「うん、憧れの気持ちもあるけど、
でも、恋愛的に好きになるのは、まだ、先の話だし…」
「じゃあ…彼女は、いるの?」
「まだ、いないよ」
「じ、じゃあ…わ、私と…付き合ってくれませんか!?」
「えっ?」
「私、ずっと前から、雅利くんのことが、好きだったの!
だから…こんな、私だけど…
でも、いつも、そばにいてくれて、助けてくれて、
それで、本当に感謝している!
だから!私と付き合ってください!お願いします!」
と、こはねは、お辞儀をした…
そして、答えは…
「うん、いいよ」
「えっ?本当に?」
「うん、俺も前から、こはねの事が、好きだった、
だから、俺からも、お願いするよ」
「雅利くん…ありがとう!」
「どういたしまして」
こうして、こはねの恋心は、実を結ぶのだった…