小動物で内気な幼馴染   作:アッシュクフォルダー

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第二十五話 メイクに撮影に

遥とこはねが、冬弥と雅利の為に、メイクをしていた。

 

「最後にブラシで取った、リップを薄く塗って完成です」

 

「はい。これで、どうでしょうか?」

 

「いい感じですね!」

 

「雅利!出来たぞ!」

 

「よ、よかったですね…!」

 

と、雅利が思わず、少しだけ、ゆっくりと拍手した…

 

「お疲れ様。青柳くん!」

 

「あぁ。メイクとは、想像以上に神経を使うんだな」

 

「本当にそうだよ…」

 

「雅利くんも!ほら!似合っているよ!」

 

「こ、これが…俺か…?」

 

「雅利も似合っているぞ」

 

「ありがとうございます…こう言うのは不慣れで…」

 

「細かい作業が多いですからね。

でも、初めてなのに、すごくキレイに仕上がっていると思います」

 

「桐谷さんが教えてくれたおかげです。

本当にありがとうございました」

 

「ふふ、どういたしまして。

それじゃあ…次は撮影だね」

 

「うん…!」

 

(遥ちゃん。すごいな…

バレンタインに合っているだけじゃなくて、

青柳くんや高木くんに合ったメイクまで、

考えてくれるなんて…

それに、青柳くんのメイクも完成度が高く仕上がっている…!

三人が頑張っている分、私も良い写真が撮れるように頑張らないと!)

 

「撮影場所は小豆沢が考えているらしいな」

 

「いくつか、候補があるけど…このメイクに合わせるなら…」

 

そして、こはねが選んだ撮影場所として、神山通りにやって来た。

 

「ここが、最初の撮影場所か」

 

「そうですね…しかし、どうして、ここにしたの?」

 

「えっと、今回の青柳くんと高木くんのメイクは、

ビターチョコをイメージした、

クールで落ち着いた感じのメイクだよね。

だから、その二人の大人っぽさが強調されるように、

撮りたいから、この場所を選んだんだ」

 

「大人っぽい、カッコよさか…」

 

「この路地は、落ち着いた雰囲気だから、

イメージに合った写真が撮れると思うから。

それに、この時間だと…あ、あそこ!

あの壁に光が当たって、すごくオシャレなんだ!」

 

「なるほど…さすがは、小豆沢。よく考えてるな」

 

「こはねちゃん。ナイスアイディアですね…!」

 

「えへへ…!ありがとう」

 

「コンセプトも良いね。

サイトを見た感じ、可愛らしさをアピールしている、

写真が多かったから、差別化できそう」

 

「では、ポーズはオトナっぽいのが良いのか?」

 

「それが、良さそうですね」

 

「雑誌で見たものだが、こういうのはどうだ?」

 

「あ、私は良いと思う!青柳くんらしさを感じる!」

 

「俺はどういうポーズが良いのか?

こういうのとか…!」

 

「あっ、それでも良いと思う」

 

「二人共、路地の雰囲気に合っているよ。

ただ、もう少しメイクに視線を、

誘導できるポーズにした方が良いかもしれません。

例えば、顔の近くに、口元を手で添えてみるとか…?」

 

「となると…」

 

青柳冬弥と高木雅利は、少し考え込んでいた。

 

「あ…すごい。二人共、手を添えただけなのに、

雰囲気や感覚が掴めている!

自然と顔に目がいくようになったよ!」

 

「本当か?よかった…」

 

「ポーズはバッチリだし、後はカメラマンにお任せかな?」

 

「そ、そうだね…!じゃあ、二人共、撮るよ!」

 

こはねが冬弥と雅利の写真を撮った。

 

と、写真を撮る辺り、こはねが数枚ほど、冬弥と雅利の写真を撮った。

 

「イメージ通り撮れたよ!二人共!少し待っててね!」

 

「あぁ、わかった」

 

「はい」

 

「こはね。何だか、カッコイイね」

 

「えっ?カ、カッコイイって…?」

 

「本当にプロのカメラマンさんみたいで、ビックリしちゃった。

さっき、細かく調節したみたいだけど…?」

 

「レンズに入る光の量を調整して、背景にボケを入れたんだ。

一部の写真に入れてみたけど、

こんな風に、ボケ具合を変えられるんだよ」

 

「こはねは、カメラに詳しんだね」

 

「えへへ…!お父さんが好きだから、その影響で…

じゃあ、別の角度からも撮ってみようかな?

青柳くん、高木くん、こっちに目線をお願いしても良いかな?」

 

「わかった」

 

「あぁ」

 

と、こはねが再び撮影をするのだった。

 

その後…

 

「簡単にだけど、レタッチも終わったよ」

 

「これは…凄い!」

 

「鮮やかな色になっているな」

 

「コンセプト通り、オトナっぽいカッコよさがよく出ている」

 

「ふふっ、よかった。

じゃあ、写真をサイトに投稿してみるね」

 

その後、こはねが、雅利と冬弥の写真を投稿した。

 

「どんな反応が来るか、楽しみだな」

 

と、こはねがワクワクしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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