転生したら最凶最悪の邪竜だった件   作:カルカルパッチョ

6 / 29
気をつけろ!(時間が)飛ぶぞ!あと少なめ


5話 この世界はファンタジーと聞きました

拝啓、お母さんお父さんお元気ですか?

 

俺は今───

 

 

「『ギャァォォォス!!』」「『アオォォォォン!!』」「『グゥガァァァァ!!』」「『キチチチチチ!!』」「『ガァァァァァ!!』(もうヤダぁぁ!)

 

 

──どこか見たことあるような見た目(ヘビ、イヌ、ライオン、カマキリもどき)から逃げています。

 

不甲斐ない息子でごめんなさい。でもこっちに来たらあなたも言うとおもいます。

 

『あれはムリ』と...

 

 

 

 

 

 

 

はい、どうもードラゴンさんだよー。

 

生まれ落ちて、兄弟に襲われ、親から逃亡。あれから10年ほどたち、いろいろあったけれど未だに幼竜なのはどうかと思う。

 

え?崖から落ちてどうやって生き残ったかって?偶然、真下にいたモンスターをクッションにして生き残ったけど、なにか?

 

俺的には最後の一瞬ギャグにしたことが分岐点だったと思うんだよねー。ほら、ペン(ギャグ)(暴力)より強いって言うし。

 

10年。俺が過ごした時間は長いようで短い。人間は思い出が少ないほど時間がたったときに短いと感じるらしい。実際、俺はそうだった。

 

10年間では誕生してからと比べて驚くほどイベントがなかった。もちろん全然なかったわけではない。むしろスキルを使うほど性能が上がってったりした。

 

例を上げるなら【竜鱗】は【竜鎧】となり【解析・鑑定ex】は【看破者(ミヌクモノ)】に進化したことで念願の【思考加速】と【並列思考】を手に入れたことだね。

 

他にも親(?)に追いかけられたり、腕が異常発達したゴリラ、虹色に光るゴリラ、体が燃えるゴリラ、ミサイルを飛ばすゴリラなど、ゴリラフェスティバルが開催されてたりもした。

 

そう、10年の間なにが起こったか、なにをしたかも当時のように思い出せる。が、どうしても前世の記憶だけが薄れて消えかかっている。

 

なぜかは全くと言っていいほど分からない。

 

これが子供の時の記憶から消えていくなら分かる。だが違う。ぽっかりと穴が空いたように、虫食いが出来たように一部の記憶だけが抜け落ちていた。

 

 

まぁ、考えても分からないから今こうして肉を食らっているところなのだが。

 

【自己再生】を取得したのに相も変わらず右腕は再生せず、むしろ断面に【竜鎧】と呼ばれるにふさわしい大きな鱗が生え始めていた。

 

今の姿は前が面影程度にしか残っておらず、黒い鱗の一部が肥大化。さらに少しづつ成長しているのか生まれた時は2メートルに満たないぐらいだったのが今では5メートルを超えている。

 

ちなみに今のスキルがこれだ。

 

 

────────────────

幼竜(ドラゴンベビー)  種族:竜種

 

コモンスキル

【威圧】【滑空翼】【思考加速】【毒食み】【苦痛耐性】【火炎吐息】

New!【竜鎧】【自己再生】【毒霧吐息】【猛毒生成】【熱変動耐性】【瞬足】【危機察知】【狩猟本能】【鎧硬化】【豪腕】【毒霧吐息】

 

エクストラスキル

【魔力炉】

New!【毒無効】【虫の知らせ】【悪食】【飛鱗操作】【念話】【環境適応】【分身体作成】【万能感知】【並列思考】

 

ユニークスキル

破壊者(コワスモノ)】【拒絶者(コバムモノ)】【浸蝕者(ムシバムモノ)

New!【看破者(ミヌクモノ)

 

────────────────────

 

いやー頑張った頑張った。ん?スキル一気に増えすぎでは...だって?いや裏技があったんだよね。

 

【侵蝕者】で生きてる相手を取り込み、【看破者】で敵のスキルを解析する。そうすると限定的にだが敵のスキルを取得できるんだとさ。

 

 

もちろん制限はあった。

 

まずは生きている相手じゃないといけないこと。

死んでいる相手に【侵蝕者】を使ってしまうと全てが魔素として還元されてしまうのだ。当然、スキルとして存在しているものすらも還元されるので、解析できなくなってしまう。

 

2つ目は一部のスキルしか取得できないこと。

生きている相手だったとしても約半分は魔素として還元される。残りの半分にある魂の情報からスキルの情報を抜き取るので何体も取り込むはめになったし。

 

3つ目、解析が難しすぎてスキルを解析している間はほぼ無防備になることだ。

いや、マジでムズすぎる。【思考加速】に【看破者】のフル稼働でようやく3日で済むぐらい。実際はそれをやると外の脅威に抵抗できなくなるからやらない。が、敵がいないところでフル稼働したりしなかったりを繰り返して頑張った。

 

おかげでここまで強くなれたがまだ安心できない。

 

なんせほぼ全ての魔物を取り込んできたといっても過言ではない俺であるが、それでもアイツのスピードに勝てる者はいなかった。

 

体感だが半分どころか3割にも満たない。それほどまでに速かった。

 

まぁアイツはそろそろ倒そう。それはそれとして...

 

 

看破者(ミヌクモノ)

・『世界の言葉』への検索権限

・魔素量で上回る相手の真偽の判定

・感知系スキルの精度上昇

・高精度の解析・鑑定能力

・擬態系スキルの看破

 

 

【看破者】を鑑定してみた結果がこれだ。めっちゃ見やすくなってた。

 

あとスキルの獲得を告げるあの声って『世界の言葉』っていうんだな。つかなんだよ検索権限って。なんでも教えてくれるわけじゃなかったし。

 

それよりもファンタジー世界のくせしてスライムだのゴブリンだのはいなかった。かわりに凄い種類豊富なゴリラはいた。意味分からん。

 

このゴリラが意外とつよい。

 

デカイ見た目とは裏腹に出るスピード。一撃一撃が致命傷となりえるパワーに頭が回る。さらには群れをなす個体もいる。

 

パワーとスピード、ガードの硬さはそれぞれだが、どいつも高水準。空中からの敵にも投擲で対応する。あの特異個体(トカリプトル)をのぞけば間違いなくコイツが生態系の頂点だっただろう。

 

...ファンタジーってなんだっけ

 

 




オリ主チートスイッチオン!

っていうけどなろう系主人公のチート具合に勝てるわけないだろ!?リムルが成長チートすぎんだよォ!

ゴ・リラ
10匹に1匹の割合で逸脱した個体が生まれるモンスター。ほとんどが体の一部の肥大化だったりするが稀に最初からエクストラスキル複数持ちが現れることがある。
生物の中でも珍しく、力よりも知能で群れの頂点が決まる。

ヴェルダナーヴァの一人称って?

  • 僕(作者はコレ)
  • オレ(主人公と分けるため、カタカナ)
  • ナーヴァ
  • 拙僧
  • 一人称ナシ(作者の負担が増大)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。