転生したら最凶最悪の邪竜だった件   作:カルカルパッチョ

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21話 待てッ!話せば分か──グブォ!?

 

「さーて、どうすっかなぁ...」

 

マジで何も考えてなかった俺は途方に暮れたのでした。まる。

 

何も考えてはいなかったが、別に何もしていなかった訳じゃない。ナーヴァ兄のにじみ出る覇気をバレないように解析させてもらった。まぁバレてた上に許されてた感じがしたけどな!

 

それでゲットしたのが【竜霊覇気】。

 

もちろん自分で獲得したわけじゃないから劣化版ということにはなるが、それでもエグい。

 

何だよ『耐性を無視した一種の麻痺状態を相手全員に与える』って!耐性を無視するって言っても同じ“気”系統ので対抗できるらしいけど獲得してるヤツは本当に一握りだろうし。

 

ちなみにこのチートがあってもどうにもできない状況が今です。ハイ。

 

まず俺が対処しないといけないことを考えていこう。

 

①防御貫通弾の排除

最優先事項。これをどうにか出来ないと例え他のことに対処出来てもゲームオーバー。帰ってもらったヴェルダ兄が超高速Uターンしてくる。

 

②黒幕(多分ユニークモンスター)を倒す

超高難易度クエスト。無数にいるワケわからん奴らの中からピンポイントで見つけ出して潰さなければいけない。なお、姿も強さも未知数である。

 

③上にいる奴らの掃討

②を達成出来ればこれも解決すると思いたい。出来るだけ【破壊者(コワスモノ)】は使いたくない。G並みの数がいると言っても過言ではない。

 

あ、言い忘れていたがこの世界にも“G”は存在する。しかもラスボス感溢れる黒い装甲に威圧感にじみ出る体つき。それでいてスピードはそのまま、かつ空も飛ぶ。

 

下手なユニークよりも強く、耐性は数知れず、何より増える増える。一匹いたら30匹どころか三桁は覚悟した方が良いレベルである。おっと足が勝手に震えてきた。あれ、おかしいな。別に寒いわけではないんだけどな?

 

閑話休題(この話は終わりだ)

 

とにかく先程あげた三つが俺の生きるか死ぬかの境界線である。

 

そういえば俺のステータスどんなものだったか忘れたな。ではさっそく、【予見者(ミサダメシモノ)】!

 

 

────────────────

 

成竜  種族:竜種

個体名:なし

 

固有スキル:【不老不滅】【竜の炉心】【竜の伊吹】

 

コモンスキル

【飛行翼】【思考加速】【気配遮断】【毒食み】【毒霧吐息】【竜鎧】【猛毒生成】【熱変動耐性】【瞬足】【危機察知】【狩猟本能】【鎧硬化】【豪腕】【状態異常無効】【痛覚緩和】【物理攻撃耐性】【精神攻撃耐性】【自然影響耐性】

 

エクストラスキル

【万能感知】【悪食】【飛鱗操作】【念話】【分身体作成】【並列思考】【肉体改造】【毒霧操作】【高速飛翔】【竜霊覇気(劣化)】

 

ユニークスキル

破壊者(コワスモノ)】【拒絶者(コバムモノ)】【浸蝕者(ムシバムモノ)】【予見者(ミサダメシモノ)】【譲渡者(サズケルモノ)】【生存者(イキルモノ)】【喪失者(ワスレシモノ)

 

────────────────────

 

いや多いなッ!?俺すご!

 

むしろこれにダメージ与えられるアイツらってやばくね?俺本当に勝てる?あ、ちょっと不安になってきた。兄さん呼び戻しそう。

 

『呼んだかい?』

 

「呼んでない」

 

『そう...』

 

シュンとうなだれてから映像が消える。オイやめろよ。事実なのに罪悪感が凄いだろ...。俺からしたら呼んでもないのに来たから突っぱねるようにしちゃったんだけども。いやごめんて。

 

...ごほん。まず①から対処していこう。

 

接近して弾丸を消すのは論外。遠くからワンショットワンキル決められて終わり。だとすると遠距離から奴らを潰せるのがいいだろう。

 

スキルを見る限り...【毒霧吐息】【竜の伊吹】【飛鱗操作】──少なくね?もしかして遠距離戦弱者の糞雑魚ワロた人間の方ですか?

 

毒はなぁ...いや、強酸ガスならいけるか。どうにか弾丸を触れただけで溶かせるとか、そんな感じの。聞いたことも見たこともないけど【猛毒生成】を使えば新しい物質だとしても作れるかもしれない。

 

弾丸の効果が『防御貫通』だからといって全く影響を受けないわけじゃない。防御しないよりも威力は落ちるし、そらすことだって出来る。なら防御として放った毒霧の中をとおっても潰せるはずだ。

 

!──いいこと思いついたぜ!どうせ新しい気体を作るんならもう一つ追加しちまおう!

 

りゅうのわるだくみ!

とくこうがぐーんとあがった!▼*1

 

あとは②の黒幕の見つけ方だが...こんなこと出来るならおそらくユニークモンスターの可能性が高い。つーかそうじゃなかったらヤバすぎる。

 

もし、万が一にもユニークモンスターじゃなかった場合は、俺の【予見者】によって奴らと黒幕のつながりをみる。辿れるかは分からないが、全員が全員繋がっているだろうから一体だけに絞り込めるだろう。

 

③...は後で考えよう。たぶんそろそろ時間だ。

 

そういえば言ってみたかったことあったんだよね。

 

「そして時は動き出す...」

 

あ、ヤベッ手の中にあるこれどうしよ。待てっ話せば分か──

 

竜のセリフと同タイミングで時は流れはじめ、静止していた弾丸がまた降り注ぎはじめる。

 

イッタァ!?ちょ、落ち着けって!いまローブを【侵蝕者(ムシバムモノ)】の『空間収納』で取り込んでるからな、な!?あー!今かすった!絶対かすったって!

 

しかし状況は変わってないというのに心の声は段違いであった。ヴェルダと会ってなければこの余裕はなかったことだろう。それだけ心に余裕が出来たということだろうか。

 

収納が終了するのと同時に動かない体はそのままに首を180度回転させつつ奴らのいる方向へと【猛毒生成】【毒霧吐息】【毒霧操作】の三コンボで強酸性の壁を作り出す。

 

作成途中ではあったが顔面に飛んできた弾丸はドロドロの液体となって溶けていったことを見れば作戦が成功したということは一目瞭然だ。

 

問題は瓦礫すらも溶かして液体になったことで竜が窒息死という想像の斜め上をいく死因になりそうである、ということか。さすがは我らがオリ主である。そこに痺れる憧れるゥ!

 

さらにはいままでありとあらゆる状況を味わってきたため、さほどパニックに陥ることはなく、次の行動に移すことが出来ていた。

 

放出していた毒霧で俺の下に回るように操作し、首を元の状態に戻しておく。瓦礫が溶けたおかげで、その対処に追われた奴らが攻撃を止めてくれたことは僥倖だった。

 

俺が作ったのは『強酸性の可燃性ガス』。つまりは火気厳禁の爆発を起こすヤベー代物。それを下側に回したことでこれからすることの予想はついただろう。

 

奴らに体勢を整えられる前に意を決して【竜の伊吹】を使う。

 

ところで思ったのだが、

 

(あれ、この爆発で空を飛ぶのってなんか──)

 

「デジャブだあぁぁぁぁァァァァ!!??」

 

着地は考えているのだろうか?

 

*1
実際は何もない





久々の用語解説

『G』
お馴染みのアイツ。この世界にも存在するがオリ主が汚物として熱殺菌した。キメラのあり得ないレベルで増殖する原因はコイツのせい。たのむから一生日陰にこもってろ。
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