小動物で内気な幼馴染   作:アッシュクフォルダー

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第二十二話 謹賀新年

高木雅利と石瀬千尋、天宮悠里は、三人で初詣に出掛けていた。

 

「あけましておめでとうございます。雅利くん!」

 

と、千尋と悠里の声が聞こえていた。

 

「あけおめ。二人共」

 

「何で略すの?」

 

「あっ、あけましておめでとうございます…」

 

と、雅利がお辞儀をした。

 

「今年も私と一緒にいようね!」

 

「悠里の事も忘れないでね?」

 

「わかってるって…」

 

1階100円のおみくじを引いた。

千尋と悠里は大吉だが、雅利は末吉である。

 

「末吉だ」

 

「そんなに、落ち込まないの?」

 

「別に、あまり気にしない」

 

「そっか」

 

「じゃあ、悠里と千尋ちゃんが、幸せを分けてあげる!」

 

「うん!雅利くんの一年に幸せを!」

 

「ありがとう…二人共…」

 

「雅利くん!一緒に屋台巡りしようよ!」

 

「私とも一緒に行こうよ!」

 

「わかった。三人でな」

 

屋台巡りの途中で、こはねと杏に出会った。

 

「あっ、雅利くん!あけおめ~!」

 

「あけましておめでとう。雅利くん」

 

「ひょっとして、雅利くんの友達?」

 

「はい」

 

「雅利くんって、女の子の友達、結構多いね~?」

 

「は、はい…」

 

「今年も、よろしくね。雅利くん」

 

「ありがとう。こはね」

 

こはねと杏と別れた後…

 

「雅利くん。こはねさんと付き合っているみたいだけど、

でも、私は雅利くんが好き。

雅利くん以外に好きな人がいないから」

 

「悠里は雅利くんのことが好き。

こはねさんと付き合ったとしても、

悠里も雅利くんのことが大好きだから!」

 

「私はもっと好き」

 

「ストップ!ここで言い争わないで!」

 

「わかった」

 

「うん…」

 

三人でいちご飴を食べた。

なお、千尋と悠里の分も、雅利が支払った。

 

「三人分も支払うなんて」

 

「凄いね」

 

「まぁ…たまたま、貯金していたから…」

 

「雅利くんは偉いなー」

 

「偉くないよ…全然、そんなに」

 

「雅利くんは、どこの高校に行くの?」

 

「俺は神山の全日に行くつもり」

 

「悠里は、そのまま、高等部に進学するよ?」

 

「悠里ちゃん。女子校の中等部だよね?」

 

「うん。千尋ちゃんは?」

 

「千尋も、悠里ちゃんの学校の高等部を受験するつもり」

 

「わかった。また、高校で会えるね」

 

「うんっ!」

 

「こうやって、一緒にいられるなんて、小学生の時以来かな?」

 

「一緒だったからね」

 

「悠里は、千尋ちゃんや雅利くんと、

これからも、ずっと一緒にいたい!」

 

「私も!雅利くんと悠里ちゃんと一緒にいたい!」

 

「ずっと一緒にいられたら、幸せ…うん。

きっと、そうだよね」

 

雅利と千尋と悠里は、小学生時代からの幼馴染。

雅利と千尋は公立の中学。

悠里は女子校の中等部。

 

と、通っている学校は違うが、それでも、交流は続いている。

 

 

 

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