こはね、遥、冬弥、雅利は、化粧品のコーナーにやって来た。
「えっと…この辺りかな…?」
すると、冬弥が…
「これは、凄いな…!」
「どうかしたの?」
「青柳くん?どうしたの?」
「いや、遠目で何度も見たことはあるが、
実際に入るのは、初めてで驚いてしまった。
化粧品には、色々な商品があるんだな。
ペンのような形のものだけでも、
かなりのバリエーションが豊富で、なぜこんなに…」
「いや、俺も驚きだよ…」
「ふふっ、確かに最初はビックリしますね。
実は見た目は似ていても、それぞれ使い方が違うんです。
眉毛を描く用だったり、アイラインを引く用だったり、
後は、リキッドとか、ジェルとかあって、
素材によって、描き心地が違ったりするんですけど、
その辺りは、選びながら説明しますね…」
「桐谷さん。ありがとうございます」
「なるほど…ありがとうございます」
「あっ、遥ちゃん!このアイシャドウパレット。
バレンタイン限定の色みたいだよ」
「本当だ。チョコレートの色みたいで、可愛いね。
バレンタインメイクにもピッタリだし、
今回は、これを使ってみようか」
「ブラウン系とオレンジ系の二色があるのか。
しかし、どうやって選べば…」
すると、遥が…
「そうだね…青柳くんも高木くんもクールな印象があるから、
青系統でも似合いそうだけど、
ブラウン系で、ビターチョコレートっぽい雰囲気に、
まとめると良いかもしれないですね。
肌色的にも、落ち着いた色合いが似合いそうですし」
「肌の色まで考えるのですね…」
「そこまで考えるとはな…!詳しいですね」
「ふふ、仕事柄で勉強しているので、役に立てて良かったです」
「ありがとうございます」
「それじゃあ、残りのコスメを選ぼっか」
その後、4人はパウダールームへ向かった。
「必要な物は全部買い揃えた…かな?」
「うん。そうだね。じゃあ、早速、メイクしていこっか」
すると、冬弥が…
「すみません。それなんですが。
もし、よければ、自分でやりたいです」
「え?」
「上手く出来るかは、わかりませんが、
こういう経験は初めてですし、出来れば、
自分でやってみたいです」
「もちろん。いいですよ。
じゃあ、私がお手本を見せますから、
真似して、やってみてください」
「はい。よろしくお願いします」
その後、冬弥は、メイクを初めて経験した。
雅利は、こはねに教えながら、やってみた。
「アイシャドウ。綺麗なグラデーションになっていますね」
「本当ですか?良かったです」
「すごい…アイシャドウを入れるだけでも、
こんなに印象が変わるんだ」
「影が入ると、立体感が出て目元がハッキリするからね。
アイラインを引くと、もっとメリハリが付くと思うよ?」
「アイライン…って…?」
「確か、まつ毛の生え際や、目尻に線を引くような感じでしたね。
俺に出来るだろうか…?」
「ジェルタイプのペンは失敗しにくいので、
そんなに身構えなくても、大丈夫ですよ。
簡単なやり方もあって…」
その後も、メイクが続くのだった。