12月30日。大晦日の前日。
VividBADSQUADとMOREMOREJUMP!の合同ライブが行われていた。
そこには、高木雅利が観客として参加していた。
「あっ、雅利くん!来てくれたんだ!」
「うん。こはねちゃんの歌。また、聴けて嬉しい」
「あっ!雅利くん!」
「雅利くん!こっち!」
「あーごめん!また、後でね!」
「うんっ!」
と、こはねは満面の笑みを浮かべた。
石瀬千尋と天宮悠里に掴まれて、
高木雅利は、見通しの良い、観客席へと向かった。
「おいおい、あんまり、引っ張るなよ…」
「だって、イチャイチャしていたから」
「どうして、私を選んでくれなかったの?」
「悠里を選んでくれないの?」
「そんなこと言われても…」
「今日だけ、私だけの雅利くんだよ」
「悠里だけの雅利くんじゃないの?」
「う、うん…」
(そうしておこう…)
と、高木雅利は、こはねに申し訳無いと思いつつ、
千尋と悠里のワガママを、冬休み中、聞くことになった。
「七百中学校の始業式が終わるその時まで!
言うこと聞いてね?」
「はい…!」
「悠里の言う事もだよ?」
「わかりました…!」
そろそろ、ライブが始まろうとしていた。
VividBADSQUADとMOREMOREJUMP!の、
それぞれのライブと、
みのり、遥、こはね、杏の4人のシャッフルユニット迄あり、
何だったら、自作の楽曲を歌で披露した。
控え室にて。
高木雅利が、どうにか辿り着くのだった…!
「雅利くん…私ね、雅利くんといると落ち着くの」
「あーこはね!私を差し押さえて、
どうして、彼を選ぶ訳?」
と、杏が言いだす。
「杏ちゃんは女の子として好きで…
でも、男の子としては、雅利くんが好きなんだ…」
「何じゃそりゃ…」
「恋は盲目…このことだな」
と、彰人と冬弥が私見を述べた。
「ねぇ、雅利くん。これからも、ずっと一緒にいようね。
約束だよ?」
「うん。約束」
僅かに不確かな約束をした後、
石瀬千尋と天宮悠里の元に、戻った。
「雅利くん!除夜の鐘!聴きに行こうよ!」
「悠里も!一緒に聴こうよ!」
「わかった、わかったから…!」
明日、12月31日に、除夜の鐘を聴きに行って、
神社で初詣する予定の模様。
12月31日の夜。除夜の鐘を聴きにった。
その後、神社へと向かい、新年が来るのを待っていた。
「雅利くんと悠里ちゃんと一緒に、初詣が出来て、
嬉しい!」
「悠里も嬉しい!
これからも、ずっと一緒にいようね!雅利くん!」
「あぁ、これからも、ずっと、だな…」
年末年始も良いなと、彼は思うのだった。