その光景にゴールドシップでさえ口を噤んだ。
「最後の直線500メートル! ここまで一気に駆け抜けて来ましたスペシャルウィーク脚はまだ持つか!? 先頭争いは3人のウマ娘の叩き合い! まだ粘るぞスペシャルウィーク! 内からグンッと前傾、サイレンススズカ脚色は衰えない! ハナを征くサンジェニュインの1馬身リードをじわじわと浸食して、2人のウマ娘が絶対女王を追い詰めている! ッ逃げ切れるのかサンジェニュイン、追いすがるサイレンススズカとスペシャルウィークがここで並ぶか、ッ並んだ!? 並んだ! 並んだ残り200メートルだッ!」
ワールドロイヤルカップ本戦。
洋芝2400mで繰り広げられるその熱戦は人々の魂を釘付けにした。
目がそらせない。その一完歩に。その呼吸に。その瞳に。
溢れ出る闘志のすべてを拾い上げるように、多くのウマ娘が見つめ、そして息を飲んだ。
絶対の逃げウマ娘。
誰にも並ばれなかった、ライバルたるディープインパクトとハーツクライを除いて。
太陽に踏める影などないのだと、誰もが言っていた。
でも今、その影を踏む者が居る。
もがき、苦しみ、揺れ、ふらつきながらそれでも、必死に食らいついて踏み荒らす者が、そこに、ふたり。
「お姉様……ッ!」
たとえスピカと行動を共にしようと、シルバータイムの心はサンジェニュインの側にある。
太陽を見上げるのと同じくらい自然と姉を目指してきた。その足取りが一度止まったとしても、視線だけはまっすぐそこにある。
シルバータイムの口は応援の形を作り、拳が握られ、前のめりになった姿勢のすべてに尊敬が滲んだ。
ゴールドシップはそれこそを眩しく思う。愛おしく素晴らしく思う。
俯いていた顔が上がる。それはまるで、しぼんだつぼみがまた首を上げて、花開こうとしているようで。
その美しい瞳に宿るものがどうか、闘争心であれと、祈っていた。
■
全力を出し尽くしたスペシャルウィークとサイレンススズカは疲労困憊だった。
スペシャルウィークをウオッカとダイワスカーレットが、サイレンススズカをトレーナーが支えるようにして歩いている。
怪我はないようだが、とにかく疲れ切っているのだろう。
ゴールドシップはそれぞれの頭をかき混ぜるように撫で回してから、力一杯に抱きしめた。
言葉よりも行動こそが雄弁にふたりを慰める。
頑張ったな、も、惜しかったな、もいらない。
そのぬくもりに万感が籠もっているのが分かったから、ふたりは静かに顔を見合わせ、揃って微笑んだ。
そんなふたりの前に、白髪のウマ娘が立ち止まる。
キラキラ光る瞳は、深い青緑に見えた。
「おふたりとも、お疲れ様でした」
深い深呼吸をふたつ。
意外にも、シルバータイムが口にしたのはそんな短い言葉だけだった。
けどゴールドシップには分かる。ずっとシルバータイムを見ていたゴールドシップにだけは
誰もがサンジェニュインを目指しながら、しかし太陽は見上げるものと諦めていた頂点へと突き進んだ、特別な
その揺らぐことのないまっすぐな軌跡。
控え室戻ったスペシャルウィークとサイレンススズカを見送った後、シルバータイムがぽつりと漏らした。
「前にお姉様が言っていた。『努力が裏切るんじゃない。諦めが、努力を裏切るんだ』って。……あのふたりを見ると、そういうことか、と思えてしまうんだ。そういうことだったのか、と」
どんなに厳しい状況であっても粘り強く走り続けること。
そのものに、ウマ娘が走り続ける意味のすべてがある。
ふとゴールドシップは思い出した。
最初の凱旋門賞を制した時、サンジェニュインが似たようなことをインタビューで語っていたな、と。
『努力を裏切るのは諦めです。……諦めないことが、優駿の証であると、わたくしは、証明しましたよ』
ずっと遠いところを見ていた。
向けられたマイクに語っているように見えて。
向けられたカメラを見つめているように見えて。
それは誰もが知り得ない遙か遠くへと、応えているようだったと。
今ならそれが誰に応えた言葉なのかが分かる。
ここにいる、この世界のありとあらゆる場所にいる太陽の
──
そして問いかける。
──
ライブビューイングのスクリーンを見つめるシルバータイムの横顔は、どこか決意に似た光で満ちていた。
■
シルバータイムがスピカに正式に加入したのは、ロイヤルカップから間もなくのことだった。
ジャスタウェイごしにそれを聞いたゴールドシップは飛び上がり、ゴルゴルキックで祝福した。
「これで揃っちまったなあ……トレセン学園の赤い三連星が、ナ!」
「赤いのあんただけでしょーが」
「早くも瓦解しそうな三連星ですね、それ」
撃てば響く、ではなく打てば響く返しにゴールドシップが満足げに笑う。
そう、これを待っていた。三人そろってバカみたいにはしゃぎながら歩く道。
その道程に何が起ころうと、ゴールドシップは笑える自信があった。
この時は。
そうして8月の某日。
加入早々にシルバータイムはメイクデビューを迎えた。
札幌レース場は国内でも数少ない洋芝という特徴がある。
その深さは欧州のそれとは毛色が違うが、野芝で構築されたその他のレース場よりは断然深みのあるレイアウトと言える。
この時期の札幌にしてはやや暑い中、シルバータイムの白くうねりのある髪が風を切った。
爆音を鳴らして前へ、前へ。
エグれた芝の無残な姿には見覚えがあり、駆け抜けた影を踏める者は ── いなかった。
「チーム・スピカ、シルバータイム! なんとも華麗なデビュー勝ち! 評判通りの力強さは見せつけ、世代の主役を早くもアピールです!」
少し前。挫け、立ち止まり、俯いたシルバータイムから誰もが視線を逸らした。
期待外れだ、失敗だとラベリングして、そこから這い上がる過程の一切を無視して。
そして今。
つぼみのまま真っ直ぐと首を上げたシルバータイムを、手のひら返して称賛する。
これがレースであり、これが現実であり、これが当たり前であるとわかっていながら、ゴールドシップは息を吐いた。
文句ならいくらでも言える。
でもここでゴールドシップが騒ぐのは無粋だろう。
ただひとり。称賛を浴びながらも背を向けて空を仰ぐシルバータイムが瞼を伏せている。
次に開いた時。その目には翌年のクラシックシーズンだけが見えているのだ。
気高く咲いて見せると、ただそれだけが。
── けれど、シルバータイムはいない。
二冠ウマ娘になったゴールドシップの側に、その輝きは、ない。
■
ゴールドシップのクラシックシーズンは共同通信杯の勝利からスタートした。
前走のホープフルステークスではアダムスピークに届かず敗れ、クラシック参戦を確実にするためにもあと1勝が欲しかった。
スピカのトレーナーはなるべく1レースにチームメイトが激突しないようローテーションを組んでいる。
だからトライアルレース・弥生賞に進んだシルバータイムとは異なり、皐月賞へ直行。
弥生賞を勝ち上がったシルバータイムと本戦でかち合うことになると、ゴールドシップも、シルバータイム本人でさも思っていた。
しかしシルバータイムは負けた。
コスモオオゾラの強襲を凌ぎきれず、ホープフルSから連敗。
それでも本戦での巻き返しもあり得ると、トレーナーもファンも言う。
実際にシルバータイムはそのつもりで出走してきた。まだ光る瞳で、挑んできた。
レース当日。1番人気はトライアル勝ちのウマ娘でもゴールドシップでもなく、シルバータイムだった。
皐月賞ウマ娘でもある姉の再現を願われての人気。
期待を背負って、その足は開門と同時に前へとひた走った。
大逃げを見せるシルバータイムに、逃げ先行を得意とするゼロスとメイショウカドマツが揃って猛追。
レースは早くもハイスピードにもつれ込んでいた。
よく言うだろう。レースに負けるつもりで挑んでくるヤツはいない、と。
ゼロスもメイショウカドマツも、この日のため、勝つため、よくよく研究していたのだろう。
短い芝の上を力強く走り、シルバータイムを確実に捉え、追い詰めていた。
なまじスピードとパワーがあるだけに、シルバータイムを含め太陽一族はコーナーカーブに弱かった。
減速ができない性分と、競り合いに弱い一族の特徴を集中的に狙われ、シルバータイムはついに挟まれて外へ押し出される。
膨らんだ方がお得な一族ではあったが、今回ばかりはそうもいかない。
その日の内バ場はぬかるんで力の要る状態で、そこに逃げ込まれたらシルバータイムが勢いを取り戻す可能性がある。
すると勝ち目が無い、とゼロスかカドマツどちらかが思ったのだろう。
そして目論み通り、明らかに失速したシルバータイムに勝機を見たのかも知れない。
けど、ふたりは、そして他のウマ娘も、シルバータイムという光にばかり注目しすぎていた。
たったひとり。誰もが避ける内バ場を駆け抜けるゴールドシップを、見失っていたのだ。
「内から ── ゴールドシップ!? なんとゴールドシップ上がってきていた!! まるでワープッ!!」
会場のどよめきをものともせず、大捲りを見せたゴールドシップがゴール板を踏む。
完全に蓋をされ、身動きができなくなったシルバータイムの着順は、7着だった。
その後、未勝利のまま日本ダービーを迎えたシルバータイムは、しかし1番人気のままだった。
たった一冠。それも惜しいレースだった。あそこで蓋をされていなければ。内に逃げられれば。
擁護する声は高く、それだけジュニアシーズンのシルバータイムが鮮烈に走ってきた証拠だった。
当のシルバータイムもまだ気力が持っていた。
姉が制覇できなかった日本ダービーを勝てば、これまでの評判すべてがひっくり返る。
皐月賞で負った深い傷も何もかもが癒えて前向きになれる、と。
しかし現実はいつもそう単純にはいかない。
皐月賞ではかろうじてあった見せ場もダービーでは作れず、11着の二桁着順で沈む。
ゴールドシップは道中、シルバータイムを抜かした瞬間を良く覚えていた。
まだレースが終わっていないのに絶望していた。もう無理だと諦めていた。
諦めないことが、と口にしたウマ娘が沈んでいく。
ゴールドシップは唇を食んでただ前だけを向き、懸命に回した足は5着に食い込んでいた。
掲示板がチカチカと光る。
俯いたシルバータイムの地面にだけ、汗がぽつり、海を作っていた。
ダービー後からシルバータイムは明らかに精彩を欠いていた。
「まるで萎れていた頃のようじゃないですか」
同じく春二冠を無残に終えたジャスタウェイが呟く。
視線の先でシルバータイムが何かをトレーナーと話し合っていた。
秋以降のプランか、それとも他のことか。シルバータイムの顔色は良くない。
このふたりが互いを励ましていたことなんてゴールドシップも知っている。
目指している場所は同じなのだから、たどり着けない痛みも、それを分かち合うことも当然のようにあると分かっている。
けれど、まだ諦めきれないと踏ん張るジャスタウェイとシルバータイムの違いはどこにあるのか。
「妙なことを考えないで下さいね、ゴールドシップ」
何も言っていないゴールドシップにジャスタウェイが振り返る。
「私たちはまだ走ってますよ」
ラスト一冠。菊花賞。
秋の匂いが強まった10月。ここをメジロマックイーンが駆ったのは何年前だったか。
つい最近のような、遠い昔のような。言葉にはしなくてもゴールドシップはなんとなくメジロマックイーンが好きだ。
その軌跡を好んでなぞろうとまでは思わないが、心の隅にうっすらと何かが巻き付いているような気がしている。
ゴールドシップ自身がなぞろうと思わずとも、いずれメジロマックイーンの軌跡をなぞることになりそうだ、と。
軽くストレッチをしながらバ場を踏む。
ちらっと横を見ると、真珠色の髪が揺れた。
その隣にジャスタウェイはいない。
3000mはキツいと微笑み、私は秋天に行きますよ、と力強く頷いた。
あのダービーの敗北から幾日。
夏の札幌レース場で久々の勝利を飾ったシルバータイムは、重賞勝ち数を2に伸ばした。
シニア級のウマ娘も混じる札幌記念。重い洋芝を走破したその表情はどこか軽く、少しの息抜きになったように見える。
成功体験は人の心を成長させる。自分にもできた、という積み重ねが心を強くするのだ。
そうして菊花賞の舞台、京都レース場を踏んだシルバータイムの瞳にやどる覚悟は、きっと、本物だった。
でも思う。ゴールドシップだけは思う。
たぶん、その覚悟に、身体がついていかなかったのだ、と。
「なんだかんだ、札幌以外じゃサッパリだな」
あーあ、と失望したような声で誰かが言ったのを聞いた。
ゴールドシップは、目の前を走ったあの鮮やかな白さを思い出す。
開門と同時にひかりの矢が飛んだ。それはまっすぐ、綺麗に。
命がけの疾走だったように思う。
だってシルバータイムの全身から解き放たれていたアレは。
あの祈りにも似た一完歩は。
会場をアッと言わせた豪快な大逃げは。
何が何でも最後の一冠をもぎ取ってやろう、という闘志の表われだった。
けれど身体がついていかなかった。
3000mの長丁場に、シルバータイムの燃えさかるような覚悟よりも先に、身体が崩れた。
ラスト600の時点で足が少し震え、その向きが外に変わる。
だんだんと距離が縮まっていく恐怖心を、シルバータイムはどれほど堪えただろうか。
ひとかたまりになった先頭集団を撫で斬り、一気に頂点に辿り着いたゴールドシップにはもう、考える余裕もなかった。
レース後、姿を消したシルバータイムを探してゴールドシップは会場を彷徨い歩いた。
会場の外には出ていないはずだ。だって控え室にはジャージが残っていた。
自販機の裏、建物の隙間、ゴミ箱のなか、いろいろと見て回ってここにも居ないと息を吐く。
一瞬だけ空を見上げたゴールドシップは、まだ見ていない会場裏へと足を進めた。
果たしてシルバータイムはそこにいた。
膝を抱え、蹲り、水気を帯びた呼吸音が響く。
泣いていた。情けなく、小さくなって。
衝動的に走りそうになってゴールドシップは堪えた。
その側にエアグルーヴが膝を突き、白い手をシルバータイムの背に添えていたからだ。
ゴールドシップの優秀な耳は、ふたりの会話をそれとなく拾う。
一部では鬼のようとまで言われた副会長が、優しさに満ちた声でシルバータイムを慰めていた。
けれどただ優しいだけじゃない。前を向くよう諭す、親の慈愛にも似た優しさだった。
その光景にあの言葉が蘇る。シルバータイムに向けられた言葉。
散々期待しておいて、期待通りにいかなければグサリと突き刺すあの。
……もし、もしゴールドシップがあの時 ──。
「ねえ。妙なことを考えないでって言いましたよね、ゴールドシップ」
いつの間に近づいていたのか、ジャスタウェイが呆れたような顔で側に立っていた。
言葉もなく驚いたゴールドシップを見て肩を竦める。あーやれやれ、という効果音すら聞こえてきそうだった。
でも落とされた声はどこまでも小さく静かだった。
「ソレ。その優勝レイ。それは、勝者に相応しい努力を重ねた成果です。君が手にした優勝レイで、君だけのものだ」
ビシッとその指がゴールドシップを指さした。ちょうど、胸の辺りを。
「努力した君に一歩及ばなかった、私たちは確かに負けたのです。優勝劣敗の世界で、私たちは君に追いつかれ、君に負けた……それは自分自身の責任なのです」
だからこの胸の痛みはゴールドシップのものではない。
ジャスタウェイが、そしてシルバータイムが抱えるべき痛みであり、それはゴールドシップがもたらしたのでは無く、敗者が受けるべき痛みでしかない。
たどり着けなかった者が味わう痛みを、たどり着いた者が触るな。
淡く光るジャスタウェイの瞳がゴールドシップを射貫く。
思わず後退ったのを、ジャスタウェイの言葉が連れ戻した。
「駆ったならば進みなさい。勝ったならば振り返ること無く。でもどうしても私たちの痛みを無視できないのなら ──」
視界の端でシルバータイムが立った。
エアグルーヴの手を握り、何を掴み、顔を上げ。
宿した瞳の色。
「君にできることはたったひとつ。勝者らしく胸を張り、後続を煽り、頂点に座して、私たちと真剣に向き合うことですよ」
困るぜ相棒、そんなに焚きつけられたんじゃあこのゴルシちゃん、もう立ち止まれねえじゃねえか。
二冠ウマ娘ゴールドシップは笑い、瞳に黄金の光を宿した。
沈むことのない ──沈んでもまた果ての無い航路を征く、不沈艦のごとく。
クラシックが終わって11月末日。
シルバータイムはもう期待の欠片もない状態で府中の芝を蹴り上げた。
何も持っていないなら、何も失うものはない。
その覚悟は府中芝2400の中で燃え続け、落ちること無く、並み居るG1ウマ娘に食らいついての3着だった。
ゴール後の表情に絶望は無い。
あるのは尽きぬ闘志と悔しさと。また次、と睨み付ける諦めの悪さだけ。
そうして翌年の春。3月。ドバイの大地。
姉が2回挑んでたどり着けなかった黄金の国の頂きへ、今、シルバータイムは足を踏み入れようとしていた。
「さあ先頭は変わってジェンティルドンナッ! シルバータイムをサッと交わして先頭! これは征くかこのまま征くかッ! 三冠ウマ娘が ──!? いやッ、いやいや待てよともう一度! 今再びの太陽です! 上がってくるのはシルバータイム! ジェンティルドンナに食らいついてシルバータイムが上がってくる! どうだ並んだ残り200で! 姉が落とした2センチを! 妹が2バ身に変えて突き放すッ! なんということだドバイシーマクラシック! レコードが見えた! これぞまさにゴールデンタイム ──……ッ!!」
洋芝巧者と崇められたサンジェニュインが終ぞ取れなかったタイトル。
ドバイシーマクラシックをレコードタイムで走破したシルバータイムの視界はずっと揺れていた。
まるで水のドームの中に閉じ込められているかのような感覚の中で、誰かに抱きしめられる。
やった、やったな、と、シルバータイムよりも喜ぶ声が。
「お姉様……っ!」
シルバータイムよりも少し大きなサンジェニュインが微笑む。
歓喜に満ちた声がもう1度名前を呼んで、それからシルバータイムの背が押された。
「もっと褒めてやってくれよ。頑張ったんだぜ、オレの妹はさあ」
よろめいたシルバータイムを受け止めてゴールドシップが笑う。
あたぼうよ、と叫んだ声に、誰がべらんぼうだってぇ、と半笑いが響いた。
「おっしゃあシルバー! いっちょゴルゴルダンスとしゃれ込むか!!」
「ゴル、なんて!?」
「ゴルゴルダンスだよゴルゴルダンス!! またの名をネオアームストロングサイクロンジェットアームストロングダンスあるいはギンタ ──」
「言わせねえよ!?」
「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロングダンス!? 完成度たっけぇなオイ!!」
「急にどうしたジェンティルドンナ!!」
ウイニングライブでは勝者のシルバータイムや2着のジェンティルドンナと共に謎の葦毛ウマ娘も踊っていたが、石油王は笑って受け止めた。
第◇回サンジェニュインのお嫁さんレース(敬称略)
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エアグルーヴ
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ハルウララ
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ウオッカ
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カレンチャン
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海外牝馬組