転生したら最凶最悪の邪竜だった件   作:カルカルパッチョ

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戦闘シーンをね、やりすぎると精神がもってかれるんだよね。なのでほのぼのさせます。出来るかどうかは別だがなぁ!



14話 オリ主の休憩回?──いいえ、作者のメンタルケアです。

 

ふわふわした感覚で空中を漂う。

 

しかして足がつかない不安定感はなく、暖かい何かに包まれたもので逆に安心感を自身に与える。

 

現在の状況を把握することは働かない脳が許さないが、最近のことは思い出せる。

 

進化してから辛いことが増えた気がする。【火炎吐息】から【竜の伊吹】に変わったせいでもっと火力の調整が難しくなったし、【魔力炉】が【竜の炉心】になったことでアクティブからパッシブになり、威力が倍増。

 

本当に泣きそう。

 

戦闘するたびにクレーターか焦土が完成するのだ。自分の力が人外過ぎてひそかな癒しでもあった『一角ウサギ(アルミラージ)』も最近見なくなった。テリトリーを変えたのだろうか...

 

あのウサギを触ると野生でろくに手入れされていないはずなのに滑らかな手触り、かつ自分よりあつい体温でほっこりさせてくれる。

 

そうそうちょうど今感じてるような感覚だ。

 

あぁ、こんな毛で布団が作れたらどんなに幸福な状態で寝れるだろうか。と思いつつ腕のなかにある抱き枕らしきものをぎゅっと抱き締める。

 

キャウン!ウー、グルルル...

 

なんか悲鳴みたいなものが聞こえた気がしたけど...なんだ音がでるタイプの抱き枕か...つーかスゴいなぁ。俺、いつの間にドラゴンパワーで壊れない抱き枕手にいr「ガウ!」いっだだだだだ!?

 

急な痛みに頭が冴えて感覚が肌寒いものへと変わっていく。くそぅ、【痛覚耐性】と防御力を貫いてダメージを与えるとは...何奴!

 

曲者の姿を確認しようとして目を開ければ、目の前に広がるもふもふの世界。ふむ、至福ッ!

 

「お前だったのかぁー...」

 

頭を噛みつかれたまま目の前のもふもふした存在(ドッグシーフ)を存分に堪能し、ゆっくりと頭から離した。多分だけど俺が夢でした行動が現実にも起こっていたのだろう。本当に申し訳ない。

 

よしよし、とアゴのあたりを撫でてあげれば幸せそうに目を細めた。その内に眠くなってきたのか首を揺らしながら必死に抵抗している。

 

しかし健闘むなしく俺の撫でスキルと睡魔には敵わず、ついには俺に体を預けたまま眠ってしまった。

 

姿こそ犬と変わりないドッグシーフだが、これでも俺の【万能感知】をすり抜けて幾度となく逃走を成功させた歴としたモンスターだ。今はこんなにも可愛いが。今はこんなにも可愛いが!(大事なことなので二回)

 

周りをしっかりと見回すと未だに寝続けるドッグシーフたちといつもと変わらない洞窟の壁。...どうやら俺はまだ寝ぼけているようだ。

 

俺に寄りかかっているのを起こさないように抜け出し、床に転がるドッグシーフを踏まないように移動して顔を洗ってさっぱりすると、もう一度周りを見渡した。

 

それでもやはり状況は変わらず、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

全員自分の家かのように安心して眠っていて、起こすなんてことが出来るのは悪魔や天使もムリなのではないかと思うぐらい幸せそうな顔をしていた。

 

その状況にほっこりしつつも羽毛布団をとりだしてかぶせてやる。もう秋っぽい季節で少し肌寒いからなぁ。

 

今度は自分が寒くなったが、一人で居たときよりも確かな暖かさを感じつつもゆっくりと俺は目蓋を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、寒そうにしているオリ主に起きたドッグシーフが上にのったりして暖めていたのを起きたオリ主が見て可愛さに悶絶するのは、また別の話。

 




作者はネコ派。

ヴェルダナーヴァの一人称って?

  • 僕(作者はコレ)
  • オレ(主人公と分けるため、カタカナ)
  • ナーヴァ
  • 拙僧
  • 一人称ナシ(作者の負担が増大)
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