転生したら最凶最悪の邪竜だった件   作:カルカルパッチョ

28 / 29

できたてホヤホヤのホヤです。

久々のグロ描写。残念ながらまだ最強ではないオリ主じゃ勝てないよ。そしてこれは果たして死ネタになるのだろうか?

あといまいち天使たちの口調とか分からないんで感覚で書いてます。あとで直すかも。



27話 切腹って痛そう(小並感)

 

前回のあらすじ!

俺は転生オリ主、ヴェルディクス。

怪しげな兄を名乗る人物についていき、巧みな話術でそそのかされた俺が気がついたときには───なんと幼女になっていた!

 

 

 

「...なんで?」

 

「いや僕に言われてもわからないけど。」

 

玄関前であることも忘れ2人で唸りながら原因を考えていく。

 

まず俺が使ったのは『反転』。【虚飾者(キカザルモノ)】が進化したアルティメットスキル【虚飾之王(ヴァニタス)】による物だ。

 

虚飾之王(ヴァニタス)

主な能力としては3つ。

過去に起こった出来事を自在に変える『過去改変』。

現在においてあり得ない事象を作り出す『事実曲解』。

そして、今回の騒動の原因となった『反転』。

 

『反転』に関してはそのままで付与した物を真逆の物に変えるのだ。今やったのは自分自身に『反転』を付与する事。

 

「...何」

 

そこまで話を聞いたナーヴァ兄は呆れたような顔をしながらため息を吐いて話し始める。

 

「あのねぇ...それだけ聞いてもわかるけど、多分そのスキルの本質はあり得ないことを起こしたり、もしくは有ったことを無かったことにすることなんだよね。」

「でもって『反転』って効果だけは他の2つと比べて本質から離れてるってこと。」

 

「...だから?」

 

「言ってしまえば、応用編ってこと。...アルティメットスキル覚えたてかつ初使用が応用で基礎もできてないのに上手くいくわけがないでしょ。」

 

なるほど、そりゃあスキルも暴走していろんな所反転するだろうよ。今わかってるのは少なくとも種族、性別、身体年齢か。あとは口調もか?しゃべりづらいしありそう。

 

「ん...理解」

 

「じゃ、とりあえず中に入ろう。今下手に戻そうとしたら何が起こるかわからないし。ただいまー!」

 

ナーヴァ兄が扉を開くとそこには──誰もいなかった。

 

?...おかしいな。道中兄に聞かされた話では七人の部下たちが働いていて主人()の帰りを待ち遠しくしているって言ってたはずなんだけど。

 

隣の兄へ視線を向けるとその兄も首を捻っている。

 

「あー!ナーヴァ様やっと帰ってきたー!」

 

静かな屋内で明るい声が響く。声の方には白い翼を背中から生やしたツインテールの女の子、がめっちゃやべー速度で走ってくる。

 

「あっピコ!皆は──「そんなこといってる場合じゃないよ!3日分の仕事がたまってるんだから!」グェッ」

 

そしてそのままナーヴァ兄を連れていったとさ。いや俺に知らない場所でどうしろと言うのか。あれか今すぐ泣いてやろうか。今のこの幼女ボディーなら簡単だぞ?

 

...割とガチで何すれば良いかわからん。こんな時はぐー●る先生に頼ろう。

 

(えーっと、兄が連れ去られ知らないとこで一人にされました。私はどうすべきでしょうか。)

 

『解、今すぐその場所から離れることを推奨します。』

 

「ギャー!!!!!」

 

誰もいないはずの空間で声が響く。というわけでもなく、叫んでから声は頭の中でしているだけであることに気づいた。ということは自分の何らかのスキルということで

 

(あなたは何ていうスキル?)

 

『解、当スキル名は【真眼之王(ホルス)】。能力として『千里眼』『完全看破』『森羅万象』を持ちます。』

 

(『神の使い(ホルス)』ねぇ、千里眼に森羅万象...コレハトテツモナイスキルダナー。ん?そういえばなんでこの場所から離れなきゃいけないの?)

 

『解、それは──』

 

「ピコ!ヴェルダナーヴァ様がご帰還なされたとは本当か!」

 

バンッと扉が壊れんばかりの開き方をして出てきたのはツンツン頭の青年。さっきのピコ?という少女を追ってきたらしい。あ、いま目があった。

 

「おい、そこの人間。貴様はなぜここにいる。」

 

(やべ、多分これ侵入者を見る目だ。軽く威圧してるもん。っていうことはちゃんとナーヴァ兄に連れてこられたって言わないと攻撃されるじゃん。)

 

「...........」

 

「答えられない、か。ならば死あるのみ。」

 

(ちょ...ちょっと待って!?何で動いてくれないんですかねマイボディー?敵対認定されちゃったよどうすんだよ。)

 

『告、個体名ヴェルディクスの体は『反転』により種族、性別、年齢、体質、性格などに効果が見られます。』

 

(つまり?)

 

『“普通に会話できる”から“寡黙”へと『反転』しています。さらに顔も“無表情”になっています。』

 

(Oh...そりゃ動かんわけだ)

 

「安心しろ、血が出る暇もなく一思いに殺ってやる。天星宮を汚されるわけにはいかないのでな。」

 

安心できる要素が一つもない宣告を聞きながら青年の動きに注意を払う。

 

最悪、ナーヴァ兄か話がわかる人が騒ぎを聞きつけてここにくるまでの時間稼ぎが出来ればいい。

 

青年がおそらくスキルで剣を召喚する。スキルで召喚する剣は魔素を使う量が他よりも段違いに多い。そのぶん切れ味は込めた魔素の分だけあがる。

 

まぁ、あの剣程度なら俺の鱗は傷が付く程度で深いものにはならないだろう。勝ったなガハハ

 

『告、個体名ヴェルディクスは『反転』によって種族または体質が変化したため一部スキルが使用不可となっています。』

 

ハ?

 

『主な使用不能のスキルは【竜の炉心】【竜鎧】【鎧硬化】【飛鱗操作】【飛行翼】【高速飛翔】です』

 

...ハ?

 

『故に逃げることを推奨します。』

 

ハハ、闘争じゃなくて逃走すべきだったってか!こりゃ一本とられたわ!ハハハハハハ

 

って言ってる場合かぁ?!

 

防御系スキルが軒並み使えないとわかった瞬間、【瞬足】でナーヴァ兄のもとへ

 

「遅い」

 

駆け出した体が()()()()()()で進む。制御を失った体が前に倒れこみ、それを俺は見ていた。

 

それが俺の体だということに気づくのにあまり時間はかからなくて

 

(うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだ嘘だうそだウソだうそウソ嘘嘘───)

 

「冥土の土産にでも覚えておけ。私の名はフェルドウェイ。ヴェルダナーヴァ様より天使長の立場を預かるものだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(───俺が死ぬなんてこんな現実、ウソに決まっている)

 

瞬間、走馬灯のようにさっきの場面が自分とは違う目線で頭に流れる。

 

俺が足に力をこめる。

 

フェルドウェイと名乗った青年が力をこめる。

 

俺が加速するよりも早くフェルドウェイが加速する。

 

首を斬られる。

 

俺が加速する。

 

ばちばち、ジジジ。ノイズが走った。

 

俺が足に力をこめる。

 

フェルドウェイと名乗った青年が力をこめる。

 

俺が加速するよりも早くフェルドウェイが加速するをしようとして足が滑り、加速できなかった。

 

首を斬られる

 

俺が加速する。

 

 

目を開いて後ろを見るとフェルドウェイが驚きの表情で固まっていた。しかしそれも一瞬で、舌打ちをしながらもすぐに体制を立て直す。

 

今度こそフェルドウェイも加速する。さらに使っているスキルの違いか速度も俺より速く、このまままっすぐ進めばすぐに追い付かれることになるだろう。

 

『告、解析の結果同スキルに違いない事が判明。おそらく単純な筋肉量であると推測されます。』

 

(筋肉なら俺もあるんだけどねぇ!)

 

『解、『反転』の影響です。』

 

(ちくしょう納得出来るのが腹立つ!!)

 

【瞬足】を解除しないまま、新しく【瞬足】を発動し保持する。【瞬足】は溜めのあとに加速するスキルだ。そして走っている時にためることも可能だ。

 

縮まりかけていた距離を2つ目の【瞬足】でもう一度突き放す。足に痛みがあったが気にせず走り続ける。

 

後ろから飛んできた斬撃に体が分断される

何もないところでつまづいてその頭上を斬撃が通過した。

 

痛む腹を押さえながら前転の後に立ち上がって3つ目の【瞬足】で再加速。スピードは落ちたが最小限にとどめれたはずだ。

 

そしてさっきから起こってるこの自分が斬られたあとにノイズが走り、斬られなかった場面に変わるのはきっと【虚飾之王(ヴァニタス)】の『過去改編』によるものだろう。

 

ほら今も左に体勢を崩したところに斬撃が右側を通りすぎる。

 

ただ痛みだけはどうにもならないようで、前の場面で斬られた部分がじくじくと痛む。【痛覚緩和】で緩和できている気がしないから【痛覚無効】だったとしても効果はないだろう。

 

まあ、とりあえず【虚飾之王】で何とかはなっているがどれだけ魔素を使うのか分からない以上、防戦一方の状況は出来るだけ早くどうにかしなければいけない。

 

『告、残りの魔素量は全体の約八割です。』

 

(おもったより消費が少ないな...少なくとも半分は持ってかれてるかとおもってた。)

 

『解、個体名ヴェルディクスはヴェルダナーヴァの名付けにより魔素量が約十倍に上昇しています。』

 

(じゅっ!?なるほどねぇ、十分消費エグかったわ。前だったらすでに2回は魔素切れ起こしてるってことだぅわッ!?)

 

溜めていた【瞬足】が暴発し体が浮き上がり、そのすぐ下を斬撃が通りすぎる。

 

しかし直近の死は回避できるとはいえその後のことは保証されないのか、今の暴発によって足を怪我し、逃げる速度がすこしだけ落ちる。

 

すこしだけでも十分だったようで、フェルドウェイが離れていた距離をじわじわと詰まり始める。

 

(ヤバイヤバイヤバイ!このまま捕まったら死ぬまで殺される未来しかみえん!なんかこの窮地を脱する方法は──思い浮かばなかったので【真眼之王】にお願いしたいとおもいます。)

 

『...解、現状を回避するため近くの扉へ駆け込むことを推奨。その際スキルの使用により回避可能と判断。実行しますか?』

 

(何でもいいから早く!)

 

『了、実行します。』

 

【真眼之王】のいう通りに近くの扉を開き、俺の口がスキルの補助によって正確に言葉をつむぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「『起きなさい【境界之竜(ヴリトラ)】』」

 





切腹()

用語解説のこーなー

虚飾之王(ヴァニタス)
前回の元凶。ディクスちゃんは私が育てました。8番目の大罪系スキルであり、無いものを有るものに変える力を持つ。
能力は『過去改編』『事実曲解』『自己改竄』『反転』『真偽解明』『武器召喚(偽)』。
なお、ディクスちゃんは『武器召喚(偽)』を忘れていたため使いませんでした。

真眼之王(ホルス)
無事大賢者ポジにおさまったチートスキル。視野と解析に特化した感じ。
能力は『思考加速』『並列演算』『詠唱破棄』『千里眼』『完全看破』『森羅万象』etc...
智慧之王(ラファエル)】と比べると能力は少ないが『千里眼』により現在起こっているすべての事象に関して観察が可能。

境界之竜(ヴリトラ)
めんどうなのでまたあとで

豬∬サ「荵狗ォ(繧ヲ繝ュ繝懊Ο繧ケ)
解析失敗。再度実行します。解析sssssこき、絵湯と、すたてらけほ、)

ディクスの武器は...

  • 両手剣(やっぱ無難に剣でしょ)
  • 双剣(いやここは手数で攻めよう)
  • 斧(幼女が頑張って振るう斧ってイイよね)
  • 銃(遠距離制圧さいきょう!)
  • 弓矢(銃より火力がヤバくあれ)
  • 素手(さぁ!殴り合おうか!)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。